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Jw_cad

Jw_cadの立面図と断面図の書き方|平面図から位置と高さを取る

編集部 読了 約25分

  • Jw_cadで立面図と断面図を作図する方法を知りたい
  • 断面図の屋根の勾配の線が引けない…
  • 平面図と立面図の位置がずれてしまう

2次元CADのJw_cad(ジェイダブリューキャド)で立面図と断面図を作図するときは、平面図の通り芯から横の位置を取ります。

しかし、2つの図面は平面図と別の場所に作図し、平面図には高さがありません。そのため、通り芯の位置を写す手順と、床や軒の高さを決める手順が要ります。

この記事で解説するのは、木造の平家の平面図から、断面図を1つと立面図を2面作図する手順です。

平面図を回して写して通り芯を下ろす方法、高さの線を複線で引き、屋根の勾配を傾きの欄で引く方法、断面図の外形と高さから立面図を作る方法が分かります。

画面:Jw_cad Version 10.03.6(Windows 11)

Jw_cadで作図する立面図と断面図とは

この記事で作図する平面図と断面図と立面図
上が平面図。下は左から南立面図・A-A断面図・西立面図

立面図は、建物を外から水平に見た形を表した図面です。壁や窓、屋根の高さと幅が分かりますが、奥行きは表れません。

断面図は、建物を垂直に切ったと考えて、その切り口を表した図面です。床・天井・軒・屋根の高さを示します。

この記事の見本は、Jw_cadの平面図の書き方で作図した木造の平家(1LDK)です。

屋根は南が高い片流れ(一方にだけ傾く屋根)で、勾配は3/10、軒の出(屋根の先が外へ出ている長さ)は4方とも通り芯から600にしました。

この記事では、南北の通り芯を西からX0・X1・X2・X3・X3a・X4、東西の通り芯を南からY0・Y1・Y2と呼びます。X3aは、トイレと収納のあいだの通り芯です。

断面図は南北に1つ切り、立面図は南と西の2面にしました。記事の中の数字は、どれも実寸(mm)で書いています。

高さ・屋根の厚み・窓の高さは、この記事で決めた例です。

立面図と断面図を作図する手順は、次の7つです。

  1. 断面図と立面図のレイヤグループを決める
  2. 平面図に切断線を描き、断面図の通り芯を下ろす
  3. 高さの線と屋根の勾配を引く
  4. 壁・床・天井と開口を描く
  5. 室名・寸法・記号を入れて断面図を仕上げる
  6. 西立面図を断面図の外形から作図する
  7. 南立面図を平面図と断面図から作図する

1〜5で断面図を、6と7で立面図を作図します。断面図を先にするのは、立面図の屋根や軒の高さを断面図から取るためです。

断面図と立面図のレイヤグループを決める

レイヤ設定でグループ名とレイヤ名を付けた所
レイヤ設定の窓。グループ3のタブ(赤い枠)に、グループ名「断面図」とレイヤ名(赤い枠)を入れた所

断面図と立面図は、平面図と別のレイヤグループに、1つずつ分けて作図します。レイヤグループは、レイヤを16枚ずつまとめた束で、グループごとに縮尺を持ちます。

見本では、平面図がグループ0、断面図がグループ3、立面図がグループ2です。番号は、住宅1棟の図面を分けるときの割り方の例(0と1に平面図、2に立面図、3に断面図)にそろえました。

レイヤ設定の窓を開く

メニューバーの設定のレイヤを押します。

グループ3に断面図の名前を付ける

グループのタブで下の段の3を押し、グループ名に「断面図」と打ってEnterを押してください。

レイヤに名前を付ける

レイヤ状態のボタンを右クリックで選び、レイヤ名に名前を打ってEnterを押します。見本では、0を「通り芯・高さ」、1を「断面線」、2を「室名・寸法・記号」、8を「平面図の写し」にしました。

グループ2に立面図の名前を付ける

グループのタブで2を押し、グループ名を「立面図」にします。レイヤは、0を「通り芯・補助線」、1を「外形線・窓」、2を「図面名」にしてください。

縮尺を確かめて閉じる

グループ2とグループ3のタブで、グループの状態の右のS=1/100を見て、縮尺が平面図と同じ1/100かを確かめます。確かめたらOKを押してください。

違うときは、ステータスバーの縮尺のボタンで、そのグループの縮尺を1/100にします。

これで、グループ3が断面図、グループ2が立面図になりました。

平面図に切断線を描き、断面図の通り芯を下ろす

切断線と見る向きの矢印を描いた平面図
X1の通り芯から600東に引いた切断線と、両端の東向きの矢印と「A」

断面図の横の位置は、切る所を平面図に描き、平面図を回して写し、写した平面図から通り芯を下ろして取ります。切る所を示す線を切断線といい、一点鎖線の両端に記号を付けて描きます。

見本では、LDKの南の掃出し窓と、洗面脱衣からLDKへのドアを横切る所で、南北に切りました。見る向きは東です。

東を見ると、左が北・右が南になり、あとで作図する西立面図と左右がそろいます。

平面図に切断線を引く

平面図の文字のレイヤ(見本ではグループ0のレイヤ6)を書込レイヤにします。メニューバーの設定の線属性で、線色1・一点鎖1を選んでください。

複線でX1の通り芯をクリックし、「600」と打ってEnterを押して、東の側をクリックしてください。

切断線を文字のレイヤに描くのは、あとで平面図を写すときに、文字や寸法のレイヤと一緒に非表示にして、写らないようにするためです。

矢印の始点にする補助線を引く

線属性で補助線種(印刷されない線)を選び、複線で切断線から1000東に線を引きます。

見る向きの矢印を引く

線属性を線色1・実線に戻し、/(線)を押します。コントロールバーの水平・垂直にチェックが入ったまま、<---にチェックを入れ、寸法に「1000」と入れてください。

矢じりは線の始点に付き、線を引く向きと反対を向きます。補助線の上の端を右クリックして西へ引くと、切断線の端から東を向く矢印になります。

下の端からも、同じように引いてください。

補助線を消して記号を書く

消去で補助線を右クリックして消し、文字で矢印の先に「A」と書きます。線のコントロールバーの寸法の値は消して空にし、<---のチェックは外しておきます。

平面図を範囲で選ぶ

書込レイヤを断面図のグループ3のレイヤ8にし、平面図の敷地・文字・寸法のレイヤ(見本ではグループ0のレイヤ5・6・7)を非表示にします。

[編集]の図形複写(左のツールバーの複写と同じ)を押し、平面図を範囲で囲んでください。

平面図を範囲で選んだ所
範囲で選ばれた線は色が変わる。次は基準点変更(赤い枠)を押す

基準点と作図属性を決める

基準点変更を押し、X0とY0の交点(平面図の南西の角)を右クリックします。作図属性を押し、●書込み【レイヤ】に作図を選んでOkを押してください。

回転角90で写す

回転角に「90」と打つと、平面図が反時計回りに90度回った形で付いてきます。あとで南立面図を元の平面図の真下に作図するので、写す平面図は元の平面図の右に置きます。

見本では、回した平面図のX0とY0の交点を、元の平面図の同じ交点から右へ約17,400の所でクリックしました。グループ3のレイヤ8に写ります。

回転角90の仮表示
回転角「90」と、左上の「●書込レイヤに作図」(赤い枠)。左上の表示は、作図属性で選んだ●書込み【レイヤ】に作図のこと。右に、北が左・東が上に回った平面図の仮の形が出ている
回して写した平面図
左が元の平面図、右がグループ3に回して写した平面図。北が左、東が上

通り芯を下ろす

書込レイヤをグループ3のレイヤ0にし、線属性を線色8・一点鎖1にします。

線のコントロールバーで水平・垂直にチェックを入れ、写した平面図のY2・Y1・Y0の通り芯の下の端を右クリックして、元の平面図の下の端より7,000ほど下まで引いてください。

通り芯を下ろした所
左からY2・Y1・Y0の3本を下ろした所。断面図はこの下に作図する

これで、断面図の横の位置が平面図と同じになりました。

高さの線と屋根の勾配を引く

GL・1FL・軒高の線
下から、GL・1FL・軒高の3本の高さの線

断面図の高さは、GLの線から複線で1FLと軒高の線を引き、屋根は傾きの欄に勾配を入れた線で引きます。GLは地面の高さ、1FLは1階の床の高さです。

見本では、1FLをGLから500、軒高をGLから3,200にしました。この記事では、北の壁の通り芯(Y2)で屋根の勾配の線を引き始める高さを、軒高にしています。

GLの線を引く

/(線)で、水平・垂直にチェックを入れ、下ろした通り芯の下のほうに横に1本引いて、GLにします。書込レイヤと線属性は、通り芯と同じレイヤ0・線色8・一点鎖1のままです。

南立面図を元の平面図の真下に作図し、その高さをこの断面図から横に取るので、GLは元の平面図より下に引きます。見本では、元の平面図の下の端から約6,400下にしました。

GLの長さは、Y2とY0の通り芯から外へ1,000ずつ出るくらいにします。あとで軒の出の補助線と交わる点を使うためです。

1FLと軒高の線を複線で引く

複線でGLの線をクリックし、「500」と打ってEnterを押して、上の側をクリックします。もう一度GLの線をクリックし、「3200」で軒高の線を引いてください。

複線500の仮表示
複線間隔「500」(赤い枠)。GLの線から500上に仮の線が出ている

傾きに勾配を入れる

/(線)を押し、コントロールバーの水平・垂直のチェックを外して、傾きに「//0.3」と入れます。

「//」を付けると、数字が角度ではなく勾配として読まれます。0.3は3/10の勾配で、水平に10進むと3上がる傾きです。

傾きに//0.3を入れた所
傾き「//0.3」(赤い枠)。ステータスバー(赤い枠)の角度が16.699°になっている

勾配の線を引く

Y2の通り芯と軒高の線の交点を右クリックし、南(右)へマウスを動かしてクリックします。北の壁から南へ上る、屋根の勾配の線が引けます。

引けたら、傾きの値を消して空にしてください。

勾配の線
Y2と軒高の交点から南へ上る勾配の線

勾配の線は、屋根の厚みを決めるための基準の線です。

軒の出の補助線を引く

線属性で補助線種を選び、Y0とY2の通り芯から外へ600の所に複線を引きます。これが軒の出の補助線です。

屋根の上面と下面を引く

書込レイヤをレイヤ1、線属性を線色3・実線にします。勾配の線から複線で、100上に屋根の上面、150下に屋根の下面を引いてください。

屋根の線を軒の出にそろえる

伸縮で軒の出の補助線を右ダブルクリックして基準線にし、勾配の線・上面・下面の残す側をクリックします。南北の両方の補助線で同じようにそろえてください。

軒先を閉じる

屋根の先(軒先)で、/(線)で上面と下面の端を右クリックして結びます。南と北の2か所です。

屋根の上面と下面と軒先
軒の出600にそろえた屋根。軒先は上面と下面の端を結んだ

南の軒先の上面は、GLから5,122の高さです(あとで書く寸法で測った値)。ここが最高高さ(建物のいちばん高い所の高さ)になります。

これで、高さの線と屋根ができました。

壁・床・天井と開口を描く

通り芯から複線で引いた壁
南北の外壁と、Y1の部屋の間の壁。Y1の壁の上の端は、Step 5で天井にそろえる

壁は、通り芯から複線で引き、床と天井の線を入れて、窓とドアの所は節間消しで壁を切ります。壁の厚さは、平面図と同じ150です。

壁の線を複線で引く

複線で、Y2・Y1・Y0の通り芯から両側へ75ずつ線を引きます。書込レイヤと線属性は、屋根と同じレイヤ1・線色3・実線のままです。

外壁をGLと屋根の下面にそろえる

伸縮でGLの線を基準線にし、南北の外壁の4本をクリックします。続けて屋根の下面を基準線にして、同じ4本をクリックしてください。

南北の外壁は、GLから屋根の下面までの線になります。

Y1の壁の下の端を1FLにそろえる

1FLの線を基準線にし、Y1の壁の2本をクリックします。Y1の壁は部屋のあいだの壁で、床の上に立っています。

床と天井の線を引く

床は、/(線)で、Y2とY0の壁の内側の線と1FLの線の交点を、右クリックで結びます。天井は、床の線から複線で2400上に引いてください。

Y1の壁を天井にそろえる

天井の線を基準線にし、Y1の壁の2本をクリックします。

床と天井の線
1FLの床と、床から2,400の天井。Y1の壁は1FLから天井まで

GLを線色3で引く

GLの線の両端を右クリックして、線色3・実線で同じ所にもう1本引きます。高さの線(一点鎖線)とは別に、地面の線として描くためです。

開口の上端の補助線を引く

補助線で、1FLの線から複線で2000上に線を引きます。掃出し窓とドアの上端は、どちらも床から2,000にしました。

開口の上端の補助線
1FLから2,000の補助線(点線)

節間消しで開口を開ける

消去を押し、コントロールバーの節間消しにチェックを入れます。節間消しは、クリックした所の両側にある交点のあいだを消す方法です。

Y0の壁の2本とY1の壁の2本を、1FLと補助線のあいだでクリックしてください。1FLの線(レイヤ0)や補助線のように、ほかのレイヤの線との交点も、切れる所になります。

開口を閉じて窓の線を引く

線属性を線色3・実線に戻し、Y0の壁は開けた所の上と下を、Y1の壁は上を、壁の厚さの横の線で閉じます。

掃出し窓は、線色1で、Y0の通り芯と1FLの線の交点から、補助線との交点までを右クリックで結んでください。

窓とドアの所を開けた断面
右のY0の壁に掃出し窓、真ん中のY1の壁にドアの開口

これで、断面の線ができました。

室名・寸法・記号を入れて断面図を仕上げる

完成した断面図
室名・寸法・高さの記号・勾配の記号・図面名を入れたA-A断面図

断面図は、室名と寸法、高さの記号と勾配の記号、図面名を入れれば完成です。

室名を書く

書込レイヤをグループ3のレイヤ2にします。文字で文字種3・基点「中中」にし、「洗面脱衣」と打ってください。

設定の中心点取得で、部屋の床の角と天井の角を対角に右クリックすると、部屋の真ん中に置けます。LDKも同じように書きます。

下の寸法を書く

寸法を押し、コントロールバーの小数桁を0にします。GLの下で引出線の始点と寸法線の位置を順にクリックし、GLの線が軒の出の補助線・通り芯と交わる点を、左から順に右クリックしてください。

600・1,820・3,640・600の寸法が入ります。書き終えたら、次の寸法の引出線と寸法線の位置を決め直すため、コントロールバーのリセットを押します。

右の縦の寸法を書く

コントロールバーの0°/90°を押して、傾きを90にします(押すたびに0と90が入れ替わります)。

Step 2と同じように、断面図の右で引出線の始点と寸法線の位置をクリックし、測る2点を下から右クリックしてください。

見本では、GLから1FLの500、1FLから天井の2,400、GLから最高高さの5,122、GLから軒高の3,200を書きました。

高さの記号を選ぶ

先に、記号が断面の線に重ならないよう、GL・1FL・軒高の高さの線を伸縮で左へ延ばします。延ばす先は、▽と文字が北の軒の出の補助線より左に収まる所です。

[その他]の線記号変形を押し、ファイル選択の左の一覧で【線記号変形A】建築1を押します。

ファイル選択の左の一覧
ファイル選択の左の一覧。jww の中の【線記号変形A】建築1(赤い枠)

右に記号の一覧が出るので、高さ記号(3mm)をダブルクリックしてください。

線記号変形の高さ記号
右に出る【線記号変形A】建築1の記号の一覧。高さ記号(3mm)(赤い枠)

高さの記号を置く

高さの線の左の端を右クリックすると、文字の窓が開きます。「GL」と打ってEnterを押し、1FLと軒高も同じように置いてください。

高さの記号を置いた所
GL・1FL・軒高の線の左の端に置いた▽の記号

勾配の記号を描く

補助線で、屋根の上面から200上に線を引きます。線属性を線色1・実線にし、/(線)の寸法に「300」と入れて、補助線とY1の通り芯の交点から上へ引いてください。

その上の端から、寸法を「1000」にして右へ引きます。寸法の値を消して空にしてから、交点と右の端を斜めの線で結んでください。

勾配の三角の記号
屋根の上の、縦300・横1000の三角と「3」「10」の文字。縦の線はY1の通り芯と重なる

斜めの線は、屋根と同じ3/10の傾きになります。

勾配の数字を書く

文字で、縦の線の左に文字種2で「3」、横の線の上に「10」を書きます。

断面図の図面名を書く

GLの下に、文字種4で「A-A断面図」と書きます。

これで、断面図ができました。

西立面図を断面図の外形から作図する

断面図の線を範囲で選んだ所
断面図の通り芯と断面線だけを表示して範囲で選んだ所

西立面図は、東を見た断面図と左右が同じなので、断面図の外形を写して中の線を消し、窓を置いて作図します。西に立って東を見ると、左が北・右が南です。

外から見ると、屋根の形と外壁の外側の面は、断面図の切り口と同じ位置に見えます。中の床や天井、部屋のあいだの壁は見えません。

写す線だけを表示する

グループ3のレイヤ2(室名・寸法・記号)とレイヤ8(平面図の写し)を非表示にします。書込レイヤを、立面図のグループ2のレイヤ1にしてください。

断面図を範囲で選ぶ

図形複写で断面図を範囲で囲み、基準点変更でY2とGLの交点を右クリックします。

作図属性と方向を決める

作図属性で●書込みレイヤグループに作図を選びます。任意方向を1回押してX方向にしてください。写す図が横にだけ動き、断面図と高さがずれません。

書込みレイヤグループに作図にすると、レイヤの番号は元のまま、グループ2に写ります。

9,000右に写す

数値位置に「9000,0」と打ってEnterを押します。断面図の9,000右に写ります。

中の線を消す

消去の範囲選択消去で、南北の外壁の外側の線より内側を囲みます。高さは、GLの少し下から、南の外壁の内側の線の上の端より少し上までです。

床・天井・内側の壁の線・Y1の壁・開口の線が消え、外壁の外側の線と屋根とGLが残ります。

囲みから外にはみ出す線は残るので、掃出し窓の所の短い線と窓の線が残ったら、その所だけを小さく囲んで消してください。

開口の上端の補助線(1FLから2,000)も外壁の外まで出ているので残ります。消去で右クリックして消します。

南の外壁を1本にする

南の外壁は、断面図で掃出し窓の所を切ったので、上と下の2本に分かれています。伸縮でGLを基準線にして上の線を延ばし、下の短い線を範囲選択消去で消してください。

中の線を消した西立面図
中の線を消し、南の外壁をGLまでの1本にした所

西の腰窓を選ぶ

補助線で1FLから900上に線を引きます。線属性を線色1・実線にし、建立(建具立面)を押して、開いた窓の【建具立面A】で[2]引違2枚を選んでください。

内法(窓の内側の幅と高さ)は「1650,1100」にします。幅の1650は、平面図で置いた窓と同じ内法です。

内法の右の2つの基準のボタンは、押すたびに文字が替わります。横を「中」、縦を「下内法」にしてください。

中心点取得で腰窓を置く

設定の中心点取得を押し、Y1の通り芯と補助線の交点を右クリックします。

西の腰窓を中心点取得で置く途中
Y1と補助線の交点を右クリックした所。ステータスバー(赤い枠)が「2点間中心 ◆◆B点指示◆◆」になる

続けてY0の通り芯と補助線の交点を右クリックすると、LDKの西の壁の真ん中に腰窓が置かれます。

西の腰窓を置いた西立面図
1FLから900の補助線に、窓の内法の下の端がそろっている

西立面図の図面名を書く

書込レイヤをグループ2のレイヤ2にし、GLの下に文字種4で「西立面図」と書きます。

これで、西立面図ができました。

南立面図を平面図と断面図から作図する

平面図から通り芯を下ろした所
平面図のX0・X1・X2・X3a・X4の通り芯を、真下へ下ろした所

南立面図は、横の位置を平面図から下ろし、高さを断面図から横に取って作図します。南に立って北を見ると、左が西・右が東で、平面図と同じ向きです。

下ろす通り芯は、外壁のX0とX4、掃出し窓の両側のX1とX2、寝室の腰窓の両側のX3aとX4です。X3は、南の窓の位置に関わらないので下ろしません。

平面図から通り芯を下ろす

書込レイヤをグループ2のレイヤ0、線属性を線色8・一点鎖1にします。

水平・垂直にチェックを入れた線で、平面図のX0・X1・X2・X3a・X4の通り芯の下の端を右クリックし、下へ引いてください。

南から見ると、屋根は南の軒先がいちばん高く、北へ下がっていきます。

そのため、南の軒先の下の左右に、東と西へ600出た屋根の端が、北の軒先の下面の高さまで見えます。

断面図から高さを取る

補助線で、水平・垂直にチェックを入れ、断面図の点を右クリックして、南立面図の左の外まで横に引きます。取る高さは、GL・南の外壁の外側の線の上の端・南の軒先の下面と上面・北の軒先の下面の5つです。

北の軒先の下面だけは、断面図の左(北)の端にあります。

断面図から高さを取った補助線
断面図の点から、南立面図へ横に引いた補助線

窓の高さの補助線を引く

補助線で、GLから取った線から複線で500上(1FL)と1400上(腰窓の下端)に線を引きます。

軒の出と外壁の線を引く

補助線でX0とX4から外へ600の所に軒の出の線を引きます。書込レイヤをグループ2のレイヤ1、線属性を線色3・実線にし、X0とX4から外へ複線75で外壁を引いてください。

外壁をそろえる

伸縮で、外壁の2本をGLの補助線と外壁の上端の補助線にそろえます。/(線)で外壁の上端の2点を右クリックで結び、外壁の上端の線を引いてください。

軒先を描く

線のコントロールバーの矩形にチェックを入れます。左の軒の出の線と南の軒先の上面の高さの線の交点、右の軒の出の線と南の軒先の下面の高さの線の交点を、対角の2点として右クリックしてください。

これが南の軒先です。描いたら、矩形のチェックを外します。

屋根の端とGLを描く

屋根の東と西の端は、軒先の下の角から北の軒先の下面の高さの線まで縦に線を引き、外壁まで横の線で結びます。

GLは、GLの補助線の上に、左右の軒の出の線のあいだを線色3で引いてください。

南立面図の外形
上の帯が軒先、その下の左右が屋根の東と西の端、中が南の外壁

掃出し窓を置く

線属性を線色1にします。建立で[2]引違2枚を選び、内法を「1650,2000」にしてください。

基準は、西の腰窓で選んだ「中」「下内法」が残っています。基準のボタンの文字は「内法」に戻りますが、押さずに置きます。

X1とX2の通り芯と1FLの補助線の交点を、中心点取得で右クリックしてください。

掃出し窓を中心点取得で置く途中
X1と1FLの補助線の交点を右クリックした所。ステータスバー(赤い枠)が「2点間中心 ◆◆B点指示◆◆」になる

寝室の腰窓を置く

内法を「1650,1100」にし、X3aとX4の通り芯と、腰窓の下端の補助線の交点を、同じように中心点取得で右クリックします。

窓を置いた南立面図
左がLDKの掃出し窓、右が寝室の腰窓。上の端は、どちらも床から2,000

南立面図の図面名を書く

書込レイヤをグループ2のレイヤ2にし、GLの下に文字種4で「南立面図」と書きます。

非表示にしたレイヤを戻す

平面図の敷地・文字・寸法のレイヤと、断面図のグループ3のレイヤ2を表示に戻します。回して写した平面図(グループ3のレイヤ8)は、非表示のままにしてください。

これで、断面図1つと立面図2面ができました。

立面図と断面図を作図してみよう

平面図と断面図と立面図
この記事で作図した南立面図・A-A断面図・西立面図

立面図は建物を外から水平に見た図面で、断面図は建物を垂直に切った切り口の図面です。この記事で解説したことは、次の7つです。

  • 断面図と立面図は、平面図と別のレイヤグループに分ける
  • 断面図の横の位置は、平面図を回して写し、通り芯を下ろして取る
  • 高さはGLから複線で取り、屋根の勾配は傾きに「//0.3」と入れて引く
  • 壁は複線と伸縮で描き、窓とドアの所は節間消しで開ける
  • 室名・寸法・高さの記号・勾配の記号・図面名を入れて断面図を仕上げる
  • 西立面図は、断面図の外形を写して中の線を消し、窓を置く
  • 南立面図は、平面図から通り芯を下ろし、断面図から高さを横に取る

次は、自分の平面図に切断線を1本引き、回して写した平面図から通り芯を下ろしてみてください。

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