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  1. Jw_cadのレイヤグループ|グループごとの縮尺

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Jw_cadのレイヤグループ|グループごとの縮尺

編集部 読了 約8分

  • Jw_cadのレイヤグループとは何?
  • 1枚の図面に、縮尺の違う詳細図を描けない…
  • レイヤグループごとに縮尺を変える方法を知りたい

2次元CADのJw_cad(ジェイダブリューキャド)では、1/100 の平面図と 1/50 の詳細図を、1枚の図面に並べて描けます。

しかし、縮尺を 1/50 に変えたら、平面図まで大きくなったり、詳細図が小さいままだったりします。どこで縮尺が決まっているのかが分からないと、直し方も分かりません。

この記事では、レイヤグループとは何かと、書込レイヤグループを切り替えてグループごとに縮尺を決めて描く手順を解説します。グループの表示とプロテクトの切り替え方、レイヤグループ一覧の開き方も取り上げます。

画面:Jw_cad Version 10.03.6(Windows 11)

レイヤグループとは

レイヤグループバー
画面の右の、四角い 0〜F のボタンが並ぶレイヤグループバー(太い赤い枠)。その左の丸いボタンの列はレイヤバー

レイヤグループは、16のレイヤをまとめた単位です。縮尺はグループごとに決まり、同じグループのレイヤは、どれも同じ縮尺になります。

グループは 0〜F(A〜F は 10〜15 番目)の16個です。選ぶのは、画面の右のレイヤグループバーで、レイヤバーの右に四角いボタンが 0〜7 と 8〜F の2列に並びます。

書込レイヤグループを切り替える

書込グループ1にした所
レイヤグループバーのボタン 1 を右クリックした所。太い赤い枠の中の、ボタンを囲む細い赤い四角が、書込グループの印

書込レイヤグループ(これから描く線が入るグループ。以下、書込グループ)は、レイヤグループバーのボタンを右クリックして選びます。選んだボタンが、細い赤い四角で囲まれます。

グループのボタンを右クリックする

レイヤグループバーで、描きたいグループのボタンを右クリックします。ここではグループ1 のボタンを右クリックします。

ステータスバーで確かめる

画面のいちばん下にあるステータスバーの、右側で確かめます。書込の欄が「[0-0]」から「[1-0]」に替わり、縮尺の欄にはグループ1 の縮尺が出ます。

ステータスバーの縮尺と書込グループ
ステータスバーの縮尺の欄「S=1/1」と、書込の欄「[1-0]」(グループ1 のレイヤ0)(赤い枠)。この図面のグループ1 は、縮尺が 1/1 のままだった

これで、このあと描く線が入るのは、グループ1 のレイヤ0 です。それまで書込グループだったグループ0 は、表示の状態に戻ります。

縮尺の違う図を別のグループに描く

縮尺・読取 設定
「縮尺・読取 設定」で、右の縮尺の欄に 1 / 50 と入れた所。左の一覧の [1] がグループ1 の縮尺(赤い枠)

縮尺の違う図は、別のグループを書込グループにして、そのグループの縮尺を決めてから描きます。縮尺を変えたときに変わるのは、書込グループの縮尺だけです。

ここでは、グループ0 に 1/100 で平面図と一辺 910mm の正方形を描いてある図面を使い、グループ1 を 1/50 にします。

書込グループを確かめる

前の節のとおりグループ1 を書込グループにして、ステータスバーの書込の欄が「[1-0]」になっているのを確かめます。

縮尺の欄を左クリックする

ステータスバーの縮尺の欄(「S=1/1」)を左クリックします。「縮尺・読取 設定」が開きます。

1 / 50 にして OK を押す

縮尺変更時は初めから選ばれている実寸固定のままにして、縮尺の分子の欄に「1」、分母の欄に「50」と入れ、OKを押します。全レイヤグループの縮尺変更のチェックは入れません。

同じ寸法の図を描いて比べる

グループ1 に、グループ0 と同じ一辺 910mm の正方形を描きます。ここでは矩形のコマンドで、寸法の欄に「910,910」と入れて描きました。

同じ 910 の正方形
左の大きな正方形がグループ1(1/50)、右の小さな正方形がグループ0(1/100)。どちらも一辺 910mm(赤い枠)。右の3つの図も、グループ0 に描いてあるもの

同じ一辺 910mm の正方形が、1/50 のグループ1 では、1/100 のグループ0 の2倍の大きさになります。グループ0 に描いてある平面図の大きさは変わりません。

詳細図も同じように、平面図とは別のグループに、1/50 や 1/30 で描きます。

「縮尺・読取 設定」のほかの欄の説明は、Jw_cadの用紙サイズと縮尺の設定|縮尺とレイヤグループの関係にあります。

縮尺を変えたときの大きさの仕組みは、Jw_cadの図寸と実寸|文字と寸法の大きさを図寸で決める仕組みを見てください。

グループの表示とプロテクト

グループ0を表示のみにした所
グループ0 を表示のみにした所。グループ0 の平面図と小さな正方形は灰色になり、グループ1 の大きな正方形は黒いまま

詳細図を描いている間は、平面図のグループを表示のみにしておくと、平面図の線を選ばずに済みます。グループの表示状態は、レイヤグループバーのボタンを左クリックするたびに替わります。

状態は、レイヤバーと同じ表示・非表示・表示のみの3つです。グループ0 のボタンを1回左クリックすると非表示に、もう一度左クリックすると表示のみになり、グループ0 の図が灰色で見えます。

Allの働きは、レイヤバーのAllと同じです。左クリックで書込グループ以外のグループの状態がまとめて切り替わり、右クリックで全部のグループが表示に戻ります。

グループの強プロテクトのかけ方は、レイヤと同じです。CtrlとShiftを押しながらボタンを左クリックすると、ボタンに紫の×が付きます。

図面枠など、動かしたくない図を描いたグループにかけておいてください。外すときは、同じ操作をもう一度します。

レイヤグループ一覧で中身を確かめる

レイヤグループ一覧
「レイヤグループ一覧」。グループ [0]〜[F] の枠に、描いてある図が縮小して出る。グループ1 に描く前に開いたので、図があるのは [0] だけ

レイヤグループ一覧は、グループごとに何が描いてあるかを、縮小図で並べて見るウィンドウです。どのグループに何を描いたか分からなくなったら、開いて確かめてください。

レイヤグループバーで、いま書込グループになっているボタン(細い赤い四角のボタン)を右クリックすると開きます。一覧の各グループの枠の左上を左クリックすると、グループに名前を付けられます。

グループにどんな名前を付けるかは、「Jw_cadのレイヤ分け」(準備中)で取り上げる予定です。

グループがうまく扱えないとき

グループごとの縮尺の一覧
「縮尺・読取 設定」の左の一覧(赤い枠)。グループごとの縮尺が並ぶ。この画面では [0] が 1/100、[1]〜[F] が 1/1

グループの操作でつまずきやすいのは、次の2つです。

  • ほかのグループの縮尺が変わらない
  • 書込グループの表示やプロテクトが変えられない

ほかのグループの縮尺が変わらない

詳細図のつもりのグループの縮尺が変わらず、平面図まで大きくなったときは、書込グループがどれかを見ます。平面図のグループが書込グループのまま、縮尺を変えたのが原因です。

「縮尺・読取 設定」の左の一覧で、グループごとの縮尺を確かめられます。変えたいグループのボタンを右クリックして書込グループにしてから、縮尺を変えてください。

書込グループの表示やプロテクトが変えられない

書込グループは、表示状態を切り替えられません。ボタンを左クリックしても表示は変わらず、プロテクトもかけられません。

ほかのグループのボタンを右クリックして書込グループを移してから、元のグループの表示やプロテクトを切り替えてください。

縮尺の違う図は、別のレイヤグループに描き分けよう

ステータスバーの縮尺 1/50
書込グループ1 の縮尺が「S=1/50」になった所(赤い枠)

この記事で解説したことは、次の6つです。

  • レイヤグループは16のレイヤをまとめた単位で、縮尺はグループごとに決まる
  • 書込グループは、レイヤグループバーのボタンの右クリックで選ぶ
  • 縮尺を変えたときに変わるのは書込グループだけ。詳細図は、別のグループを書込グループにしてから縮尺を決める
  • グループのボタンを左クリックすると、表示・非表示・表示のみが切り替わる
  • 書込グループの表示状態とプロテクトは変えられない
  • 書込グループのボタンを右クリックすると、レイヤグループ一覧が開く

まずはグループ1 を書込グループにして縮尺を 1/50 にし、グループ0 と同じ寸法の図を描いて、大きさを比べてみてください。

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この記事について

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