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建築図面の勉強方法とは|図面を読むことから施工図までの学習ロードマップ

編集部 読了 約8分

  • 建築図面の勉強方法は、何から始めればいい?
  • 独学で建築図面を学びたいけれど、順番が分からない…
  • 図面を読むことから施工図まで、全体の道のりを知りたい

CADの操作を覚えれば、建築図面も作図できるようになると思うかもしれません。

しかし、建築図面を作図するには、CADの操作のほかに、建築の知識と製図の知識が要ります。

この記事で解説するのは、建築図面を作図できるようになるまでの6つの段階と、その間に入る練習の目安です。試験や職業訓練など、学ぶ場の使い方も分かります。

建築図面は、6つの段階で読んで知ることを進め、決まった段階の間で手を動かす練習を入れて学びます。

建築図面の勉強方法とは

図書館の机に広げた地図の道を、指でたどっている人
建築図面は、図面を読むことから施工図と工事までの6つの段階を、順にたどって学ぶ

建築図面の勉強方法とは、図面を読むことから施工図と工事までを6つの段階に分けて順に読み、決まった段階の間で作図の練習をする進め方のことです。

読んで知ることは記事や本で、手を動かすことは講座・自分での練習・実務で進めます。

6つの段階は、次のとおりです。

  1. 図面を読む
  2. CADの操作を知る
  3. 図面に要る建築の知識を知る
  4. 図面の書き方と決まりを知る
  5. 構造図と設備図を読む
  6. 施工図と工事を知る

この記事では、始める前に知ること、6つの段階、手を動かす練習の目安、試験、学ぶ場の順に紹介します。

勉強を始める前に知ること

自宅の机に、建築の本・三角スケール・ノートパソコンを並べ、腕を組んで見ている人
本は建築の知識、三角スケールは製図、ノートパソコンはCADの操作。作図には3つの知識が要る

勉強を始める前に知っておくことは、次の1つです。

  • 建築図面を作図するのに必要な知識

建築図面を作図するのに必要な知識

建築図面を作図するには、建築の知識・製図の知識・CADの操作の3つが要ります。3つは、6つの段階の中で少しずつそろえていきます。

3つの知識がそれぞれ受け持つものと、どの段階で身につけるかを解説しているのは、次の記事です。

» CADで建築図面を作図するのに必要な知識|建築の知識・製図・操作

読んで知る6つの段階

カフェの窓際で、住宅の平面図を両手で持って読んでいる人
6つの段階は、どれも記事や本を読んで知ることが中心。最初の段階は、図面を読む

6つの段階は、どれも記事や本を読んで知ることが中心で、段階によって手を動かす練習を組み合わせます。

  • 図面を読む
  • CADの操作を知る
  • 図面に要る建築の知識を知る
  • 図面の書き方と決まりを知る
  • 構造図と設備図を読む
  • 施工図と工事を知る

図面を読む

最初の段階は、意匠図を読めるようにする段階です。図面の基本と決まりを知ってから、平面図を基準に立面図・断面図、室内の図面・表・敷地の図面の順に読みます。

住宅の図面一式から、部屋の大きさ・高さ・仕上げ・建具を読み取れれば、次の段階です。意匠図を読む順番と、次へ進む目安を解説しているのは、次の記事です。

» 建築図面の読み方を学ぶ段階|初心者が意匠図を読む順番と理解の目安

CADの操作を知る

2つ目は、Jw_cadで作図する操作を知る段階です。操作を順に読んだら、見本の平面図をCADで写すトレースで練習します。

トレースは、すでにある図面を見本にして、同じ図面をCADで写す練習です。Jw_cadを学ぶ順番と練習の順番は、次の記事で解説しています。

» Jw_cadの勉強方法と練習の順番|建築図面のCAD操作を知る段階

図面に要る建築の知識を知る

3つ目は、図面に描かれる建物のつくりを知る段階です。建築の入門・構造・材料・寸法と納まりの順に読みます。

矩計図に表れる部材の重なりと名前、壁の厚み、開口部の納まりが分かれば、次の段階です。建築の基礎知識を勉強する順番を解説しているのは、次の記事です。

» 建築図面に必要な建築の基礎知識の勉強|構造・材料・寸法と納まり

図面の書き方と決まりを知る

4つ目は、見本無しで作図するために、製図の決まりと建築の法規を知る段階です。たとえば階段は、法律に合うサイズで作図することが望ましいので、法規の知識も要ります。

製図と法規を勉強するために読むものは、次の記事で解説しています。

» 建築図面の製図と法規の勉強方法|書き方と決まりを知る段階

構造図と設備図を読む

5つ目は、構造図と設備図を読み、意匠図と合わせて図面一式として読めるようにする段階です。同じ場所を照らし合わせて食い違いに気づけることが、次へ進む目安です。

構造図と設備図を読む順番は、次の記事で解説しています。

» 構造図と設備図の読み方を学ぶ段階|建築図面一式を突き合わせる

施工図と工事を知る

最後は、施工図と建築の工事を知る段階です。施工図の読み方は、図面と現場を見比べることで身につくので、ここから先は実務の中で学ぶものです。

施工図と工事について知っておくことは、次の記事で解説しています。

» 施工図の勉強方法|建築図面の座学の最後に施工図と工事を知る

段階ごとの手を動かす練習の目安

試験会場で、横に置いた住宅の平面図を見ながら、パソコンで同じ平面図を作図している人
手を動かす練習の目安は、建築CAD検定の級で表せる

手を動かす練習の目安は、建築CAD検定の級で表せます。建築CAD検定は、建築図面をCADで作図する実技だけの試験です。

練習の目安を置くのは、次の表の3つの段階です。

段階練習の目安級
CADの操作を知る見本の図面を1枚、トレースで正しく作図できる3級
図面の書き方と決まりを知る建築の知識を使って一般図2面を作図できる2級
構造図と設備図を読む一般図4面を作図できる准1級

表の一般図とは、平面図・立面図・断面図など、建物の全体を表す図面を指します。

准1級は建築CAD検定の最高位の級で、通常の実務で求められる水準を超えた力を問う級です。図面一式を読めるところまで進んだ先の上限の目安で、次の段階へ進む条件ではありません。

建築図面にかかわる試験

試験会場の受付で、受験票を手に会場の奥へ歩き出す人
建築図面にかかわるCADの試験は、建築CAD検定とCAD利用技術者試験の2つ

建築図面にかかわるCADの試験は、次の2つです。

  • 建築CAD検定
  • CAD利用技術者試験

建築CAD検定

建築CAD検定は、筆記の無い、建築図面をCADで作図する実技だけの試験です。受験資格の決まりは無く、一般の人は3級から受けられます。

級ごとの試験の中身を解説しているのは、次の記事です。

» 建築CAD検定|トレースの実技と4級〜准1級

CAD利用技術者試験

CAD利用技術者試験は、建築に限らないCAD全般の試験です。2次元の基礎と2級は知識の試験で、建築の図面を作図する実技があるのは2次元の1級(建築)だけです。

2次元と3次元の違いと、建築の図面の学びでの使い方は、次の記事で解説しています。

» CAD利用技術者試験|2次元と3次元

建築図面を学べる場

職業訓練の教室で、パソコンに向かい、横から講師に画面を指さして教わっている人
記事や本のほかに、職業訓練と実務経験でも建築図面を学べる

建築図面を学べる場は、記事や本のほかに、次の2つがあります。

  • 職業訓練
  • 実務経験

職業訓練

国や都道府県の職業訓練(ハロートレーニング)には、建築の知識とCADの操作を6か月ほどで学ぶ建築CADのコースがあります。主に仕事を探している人に向けた訓練で、受講料は無料です。

コースで学ぶことと、受講の条件・期間・費用は、次の記事で解説しています。

» 職業訓練の建築CAD科|建築の知識とCADの操作

実務経験

図面の書き方には会社ごとの決まりがあり、図面は現場と見比べることで読めるようになります。そのため、建築の知識をつけたあとは、建築の仕事の中で作図しながら身につけるのがよいと、編集部は考えています。

実務の中で図面がどう身につくかを解説しているのは、次の記事です。

» CADの実務経験で身につく建築図面の書き方|図面と現場を見比べる

6つの段階で、建築図面を順に学ぼう

図書館の机に広げた地図の道を、指でたどっている人
建築図面は、図面を読むことから施工図と工事までの6つの段階を、順にたどって学ぶ

建築図面は、6つの段階で順に読んで知りながら、決まった段階の間で手を動かして学びます。

この記事で紹介した6つの段階は、次のとおりです。

  • 図面を読む
  • CADの操作を知る
  • 図面に要る建築の知識を知る
  • 図面の書き方と決まりを知る
  • 構造図と設備図を読む
  • 施工図と工事を知る

練習の目安は建築CAD検定の3級・2級・准1級で表せ、職業訓練や実務も学ぶ場になります。各段階の次へ進む目安を上から確かめ、まだ届いていない段階から読み始めてみてください。

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この記事について

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