建築CAD・3DCGの座学と実技|読んで知ることと、手を動かして身につけること
- CADの勉強には、どんな知識が必要?
- 本や動画で勉強しているのに、自分で作図できるようにならない…
- 座学と実技の違いを知りたい
CAD(コンピューターで設計と製図をするソフト)や3DCG(コンピューターで立体を作り、画像にすること)は、本や動画でも学べます。
操作の説明を読んだり見たりすれば、使えるようになると思うかもしれません。
しかし、読む・見るだけでは身につかず、手を動かして描く・作る練習が要ります。
この記事で解説するのは、本や記事で知る座学と、手を動かして身につける実技の違いです。座学で知ることと、実技を進める3つの場も分かります。
座学は読んで知ること、実技は手を動かして身につけることです。
建築CAD・3DCGの座学と実技とは

この記事では、本や記事を読んで知ることを座学と呼びます。たとえば、建築の知識や製図の決まりを読んで知ることです。
ソフトを触り、線を引いたり形を作ったりして身につけることを、実技と呼びます。製図の決まりを本で読むのが座学なら、その決まりのとおりにCADで作図してみるのが実技です。
座学と実技の違い

座学と実技は、得るものが違います。座学で得るのは知識で、実技で身につけるのはソフトの操作です。
2つの違いを、得るもの・進め方・例で並べると、次の表のとおりです。
| 座学 | 実技 | |
|---|---|---|
| 得るもの | 製図の決まりと、建築と施工の知識 | ソフトの操作 |
| 進め方 | 本や記事を読む | ソフトを触って描く・作る |
| 例 | 製図の決まりを本で読む | 練習図面をCADで写す |
2つは、片方だけでは足りません。CADの操作を覚えただけでは作図できるようにならず、知識を本で得ただけでも、ソフトで描けるようにはならないためです。
表の「例」の行の練習図面は、練習の見本に使う図面です。練習図面をCADで写していく練習は、トレースと呼ばれます。
座学で知る製図の決まりと建築の知識

座学で知ることは、次の2つです。
- 製図の決まり
- 建築と施工の知識
製図の決まり
製図の決まりには、たとえば、用紙のふちから図を描く枠までの余白の大きさや、表題欄を置く位置があります。
CADの操作を覚えても、この決まりを知らなければ、図面は決まりどおりに仕上がりません。
建築と施工の知識
図面を作図するには、建築と施工の知識も要ります。何を作図するかが分からなければ、正しい図面にならないためです。
CADは、図面を作図するための道具です。図面に描く建物と、その工事についての知識は、CADの操作とは別に得ておきます。
3DCGでパースを作るときの座学は、図面を読む力と建築の知識です。パースの側の座学は、「建築図面と3DCGパースの違い」の記事で解説する予定です。
実技を進める3つの場

実技を進める場は、次の3つです。
- 講座
- 自分での練習
- 実務
講座
講座のよいところは、分からない点を講師に聞いたり、作ったものを見てもらったりできることです。
自分での練習
自分で練習するなら、図面はトレース、3DCGは小さな作品づくりから始めます。トレースで写す練習図面は、インターネットで探すと手に入ります。
実務
実務は、仕事として建築にかかわり、その中で作図やパースづくりをすることです。編集部は、実務がいちばんの練習になると考えています。
仕事でCADや3DCGに触れる機会がないうちは、講座や自分での練習で手を動かしましょう。
読んで知ったことを、手を動かして確かめよう

座学で知識を得て、実技でソフトの操作を身につけると、作図や3DCGづくりに進めます。
この記事で解説したことは、次の4つです。
- 座学で知るのは、製図の決まりと、建築と施工の知識
- 実技で身につけるのは、ソフトの操作
- 操作だけ、知識だけでは、作図できるようにはならない
- 実技を進める場は、講座・自分での練習・実務
CADを入れたら、本で読んだ製図の決まりを1つ選び、そのとおりに線を引いて確かめてみてください。
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