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  1. CAD利用技術者試験|2次元と3次元

CAD利用技術者試験|2次元と3次元

編集部 読了 約5分

  • CAD利用技術者試験は、どんな試験?
  • 2次元と3次元の違いが分からない…
  • 建築の図面の勉強に、どう役立つのか知りたい

CADの資格と聞くと、建築CAD検定のように、建築図面を作図する試験を思い浮かべるかもしれません。

しかし、CAD利用技術者試験は建築に限らないCAD全般の試験で、2次元の基礎と2級は知識を問う試験です。

この記事で解説するのは、CAD利用技術者試験の2次元と3次元の違いと、建築の図面の学びでの使い方です。どの級が建築の図面に近いかも分かります。

CAD利用技術者試験とは、CADを使うための知識と、図面を読んで作図する力を確かめる試験です。

CAD利用技術者試験とは

試験会場の受付で、受験票を手に会場の奥へ歩き出す人
CAD利用技術者試験は、CADを使う知識と、図面を読んで作図する力を確かめる試験

CAD利用技術者試験は、CADを利用するための知識を持ち、図面を正しく理解してCADで効率よく作図できる力を測る試験です。一般社団法人コンピュータ教育振興協会が主催しています。

試験の区分は、2次元と3次元の2つです。2次元には基礎・2級・1級、3次元には2級・準1級・1級があります。

2次元と3次元の違い

机の上に、部品の平面の図面を印刷した紙と、部品の立体のモデルを映したパソコンを並べた様子
手前の紙が2次元の図面、奥の画面が3次元のモデル。3次元の試験は、機械系・製造系の部品のモデルを想定する

2次元と3次元の違いは、想定する仕事です。2次元はCADを使う設計・製図の仕事、3次元は機械系・製造系のモデリング・設計・製図の仕事を想定しています。

2つを並べると、次の表のとおりです(2026年10月時点)。

2次元3次元
級基礎・2級・1級2級・準1級・1級
想定する仕事CADを使う設計・製図機械系・製造系のモデリング・設計・製図
実技1級(機械・建築・トレース)準1級・1級(部品のモデルを作る)
知識の試験基礎・2級2級

建築の図面に近いのは、2次元のほうです。3次元は機械系・製造系の仕事を想定しているので、建築の図面の学びでは2次元を見ます。

2次元CAD利用技術者試験の級

自宅のパソコンで試験を受ける人と、試験会場のパソコンで受ける人
基礎は自宅などのパソコンで受けるIBT、2級は試験会場のパソコンで受けるCBTの方式

2次元CAD利用技術者試験の級は、次の3つです。

  • 基礎
  • 2級
  • 1級

基礎

基礎は、CADを3か月ほど学び、これから本格的に学ぼうとする人を想定した試験です。受験資格の制限は無く、自宅などのパソコンで受けるIBTの方式で、50分・50問に答えます。

分野は、CADの知識、パソコンの知識、製図、図形です。

2級

2級は、CADを使う設計・製図の仕事を目指す人や、仕事を始めて間もない人を想定した試験です。受験資格の制限は無く、試験会場のパソコンで受けるCBTの方式で、60分・60問の選択式に答えます。

分野は、CADのシステム(約60%)と製図(約40%)です。2級の合格は、1級を受ける条件でもあります。

1級

1級の区分は、機械・建築・トレースの3つです。CADで作図する実技と25問の筆記を、合わせて80分で受けます。

建築の図面を作図する実技があるのは、この1級(建築)です。

1級(建築)の実技では、鉄筋コンクリート造や木造の平面図・断面図・立面図・矩計図・展開図などを作図します。筆記には、建築製図の基礎知識や建築法規も入ります。

建築の図面の学びでの使い方

合格の通知の紙と、自分で作図した住宅の平面図を机に並べて見比べている人
試験の合格は、学んだことの確かめ。作図の力は、実際に図面を作図して身につける

建築の図面の学びで、CADと製図の知識を確かめられるのは2次元の2級です。作図の実技まで確かめたいときは、2級に合格したあとで1級(建築)を受けます。

ただし、2次元の基礎と2級は知識の試験なので、作図の練習の目安にはなりません。作図の練習の目安は、建築図面を作図する実技だけで級が分かれている建築CAD検定で確かめます。

どちらの試験も、合格は学んだことの確かめです。合格しても、実際に図面を作図した経験の代わりにはなりません。

試験の中身を知って、学びの確かめに使おう

試験会場の受付で、受験票を手に会場の奥へ歩き出す人
CAD利用技術者試験は、CADを使う知識と、図面を読んで作図する力を確かめる試験

CAD利用技術者試験は、建築に限らないCAD全般の試験で、2次元と3次元に分かれています。

この記事で解説したことは、次の4つです。

  • 2次元は設計・製図、3次元は機械系・製造系のモデリングを想定する
  • 2次元の基礎と2級は知識の試験で、受験資格の制限は無い
  • 建築の図面を作図する実技があるのは、2次元の1級(建築)
  • 合格は学んだことの確かめで、作図の経験の代わりにはならない

受ける前に、コンピュータ教育振興協会の公式のページで、試験の日と受け方を確かめてみてください。

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この記事について

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