
AI で図面をつくるとは|画像の図面・CAD のデータ・紙図面の変換
- AI で図面は描けるの?
- ChatGPT に図面を頼むと、何が出てくるの?
- AI でつくった図面を、CAD で使えるのか知りたい
AI に図面を頼んだとき、何が出てくるかは方法しだいです。画像のこともあれば、CAD で開けるファイルのこともあります。
この記事で解説するのは、AI で図面をつくる方法の違いです。出てくるもので分けて並べ、それぞれの方法をくわしく扱う記事の案内と、どの方法でも要る確かめ方も載せています。
AIで図面をつくるとは

AI で図面をつくるとは、AI に部屋の名前や寸法などの条件、または元になる図面を渡して、図面の画像や CAD のデータを出してもらうことです。
出てくるものは、細かい点(画素)が集まった画像(ラスター)と、線や文字の一つ一つがデータになった図面(ベクター)の2つに分かれます。ベクターの図面は、DXF などのファイルで受け取ります。
CAD で開いて線を直したり、寸法を測ったりできるのは、ベクターの図面です。
方法ごとの違いは、次の表のとおりです(2026年10月時点)。
| 方法 | 何から | 出てくるもの | CAD で直せるか |
|---|---|---|---|
| ChatGPT に間取り図を頼む | 文で書いた条件 | 間取り図の画像 | 直せない |
| ChatGPT に DXF を頼む | 文で書いた寸法と単位 | DXF のファイル | 直せる |
| 紙図面を CAD のデータにする | スキャンした紙の図面 | トレースや変換でつくった CAD のデータ | 直せる |
| CAD や BIM のソフトの中の AI | ソフトの中の図面・モデルや写真 | 製品によって違う | 製品によって違う |
間取り図・DXF・紙図面の3つの方法

表の上の3つの方法は、それぞれ別の記事でくわしく解説しています。ここで紹介するのは、次の3つです。
- ChatGPTで間取り図をつくる
- ChatGPTでDXFの図面をつくる
- 紙図面をCADのデータにする
ChatGPTで間取り図をつくる
ChatGPT に建物の外形の寸法と部屋の名前を送ると、間取り図の画像が出てきます。編集部が試したときは、1分ほどで、頼んだ部屋の名前がそろった画像ができました。
ただし、同じ文を送っても、送るたびに違う間取りになります。頼み方と、出てきた間取り図のどこを確かめるかは、次の記事で解説しています。
» 「ChatGPT で間取り図をつくる方法」(準備中)
ChatGPTでDXFの図面をつくる
ChatGPT には、画像のかわりに DXF のファイルで図面を頼むこともできます。
編集部が通り芯の図面を頼むと、ログインした状態では DXF のファイルをダウンロードできました。ログインしていないと、DXF の中身が、答えの中に文字の列として出てきました。
頼む文に寸法と単位をどう書くか、できたファイルを CAD で開いてどう確かめるかは、次の記事で解説しています。
» 「ChatGPT で図面をつくる方法」(準備中)
紙図面をCADのデータにする
紙の図面しか無いときは、スキャンした画像を CAD のデータにします。
方法は、手でなぞるトレース・ラスベク変換(ラスターをベクターにする変換)のソフト・AI による変換・外注の4つです。AI を使うのは、そのうちの1つです。
トレースや変換のやり方の違いと、変換したあとの寸法の確かめ方は、こちらの記事にまとめています。
» 「紙図面を CAD にする方法」(準備中)
CADやBIMのソフトの中のAI

ここまでの3つとは別に、表のいちばん下は、ふだん使う CAD や BIM のソフトの中で AI を使う方法です。何ができるかは製品によって違うので、製品ごとの記事で解説しています。
Revit では、MCP サーバー(AI を外のソフトにつなぐしくみ)を使って、AI が要素を探したり、パラメータをまとめて直したりできます。
» Revit MCPでAIにモデルをつくらせる|Claude・pyRevitでできたことと苦手なこと
Autodesk は2026年7月の講演で、AutoCAD に組み込んだ Assistant に自然な文で図面のチェックを頼むデモを見せました。
その Assistant の次の版は、2027年から提供される予定です。
» Autodesk Assistantの次の版|製品とプロジェクトをまたいで動くAIのエージェント(2027年から提供)
Vectorworks 2027 の AI Visualizer は、画像をつくる機能です。Google の AI モデル「Nano Banana」を、Vectorworks の中で使います。
» Vectorworks 2027のAI Visualizer|GoogleのNano Bananaで画像をつくり・直す(日本語版は2027年1月)
写真や平面図から、直せる3Dモデルをつくる道具もあります。Chaos の Veras 5.2 と FORMAS.AI の Cartesian by Formas が、その例です。
» Veras 5.2のAIで画像から3Dモデル|Revit・SketchUp・Rhinoで直せる形で出す(GPT-6 Astra・Claude Opus 5.5)
» Cartesian by FormasのAI 3Dモデリング|写真や平面図から、話して直せる建築の3Dモデルをつくる
AIでつくった図面は確かめてから使う

ソフトの中の AI でも ChatGPT でも、AI が出したものは下書きです。
ChatGPT を提供する OpenAI も、解説「Use ChatGPT」で、最初の結果は下書きとして扱うよう書いています。
あわせて、大事な数を確かめ、つくられたファイルはすべてのページや表を開いて見るよう勧めています。
編集部が試したときも、ChatGPT の間取り図の画像では、同じ「2,730」と書かれた2つの区間が、違う長さで描かれていました。画像に書かれた寸法の数字は、そのまま使えるとは限りません。
画像のままでは、寸法を測って確かめられません。寸法が要る図面は CAD のデータで受け取り、CAD で開いて、頼んだ寸法どおりかを測りましょう。
出てくるもので選んで、AIで図面をつくってみよう

AI で図面をつくる方法は、出てくるものが画像か CAD のデータかで分かれます。紹介した4つの方法を、もう一度並べます。
- ChatGPT に間取り図を頼む
- ChatGPT に DXF を頼む
- 紙図面を CAD のデータにする
- CAD や BIM のソフトの中の AI を使う
CAD で線を直したい図面なら、CAD のデータが出てくる方法から試してみてください。
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