
ChatGPT で間取り図をつくる方法|頼み方と、自分で確かめる所
- ChatGPT で間取り図はつくれるの?
- どう頼めば、間取り図が出てくるの?
- 出てきた間取りを、そのまま使ってよいのか知りたい
ChatGPT に住宅の条件を送ると、間取り図の画像が出てきます。編集部で試したときは、部屋の名前と外形の寸法が書き込まれた画像ができました。
しかし、出てくるのは画像で、CAD の図面ではありません。寸法が正しいか、法規に合っているかは、画像だけでは確かめられません。
この記事では、ChatGPT に間取り図を頼む手順と、出てきた間取り図で自分が確かめる所を解説します。
画面:ChatGPT の Web(ログインした画面・Plus のプラン・Chat)(2026年10月時点)始める前に

ログインを含めて、始める前に知っておくことは次の3つです。
- ログインしない画面で頼むと、「画像の作成はログイン時のみ利用できます。」と出て、画像は出なかった
- 編集部は Plus のプランで試した。無料のプランで同じようにつくれるかは、確かめていない(画像をつくれる回数は、プランによって変わる)
- 同じ文を送っても、送るたびに違う間取りが出てくる
①の Work は、作業を任せて、ファイルなどの結果までつくらせる使い方です。
ChatGPT を提供する OpenAI の説明では Work でも画像をつくれますが、編集部が画像が出るのを確かめたのは Chat なので、この記事では Chat で頼みます。
ChatGPTに間取り図を頼む

ChatGPT には、建物の条件(構造・階数・外形の寸法)と、入れたい部屋の名前を、1回のメッセージにまとめて送ります。
例として使うのは、木造平屋の住宅の条件です。手順は、次の3つです。
- chatgpt.com を開き、Chat を選ぶ
- 条件を書いた文を送る
- できた画像を開いて見る
chatgpt.com を
ログインした状態で chatgpt.com を開くと、新しいチャットの画面が出ます。画面の上の切り替えでChatを選びます。

条件を
「ChatGPT に聞く」と出ている②の入力の欄に、次の文を貼り付けて、右端の送るボタン(上向きの矢印)を押します。
木造平屋の住宅の間取り図をつくってください。通り芯の外形は 9,100mm × 6,370mm です。部屋は LDK、和室(寝室)、浴室、便所、洗面脱衣、WIC、ホール、SB、玄関、押入です。ポーチとデッキもつけてください。

1分ほどで、間取り図の画像が1枚出てきました。
できた画像を
出てきた画像を押すと、大きく開きます。

同じ文を新しいチャットでもう一度送った2回目は、部屋の並びも描き方も違う間取り図でした。どちらの間取り図も、そのまま使えるかどうかは、中身を見て決めることになります。
できた間取り図で確かめる所

ChatGPT の間取り図は、部屋の名前・部屋のつながり・寸法の3つを確かめてから使います。
1つ目は、頼んだ部屋が全部あるかです。1回目の画像には、ポーチとデッキも含めて、頼んだ部屋の名前が全部書かれていました。
2回目の画像も、頼んだ部屋の名前は全部そろっています。
2つ目は、部屋がつながって、間取りとして成り立つかです。ChatGPT に間取りを頼んだ人のブログでは、玄関が見当たらない間取りや、2階建てなのに1階に階段が無い間取りが出ていました。
玄関・ホール・水回りに、人が通って入れるかを見ましょう。
3つ目は、書かれた寸法と、描かれた長さが合っているかです。2回目の画像には、外形を分けた寸法と「S=1/50」の縮尺が書かれていました。

左の寸法の数を足すと 2,730+910+2,730=6,370 で、外形の寸法と合います。しかし、左の縦の寸法で「2,730」と書かれた上側と下側の2つの区間は、違う長さで描かれていました。
拡大した画像で2つの区間の長さを比べると、上側の区間のほうが3割ほど長く描かれています。

縮尺が書かれていても、画像に描かれた長さから、正しい寸法は読み取れません。1回目の画像は外形の寸法しか無いので、この見比べ自体ができませんでした。
寸法を CAD で測りたいときは、DXF(CAD で開けるファイルの形式)で頼む方法があります。
編集部が試したのは通り芯の線だけの図面で、ChatGPT から CAD で開けるファイルが出てきました。
間取りまで DXF で頼む試しは、していません。頼み方は「ChatGPT で図面をつくる方法」(準備中)で解説します。
DXF の線は位置を座標(数)で持つので、CAD で開けば寸法を測って確かめられます。
間取り図を法規で確かめる所

寸法と同じく、画像だけでは確かめられないのが、建築基準法に合うかどうかです。
法規で見る所の多くは、居室についての決まりになります。居室とは、住む・働く・集まるなどのために続けて使う部屋のことです。
住宅の間取りで見る所を、次の表にまとめました(2026年10月時点の条文)。
| 見る所 | 決まり | 条文 |
|---|---|---|
| 居室の採光 | 住宅の居住のための居室は、採光に有効な部分の面積が床面積の 1/7 以上。照明設備を設けるなどの措置をしたときは、1/7 に代えて 1/10 までの範囲で国土交通大臣が定める割合 | 建築基準法 第28条第1項・施行令 第19条第3項 |
| 居室の換気 | 換気に有効な部分の面積が床面積の 1/20 以上。政令の基準に従った換気設備を設けたときは除く | 建築基準法 第28条第2項 |
| ふすまで仕切った2室 | ふすま・障子など、いつでも開け放せるもので仕切った2室は、採光と換気では1室とみなす | 建築基準法 第28条第4項 |
| 居室の天井の高さ | 2.1m 以上 | 施行令 第21条 |
| 住宅の階段(階段があるとき) | 蹴上げ 23cm 以下・踏面 15cm 以上。階段と踊場の幅は 75cm 以上 | 施行令 第23条 |
採光・換気・天井の高さ・階段の決まりは、窓の大きさ・部屋の寸法・天井の高さなどの数で確かめます。間取り図の画像には天井の高さは描かれず、窓や部屋の寸法も正しく描かれているとは限りません。
採光に有効な部分の面積は、窓などの面積に採光補正係数を掛けて出します。採光補正係数は隣地境界線までの距離などから計算するので、敷地の分からない間取り図の画像からは出せません。
採光などの決まりに合わず居室と認められない部屋は、不動産の広告では「納戸」などと書きます。広告の間取り図の決まりは、販売図面(マイソク)と間取り図のつくり方|載せるものと省くもので解説しています。
法規に合うかどうかは、ChatGPT の画像で決めずに、寸法の入った図面で専門家に確かめてもらいましょう。
ChatGPTの間取り図を下書きにして、寸法と法規を確かめてから使おう

ChatGPT の間取り図は、専門家に確かめてもらう前の下書きです。
出てきた間取り図で確かめるのは、部屋の名前・つながり・寸法の3つに法規を足した、次の4つです。
- 頼んだ部屋が全部あるか
- 部屋がつながって、人が通れるか
- 書かれた寸法と、描かれた長さが合っているか
- 法規に合うか(専門家に確かめてもらう)
出てきた間取り図は、この4つを確かめてから使ってください。
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