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Veras 5.2のAIで画像から3Dモデル|Revit・SketchUp・Rhinoで直せる形で出す(GPT-6 Astra・Claude Opus 5.5)

編集部 読了 約11分

  • Veras AIで、何ができるようになったの?
  • RevitやSketchUpで、そのまま直せるの?
  • 無料でどこまで試せるのかを知りたい

Verasは、設計ソフトの3Dモデルやスケッチから画像をつくるAIのソフトです。以前の版の5.0では、AIでつくった画像の中の家具などを、3Dの物として設計ソフトに置けるようになりました。

しかし、建物そのものは、設計ソフトで一から形をつくる必要がありました。2026年9月29日に出たVeras 5.2では、建物全体の3Dモデルも画像からつくれます。

この記事では、Veras 5.2で加わった、画像から3Dモデルをつくる機能を解説します。Verasとは何かから、使い方の流れ、クレジットの量と注意することまでが分かる内容です。

この機能では、写真やスケッチ、平面図をもとに、AIが壁や床、ドア・窓などの部品でできた3Dモデルをつくります。できた3Dモデルは、Revit・SketchUp・Rhinoで直せる形で入ります。

Veras AIとは:設計ソフトの中で動くChaosのAI

Revitのキッチンの3Dモデルの横に、Verasの窓を開いた画面
Revit の中で Veras を開いた画面です。Revit のキッチンの3Dモデルの横に、Veras の窓が開いています。出典:Veras adds GPT-6 Astra and Claude Opus 5.5(Chaos のブログ)

Verasは、Chaosという会社がつくる、建築とインテリアの設計者向けのAIのソフトです。設計ソフトに組み込んで、その画面の中から使います。

Verasを組み込める設計ソフトは、2026年10月時点で次の7つです。

  • Revit・SketchUp・Rhino・Archicad
  • Vectorworks・Forma・Allplan

Chaosは、レンダラーのV-Ray・Enscape・Coronaもつくっている会社です。Verasは、この3つのレンダラーに組み込んでも、ブラウザでも使えます。

Verasでつくれるものは、次の4つです。

  • スケッチから画像
  • 3Dモデルから画像
  • 画像から動画
  • 画像から3Dモデル

このうち画像から3Dモデルが、Veras 5.2で加わりました。Verasを使っている人は、すぐに5.2へ更新できます。

Veras AIの使い方:画像から3Dモデルをつくる流れ

VerasのMODELのタブ。中央に参考の住宅の写真、右に設定の欄
参考の写真を1枚入れた、Veras の MODEL のタブです。設定の欄では Model の一覧が開き、その下に MODEL THIS のボタンがあります。出典:Veras adds GPT-6 Astra and Claude Opus 5.5(Chaos のブログ)

画像から3Dモデルをつくる操作は、VerasのMODELのタブで進めます。流れは、次の4つです。

  • AIを選ぶ
  • 参考の画像を入れる
  • MODEL THISで3Dモデルをつくる
  • 設計ソフトに入れる

AIを選ぶ

最初に、3DモデルをつくらせるAIを選びます。選べるのはGPT-6 AstraとClaude Opus 5.5で、それぞれOpenAIとAnthropicのAIです。

Generateの欄でAgentを選ぶと、その下のModelの欄で使うAIを選べます。何も変えなければ、GPT-6 Astraが選ばれた状態です。

AIにどこまで丁寧に進めさせるか(effort)も、作業に合わせて変えられます。

Modelの欄を開いたところが、次の画像です。

Generateの欄でAgentを選び、ModelでGPT-6 AstraとClaude Opus 5.5を選ぶ欄
Model の一覧に GPT-6 Astra と Claude Opus 5.5 が並び、Source の欄に参考の画像が1枚入っています。出典:Veras adds GPT-6 Astra and Claude Opus 5.5(Chaos のブログ)

どちらのAIがどんな建物に向くかは、公式の情報には書かれていません。

参考の画像を入れる

参考の画像は、Sourceの欄に入れます。元にできるのは、写真・スケッチ・レンダリングした画像と平面図です。

入れられる参考の画像は、2026年10月時点で12枚まで。設計ソフトの画面やVerasの3Dの画面を撮ったスナップショットも、1枚として数えます。

違う向きから写した画像を合わせて入れると、AIが建物の情報を多く得られます。Verasが、画像どうしの写した向きを突き合わせて、空間全体を読み取るためです。

下の例は、写真9枚と平面図3枚から、家の3Dモデルをつくったものです。

下の列に参考の写真と平面図が並び、平面図とできた3Dモデルを並べたVerasの画面
SPLIT の表示で、参考の平面図と、3Dモデルを上から見たところを並べた画面です。下の列に参考の画像が並んでいます。一覧の上の「BAKE is not available here」は、この画面では設計ソフトに入れる機能(BAKE)が使えないという表示です。出典:Turn References into 3D(Chaos の動画から切り出し)

MODEL THISで3Dモデルをつくる

参考の画像を入れたら、MODEL THISのボタンを押して3Dモデルをつくります。画像の代わりに、文章からつくることもできます。

できあがるのは、建物の部品でできた3Dモデルです。細かい面を貼り合わせただけの形(メッシュ)と違い、部品ごとに直せます。

部品として扱われるのは、次のものです。

  • 壁・床・屋根
  • 開口(窓やドアのための穴)・ドア・窓
  • カメラ(3Dモデルを見る視点)
  • 家具

曲面の壁、傾いた形、断面を線に沿って伸ばした形もつくれます。開口は、立体を切り抜く形でもあけられます。

家具と素材の出どころは、Chaos Cosmos。Chaosが用意している家具や素材の集まりです。

AIは、ここから合う家具を選んで置き、合う素材を面に貼ります。つくりながら3Dモデルを参考の画像と見比べ、合わないところを直していきます。

次の画面は、居間の画像と3Dモデルを並べたものです。天井の梁や、ソファと椅子の置き方が、3Dモデルにも入っています。

居間の画像と、できた3Dモデルを並べたVerasの画面
SPLIT の表示で、居間の画像と、同じ家の3Dモデルを並べた画面です。ELEMENTS の一覧に、Walls・Floors・Doors などの部品の種類と数が出ています。出典:Turn References into 3D(Chaos の動画から切り出し)

設計ソフトに入れる

できた3Dモデルを設計ソフトに入れるのは、BAKEの機能です。書き出してから変換する手順はなく、設計ソフトの中で開いたVerasから、そのまま入ります。

形と一緒に、素材とカメラも設計ソフトに入ります。

それぞれのソフトでの入り方は、次の表のとおりです。

ソフト入り方
Revit壁・床・屋根・ドア・窓が、Revitで描いたものと同じ部品として入る
SketchUp部品ごとにまとまった形(グループ)で入り、直せる
RhinoNURBS(曲面を式で表し、点を動かして直せる形)で入る

たとえば、Rhinoの中で開いたVerasから入れた天井は、Rhinoの立体として選べます。家の例とは別の、キッチンの例です。

Rhinoの中でVerasを開き、Rhinoの側に3Dモデルが入った画面
Rhino の中で Veras を開いた画面です。黄色の線で出ている天井を選ぶと、Rhino の Properties の欄に閉じた立体(closed solid polysurface)と、Ceilings の層が出ます。出典:Bake into Your Workflow(Chaos の動画から切り出し)

この入れ方ができるのは、2026年10月時点でこの3つだけ。Verasを組み込めるほかの4つ(Archicad・Vectorworks・Forma・Allplan)には、この形では入りません。

Veras AIを使うときの注意:「?」の印・クレジット・日本語

Rhinoに入れた3Dモデルの部品の一覧。床の素材の行に「?」の印
Rhino の中で開いた Veras の、部品の一覧です。Floors の下の素材の行(Opaque honey oak kitc…)に「?」の印が付いています。出典:Bake into Your Workflow(Chaos の動画から切り出し)

Veras AIを使うときに注意することは、次の3つです。

  • 「?」の印のところを確かめる
  • つくるたびにクレジットを使う
  • 日本語で使えるかは書かれていない

「?」の印のところを確かめる

できた3Dモデルは、「?」の印のところから確かめます。参考の画像から決めきれなかったところに、AIがこの印を付けるためです。

印の付いたところの形や素材は、AIが仮に選んだもの。設計ソフトに入れたあと、形・寸法・素材を設計案に合わせて直してください。

つくるたびにクレジットを使う

クレジットは、Verasで何かをつくるときに使う単位です。3Dモデルをつくると、そのたびにクレジットが減ります。

契約ごとの1か月のクレジットは、2026年10月時点で次の表のとおりです。

契約1か月のクレジット
Veras Starter500
Veras Pro2,000
Veras Ultra6,000(料金は個別の相談)

各契約の金額は、Chaosの製品のページで確かめてください。

1つの3Dモデルに使うクレジットは、Chaosの示す平均で500ほどです。形が複雑なほど、使うクレジットは増えます。

Starterの1か月の500なら、平均の3Dモデルでおよそ1つ分です。

初めての人は、14日間無料で試せます。付くのは100クレジットで、平均的な3Dモデル1つ分(500)に届きません。

GPT-6 Astraで3Dモデルをつくる分は、2,000クレジットまで無料です。公式の発表では、期間を2026年10月の間としています。

平均の500で割ると、つくれるのは4つほどの計算です。

ただ、AIを選ぶ欄の下には「through Oct 29」と出ています。終わりの日と、契約していない人も使えるかは、Verasの画面で確かめてください。

日本語で使えるかは書かれていない

Verasの画面が日本語で使えるかは、公式の情報には書かれていません。製品のページの表示も、英語と韓国語だけです。

参考の画像から、Veras AIで直せる3Dモデルをつくってみよう

家の外観の写真と、できた3Dモデルを並べたVerasの画面
SPLIT の表示で、家の外観の写真と、同じ家の3Dモデルを並べた画面です。出典:Turn References into 3D(Chaos の動画から切り出し)

画像から3Dモデルをつくる機能では、AIが参考の画像から、部品でできた3Dモデルをつくります。その3Dモデルは、Revit・SketchUp・Rhinoで部品ごとに直せます。

使い方の流れは、次の4つです。

  • AIを選ぶ
  • 参考の画像を入れる
  • MODEL THISで3Dモデルをつくる
  • 設計ソフトに入れる

検討中の案があれば、違う向きから写した参考の画像を集めて試してみてください。

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この記事について

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