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  1. Blenderのカメラとは|カメラの追加と設定

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Blenderのカメラとは|カメラの追加と設定

編集部 読了 約8分

  • Blenderのカメラの使い方を知りたい
  • カメラの設定に何があるか知りたい
  • パースの構図をカメラで決めたい

Blender(ブレンダー)で建築パースを作るときは、シーンにカメラを置き、仕上がりの画像に写す範囲と写り方をカメラの設定で決めます。

しかし、カメラの設定はいくつものパネルに分かれて並び、どれから触ればよいかは画面だけでは分かりません。

この記事では、カメラとは何かと、カメラを置いて写る範囲を決める設定、ピントと構図の整え方、平行投影とパノラマの写し方の全体を解説します。どの記事から読めばよいかも分かります。

画面:Blender 5.2.2 LTS(日本語の表示)

カメラとは

カメラのプロパティ
カメラを選び、プロパティエディターのデータのタブ(赤い枠)を開いた画面。レンズのパネル(赤い枠)に、写し方と写る範囲の設定が並ぶ

カメラは、仕上がりの画像に写す範囲を決めるオブジェクトです。レンダリング(仕上がりの画像を計算して作ること)には、シーンのアクティブカメラ(仕上がりの画像に使うカメラ)が使われます。

3Dビューポートで見ている視点は、レンダリングには使われません。カメラから見た画面のカメラビューに切り替えて、写る範囲を見ながら決めてください。

カメラの設定は、カメラを選んでプロパティエディターのデータのタブ(緑のカメラの絵)を開くと並びます。

データのタブで決めることと、扱う節は次のとおりです。

決めること使う設定扱う節
写る広さ「レンズ」の「焦点距離」「カメラを置いて、写る範囲を決める」
縦の線をまっすぐにする「レンズ」の「シフト」「カメラを置いて、写る範囲を決める」
写る距離の範囲「レンズ」の「範囲の開始」「終了」「カメラを置いて、写る範囲を決める」
ピント「被写界深度」「ピントと構図を整える」
構図の目安の線「ビューポート表示」の「コンポジションガイド」「ピントと構図を整える」
写し方「レンズ」の「タイプ」「平行投影とパノラマで写す」

カメラを置いて、写る範囲を決める

写る範囲
カメラを置き、今の視点に合わせたカメラビュー。点線の枠の中が、仕上がりの画像に写る範囲

パースを作るときは、まずカメラを置いて向きを決め、次に写る広さと見え方を整えます。

写る範囲を決める方法は、次の4つです。

  • カメラを置いて、視点に合わせる
  • 焦点距離で写る広さを決める
  • シフトで縦の線をまっすぐにする
  • クリップ開始・終了で写る距離を決める

カメラを置いて、視点に合わせる

追加→カメラで足したカメラは、3Dカーソル(物を足す位置の目印)の位置に、今の視点の向きで置かれます。足したカメラを選んでCtrl+テンキーの0を押すと、そのカメラがアクティブカメラになります。

テンキーが無いときは、ビュー→カメラ設定→アクティブオブジェクトをカメラに設定を押してください。

アクティブカメラを今の視点の位置と向きに動かすショートカットは、Ctrl+Alt+テンキーの0です。テンキーが無いときは、ビュー→視点を揃える→現在の視点にカメラを合わせるを押してください。

カメラを足す手順と、カメラビューで視点を回してカメラを動かす方法は、次の記事で解説しています。

» Blenderのカメラの追加

焦点距離で写る広さを決める

焦点距離は、レンズのパネルで写る広さを決める値で、最初は50mm です。短いほど広く写るので、狭い部屋の中を広く写したいときは短くします。

焦点距離の変え方と、写したい幅に合う焦点距離の出し方は、次の記事で解説しています。

» Blenderのカメラの焦点距離

シフトで縦の線をまっすぐにする

建物を見上げるようにカメラを傾けると、縦の線が上ですぼまって写ります。直すときは、カメラを目線の高さに置いて水平に向け、シフトの Y で写る範囲を上にずらしてください。

シフトの値は、出力(仕上がりの画像)の長い辺を1とした割合です。建物の上まで枠に入るまで、Y を少しずつ上げます。

カメラの位置と回転を打って目線の高さで水平にする手順と、シフトの Y で建物を枠に入れる手順は、次の記事で解説しています。

» Blenderのカメラのシフト

クリップ開始・終了で写る距離を決める

クリップ開始・終了(画面の名前は範囲の開始と終了)は、カメラに写る距離の範囲を決める設定です。開始を上げると、壁の外に置いたカメラから、手前の壁を写さずに室内を写せます。

写る距離の範囲を3Dビューポートに線で出す方法と、壁の外から室内を写す手順は、次の記事で解説しています。

» Blenderのカメラのクリップ開始・終了

ピントと構図を整える

被写界深度被写界深度
三分割三分割
「被写界深度」は、真ん中の立方体にピントを合わせて書き出した画像。「三分割」は、構図の目安の白い点線を出したカメラビュー

写る範囲が決まったら、見せたい物にピントを合わせ、構図の線に合わせてカメラの向きを整えます。

ピントと構図を整える方法は、次の2つです。

  • 被写界深度でピントを合わせる
  • コンポジションガイドで構図を整える

被写界深度でピントを合わせる

被写界深度は、ピントの合う距離の前と後ろをぼかして写す設定で、見せたい家具だけをくっきり写したいときに使います。

チェックを入れたあと、ぼけの強さは絞りのF値で決まり、小さいほど強くぼけます。まずは最初の2.8 から試してください。

ピントを合わせる物の選び方と、ぼけが見える表示の切り替えは、次の記事で解説しています。

» Blenderの被写界深度

コンポジションガイドで構図を整える

コンポジションガイドは、カメラビューに構図の目安の線を出す設定です。見せたい物を画面のどこに置くかを決めるときに使い、線は書き出した画像には写りません。

三分割の線の出し方と、線の交わる所に物を合わせる方法、8種類のガイドの違いは、次の記事で解説しています。

» Blenderのコンポジションガイド

平行投影とパノラマで写す

平行投影平行投影
パノラマパノラマ
「平行投影」は、平行投影にして立方体の正面に向けたカメラビュー。「パノラマ」は、部屋の中のカメラで周り全部を写した正距円筒図の画像

カメラのタイプを替えると、遠近の無い立面図のような画像や、周り全部を写した360度の画像を作れます。

写し方を替える方法は、次の2つです。

  • 平行投影で立面図のように写す
  • パノラマで360度を写す

平行投影で立面図のように写す

タイプの平行投影は、物の大きさがカメラからの遠さによって変わらない写し方で、立面図のような画像を作るときに使います。写る範囲を決めるのは焦点距離でなく、出力の長い辺に写る長さを m で打つ平行投影のスケールです。

カメラを建物の正面に向ける方法と、スケールの決め方は、次の記事で解説しています。

» Blenderのカメラの平行投影

パノラマで360度を写す

タイプのパノラマ状は、カメラの周りを広く写す写し方です。写し方を選ぶパノラマタイプは、レンダーエンジン(画像を作る仕組み)が Cycles のときにしか出ません。

パノラマタイプを正距円筒図にすれば、部屋の周りの横360°・縦180°を1枚に写した、360度の画像を作れます。

正距円筒図にする手順と、出力の縦横を2:1 にして書き出す方法は、次の記事で解説しています。

» Blenderのパノラマカメラ

カメラを置いて、パースの構図を決めよう

決めた構図
立方体を三分割の右下の線の交わる所に合わせ、枠の外を外枠の設定で黒くしたカメラビュー

カメラは、仕上がりの画像に写す範囲を決めるオブジェクトで、設定はデータのタブに並びます。この記事で解説したことは、次の3つです。

  • 写る範囲:カメラを置き、焦点距離・シフト・範囲の開始と終了で整える
  • ピントと構図:被写界深度でピントを合わせ、コンポジションガイドで構図を整える
  • 写し方:タイプを平行投影かパノラマ状に替える

まずはカメラを置き、Blenderのカメラの焦点距離を読んで写る広さを決めてみてください。

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この記事について

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