1. Blenderの取り消しとやり直し|操作と履歴

Blender

Blenderの取り消しとやり直し|操作と履歴

編集部 読了 約13分

  • 間違えた操作を元に戻したい
  • 取り消しを取り消したい(やり直したい)
  • 元に戻す回数を増やしたい

Blender(ブレンダー)では、オブジェクト(シーンに置いた物)を動かしたり回したりしながら形を作ります。動かしすぎたときに戻せると、気軽に試せます。

元に戻すは直前の操作を取り消すこと、やり直すは取り消した操作をもう一度かけ直すことです。

この記事では、2つのキーと操作履歴、「最後の操作を調整」のパネル、操作の繰り返し、元に戻す回数の設定を解説します。

元に戻すはCtrl+Zキー、やり直すはShift+Ctrl+Zキーです。

画面:Blender 5.2.2 LTS(日本語の表示)

始める前に

この記事で使う画面の区画
①トップバーの編集 ②プロパティエディターの位置と回転の欄 ③「最後の操作を調整」のパネルが出る所

この記事を読む前に知っておくことは、次の3つです。

  • この記事の①〜③は、この節の画像の番号(トップバーは画面の一番上の段、プロパティエディターは設定のタブが並ぶエディター)
  • 起動した直後の画面(立方体・カメラ・ライト。立方体が選ばれている)から、記事の順に操作する
  • 立方体の位置と回転は、②の「位置」と「回転」の欄で確かめる(オレンジの四角のタブ。起動した直後はこのタブが開いている)

立方体を動かすときは、3Dビューポート(シーンを3Dで見て操作する所)にポインターを乗せ、Gキー、Xキーの順に押してから、動かす量を打ってEnterキーを押します。

回すときは、Rキー、Zキーの順に押してから、角度を打ってEnterキーを押してください。動かしたり回したりしたあとに③に出るパネルの使い方は、3つ目の節で説明します。

Ctrl+Zで元に戻し、Shift+Ctrl+Zでやり直す

元に戻した画面
この節の手順で、動かした立方体を元に戻した画面。位置のXが0 mに戻った(赤い枠)

間違えた操作は、Ctrl+Zキーで元に戻します。取り消しすぎたときに使うのは、Shift+Ctrl+Zキーのやり直しです。

立方体をX軸の向きに1 m動かす

3Dビューポートにポインターを乗せてGキー、Xキーの順に押し、1と打ってEnterキーを押します。

立方体が動き、位置のXが1 mになりました。

動かした画面
位置のXが1 mになった(赤い枠)

Ctrlキーを押しながらZキーを押す

Ctrlキーを押しながらZキーを押します。

動かした操作が取り消され、位置のXが0 mに戻りました。

元に戻した画面
位置のXが0 mに戻った(赤い枠)

ShiftキーとCtrlキーを押しながらZキーを押す

ShiftキーとCtrlキーを押しながら、Zキーを押します。

取り消した操作がやり直され、位置のXがもう一度1 mになりました。

やり直した画面
位置のXがもう一度1 mになった(赤い枠)

「編集」のメニューを開く

①の編集を押します。

元に戻すとやり直すが並び、キーと同じ操作をメニューからもできます。今は元に戻すが白く、やり直すが灰色です。

編集のメニュー
元に戻すは白く(押せる)、やり直すは灰色(押せない)(赤い枠)

これで、取り消しとやり直しを試せました。開いたメニューは、Escキーで閉じてください。

操作履歴から、前の状態に戻る

移動まで戻した画面
この節の手順で、操作履歴の「移動」まで戻した画面。回転のZだけが0°に戻った(赤い枠)

いくつか前の状態に戻るときは、編集→操作履歴で、戻りたい時点の操作を選びます。選んだ操作をした直後の状態が、戻る先です。

立方体をZ軸の周りに30°回す

3Dビューポートにポインターを乗せてRキー、Zキーの順に押し、30と打ってEnterキーを押します。

立方体が回り、回転のZが30°になりました。

回した画面
位置のXが1 m、回転のZが30°(赤い枠)

「編集」→「操作履歴」の「移動」を押す

①の編集を押し、操作履歴にポインターを乗せて、出た一覧の移動を押します。一覧は一番上が一番新しい操作で、点の印が今の状態です。

操作履歴の移動
操作履歴の一覧の移動(赤い枠)。上から「回転」「移動」「オリジナル」(起動したときの状態)

回した操作が取り消され、回転のZが0°に戻りました。位置のXは1 mのままです。

移動まで戻した画面
位置のXは1 m、回転のZは0°(赤い枠)

これで、選んだ操作をした直後まで戻りました。新しい操作をするまでは、一覧の中の古い操作へも新しい操作へも移れます。

戻った時点で新しい操作をすると、それより新しい操作は一覧から消えるので注意してください。

「最後の操作を調整」のパネルで、直前の値を変える

角度を45にした画面
この節の手順で、パネルの「角度」を45°にした画面。回転のZも45°になった(赤い枠)

動かす・回すなどの操作のあとは、③に「最後の操作を調整」のパネルが出ます。このパネルで、直前の操作の値をあとから変えられます。

もう一度、立方体を30°回す

前の節と同じくRキー、Zキーの順に押し、30と打ってEnterキーを押します。

回転のZが30°になり、③に回転のパネルが閉じた形で出ました。

閉じたパネル
閉じた形で出た回転のパネル(赤い枠)

パネルの見出しの「回転」を押す

③の回転の見出しを押します。

パネルが開き、「角度」の欄に30°と出ました。

最後の操作を調整のパネル
回転の見出しと「角度」の欄(赤い枠)。「角度」が30°

「角度」の欄に45と打つ

「角度」の欄を押し、45と打ってEnterキーを押します。

回し直さなくても、回転のZが45°になりました。

角度を45にした画面
「角度」が45°になり(赤い枠)、回転のZも45°(赤い枠)

これで、直前の操作の値を変えられました。

Shift+Rで、直前の操作を繰り返す

操作を繰り返した画面
この節の手順で、1 m動かした操作を繰り返した画面。位置のXが2 mになった(赤い枠)

直前と同じ操作をもう一度重ねるときは、Shift+Rキーを押します。①の編集→操作を繰り返すと同じです。

今の直前の操作は前の節の回転なので、先に操作履歴で最初の状態に戻し、動かす操作を直前の操作にしてから試します。

「編集」→「操作履歴」の「オリジナル」を押す

①の編集を押し、操作履歴の一覧のオリジナルを押します。

操作履歴のオリジナル
操作履歴の一覧のオリジナル(赤い枠)

起動したときの状態に戻り、位置のXが0 m、回転のZが0°になりました。

オリジナルに戻した画面
位置のXが0 m、回転のZが0°(赤い枠)

もう一度、立方体を1 m動かす

3Dビューポートにポインターを乗せ、もう一度Gキー、Xキーの順に押し、1と打ってEnterキーを押します。

位置のXが1 mになりました。

動かした画面
位置のXが1 m(赤い枠)

Shiftキーを押しながらRキーを押す

ポインターを乗せたまま、Shiftキーを押しながらRキーを押します。

同じ操作がもう一度かかり、位置のXが2 mになりました。

操作を繰り返した画面
位置のXが2 mになった(赤い枠)

これで、同じ量(1 m)だけもう一度動かせました。

元に戻す回数を増やす

元に戻す回数を100にした画面
この節の手順で、「元に戻す回数」を100にした画面(赤い枠)

元に戻せる回数は、プリファレンス(Blenderの設定の画面)のシステムの「元に戻す回数」で決まる回数までです。初めの設定は32で、多く戻りたいときは増やします。

「編集」の「プリファレンス...」を押す

①の編集を押し、プリファレンス…を押します。

編集のプリファレンス
編集のメニューのプリファレンス…(赤い枠)。起動した直後の画面で撮ったもので、ほかの項目の白と灰色は手元と違うことがある

プリファレンスのウィンドウが開きました。

「システム」を押す

プリファレンスの項目の一覧のシステムを押します。

「メモリーと制限」の欄に「元に戻す回数」が出ました。初めの設定は32です。

システムの画面
システム(赤い枠)と、「メモリーと制限」の「元に戻す回数」(32)

「元に戻す回数」の欄に100と打つ

「元に戻す回数」の欄を押し、100と打ってEnterキーを押します。

「元に戻す回数」が100になりました。

元に戻す回数を100にした画面
「元に戻す回数」が100(赤い枠)

これで、100回前の操作まで戻れるようになりました。変えた設定は、Blender を終了するときに保存されます。

確かめたら、プリファレンスのウィンドウの右上の×を押して閉じてください。

元に戻せないとき

視点を回したあと視点を回したあと
Ctrl+Zキーを押したあとCtrl+Zキーを押したあと
視点は回したまま。位置のXが2 mから1 mに変わり、Shift+Rの節で繰り返した移動が取り消された(赤い枠)

元に戻せないときの主な症状は、次の2つです。

  • Ctrl+Zキーを押しても、回した視点が戻らない
  • 前の状態まで戻りきらない

Ctrl+Zキーを押しても、回した視点が戻らない

中ボタン(マウスのホイールを押し込むボタン)でドラッグして視点を回しても、その操作はCtrl+Zキーで取り消せません。

試しに視点を回してからCtrl+Zキーを押すと、視点ではなく、その前の立方体の操作(Shift+Rキーの移動)が取り消されます。

取り消してしまったときは、Shift+Ctrl+Zキーでやり直してください。立方体を見失ったときは、3Dビューポートのヘッダーのビュー→すべて表示で、全部のオブジェクトを画面に収められます。

前の状態まで戻りきらない

原因は、元に戻せる回数より前の操作まで戻ろうとしていることです。元に戻せるのは「元に戻す回数」の分だけで、それより古い操作には戻れません。

これからの操作で多く戻りたいときは、前の節の手順で「元に戻す回数」を増やしてください。

取り消しとやり直しを使って、気軽に試そう

移動まで戻した画面
操作履歴で、回す前まで戻した画面

「元に戻す回数」の範囲なら、操作は何回でも取り消し、やり直せます。この記事の要点は、次の5つです。

  • 元に戻すはCtrl+Zキー、やり直すはShift+Ctrl+Zキー
  • いくつか前に戻るときは、編集→操作履歴から選ぶ
  • 直前の操作の値は、「最後の操作を調整」のパネルで変える
  • 直前と同じ操作を重ねるときは、Shift+Rキー
  • 元に戻す回数は、プリファレンスのシステムの「元に戻す回数」で増やす

次に形を作るときは、まず動かしてみて、違ったらCtrl+Zキーで戻してください。

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この記事について

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