
Blenderの取り消しとやり直し|操作と履歴
- 間違えた操作を元に戻したい
- 取り消しを取り消したい(やり直したい)
- 元に戻す回数を増やしたい
Blender(ブレンダー)では、オブジェクト(シーンに置いた物)を動かしたり回したりしながら形を作ります。動かしすぎたときに戻せると、気軽に試せます。
元に戻すは直前の操作を取り消すこと、やり直すは取り消した操作をもう一度かけ直すことです。
この記事では、2つのキーと操作履歴、「最後の操作を調整」のパネル、操作の繰り返し、元に戻す回数の設定を解説します。
元に戻すはCtrl+Zキー、やり直すはShift+Ctrl+Zキーです。
画面:Blender 5.2.2 LTS(日本語の表示)始める前に

この記事を読む前に知っておくことは、次の3つです。
- この記事の①〜③は、この節の画像の番号(トップバーは画面の一番上の段、プロパティエディターは設定のタブが並ぶエディター)
- 起動した直後の画面(立方体・カメラ・ライト。立方体が選ばれている)から、記事の順に操作する
- 立方体の位置と回転は、②の「位置」と「回転」の欄で確かめる(オレンジの四角のタブ。起動した直後はこのタブが開いている)
立方体を動かすときは、3Dビューポート(シーンを3Dで見て操作する所)にポインターを乗せ、Gキー、Xキーの順に押してから、動かす量を打ってEnterキーを押します。
回すときは、Rキー、Zキーの順に押してから、角度を打ってEnterキーを押してください。動かしたり回したりしたあとに③に出るパネルの使い方は、3つ目の節で説明します。
Ctrl+Zで元に戻し、Shift+Ctrl+Zでやり直す

間違えた操作は、Ctrl+Zキーで元に戻します。取り消しすぎたときに使うのは、Shift+Ctrl+Zキーのやり直しです。
立方体を
3Dビューポートにポインターを乗せてGキー、Xキーの順に押し、1と打ってEnterキーを押します。
立方体が動き、位置のXが1 mになりました。

Ctrlキーを
Ctrlキーを押しながらZキーを押します。
動かした操作が取り消され、位置のXが0 mに戻りました。

Shiftキーと
ShiftキーとCtrlキーを押しながら、Zキーを押します。
取り消した操作がやり直され、位置のXがもう一度1 mになりました。

「編集」
①の編集を押します。
元に戻すとやり直すが並び、キーと同じ操作をメニューからもできます。今は元に戻すが白く、やり直すが灰色です。

これで、取り消しとやり直しを試せました。開いたメニューは、Escキーで閉じてください。
操作履歴から、前の状態に戻る

いくつか前の状態に戻るときは、編集→操作履歴で、戻りたい時点の操作を選びます。選んだ操作をした直後の状態が、戻る先です。
立方体を
3Dビューポートにポインターを乗せてRキー、Zキーの順に押し、30と打ってEnterキーを押します。
立方体が回り、回転のZが30°になりました。

「編集」
①の編集を押し、操作履歴にポインターを乗せて、出た一覧の移動を押します。一覧は一番上が一番新しい操作で、点の印が今の状態です。

回した操作が取り消され、回転のZが0°に戻りました。位置のXは1 mのままです。

これで、選んだ操作をした直後まで戻りました。新しい操作をするまでは、一覧の中の古い操作へも新しい操作へも移れます。
戻った時点で新しい操作をすると、それより新しい操作は一覧から消えるので注意してください。
「最後の操作を調整」のパネルで、直前の値を変える

動かす・回すなどの操作のあとは、③に「最後の操作を調整」のパネルが出ます。このパネルで、直前の操作の値をあとから変えられます。
もう一度、
前の節と同じくRキー、Zキーの順に押し、30と打ってEnterキーを押します。
回転のZが30°になり、③に回転のパネルが閉じた形で出ました。

パネルの
③の回転の見出しを押します。
パネルが開き、「角度」の欄に30°と出ました。

「角度」
「角度」の欄を押し、45と打ってEnterキーを押します。
回し直さなくても、回転のZが45°になりました。

これで、直前の操作の値を変えられました。
Shift+Rで、直前の操作を繰り返す

直前と同じ操作をもう一度重ねるときは、Shift+Rキーを押します。①の編集→操作を繰り返すと同じです。
今の直前の操作は前の節の回転なので、先に操作履歴で最初の状態に戻し、動かす操作を直前の操作にしてから試します。
「編集」
①の編集を押し、操作履歴の一覧のオリジナルを押します。

起動したときの状態に戻り、位置のXが0 m、回転のZが0°になりました。

もう一度、
3Dビューポートにポインターを乗せ、もう一度Gキー、Xキーの順に押し、1と打ってEnterキーを押します。
位置のXが1 mになりました。

Shiftキーを
ポインターを乗せたまま、Shiftキーを押しながらRキーを押します。
同じ操作がもう一度かかり、位置のXが2 mになりました。

これで、同じ量(1 m)だけもう一度動かせました。
元に戻す回数を増やす

元に戻せる回数は、プリファレンス(Blenderの設定の画面)のシステムの「元に戻す回数」で決まる回数までです。初めの設定は32で、多く戻りたいときは増やします。
「編集」
①の編集を押し、プリファレンス…を押します。

プリファレンスのウィンドウが開きました。
「システム」
プリファレンスの項目の一覧のシステムを押します。
「メモリーと制限」の欄に「元に戻す回数」が出ました。初めの設定は32です。

「元に
「元に戻す回数」の欄を押し、100と打ってEnterキーを押します。
「元に戻す回数」が100になりました。

これで、100回前の操作まで戻れるようになりました。変えた設定は、Blender を終了するときに保存されます。
確かめたら、プリファレンスのウィンドウの右上の×を押して閉じてください。
元に戻せないとき
視点を回したあと
Ctrl+Zキーを押したあと元に戻せないときの主な症状は、次の2つです。
- Ctrl+Zキーを押しても、回した視点が戻らない
- 前の状態まで戻りきらない
Ctrl+Zキーを押しても、回した視点が戻らない
中ボタン(マウスのホイールを押し込むボタン)でドラッグして視点を回しても、その操作はCtrl+Zキーで取り消せません。
試しに視点を回してからCtrl+Zキーを押すと、視点ではなく、その前の立方体の操作(Shift+Rキーの移動)が取り消されます。
取り消してしまったときは、Shift+Ctrl+Zキーでやり直してください。立方体を見失ったときは、3Dビューポートのヘッダーのビュー→すべて表示で、全部のオブジェクトを画面に収められます。
前の状態まで戻りきらない
原因は、元に戻せる回数より前の操作まで戻ろうとしていることです。元に戻せるのは「元に戻す回数」の分だけで、それより古い操作には戻れません。
これからの操作で多く戻りたいときは、前の節の手順で「元に戻す回数」を増やしてください。
取り消しとやり直しを使って、気軽に試そう

「元に戻す回数」の範囲なら、操作は何回でも取り消し、やり直せます。この記事の要点は、次の5つです。
- 元に戻すはCtrl+Zキー、やり直すはShift+Ctrl+Zキー
- いくつか前に戻るときは、編集→操作履歴から選ぶ
- 直前の操作の値は、「最後の操作を調整」のパネルで変える
- 直前と同じ操作を重ねるときは、Shift+Rキー
- 元に戻す回数は、プリファレンスのシステムの「元に戻す回数」で増やす
次に形を作るときは、まず動かしてみて、違ったらCtrl+Zキーで戻してください。
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この記事について
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