
Blenderの取り消しとやり直し|操作と履歴
Blender(ブレンダー)では、間違えた操作を取り消したり、取り消した操作をやり直したりできます。この記事では、取り消しとやり直しのキー、操作履歴から前の状態に戻る方法、直前の操作の値をあとから変える方法、直前の操作を繰り返す方法を解説します。
この記事の画面は、Blender 5.2.2 LTSで、日本語の表示にしたものです。部屋に置いた台を選び、動かしてから回した状態で試しています。
元に戻す(Ctrl+Z)とやり直す(Shift+Ctrl+Z)
公式マニュアルによると、直前の操作を取り消すにはCtrl+Zキーを、取り消した操作をやり直すにはShift+Ctrl+Zキーを押します。どちらも、画面の一番上のトップバーの「編集」のメニューにあります。
| 項目(5.2.2の画面) | キー | 働き(公式マニュアル) |
|---|---|---|
| 元に戻す | Ctrl+Z | 直前の操作を取り消す |
| やり直す | Shift+Ctrl+Z | 取り消した操作をやり直す |
実際の画面では、やり直す操作が無いとき、「やり直す」は灰色で選べません。何回前まで取り消せるかは、プリファレンス(Blenderの設定の画面)で決めます。設定の場所は、Blenderのプリファレンス|最初に決める設定で解説しています。
間違えた操作を取り消す手順は、次のとおりです。
- 取り消したい操作をした直後に、Ctrl+Zキーを押す
- さらに前の操作も取り消すときは、続けてCtrl+Zキーを押す
- 取り消しすぎたときは、Shift+Ctrl+Zキーでやり直す
実際に、台をX軸の向きに1m動かしてからCtrl+Zキーを押すと、位置のXは1.3mから0.3mに戻りました。
操作履歴から、前の状態に戻る
「編集」→「操作履歴」には、Blenderが覚えている最近の操作が並びます。

一番上が一番新しい操作で、点の印が今の状態を表します。項目を選ぶと、その操作をしたところまで戻ります。実際に試すと、「移動」を選んだとき、プロパティエディターの「オブジェクト」のタブの回転のZは30°から0°に戻り、動かした位置はそのままでした。
公式マニュアルによると、新しい操作をするまでは、操作履歴の中を前へも後ろへも行き来できます。前に戻ってから新しい操作をすると、そこから先の履歴は消えます。Blenderを終了すると、ファイルを保存していても、操作履歴はすべて消えます。
Blenderが落ちたときなどに作業を取り戻す方法は、Blenderのトラブルシューティング|クラッシュ・起動しない・データの復旧で解説しています。
操作履歴から戻る手順は、次のとおりです。
- トップバーの「編集」を押す
- 「操作履歴」にマウスのポインターを乗せる。右に最近の操作の一覧が出る
- 戻りたい操作(「移動」など)を押す
最後の操作を調整のパネルで、直前の操作の値を変える
公式マニュアルによると、3Dビューポート(3Dの物を見るエディター)などでは、物を動かす・回すといった操作をすると、その3Dビューポートの左下に「最後の操作を調整」のパネルが出ます。F9キーや「編集」→「最後の操作を調整…」でも、同じ内容を小さな窓で出せます。

実際に試すと、回したあとの左下には、閉じた形で「回転」のパネルが出ました。開くと、「角度」の欄に30°と入っていました。この欄の値を打ち変えると、回し直さなくても、その角度で回した状態になります。公式マニュアルによると、0を入れると、回す前と同じになります。
パネルの中身は、直前の操作と、そのときのモード(オブジェクトモード・編集モードなど)によって変わります。公式マニュアルは、「追加」→「メッシュ」→「円」で円を追加したあとに、パネルの「頂点」を3にすると正三角形ができる、という例を挙げています。パネルは、3Dビューポートの「ビュー」→「最後の操作を調整」のチェックを外すと隠せます。
直前の操作の値を変える手順は、次のとおりです。
- 操作をした直後に、3Dビューポートの左下に出たパネルの見出し(「回転」など)を押して開く
- 変えたい欄(「角度」など)をクリックする
- 新しい値を打って、Enterキーを押す
実際に、台をZ軸の周りに30°回したあと、この手順で「角度」を45と打つと、台の回転のZは45°になりました。
直前の操作を繰り返す
「編集」→「操作を繰り返す」(Shift+R)は、直前の操作をもう一度します。実際に試すと、台を選んでX軸の向きに1m動かした直後にShift+Rを押すと、台はさらに1m動きました。プロパティエディターの「オブジェクト」のタブの位置のXは、動かす前が0.3m、動かしたあとが1.3m、Shift+Rのあとが2.3mでした。
公式マニュアルは、複製して動かしたあとにShift+Rを押すと、もう一度複製して動かせる、という例を挙げています。実際に、台をShift+Dで複製してX軸の向きに2m動かし、Shift+Rを押すと、同じ間隔で3つ目の台ができました。

「編集」→「履歴内の操作を繰り返す…」を選ぶと、最近した操作の一覧が出ます。実際に、台を動かしてから回したあとに選ぶと、「回転」「移動」が並びました。一覧から選んだ操作をもう一度します。操作履歴と違い、選んでも前の状態には戻りません。
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この記事について
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