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  1. Blenderのプロパティエディター|タブの構成

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Blenderのプロパティエディター|タブの構成

編集部 読了 約8分

Blender(ブレンダー)のプロパティエディターは、選んでいる物やシーンの設定を並べるエディター(作業用の道具)です。最初の画面では、右下にあります。設定はタブに分かれていて、レンダリングの設定も、物の位置も、面の色(マテリアル)も、ここで決めます。この記事では、タブの並びと、それぞれのタブで何を決めるかを解説します。

この記事の画面は、Blender 5.2.2 LTSで、日本語の表示にしたものです。この記事で「選んでいる物」と書くときは、3Dビューポート(3Dの物を見るエディター)で選んだ物のうち、最後に選んだもの(アクティブな物)を指します。

プロパティエディターは、選んだ物やシーンの設定をタブで分けて並べる

プロパティエディターの左の縦の帯(ナビゲーションバー)に、タブのアイコンが並びます。公式マニュアルによると、この帯は左右どちらにも置けます。5.2.2では、タブを押すと右にそのタブの設定が並び、アイコンにカーソルを止めると「レンダー」「レンダープロパティ」のように2行で名前が出ました。

タブを切り替える手順は、次のとおりです。

  1. 3Dビューポートかアウトライナーで、設定を見たい物を選ぶ
  2. プロパティエディターの左の縦の帯に並んだアイコンから、見たいタブのアイコンを押す
  3. 右に、そのタブのパネルが並ぶ

実際に、立方体を選んでスパナの絵のアイコンを押すと、「モディファイアー」のタブに替わり、「モディファイアーを追加」のボタンが出ました。

並ぶタブは、選んでいる物で変わります。5.2.2の最初の画面で、立方体(Cube)を選んだときとカメラを選んだときを比べると、次のように違いました。

立方体(Cube)を選んだとき立方体(Cube)を選んだとき
カメラを選んだときカメラを選んだとき
左の縦の帯がタブ。カメラを選ぶと、モディファイアー・パーティクル・マテリアルのタブが無くなり、一番下のデータのタブのアイコンがカメラの形になる

立方体を選んだときはタブが14個あり、カメラかライトを選ぶと11個になりました。

プロパティエディターの上の段(ヘッダー)には、次のものがあります(公式マニュアル)。

部分働き
検索の欄設定を名前で探す。合う設定だけが明るく残り、最初に合った設定のタブに切り替わる。Ctrl+Fで探し始め、Alt+Fで消す
データのパス今表示している設定が、どのデータのものかを、名前とアイコンで示す。5.2.2でワールドのタブを開くと「Scene › World」と出た
ピンのアイコン押すと、今表示しているデータ(物・マテリアルなど)に固定する。ほかの物を選んでも表示が変わらない。もう一度押すと戻る
右上の ⌄ のボタン「アウトライナーと同期」の設定を出す
「アウトライナーと同期」の設定
プロパティエディターの右上の ⌄ のボタンを押して出た設定。「常時」「なし」「自動」の3つで、最初は「自動」

公式マニュアルによると、「アウトライナーと同期」は、アウトライナー(物の一覧のエディター)でアイコンをクリックしたときに、プロパティエディターのタブを合わせて切り替えるかを決めます。「常時」はいつも切り替え、「なし」は切り替えず、「自動」はプロパティエディターがアウトライナーと隣り合っているときだけ切り替えます。

タブの一覧と、それぞれで決めること

タブは、上から次の順に並びます(ナビゲーションバーを右クリックして出る「表示タブ」の並び)。選んでいる物によって、出ないタブがあります。まとまりは公式マニュアルの分け方で、中身は5.2.2で立方体を選んでタブを開いたときの画面から書いています。帯の中では、まとまりの間に隙間があります。

まとまりタブ5.2.2の画面の中身
ツールツール3Dビューポートのツールバーで今選んでいるツールと、ワークスペース(作業ごとの画面の並び)の設定
シーンレンダー画像を仕上げる仕組み(レンダーエンジン)と、その設定。EEVEEでは、サンプリング・ライトパス・被写界深度・カラーマネージメントなどのパネルが並ぶ
シーン出力書き出す画像の大きさ(解像度。最初は1920×1080)とフレームレート、コマの範囲(フレーム範囲)、立体視、書き出す先とファイルの形式(ファイルフォーマット。最初はPNG)
シーンビューレイヤーレンダリングに使うかどうかと、書き出す情報の種類(パス。統合・深度・ミスト・ノーマルなど)
シーンシーンシーン全体に効く設定。使うカメラ・単位・重力・オーディオなど
シーンワールド周りの環境の設定。背景の色や光(サーフェス)・ミストパスなど
コレクションコレクション今のコレクション(物をまとめる入れ物)の設定
オブジェクトオブジェクト選んでいる物の位置・回転・スケール、関係(親子)、表示の仕方など
オブジェクトモディファイアー「モディファイアーを追加」のボタンから、形に後から手を加える仕組み(モディファイアー)を足す
オブジェクトエフェクトグリースペンシル(2Dの線の物)の効果。グリースペンシルを選んだときに出る
オブジェクトパーティクル粒(パーティクル)の一覧。+で足す
オブジェクト物理演算フォースフィールド・コリジョン・クロス・ダイナミックペイント・ソフトボディ・流体・リジッドボディ・リジッドボディコンストレイントのボタンで、物の動きの計算を足す
オブジェクトコンストレイント「オブジェクトコンストレイントを追加」のボタンから、ほかの物に合わせて動くなどの決まり(コンストレイント)を足す
データデータ物の中身の設定。メッシュ・カメラ・ライトなど、物の種類でアイコンと中身が変わる
データボーン・ボーンコンストレイント骨組み(アーマチュア)の骨の設定。アーマチュアを選んだときに出る
見た目マテリアル面の色や質感(マテリアル)の一覧と、プレビュー・サーフェスなどの設定
見た目テクスチャテクスチャ(模様)の設定。関係するときだけ出る
ストリップストリップ・ストリップモディファイアー動画編集の素材(ストリップ)の設定。動画編集のときに出る

それぞれのタブの中の設定は、「Blenderのレンダリングとは|エンジン・実行・保存」(準備中)、「Blenderのマテリアルとテクスチャとは|作成・割り当て・スロット」(準備中)などの記事で解説します。

パネルの開閉・並べ替え・固定

タブの中の設定は、見出しの付いたまとまり(パネル)に分かれています。パネルの中に、さらに小さいまとまり(サブパネル)を持つものもあります。例えば、レンダーのタブの「サンプリング」のパネルの中には、「ビューポート」「レンダー」のサブパネルがあります。

公式マニュアルによると、パネルとタブは次のように扱います。

したいこと操作(公式マニュアル)
パネルを開く・閉じるパネルの見出しをクリックする。カーソルを乗せてAキーを押しても開閉する
1つだけ開いて、ほかを閉じる閉じたパネルの見出しをCtrl+クリックする
中のサブパネルをまとめて開閉する開いたパネルの見出しをCtrl+クリックする
いくつものパネルをまとめて開閉する見出しの上をドラッグする
パネルの順番を変える見出しの右の(::::)の印をドラッグする
タブを切り替えるカーソルをプロパティエディターに置いて、Ctrl+マウスのホイールを回す。Ctrl+Tab・Shift+Ctrl+Tabでも順に切り替わる。タブのアイコンの上をドラッグしても切り替わる
今のタブまで帯を送るテンキーの「.」を押す(タブが帯に収まらないとき)

5.2.2の画面では、パネルの見出しの左にある ∨ が開いている、> が閉じているしるしでした。一部のパネルの見出しの右には、よく使う設定を保存して呼び出す「プリセット」のアイコンがあります(例:出力のタブの「フォーマット」の見出しの右)。

公式マニュアルによると、パネルをタブにかかわらず出し続ける「固定(ピン留め)」は、サイドバー(3Dビューポートの右の、タブで設定が並ぶ段)ではできますが、プロパティエディターではできません。

表示するタブを選ぶ

ナビゲーションバー(タブの帯)を右クリックすると、「ナビゲーションバー」のメニューが出ます。タブを1つずつ隠すのは「表示タブ」です。

項目働き(公式マニュアル)
隠すタブの帯ごと隠す。隠したあとは、公式マニュアルによると、縁に出る小さな矢印をクリックすると戻る
右に切り替えタブの帯を右側に移す
表示タブタブごとに、表示するかを選ぶ

実際に試すと、帯のアイコンの上で右クリックしたときのメニューには、「ナビゲーションバー」(中に「右に切り替え」「隠す」)と「表示タブ」が並びました。

特定のタブを隠す手順は、次のとおりです。

  1. プロパティエディターの左の縦の帯の上で、右クリックする
  2. 出たメニューの「表示タブ」にマウスのポインターを乗せる。タブの名前にチェックが並ぶ
  3. 隠したいタブのチェックを押して外す

実際に「ワールド」のチェックを外すと、帯からワールドのタブ(赤い地球の絵)が消えました。もう一度チェックを入れると、また出ます。

「表示タブ」のメニュー
ナビゲーションバーを右クリックして「表示タブ」を開いたところ。チェックを外すと、そのタブが隠れる

公式マニュアルは、例えば「Video Editing」のワークスペースでは物や見た目のタブを隠す、「Modeling」のワークスペースではストリップのタブを隠す、といった使い方を挙げています。隠したタブは、同じメニューでチェックを入れ直すと戻ります。

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この記事について

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