
Blenderのサイドバーとツールバー|タブとツールの役割
- サイドバーとツールバーって、どこにあるの?
- サイドバーが消えて、表示されない…
- ツールバーのツールが、それぞれ何をするのか知りたい
Blender(ブレンダー)でオブジェクト(シーンに置いた物)を選んだり動かしたりするときは、3Dビューポート(3Dの空間を見て操作する画面)の中のサイドバーとツールバーを使います。
サイドバーなら、オブジェクトの位置や大きさを数字で確かめたり打ち込んだりできます。
しかし、起動した直後の画面ではサイドバーが隠れていて、どこにあるのか分かりにくいです。キーを1つ押しただけで、ツールバーが消えることもあります。
この記事では、サイドバーとツールバーの場所と役割、出し方と閉じ方、消えたときの戻し方を解説します。読むと分かるのは、ツールの選び方と、サイドバーの4つのタブに並ぶ中身です。
ツールバーはツールを切り替える区画で、サイドバーは選んだオブジェクトの位置や大きさ、ツールや視点の設定をタブに分けて並べる区画です。
画面:Blender 5.2.2 LTS(日本語の表示)サイドバーとツールバーとは

ツールバーは、3Dビューポートの中で操作して使うツールを並べた区画(リージョン)です。リージョンは、3Dビューポートなどのエディターを、さらに分けた区画を指します。
サイドバーは、3Dビューポートの中のオブジェクトと、3Dビューポート自身の設定を並べた区画です。設定はパネルというまとまりに分かれ、タブで切り替わります。
2つの違いは、次の表のとおりです。
| ツールバー(1) | サイドバー(2) | |
|---|---|---|
| 並ぶもの | ツールのボタン | オブジェクトの位置や大きさの数値・ツールの設定・視点の設定 |
| 使い方 | 何をするかを選ぶ | 数値を見る・変える |
| 出し入れのキー | T | N |
| 起動した直後 | 出ている | 隠れている |
たとえばオブジェクトを動かすときは、ツールバーで移動のツールを選びます。動かした先の位置を数字で確かめたり打ち込んだりするのは、サイドバーです。
似た画面に、設定をタブで並べるプロパティ(プロパティエディター)があります。サイドバーは3Dビューポートの中にあり、プロパティは3Dビューポートとは別のエリアにある点が違います。
サイドバーとツールバーの出し方と閉じ方

前の節の表のとおり、起動した直後のサイドバーは隠れた状態です。サイドバーとツールバーは、キーで出したり閉じたりします。
キーの操作は、マウスのポインターが乗っている画面の部分が対象です。そのため、キーを押す前にポインターを3Dビューポートに乗せます。
ポインターを
マウスのポインターを、3Dビューポートの上に乗せます。
Nキーで
Nキーを押します。3Dビューポートの中に、サイドバーが出ました。

もう一度Nキーで
もう一度Nキーを押します。サイドバーが閉じました。

ツールバーも、3Dビューポートの上でTキーを押すたびに閉じたり出たりします。
閉じているサイドバーやツールバーは、縁に残る小さな矢印を押しても出せます。
キーも矢印も使わないときは、3Dビューポートのオブジェクトモードやビューが並ぶ段(ヘッダー)で、ビューのメニューのツールバーかサイドバーを押してください。

ツールバーのツールの役割

出したツールバーのボタンを押すと、使うツールが、そのボタンのツールに切り替わります。ツールの名前まで見えるのは、ツールバーの縁をドラッグして幅を広げたときです。
並ぶツールは、モード(作業の種類ごとの画面の状態)で替わります。この記事の画像は、オブジェクトを1つの単位として扱うオブジェクトモードのツールバーです。
オブジェクトモードのツールバーには、10個のボタンが並びます。
| ボタン | 役割 |
|---|---|
| ボックス選択 | ドラッグした四角にかかったオブジェクトを選ぶ |
| カーソル | 3Dカーソル(オブジェクトを足す位置などの目印。赤と白の輪)の場所を変える |
| 移動 | オブジェクトを動かす |
| 回転 | オブジェクトを回す |
| スケール | オブジェクトの大きさを変える |
| トランスフォーム | オブジェクトを動かす・回す・大きさを変える操作を、1つのツールでする |
| アノテート | 画面にメモの線を書き込む |
| メジャー | オブジェクトの長さを測る |
| 立方体を追加 | 3Dビューポートの中でドラッグして大きさを決めながら、立方体を足す |
| ブレイクダウナー | アニメーションで、動きの途中の姿勢を前後の姿勢に近づけたり遠ざけたりする |
ボタンの右下の角に小さな三角があるものは、いくつかのツールをまとめたグループです。左ボタンを押したままにすると一覧が出て、選びたいツールの上で左ボタンを離すと、そのツールに切り替わります。

サイドバーのタブの役割

ツールバーで選んだツールの設定や、選んだオブジェクトの数値が出るのは、サイドバーです。サイドバーは、縁に縦に並んだタブを押して、中身を切り替えます。
タブは、アドオン(Blenderに足す機能)を入れると増えることがあります。アドオンを入れていない Blender 5.2.2 のサイドバーのタブは、次の4つです。
- アイテム
- ツール
- ビュー
- アニメーション
アイテム
アイテムのタブには、アクティブなオブジェクトの位置・回転・スケール・寸法が並びます。アクティブなオブジェクトとは、最後に選んだオブジェクトのことです。

スケールは元の大きさの何倍か、寸法は実際の長さ(m)を表します。起動した直後の立方体なら、スケールが 1.000、寸法が 2 m です。
欄の数値を変えるときは、欄の真ん中を1回押して数字を打ち、Enterキーで決めます。押したまま横にずらすと、数値が少しずつ変わります。
ツール
ツールのタブに並ぶのは、今選んでいるツールの設定です。

中身は、ツールバーで選んでいるツールごとに別のものです。
ビュー
ビューのタブには、3Dビューポートの見え方を決めるパネルが並びます。

3Dカーソルのパネルで決められるのは、3Dカーソルの場所と向きの数字です。
アニメーション
アニメーションのタブには、アニメーションの作業で使うパネルが並びます。オブジェクトを動かすアニメーションを作らないうちは、開かなくてよいタブです。
サイドバー・ツールバーが消えたとき

サイドバーやツールバーが見当たらないときは、次の2つの場合があります。
- キーを押したら、サイドバーやツールバーが消えた
- Nキーを押しても、サイドバーが出ない
キーを押したら、サイドバーやツールバーが消えた
3Dビューポートの上でNキーを押すとサイドバーが、Tキーを押すとツールバーが閉じます。
閉じた区画の縁には、小さな矢印が残ったままです。この矢印を押すか、もう一度同じキーを押すと、閉じた区画が出てきます。

サイドバーの矢印は、3Dビューポートの縁の、ナビゲーションギズモ(視点を回す XYZ の丸)のそばにあります。

Nキーを押しても、サイドバーが出ない
原因は、マウスのポインターが3Dビューポートの外にあることです。アウトライナー(オブジェクトの名前の一覧の画面)の上でNキーを押しても、3Dビューポートのサイドバーは出ません。
ポインターを3Dビューポートの上に戻してから、押し直してください。
どちらの場合でも出てこないときは、ビューのメニューでサイドバーかツールバーにチェックを入れます。
サイドバーとツールバーを出して、値とツールを使い分けよう

サイドバーとツールバーは、3Dビューポートの中の区画です。ツールはツールバーで選び、オブジェクトの数値はサイドバーで見て変えます。
使い分けの要点は、次の3つです。
- ツールは、ツールバーのボタンで選ぶ。角に三角のあるボタンは、押したままにしてグループから選ぶ
- 選んだオブジェクトの位置や大きさは、サイドバーのアイテムのタブに数字で出る
- 3Dビューポートにポインターを乗せて、サイドバーはNキー、ツールバーはTキーで出し入れする
まずはTキーでツールバーを閉じ、縁の小さな矢印を押して戻してみてください。
あわせて読みたい
- Blenderの画面とは|ワークスペース・エリア・エディター — 3Dビューポートのほかの部分の名前を知りたいとき
- Blenderのプロパティエディター|タブの構成 — サイドバーより多くの設定を、タブで見たいとき
- Blenderのオブジェクトの追加とプリミティブ|基本形状と追加直後の設定 — ツールバーの立方体を追加のほかに、形を足す方法を知りたいとき
- Blenderの画面の分割と統合|エリアの分割・統合・入れ替え — 3Dビューポートを2つに分けて、サイドバーを片方だけに出したいとき
Blenderで建築パースを作る方法は、建築3DCGコース(Blender)で学べます。
会員登録(無料)
記事やテーマのお気に入り・学習履歴・フォローが使えます。
この記事について
PERSC編集部が、建築の制作に関わる知識を実務目線で整理しています。内容は公開・更新日時点の情報にもとづきます。誤りや古い情報にお気づきの場合はお問い合わせよりご連絡ください。