
Blenderの画面の分割と統合|エリアの分割・統合・入れ替え
- Blenderの画面って、2つに分割できるの?
- 分割した画面を、元の1つに戻したい!
- エリアを閉じてしまったときの戻し方を知りたい
Blender(ブレンダー)の画面は、エリアと呼ぶ四角い枠の集まりです。エリアを分けると、3Dビューポート(3Dの空間を見て操作する画面)を2つ並べ、建物を正面と上から同時に見ながら作業できます。
しかし、エリアの分割はCtrl+Z(元に戻す)では取り消せません。2つのエリアを1つにまとめる(統合する)つもりのドラッグが、中身の置き換えになるのも、つまずきやすい所です。
この記事では、エリアを分割する・統合する・大きさを変える方法と、入れ替え・最大化・別のウィンドウへの複製を解説します。閉じてしまったエリアや、崩れた画面の並びの戻し方も分かります。
画面:Blender 5.2.2 LTS(日本語の表示)始める前に

操作の前に知っておくことは、次の3つです。
- 最初の画面のエリアと、中のエディター
- エリアの境目と角
- 操作の対象になるエリア
起動した直後の画面は、画像の番号の4つのエリアに分かれています。エリアの中身になる作業用の道具を、エディターと呼びます。
4つのエリアに入っているエディターは、次の表のとおりです。
| 番号 | エディター | 何をするか |
|---|---|---|
| 1 | 3Dビューポート | 3Dのオブジェクトを見て、選んだり動かしたりする |
| 2 | アウトライナー | 3Dの空間に置いたオブジェクトの名前を一覧にする |
| 3 | プロパティ | 選んだオブジェクトの設定を、種類ごとのタブに分けて並べる |
| 4 | タイムライン | アニメーションを再生したり、時間を進めたり戻したりする |
隣り合うエリアの間の細い線が境目で、エリアの四隅が角です。この記事では、大きさを変えるときと分割するときは境目を、統合するときは角を使います。
Blenderのショートカットの多くは、マウスのポインターが乗っているエリアが対象です。この記事のCtrl+Spaceも、キーを押す前に操作したいエリアにポインターを乗せてください。
エリアの大きさを変える

エリアの大きさは、境目をドラッグして変えます。例に使うのは、3Dビューポートとプロパティの境目です。
境目に
3Dビューポートとプロパティの間の境目に、マウスのポインターを乗せます。ポインターが、両向きの矢印に変わりました。
境目を
マウスの左ボタンを押したまま、境目を3Dビューポートの側へドラッグし、ボタンを離します。3Dビューポートが狭くなり、その分プロパティが広がりました。

境目を反対の向きへドラッグすれば、3Dビューポートが広がります。
エリアを分割する

分割で使うのは、大きさを変えたときと同じ境目です。境目を右クリックして出るメニューで、エリアを2つに分けます。
境目を
3Dビューポートとプロパティの境目にポインターを乗せ、右クリックします。エリア境界オプションのメニューが開きました。

「垂直に
メニューの垂直に分割を押し、ポインターを3Dビューポートの上へ動かします。ポインターを乗せた3Dビューポートの中に、分ける位置を示す縦の線が出ました。

分けたい所で
3Dビューポートの中で、分けたい所をクリックします。エリアが2つに分かれ、どちらにも3Dビューポートが表示されました。

分けた2つの3Dビューポートは、それぞれ別の向きから表示できます。上下に分けるときは、垂直に分割の代わりに水平に分割を押してください。
エリアを統合する

2つのエリアを1つに戻すときは、残したいエリアの角から、消したいエリアへドラッグします。境目のメニューの右と統合などでも統合できますが、ドラッグなら残るエリアを案内で確かめてから離せます。
例は、3Dビューポートを2つのエリアに分けた画面です。
角に
残す3Dビューポートの、もう1つとの境目の端にある角(赤い枠)に、ポインターを乗せます。ポインターが十字(+)に変わりました。

消したい
左ボタンを押したまま、境目を越えて、もう1つの3Dビューポートに少し入った所までドラッグします。エリアを統合の案内に、残るエリアの名前が出ました。

ボタンを
案内がエリアを統合のうちに、左ボタンを離します。ドラッグした先の3Dビューポートが消え、ドラッグを始めたほうが広がりました。

統合で残るのは、ドラッグを始めたほうのエリアです。例では2つとも3Dビューポートなので、どちらが残っても中身は変わりません。
エリアの入れ替え・最大化・新しいウィンドウへの複製

分割と統合のほかに、エリアでできる操作は次の3つです。
- エリアの中身を入れ替える
- エリアを最大化する
- エリアを新しいウィンドウに複製する
エリアの中身を入れ替える
隣り合う2つのエリアの中身は、エリア境界オプションのメニューのエリアを交換で入れ替えます。
タイムラインとの
3Dビューポートとタイムラインの境目にポインターを乗せ、右クリックします。分割のときと同じエリア境界オプションのメニューが出ました。

「エリアを
メニューのエリアを交換を押します。押した時点で、2つのエリアの中身が入れ替わりました。

元の並びに戻すときは、同じ境目でもう一度エリアを交換を押します。
エリアを最大化する
エリアは、Ctrl+Spaceでウィンドウいっぱいに広げます。
Ctrl+Spaceを
3Dビューポートにポインターを乗せて、Ctrl+Spaceを押します。ウィンドウいっぱいに3Dビューポートが広がり、トップバー(ウィンドウの、ファイルなどのメニューが並ぶ段)に戻るのボタンが出ました。

元の
トップバーの戻るのボタンを押します。もう一度Ctrl+Spaceを押しても、同じように戻ります。
これで、最大化する前の画面に戻りました。
エリアを新しいウィンドウに複製する
エリアは、新しいウィンドウに複製して出せます。モニターを2つ以上つないでいるときは、開いたウィンドウをもう1つのモニターへドラッグして使えます。
「エリア」
3Dビューポートのヘッダー(エディターごとの、メニューが並んだ段)のビューを押し、一覧のエリアにポインターを乗せます。エリアの横に、エリアの操作の一覧が開きました。

「新しい
一覧の新しいウィンドウにエリアを複製を押します。3Dビューポートの写しが入った新しいウィンドウが、別に開きました。
新しいウィンドウは、ウィンドウの閉じるボタンで閉じます。元のウィンドウのエリアは、複製する前のまま残ります。
エリアの操作がうまくいかないとき

エリアの操作でよくあるつまずきは、次の3つです。
- 分割したエリアを、Ctrl+Zで取り消せない
- 統合のつもりが、エリアの中身が置き換わった
- エリアを閉じてしまった
分割したエリアを、Ctrl+Zで取り消せない
エリアの分割は、元に戻す操作の履歴に入りません。起動した直後に分割しても、編集のメニューの元に戻すの項目は押せないままです。
オブジェクトを動かしたあとに分割してCtrl+Zを押すと、分割は残ったまま、オブジェクトの移動のほうが取り消されます。
分けたエリアを1つにするには、残したいエリアの角(赤い枠)から消したいエリアへドラッグして統合してください。

統合のつもりが、エリアの中身が置き換わった
角からのドラッグを隣のエリアの奥まで持っていくと、統合でなく置き換えになります。このとき、ドラッグを始めたエリアは先のエリアの場所へ移り、元の場所は隣のエリアが広がって埋める形です。

ボタンを離す前なら、Escキーか右クリックで取り消せます。統合するときは、ポインターを境目の近くへ戻し、案内がエリアを統合に変わってから離してください。
離してしまったあとは、最初の並びのワークスペースを足して、そちらで続けます。ワークスペースは作業ごとの画面の並びで、トップバーのLayoutやModelingなどのタブで切り替えます。
ワークスペースの
トップバーで、ワークスペースのタブの並びの端にある+を押します。ワークスペースを追加のメニューが開きました。
「全般」
メニューの全般にポインターを乗せ、横に開いた一覧のLayoutを押します。

Layout.001のタブが足され、起動した直後と同じ並びの画面に切り替わりました。名前の「.001」は、同じ名前のタブがあるときに付く番号です。

崩れた並びのLayoutのタブも、消えずに残ったままです。この方法なら、押すのは+とLayoutの2つだけです。
エリアを閉じてしまった
ビュー→エリアのエリアを閉じるを押すと、そのメニューを開いたエリアが閉じ、隣のエリアが広がります。閉じたエディターは、広がったエリアを分割し、片方のエディターを選び直すと戻ります。

広がったエリアの
広がったタイムラインとプロパティの境目にポインターを乗せ、右クリックします。境目のメニュー(エリア境界オプション)が表示されました。

タイムラインに
メニューの垂直に分割を押し、ポインターをタイムラインの上へ動かします。タイムラインの中に、分ける位置の縦の線が出ました。
タイムラインを
線をタイムラインの中の分けたい所まで動かし、クリックします。タイムラインのエリアが2つに分かれました。

エディターを
分けた2つのうち、3Dビューポートに戻したいエリアで、ヘッダーのエディタータイプのボタン(赤い枠)を押します。開いた一覧の3Dビューポートを押します。

エリアに3Dビューポートが戻りました。

ほかのエディターを閉じたときも、同じ手順で一覧から閉じたエディターの名前を選びます。並びまで起動した直後の形にしたいときは、ワークスペースを足してください。
エリアを分けて、作業しやすい画面にしよう

Blenderの画面は、エリアを分けたり1つに戻したりして、作業に合わせた並びにできます。操作の要点は、次の3つです。
- 分割は、境目を右クリックして垂直に分割か水平に分割を押す
- 統合は、残したいエリアの角から消したいエリアへドラッグする。分割はCtrl+Zでは取り消せないので、統合で戻す
- 閉じたエリアは、隣のエリアを分割して、エディタータイプで選び直す
まずは3Dビューポートを2つに分けて、1つに戻してみてください。
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