
ChatGPTでBlenderのPythonスクリプトをつくる方法|Scriptingで貼って動かす
- ChatGPTにBlenderの作業を頼みたい
- もらったPythonのコードを、Blenderのどこに貼ればいいの?
- 動かしたあと、元に戻せるか知りたい
Blender(ブレンダー)では、同じ形をいくつも並べるような作業を、Python(パイソン)のスクリプトでまとめて済ませられます。スクリプトは、Blenderにさせる操作を順に書いた文です。
しかし、Pythonを書いたことが無いと、スクリプトを自分で書くのは難しいでしょう。
この記事では、ChatGPTにスクリプトを書いてもらい、BlenderのScriptingで動かす手順を解説します。
動かす前に保存する理由と、動かしたあとにCtrl+Zキーで元の状態に戻す方法も分かります。
画面:Blender 5.2.2 LTS(日本語の表示)・ChatGPTはログインしない画面(2026年10月時点)始める前に

手順を始める前に知っておくことは、次の3つです。
- スクリプトは、①のScriptingのタブを押すと出る、②のテキストエディターに貼って動かす
- 自分のBlenderの版は、ステータスバー(画面の一番下の段)に出ている(この画面では「5.2.2」)。ChatGPTに頼むときに書く。この記事では「5.2」と書いて送った
- ChatGPTのスクリプトは、今ある物を消すことがある。作業中のファイルで動かすときは、先にCtrl+Sキーで保存しておく
ChatGPTにスクリプトを書いてもらう

ChatGPTには、自分のBlenderの版と、させたいことを伝えます。
版を書くのは、Blender 5.0から、スクリプトでBlenderに命令するときの名前の一部が無くなったためです。古い版向けに書かれたスクリプトは、新しい版では動かないことがあります。
例として、床に柱を並べるスクリプトを頼む手順は、次の2つです。
- 頼む文を打って送る
- コピーのボタンを押す
頼む文を
chatgpt.comを開き、「ChatGPT に聞く」と出ている入力の欄に頼む文を打って、矢印の形の送るボタンを押します。この記事では、次の文を送りました。
Blender 5.2で使うPythonスクリプトを書いてください。床の上に、30cm角・高さ3mの柱を、2m間隔で5本、X方向に並べたいです。

ChatGPTから、スクリプトとその説明が返ってきました。同じ文を送っても、返ってくるスクリプトは毎回同じとは限りません。
コピーの
スクリプトの枠の中の、「コードをコピーする」のボタンを押します。四角が2つ重なった形のボタンです。

スクリプト全体が、クリップボード(コピーした文を一時的に置いておく所)にコピーされました。
これで、スクリプトの用意はできました。
ChatGPTの答えの最後には、「BlenderのScripting → New → 貼り付け → Run Scriptで実行できます。」と、動かし方も書かれていました。
BlenderのScriptingでスクリプトを動かす

スクリプトは、②のテキストエディターに貼り、スクリプト実行のボタンで動かします。ChatGPTの答えの「New」と「Run Script」は、日本語の画面の新規とスクリプト実行です。
動かす手順は、次の4つです。
- Scriptingのタブを押す
- 新規を押す
- スクリプトを貼る
- スクリプト実行のボタンを押す
「Scripting」
トップバー(画面の一番上の段)に並ぶタブから、①のScriptingを押します。プリファレンスの「新規データ」がオンの設定では、このタブはスクリプト作成と出ます。

画面が切り替わり、②のテキストエディターと③のPythonコンソールが並びました。③は1行ずつ命令を打って試す所で、この記事では使いません。
「新規」
②のヘッダー(エディターの上の段)にある新規を押します。

「Text」という名前の、空のテキストができました。ヘッダーのボタンの並びに、再生の形のボタンが出ています。

スクリプトを
②の中にポインターを置いて、Ctrl+Vキーを押します。
コピーしたスクリプトが、行の番号付きで貼られました。

「スクリプト実行」
②のヘッダーの、再生の形のボタンを押します。これがスクリプト実行のボタンです。

最初からあった立方体・カメラ・ライトが消え、床と5本の柱ができました。柱は30cm角・高さ3mで、X方向(3Dビューポートの赤い線の向き)に2mおきに並んでいます。
これで、ChatGPTのスクリプトを動かせました。②の中にポインターを置いてAlt+Pキーを押しても、同じように動きます。
この柱のスクリプトは、Blender 4.5でも同じ床と柱を作りました。4.5でも、タブとボタンの並びは5.2と同じです。
動かしたあとに元に戻す

スクリプトで変わった物を元の状態に戻すには、④の3Dビューポートか②のテキストエディターの中にポインターを置いて、Ctrl+Zキーを1回押します。
床と5本の柱が消え、最初の立方体・カメラ・ライトが戻りました。
取り消しとやり直しのしくみは、Blenderの取り消しとやり直し|操作と履歴で解説しています。
先にファイルを保存してあれば、トップバーのファイル→開き直すでも戻せます。開き直すは、最後に保存したときの状態でファイルを開き直す項目です。

うまくいかないとき

この記事で実際に起こして確かめたのは、スクリプト実行を押すとエラーが出る場合の1つです。
「スクリプト実行」を押すと、エラーが出る
「レポート: エラー」の小さな窓が出て、ステータスバーにも赤い1行が出ます。どちらも「Python: Traceback」から始まる英語の文です。
3Dビューポートの物は、何も変わりません。
この記事で起こしたエラーの原因は、3Dビューポートが編集モード(頂点・辺・面を直接選んで動かす状態)のまま、スクリプトを動かしたことです。
このスクリプトは物を選んで消す命令から始まるので、オブジェクトモード(物を1つの単位として扱う状態)でないと止まります。
④のヘッダーのモードのメニュー(編集モードと出ている所)を押し、オブジェクトモードを選んでから、スクリプト実行を押し直してください。
エラーの窓が出ている間は、モードのメニューを押しても、1回目は窓が閉じるだけです。メニューが開かないときは、もう一度押してください。

オブジェクトモードに戻して押し直すと、床と5本の柱ができました。
ほかの原因のエラーは、この記事では確かめていません。エラーは出ないのに、思っていない形に物が変わってしまったときは、「動かしたあとに元に戻す」の方法で、動かす前の状態に戻せます。
ChatGPTに柱のスクリプトを頼んでみよう

ChatGPTに書いてもらったスクリプトの貼り先は、Scriptingのテキストエディターです。この記事の要点は、次の4つです。
- ChatGPTには、自分のBlenderの版とさせたいことを伝えて、スクリプトを書いてもらう
- Scriptingのタブを押し、新規を押す→貼る→スクリプト実行を押す、の順に進める
- ChatGPTのスクリプトは、今ある物を消すことがある。作業中のファイルで動かすときは、先に保存する
- スクリプトで変わった物は、3Dビューポートかテキストエディターの中でCtrl+Zキーを1回押すと、元の状態に戻る
まずは柱を並べる文を送り、返ってきたスクリプトを動かしてみてください。
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