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  1. 電源ユニット|容量と変換効率

電源ユニット|容量と変換効率

編集部 読了 約4分

  • 電源ユニットの「650W」は、何の数なの?
  • グラフィックボードを足しても、電源ユニットは足りるの?
  • 80 PLUSのBronzeやGoldは、何が違うの?

パソコンのスペック表を見ると、電源ユニットの欄に「650W」のような数や、「80 PLUS Gold」のような名前が書かれています。

しかし、Wの数が何を表すのかを知らないと、グラフィックボードを足したときに、今の電源ユニットで足りるのかは分かりません。

この記事では、電源ユニットの役割、電源容量、変換効率を解説します。GPUは電気を多く使うので、電源容量をGPUの消費電力から決める理由も分かります。

電源ユニットとは、コンセントから電気を取り込み、パソコンの中の部品に配る装置です。

電源容量とは

パソコンの中で、下の電源ユニットから光る線で部品に電気が配られている挿絵
電源ユニットは、取り込んだ電気をパソコンの中の部品に配ります

電源容量は、電源ユニットが合わせて出せる電気の量で、W(ワット)の数で書かれます。スペック表の電源ユニットの欄の「650W」が、この数です。

重い作業で、部品が使う電気の合計が電源容量を超えると、パソコンの電源が急に切れたり、再起動したり、動きが不安定になったりします。ただし、電源容量を大きくしても、処理の速さは上がりません。

電源容量の目安

グラフィックボードを手にして、机の上の電源ユニットとパソコンを見比べている人の挿絵
電源容量の目安は、グラフィックボードがあるかどうかで変わります

電源容量の目安は、グラフィックボードがあるかどうかで変わります。グラフィックボードのGPUは、電気を多く使う部品です。

たとえば、NVIDIAのRTX PRO 6000 Blackwell Workstation Editionは、最大で600Wを使います(2026年10月時点)。

RTX PRO(前の名前はQuadro)は、NVIDIAのプロ向けのGPUです。

そのため、電源容量はGPUの消費電力をもとに決め、余裕を持たせます。パソコンの専門店(ドスパラ)の解説が挙げる目安は、次の表のとおりです。

グラフィックボード電源容量の目安
無し500W以下
付き500〜800W
高性能のGPU付き800W以上

価格.comの解説は、グラフィックボード無しを200W程度、800W以上を複数のGPUを使う場合としています。

グラフィックボードを足すときも、電源容量はそのGPUの消費電力をもとに決め、余裕を持たせます。

変換効率と80 PLUS

電源ユニットの奥に、色の違うメダルが段になって並んでいる挿絵
80 PLUSの段は、変換効率の認証です

変換効率は、電源ユニットが取り込んだ電気のうち、部品に出せる電気の割合です。80 PLUSの段は変換効率の認証で、部品に出せる量を表す電源容量(W)とは別のものです。

80 PLUSの公式の表(115V。米国の家庭の電圧)で、負荷が50%のとき(電源容量の半分を使っているとき)の変換効率は、次のとおりです。

80 PLUSの段変換効率(負荷50%)
Standard80%
Bronze85%
Silver88%
Gold90%
Platinum92%
Titanium94%
Ruby95%

Standard以外の段では、負荷50%のときの変換効率が、負荷20%や100%のときより高くなります。

グラフィックボードを足す前に、電源容量を確かめよう

グラフィックボードを手にして、パソコンの中の電源ユニットの配線を確かめている人の挿絵
グラフィックボードを足す前に、電源容量に余裕があるかを確かめます

グラフィックボードを足すときは、GPUの消費電力をもとに、電源容量に余裕があるかを見ます。

この記事で見たことは、次の3つです。

  • 電源容量が足りないと、電源が急に切れたり、再起動したり、不安定になったりする
  • 電源容量はGPUの消費電力をもとに決め、余裕を持たせる
  • 変換効率は80 PLUSの段で示される

グラフィックボードを足すときは、今の電源ユニットの容量と、足すGPUの消費電力を確かめてみてください。

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