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Jw_cadのユーザーバー|よく使うコマンドを集めたツールバー

編集部 読了 約9分

  • Jw_cadのツールバーを自分用にカスタマイズしたい
  • ツールバーが消えた…
  • ツールバーに何を並べるとよいかを知りたい

2次元CADのJw_cad(ジェイダブリューキャド)の画面の左右には、コマンド(線や円を描くなど、選んで使う機能)のボタンを並べたツールバーがあります。

ボタンの並びは初めから決まっていて、よく使うボタンが離れた所にあることもあります。そこで使えるのが、自分で作るツールバーです。

ただし作る窓は「表示」メニューの奥にあり、ボタンを番号で指定します。手順を知らないと、どこから始めればよいか分かりにくい機能です。

この記事では、よく使うコマンドを集めたツールバー(ユーザーバー)の作り方と、隠し方・戻し方を解説します。ツールバーが消えたり乱れたりしたときの直し方も紹介しています。

画面:Jw_cad Version 10.03.6(Windows 11)

ユーザーバーとは

出したユーザーバー
作図ウィンドウに出したユーザーバー「ユーザー(1)」。測定・座標・表計・距離・式計の5つのボタン(赤い枠)

ユーザーバーは、ツールバーを自分で作る機能です。並べたいコマンドのコード番号を入れると、そのボタンだけを並べたツールバーができます。

ユーザーバーは「ユーザー(1)」〜「ユーザー(6)」の6本までで、出すか隠すかは1本ずつ選べる作りです。出したユーザーバーは、作図ウィンドウ(図面を作図する白い所)の上に浮いた形で表示されます。

余白をドラッグすると動かせて、画面の端に寄せれば貼り付くのも、ほかのツールバーと同じです。何を並べるかは、自分の作図でよく使うコマンドから決めます。

この記事の例でユーザー(1)に並べるのは、測定・座標ファイル・表計算・距離指定点・式計算の5つです。

ボタンには「測定」「座標」「表計」「距離」「式計」と短い名前が出ます。

ユーザーバー設定の項目

ユーザー設定ツールバーの窓
窓「ユーザー設定ツールバー」。ユーザー(1)〜(6)の欄と、コード番号の一覧(赤い枠)

ユーザーバーの中身を決めるのは、窓「ユーザー設定ツールバー」です。メニューバーの表示からツールバーを選ぶと窓「ツールバーの表示」が開き、その中のユーザーバー設定のボタンで開きます。

窓「ユーザー設定ツールバー」の項目を、次の表にまとめました。

項目何を決めるか初めの値
ユーザー(1)〜(6)の欄そのユーザーバーに並べるコマンドのコード番号(1)「28 29 18 73 74 78」、(2)「1 2 3」、(3)〜(6)は初めのツールバーのボタンを並べた番号
(3)初期化〜(6)初期化(3)〜(6)の欄を、初めの番号に戻すチェックなし
OK入れた番号で窓を閉じる(ボタン)
キャンセル入れた番号を使わずに窓を閉じる(ボタン)
コード番号の一覧欄に入れる番号と、そのコマンドの名前(表示だけ)

欄には、コード番号を半角スペースで区切って入れます。「0」を入れると、ボタンとボタンの間があきます。

(1)の初めの値は、戻る・進む・ソリッド・タグジャンプ・画像編集・SPEEDの6つです。(1)と(2)には初期化のチェックが無いので、書き換える前に元の番号を控えておきます。

コード番号は、キーの割当(基本設定のKEYタブ)で使う番号とは別の番号です。たとえば測定は、KEYタブでは31、ユーザーバーでは62になります。

窓の下に並ぶコード番号の一覧を、次の表にまとめました。この表は手順の中で番号を引くときに使うので、先に次の節へ進んでもかまいません。

番号コマンド番号コマンド番号コマンド
1線27移動53線長
2矩形28戻る542点長
3円弧29進む55間隔
4文字30包絡56基本設定
5寸法31分割57図形
62線32整理58図登録
7中心線33属変59線記変
8連続線34Blk化60座標
9AUTO35Blk解61外変
10点36Blk属62測定
11接線37Blk編63表計算
12接円38Blk終64距離点
13ハッチ39新規65式計算
14建平40開く66パラメ
15建断41上書67寸図化
16建立42保存68寸図解
17多角形43印刷69選択図
18ソリッド44切取702.5D
19曲線45コピー71日影図
20範囲46貼付72天空図
21複線47線属性73タグジャンプ
22コーナー48属性取得74画像編集
23伸縮49線角度75中心点
24面取50鉛直角76線上点
25消去51X軸角77円周1/4点
26複写522点角78SPEED

ユーザーバーを作る

ユーザーバーで測定
作ったユーザーバーの測定を押して、測定のコントロールバーに切り替わった所(赤い枠)

ここでは、ユーザー(1)の欄を「62 60 63 64 65」(測定・座標・表計算・距離点・式計算)に書き換えて、ユーザーバーを出します。

ユーザー(1)には初めから番号が入っているので、元の「28 29 18 73 74 78」を控えておいてください。

ツールバーの表示の窓を開く

メニューバーの表示からツールバーを選びます。窓「ツールバーの表示」が開き、ツールバーの名前がチェックの付いた一覧で並びます。

ツールバーの表示
窓「ツールバーの表示」のユーザーバー設定のボタン(赤い枠)

ユーザーバー設定を押す

窓のユーザーバー設定を押します。窓「ユーザー設定ツールバー」が開きます。

ユーザー(1)の欄に番号を入れる

ユーザー(1)の欄の番号を消して、「62 60 63 64 65」と入れます。数字とスペースは、日本語入力を切って半角で打ちます。

ユーザー(1)に番号を入れた所
ユーザー(1)の欄の「62 60 63 64 65」(赤い枠)

OKで窓を閉じる

窓「ユーザー設定ツールバー」のOKを押します。窓「ツールバーの表示」に戻ります。

ユーザー(1)にチェックを入れてOKを押す

窓「ツールバーの表示」のユーザー(1)にチェックを入れ、OKを押します。初めの設定では、ユーザー(1)〜(6)のどれにもチェックがありません。

ユーザー(1)のチェック
窓「ツールバーの表示」のユーザー(1)のチェック(赤い枠)

作図ウィンドウに、「ユーザー(1)」の題の付いたツールバーが出ます。1つ目の測定を押すと、測定のコマンドに切り替わります。

任意:コントロールバーのボタンまで進める

番号のあとに「-1」「-2」と付けると、コマンドを選んだうえで、コントロールバー(作図ウィンドウの上の帯)の左から1つ目・2つ目のボタンを押した状態で始まります。

たとえば「62」を「62-2」にすると、ボタンの絵が「②」になり、押すと測定の2つ目のボタン面積測定から始まります。

62-2のボタンを押した所
ユーザーバーの「②」のボタンと、押された面積測定(赤い枠)

「-1」「-2」を付けられるコードは、次の15です。

  • 4(文字)・5(寸法)・8(連続線)・13(ハッチ)・17(多角形)・19(曲線)・20(範囲)・21(複線)・23(伸縮)・25(消去)・26(複写)・27(移動)・31(分割)・60(座標)・62(測定)

これで、よく使うコマンドを集めたユーザーバーができました。隠すときは、窓「ツールバーの表示」でユーザー(1)のチェックを外してOKを押します。

元の並びに戻すときは、窓「ユーザー設定ツールバー」のユーザー(1)の欄に、控えておいた「28 29 18 73 74 78」を入れ直してください。

ユーザーバーがうまく出ないとき

ユーザー(1)のチェック
窓「ツールバーの表示」のユーザー(1)のチェック(赤い枠)

作ったユーザーバーが出ないときや、左右のツールバーまで消えたり乱れたりしたときの症状は、次の2つです。

  • ユーザーバーが出ない
  • ツールバーが消えた・乱れた

ユーザーバーが出ない

番号を入れたのにユーザーバーが出ないときは、窓「ツールバーの表示」でユーザー(1)にチェックがあるかを見てください。番号を入れるだけでは、ユーザーバーは出ません。

チェックを入れたあとは、窓のOKを押して閉じてください。

ツールバーが消えた・乱れた

左右のツールバーが消えたり並びが乱れたりしたときは、窓「ツールバーの表示」の「初期状態に戻す」にチェックを入れてOKを押します。

初めの状態に戻るのは、ツールバーの種類と位置、画面の端に貼り付いているか浮いているかの、すべてです。

初期状態に戻す
窓「ツールバーの表示」の「初期状態に戻す」(赤い枠)

画面の縦の大きさが一定より大きいと、この項目は「初期状態に戻す(1)」「初期状態に戻す(2)」の2つに分かれます。(2)では、初めのツールバーの代わりに、ユーザーバーの(3)〜(6)が表示されます。

ツールバーの配置の全体は、Jw_cadの画面とはで確かめてください。

よく使うコマンドを並べたユーザーバーを1本作ってみよう

出したユーザーバー
5つのコマンドを並べたユーザーバー「ユーザー(1)」

ユーザーバーは、コマンドのコード番号を並べて自分で作るツールバーです。この記事で解説したことは、次の3つです。

  • 窓「ユーザー設定ツールバー」のユーザー(1)〜(6)の欄に、コード番号を半角スペースで区切って入れる
  • 窓「ツールバーの表示」でユーザー(1)〜(6)にチェックを入れると、ユーザーバーが出る
  • ツールバーが消えたり乱れたりしたら、「初期状態に戻す」で初めの状態に戻せる

まずは自分の作図でよく使うコマンドを3つほど選び、ユーザー(2)などの別の欄に並べてみてください。

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この記事について

PERSC編集部が、建築の制作に関わる知識を実務目線で整理しています。内容は公開・更新日時点の情報にもとづきます。誤りや古い情報にお気づきの場合はお問い合わせよりご連絡ください。