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Jw_cadの特殊文字とテキストファイルの読み書き|上付き・下付き文字とファイル名・日時の埋め込み

編集部 読了 約11分

  • Jw_cadで、上付き文字を書くには?
  • 平米の2が小さく書けない…
  • 日付を自動で入れる方法を知りたい

2次元CADのJw_cad(ジェイダブリューキャド)の図面には、面積の「m²」のように数字を小さく上に書く文字や、ファイル名・日付のように図面ごとに変わる文字が出てきます。

上付きの「2」を小さな文字で別に置いたり、日付を図面ごとに打ち直したりすると、ずれや書き忘れのもとになります。

この記事で解説するのは、文字の途中に「^u」のような記号を打って上付きや太字にする方法と、ファイル名や日付を自動で入れる埋め込み文字の使い方です。

テキストファイルの文章を図面に読み込む方法と、図面の文字を書き出す方法も解説します。

画面:Jw_cad Version 10.03.6(Windows 11)

特殊文字と埋め込み文字とは

上付きの入力
文字コマンドの「文字入力」の窓の入力欄(赤い枠)に「16.5m^u2」と打った所

特殊文字・制御文字・埋め込み文字は、文字コマンドの入力欄に、ふつうの文字と一緒に打つ記号です。文字コマンドは文字を書くコマンドで、入力欄は画像の赤い枠の、文字を打つ欄です。

記号を働きで分けると、次の表の3つになります。

種類打つ形の例働き
特殊文字^u・^d・^o・^wすぐ後ろの文字を上付き・下付きにしたり、前の文字に重ねたりする
制御文字^!・^_ などそこから後ろの文字を、太字・下線などにする
埋め込み文字%f・=f・%SS などファイル名・日付・縮尺に置き換わる

特殊文字と制御文字は、置いたときに画面でも形が変わります。埋め込み文字が置き換わるのは印刷のときで、画面では記号のままです。

上付き・下付きの文字を書く

上付きを置いた
「16.5m^u2」と打って置いた文字。「2」が小さく上に書かれた

上付きの文字は、上に付けたい文字の前に「^u」を打って書きます。「^」は、キーボードの「へ」のキーで打つ記号で、記号と英数字は半角で打ちます。

例に使うのは、面積の「16.5m²」を、「16.5m」と上付きの「2」で書く操作です。

文字を押す

左のツールバーの文字を押して、文字コマンドにします。

入力欄に16.5m^u2と打つ

日本語入力を切った半角で、入力欄に「16.5m^u2」と打ち、Enterで確定します。

面積を置く位置をクリックする

面積を置きたい所をクリックします。「2」が小さく上に付いて、「16.5m²」の形で書かれます。

これで、上付きの「2」が付いた面積が書けました。「^u」がかかるのは、すぐ後ろの1文字だけです。

下付きは、下に付けたい文字の前に「^d」を打ちます。たとえば「H^d2O」と打つと、「2」が小さく下に付いた形です。

丸の中に文字を重ねる

丸の中にX1
「○^wX1」と打って置いた文字。丸の中に「X1」が重なった

丸の中に半角の2文字を書くときは、丸の後ろに「^w」を打ち、続けて2文字を打ちます。通り芯(建物の柱や壁の中心に引く基準の線)の番号のように、丸で囲んだ記号を書くときに使えます。

入力欄に○^wX1と打つ

入力欄に、日本語入力で「まる」と打って変換した「○」を入れます。続けて日本語入力を切り、半角で「^wX1」と打って、Enterで確定します。

丸の記号を置く位置をクリックする

丸の記号を置きたい所をクリックします。丸の中に「X1」が重なって書かれます。

これで、丸で囲んだ「X1」が書けました。「^w」は、すぐ後ろの半角2文字を、前の文字の真ん中に重ねる記号です。

重ねる文字が1文字のときは、「^w」の代わりに「^o」を使います。上付き・下付きと重ねる記号の一覧は、次の表のとおりです。

打つ記号働き打つ例
^uすぐ後ろの1文字を上付きにするm^u2
^dすぐ後ろの1文字を下付きにするH^d2O
^o前の文字の真ん中に、すぐ後ろの1文字を重ねる○^oア
^w前の文字の真ん中に、すぐ後ろの半角2文字を重ねる○^wX1

文字の途中で太字や下線にする

途中から太字
「天井高^!2400」と打って置いた文字。「2400」から太字になった

文字の途中から太字や下線などにするときは、変えたい所に制御文字を打ちます。制御文字がかかるのは、そこから後ろの文字すべてです。

たとえば「天井高^!2400」と打つと、「天井高」はふつうの字で、「2400」が太字で書かれます。制御文字の一覧は、次の表のとおりです。

打つ記号働き
^!太字
^/イタリック(斜めの字)
^_下線
^-消字ライン(字の真ん中に引く線)
^$1〜^$9文字の色を、色の番号1〜9 の色にする
^#太字・下線などを、ふつうの字に戻す(色は戻らない)

ファイル名や日付を埋め込む

埋め込み文字
右の「%f」「=f」「%SS」が、埋め込み文字を置いた所。初めの設定の画面では記号のまま

埋め込み文字は、図面には記号のまま書かれ、印刷のときにファイル名や日付に置き換わる文字です。表題欄のファイル名や日付を埋め込み文字で入れておくと、保存し直すたびに打ち直さずに済みます。

ここでは、保存してある図面に「%f」「=f」「%SS」の3つを置きます。

入力欄に埋め込み文字を打つ

文字コマンドの入力欄に、半角で「%f」と打ち、Enterで確定します。

埋め込み文字を置く位置をクリックする

埋め込み文字を置きたい所をクリックします。

「=f」と「%SS」も、1つずつ別の文字として置きます。

「%f=f」のように1つの文字の中に続けて打つと、置き換わりません。埋め込み文字の主なものは、次の表のとおりです。

打つ記号置き換わる中身
%fファイル名(拡張子付き)
&fファイル名(拡張子なし)
=F図面を保存した日付と時刻
=f図面を保存した日付
%SS縮尺(1/100 の形)

記号の大文字と小文字は、別の記号です。「=F」は日付と時刻、「=f」は日付だけに置き換わります。

画面でも置き換えて見る

画面でも置き換わった形で見るには、基本設定の一般(2)のタブで、埋め込み文字の項目にチェックを入れてください。基本設定は、Jw_cadの設定の窓で、窓の上には「jw_win」と出ます。

基本設定の一般2を開く

メニューバーの設定から基本設定を選び、一般(2)のタブを押します。

埋め込み文字のチェックを入れる

プリンタ出力時の埋め込み文字(ファイル名・出力日時)を画面にも変換表示する。にチェックを入れ、OKを押します。初めの設定では、チェックは外れています。

一般2のチェック
基本設定の一般(2)のタブ。埋め込み文字の項目(赤い枠)にチェックを入れた所

これで、画面でも埋め込み文字がファイル名・日付・縮尺に置き換わって表示されます。記号の表示に戻すときは、同じ項目のチェックを外します。

埋め込み文字が変換された
「%f」がファイル名「見本_J08.jww」、「=f」が図面を保存した日付「2026/10/05」、「%SS」が縮尺「1/100」に置き換わった

テキストファイルを読み込む・書き出す

文読と文書のボタン
入力欄が空のときの、文字コマンドのコントロールバーの文読と文書(赤い枠)。文書は薄い字で、文字を選ぶまで押せない

ここからは、入力欄に打つ記号から離れて、文字をファイルとやり取りする方法です。テキストファイル(メモ帳などで書いた、文字だけのファイル)の文章は、文字コマンドの文読で図面に読み込めます。

反対に、図面の文字をテキストファイルに書き出すのが文書です。文読と文書は、文字コマンドのコントロールバー(作図ウィンドウの上の、ボタンと欄が並ぶ帯)にあり、使い方は次の2つです。

  • 読み込む
  • 書き出す

読み込む

読み込むテキストファイルは、床・壁・天井の仕上げを3行書いたものを、先に用意しておきます。

文読を押す

入力欄が空のまま、文字コマンドのコントロールバーの文読を押します。Windows の「開く」の窓が出て、ファイルの種類は「Text (*.TXT)」になっています。

テキストファイルを選んで開く

読み込むテキストファイルを選び、開くを押します。

開く窓
「開く」の窓の下の部分。ファイルを選んで開く(赤い枠)を押す

読み込んだ文字を置く位置をクリックする

画面のいちばん下の案内の帯(ステータスバー)に「《文字読込》の基準点を指示してください」と出ます。置きたい所をクリックします。

読み込んだ3行
テキストファイルから読み込んだ3行の仕上げ。基点を中中にして置いたので、行の真ん中がそろっている

これで、テキストファイルの3行が、1行ずつ別の文字として図面に置かれました。クリックした所が最初の行の位置で、行と行の間隔はコントロールバーの行間の欄の値です。

書き出す

書き出す文字は、先に文字コマンドの範囲選択で選びます。文字を選ぶまで、文書は薄い字になっていて押せません。

書き出す文字を選ぶ

文字コマンドのコントロールバーの範囲選択を押します。書き出す文字を囲む枠の始点をクリックし、終点をクリックしたあと、コントロールバーに出る選択確定を押します。

文書を押す

文書を押すと、Windows の「名前を付けて保存」の窓が出ます。ファイル名の初めの値は「txt.txt」です。

保存する場所と名前を決めて保存する

保存する場所を選び、ファイル名を入れて、保存を押します。

名前を付けて保存
「名前を付けて保存」の窓の下の部分。ファイルの種類は「TXT File(*.TXT)」で、保存(赤い枠)を押す

これで、選んだ文字がテキストファイルに書き出されました。テキストファイルには、図面の上にある文字から順に、同じ高さなら左から順に書き出されます。

埋め込み文字がうまく出ないとき

記号のままの埋め込み文字
初めの設定の画面で、記号のまま見えている「%f」「=f」「%SS」

埋め込み文字で起きやすい症状は、次の2つです。

  • 画面で記号のまま
  • 続けて打った埋め込み文字が置き換わらない

画面で記号のまま

初めの設定では、埋め込み文字は画面で記号のままで、印刷のときに置き換わります。画面でも置き換えて見るときは、「画面でも置き換えて見る」の手順で一般(2)のチェックを入れてください。

一般(2)の全部の項目は「Jw_cadの基本設定の一般(2)タブ」(準備中)で解説します。

続けて打った埋め込み文字が置き換わらない

「%f=f」のように、2つの埋め込み文字を1つの文字の中に続けて打つと、どちらも置き換わりません。埋め込み文字は1つずつ、別の文字として置き直してください。

m² や日付は、記号を打って書いておこう

書いた文字の一覧
上付きの「16.5m²」、丸に重ねた「X1」、途中から太字の「天井高2400」と、埋め込み文字の「%f」「=f」「%SS」

この記事で解説したことは、次の6つです。

  • 上付きは「^u」、下付きは「^d」を、変えたい文字の前に半角で打つ
  • 丸の中に半角2文字を重ねるときは「○^wX1」のように打つ
  • 文字の途中から太字にするときは「^!」を打つ
  • ファイル名は「%f」、保存した日付は「=f」、縮尺は「%SS」で入れると、印刷のときに置き換わる
  • 埋め込み文字を画面でも見るときは、基本設定の一般(2)のチェックを入れる
  • テキストファイルは「文読」で読み込み、図面の文字は「文書」で書き出す

まずは面積の文字を「m^u2」で書き直して、m² の2を上付きにしてみてください。

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この記事について

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