
Jw_cadのレイヤ操作|表示・切替・書込・プロテクト
- Jw_cadで、レイヤーの表示を切り替えるには?
- レイヤーに×が付いて、解除できない…
- レイヤーの一覧を見る方法を知りたい
2次元CADのJw_cad(ジェイダブリューキャド)では、通り芯・壁・建具のように、描くものごとにレイヤ(線や文字を種類ごとに入れる区分)を分けます。
レイヤを分けておけば、見たい線だけを表示したり、消したくない線を守ったりできます。
しかし、レイヤの切り替えも表示の変更も、画面の右の同じボタンを、左クリックと右クリックで押し分ける操作です。押し間違えると、思っていないレイヤに線が描かれます。
この記事で解説するのは、書込レイヤ(これから描く線が入るレイヤ)の切り替え、表示の切り替え、プロテクトのかけ方の3つの手順です。レイヤ設定のダイアログと、レイヤー一覧の見方も分かります。
画面:Jw_cad Version 10.03.6(Windows 11)レイヤ操作とは

レイヤ操作では、レイヤバーのボタンで線を描くレイヤを選び、表示と保護をレイヤごとに切り替えます。レイヤバーは、画面の右の、丸付きの数字が 0〜7 と 8〜F の2列に並ぶボタンです。
その右の、四角い数字の2列はレイヤグループバーで、レイヤのまとまり(レイヤグループ)を選ぶときに使います。1つのグループに入るのは、0〜F の16のレイヤです。
レイヤバーのボタンにカーソルを置くと、「Lay: 0-3」(グループ0 のレイヤ3)のような番号と、「84 Line(s) 0 String(s)」のような線と文字の数が出ます。
押す前に、どのレイヤに何本の線があるかを確かめておくと、押し間違いに気づけます。
書込レイヤを切り替える
右クリックの前
右クリックのあと書込レイヤは、レイヤバーのボタンを右クリックして選びます。選んだボタンの番号が、赤い丸で囲まれます。
レイヤの
レイヤバーで、線を描きたいレイヤのボタンを右クリックします。ここではレイヤ2 のボタンを右クリックします。
ステータスバーで
書込レイヤの番号は、画面のいちばん下にあるステータスバーの右側で確かめます。「[0-3]」が「[0-2]」に替わり、レイヤに名前があれば名前も出ます。

これで、このあと描く線はレイヤ2 に入ります。書込レイヤは、いつも表示の状態で、非表示にはできません。
レイヤの表示状態を切り替える

レイヤの表示状態は、ボタンを左クリックするたびに、表示 → 非表示 → 表示のみ → 表示の順に切り替わります。表示のみ(グレー表示)は、線が灰色で見えるだけで、選んだり消したりできない状態です。
表示状態は、ボタンの見え方で見分けます。表示は丸付きの数字、非表示は空、表示のみは丸の無い数字です。
切り替え方は、次の2つです。
- 1つずつ切り替える
- All でまとめて切り替える
1つずつ切り替える
左クリックしたボタンのレイヤだけ、表示が切り替わります。
1回左クリックして
レイヤ1 のボタンを左クリックします。ボタンが空になり、レイヤ1 の線も画面に出なくなります。
もう
同じボタンをもう一度左クリックします。ボタンが丸の無い「1」になり、レイヤ1 の線が灰色で見えます。

3回目で
もう一度左クリックすると、ボタンが丸付きの「①」に戻り、レイヤ1 は表示になります。
All でまとめて切り替える
レイヤバーの下のAllのボタンは、書込レイヤ以外のレイヤの表示を、まとめて切り替えます。左クリックと右クリックで働きが違います。
ALL を
Allを左クリックすると、書込レイヤ以外が全部非表示になります。続けて左クリックすると、書込レイヤ以外のレイヤが表示のみ、表示の順に切り替わります。

ALL を
Allを右クリックすると、どのレイヤも表示に戻ります。表示がばらばらになったときに、1回で全部を表示にできます。

レイヤにプロテクトをかける

プロテクトは、レイヤの線を編集できなくする設定です。表示状態とは別にかける設定で、強さの違う2つがあります。
プロテクトの種類は、次の2つです。
- プロテクトをかける・外す
- 強プロテクトをかける・外す
プロテクトをかける・外す
プロテクトは、Ctrlを押しながらボタンを左クリックしてかけます。
Ctrl を
Ctrlを押しながら、守りたいレイヤのボタンを左クリックします。ボタンに紫の斜線が付きました。
もう
外すときは、もう一度Ctrlを押しながら同じボタンを左クリックします。斜線が消えます。
プロテクトをかけたレイヤも、ふつうの左クリックで表示・非表示・表示のみは切り替えられます。プロテクトをかけたまま右クリックしても、書込レイヤにはなりません。
強プロテクトをかける・外す
強プロテクトは、CtrlとShiftを押しながらボタンを左クリックしてかけます。ボタンに紫の×が付き、表示の切り替えもできなくなります。

外すときは、もう一度CtrlとShiftを押しながら同じボタンを左クリックしてください。
図面枠のように、編集だけでなく表示の状態も変えたくないレイヤには、強プロテクトをかけておきます。
レイヤ設定のダイアログ

レイヤ設定のダイアログでは、いくつものレイヤの表示状態を1つの画面でまとめて変えられ、書込レイヤの名前も変えられます。
開き方は、メニューバーの設定からレイヤを選ぶか、ステータスバーの書込レイヤの欄を左クリックするかの2つです。
ダイアログの主な項目は、次の表のとおりです。
| 項目 | 働き |
|---|---|
| グループのタブ 0〜F | 見るレイヤグループを選ぶ |
| S=1/100 | そのグループの縮尺 |
| グループ名 | そのグループの名前 |
| レイヤ状態のボタン 0〜F | レイヤごとの表示状態。続けていくつも押せる。OK を押すとレイヤバーに反映される |
| レイヤ名 | 書込レイヤの名前を変える(ほかのレイヤの名前は変えられない) |
| OK | 変えた状態と名前を反映して閉じる |
ほかに、グループの状態・一括・全レイヤ編集・全レイヤ非表示・戻すのボタンと、2つのチェックボックスがあります。キャンセルのボタンはありません。
レイヤ一覧で中身と名前を確かめる

レイヤー一覧は、レイヤごとに何が描いてあるかを、縮小図で並べて見るウィンドウです。書込レイヤ以外のレイヤにも、ここで名前を付けたり、付いている名前を変えたりできます。
書込レイヤの
レイヤバーで、いま書込レイヤになっているボタン(赤い丸のボタン)を右クリックします。「レイヤー一覧」が開き、4×4 の枠にレイヤ 0〜F が並びます。
枠の
名前を付けたいレイヤの枠の左上にある、「(0) 敷地」のような番号と名前の部分を左クリックします。「レイヤ名設定」が開きます。
名前を
名前の欄に「通り芯」のように名前を入れて、OKを押します。前の名前が入っていたら、消してから入れます。

名前を付けたレイヤを書込レイヤにすると、ステータスバーに「[0-0]通り芯」のように名前が出ます。何をどのレイヤに描くかの決め方は「Jw_cadのレイヤ分け」(準備中)で取り上げます。
レイヤがうまく切り替わらないとき

レイヤの操作でつまずきやすいのは、次の3つです。
- 書込レイヤに切り替わらない
- 線を選べない・消せない
- ×が付いて表示を切り替えられない
書込レイヤに切り替わらない
ボタンを右クリックしても書込レイヤにならないときは、そのレイヤにプロテクトがかかっていないかを見ます。ボタンに斜線か×が付いていたら、プロテクトがかかっています。
Ctrl+左クリック(×のときはCtrl+Shift+左クリック)でプロテクトを外してから、右クリックしてください。
線を選べない・消せない
線や文字が見えているのに選べないときは、そのレイヤが表示のみになっていないかを見ます。表示のみのレイヤの線や文字は灰色で見えます。
しかし、範囲選択(枠で囲んで選ぶ操作)で囲んでも選ばれず、消すこともできません。

ボタンを左クリックして表示(丸付きの数字)に戻すと、選べるようになります。Allを右クリックすれば、全部のレイヤが一度に表示に戻ります。
×が付いて表示を切り替えられない
ボタンに紫の×が付いて、左クリックしても表示が変わらないのは、強プロテクトがかかっているためです。
CtrlとShiftを押しながら、そのボタンを左クリックすると、×が消えて強プロテクトが外れます。外したあとは、左クリックで表示を切り替えられます。
描く前に、書込レイヤの赤い丸とステータスバーの番号を確かめよう

この記事で解説したことは、次の6つです。
- ボタンを右クリックすると、そのレイヤが書込レイヤになる
- 左クリックのたびに、レイヤの表示状態が表示 → 非表示 → 表示のみ → 表示と切り替わる
- Allの左クリックで書込レイヤ以外が非表示、右クリックで全部表示に戻る
- Ctrl+左クリックでプロテクト、Ctrl+Shift+左クリックで強プロテクト
- レイヤ設定のダイアログでは、状態をまとめて変えられ、書込レイヤの名前も変えられる
- 書込レイヤのボタンを右クリックすると、レイヤー一覧が開く
まずは書込レイヤを右クリックで選び、ステータスバーの番号が替わるかを確かめてみてください。
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