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Jw_cadの寸法設定|寸法値の大きさ・矢印・引出線の設定

編集部 読了 約11分

  • Jw_cadの寸法設定は、どこにある?
  • 寸法の文字サイズを変えたい…
  • 寸法線の矢印を変える方法を知りたい

2次元CADのJw_cad(ジェイダブリューキャド)では、寸法値の大きさや線の色、寸法線の端(端部)の形を選んで寸法を書けます。見た目を選ぶ場所は、寸法設定とコントロールバーの2つです。

しかし、寸法を書いたあとで設定を変えても、前に書いた寸法は変わりません。見た目は、寸法を書き始める前に決めておく必要があります。

この記事で解説するのは、寸法設定で寸法値の大きさと線の色を決める手順です。端部の形と引出線の位置をコントロールバーで選ぶ方法、寸法設定の全部の項目と初めの値も分かります。

画面:Jw_cad Version 10.03.6(Windows 11)

寸法設定とは

図寸の単位
寸法設定の窓。いちばん上に「【設定値は図寸(mm)単位】」(赤い枠)と出る

寸法設定は、寸法値の大きさ・線の色・単位・小数の桁など、図面の寸法全体の見た目を決める窓です。寸法値は長さの数字、寸法線は長さの範囲を示す線、引出線は測る点から引き出す線を指します。

窓のいちばん上の「【設定値は図寸(mm)単位】」は、長さや間隔の欄に入れる数が、印刷したときの紙の上のミリ(図寸)だという意味です。

図面全体で決めておく項目は、寸法設定で決めます。端部の形や引出線の位置のように寸法を書くたびに選ぶ項目は、寸法コマンドのコントロールバー(作図ウィンドウの上の、ボタンと欄が並ぶ帯)で選びます。

寸法設定を開く

設定のボタン
寸法コマンドのコントロールバーの設定(赤い枠)

寸法設定は、寸法コマンドのコントロールバーの設定で開きます。

寸法を押す

左のツールバーの寸法を押して、寸法コマンドにします。

設定を押す

コントロールバーの設定を押すと、「寸法設定」の窓が開きます。

メニューバーの設定から寸法設定を選んでも、同じ窓が開きます。どちらから開いても、項目と値は同じです。

寸法設定のメニュー
メニューバーの設定の寸法設定(赤い枠)。画面は線コマンドを選んでいたときのもの

寸法値の大きさと線の色を決める

教材の値を入れた
文字種類を3、寸法線色と矢印・点色を6 にした所(赤い枠)。引出線色は1のまま

寸法値の大きさは、寸法設定の文字種類に、文字種の番号を入れて決めます。線の色は、寸法線色・引出線色・矢印・点色の欄に、線色の番号を入れて決めます。

寸法値の色を決める欄はありません。寸法値の色は、文字種類で選んだ文字種の色になります。

ここでは例として、寸法値を文字種3 の大きさに、寸法線と端部を線色6 にします。引出線は線色1 のままです。

寸法設定を開く

寸法コマンドのコントロールバーの設定で、寸法設定の窓を開きます。

文字種類と色の欄に数を入れる

文字種類の欄に3、寸法線色に6、矢印・点色に6 を入れます。

上のOKを押す

窓のいちばん上のOKを押してください。

上のOK
寸法設定の窓のいちばん上のOK(赤い枠)

これで、次に書く寸法から、寸法値が文字種3 の大きさになり、寸法線が線色6 で書かれます。設定のあとに寸法を書くと、寸法線が青になり、寸法値も大きくなりました。

設定のあとの寸法
いちばん下の、寸法線が青い「3,640」が、設定のあとに書いた寸法(数字に重なる斜めの字は、図面にあった別の文字)

文字種の大きさそのものは、メニューバーの設定の基本設定にある文字タブで決まります。変え方は「Jw_cadの文字種の設定」(準備中)で解説します。

端部の形(矢印)を選ぶ

端部の3つ
下から、端部を実点・矢印・逆矢印にして書いた寸法

端部の形を選ぶのは、寸法コマンドのコントロールバーです。端部は寸法線の端のことで、形は実点・矢印・逆矢印の3つです。

形は端部 ●のボタンで選び、初めは実点になっています。

端部のボタンを押す

寸法コマンドのコントロールバーの端部 ●を押します。

端部のボタン
コントロールバーの端部 ●(赤い枠)

表示が変わるまで押す

押すたびに、表示が端部 ●(実点)→端部 ->(矢印)→端部 -<(逆矢印)と変わり、もう1回押すと端部 ●に戻ります。使いたい形になるまで押しましょう。

次に書く寸法から、端部がこの形になります。逆矢印は、寸法の間が狭くて、矢印が内側に収まらないときに使う形です。

矢印の長さと角度を変える欄は、寸法設定の矢印設定です。寸法でない線に付ける矢印の書き方は「Jw_cadの線コマンドの応用|矢印・実点・垂直線」で解説しています。

引出線の位置を自動で決める

自動の位置
左の「3,640」が、= (1) で書いた寸法。赤い点線は Jw_cad が出す仮の線

引出線の始点と寸法線の位置は、コントロールバーの=を= (1)か= (2)にすると、基準点からの距離で自動で決まります。基準点は、寸法を書きたい物の角などの、距離を測り始める点です。

この距離には、寸法設定の「引出線位置・寸法線位置 指定」の欄の値が使われます。= (1)の初めの距離は、引出線位置5・寸法線位置10 で、紙の上の5ミリの所が引出線の始点、10ミリの所が寸法線になります。

リセットして、=を= (1)にする

寸法を書いた直後は、このボタンの表示が「引出角 0」に変わっていて、引出線を斜めにする角度(引出角)の切り替えになります。そこで、先にコントロールバーのリセットを押してください。

ボタンが=に戻ったら、1回押して= (1)にします。

イコールのボタン
コントロールバーの=のボタン(赤い枠)。押すたびに = → = (1) → = (2) → - と変わり、次に = に戻る

基準点を右クリックする

寸法を書きたい物の角を、基準点として右クリックします。ステータスバー(画面のいちばん下の案内の帯)に「●マウス移動で確定 ●●同一点クリックで寸法位置間隔反転」と出ます。

向きを決めて、始点と終点を指示する

マウスを、寸法を書きたい側へ動かして向きを決めます。次に、寸法の始点と終点を右クリックします。

これで、基準点から決まった距離に引出線と寸法線が置かれました。基準点と同じ点をもう一度クリックすると、引出線と寸法線が反対の側に置かれます。

基準点の角を始点にもすると、このもう一度のクリックに当たって反対の側に移ります。そのときは、終点を指示し直してください。

= (2)は、指定2 の距離(初めは引出線位置0・寸法線位置5)で同じように決まります。ふつうの書き方に戻すときは、リセットを押してから、=になるまでボタンを押してください。

寸法設定の項目

寸法設定
寸法設定の窓の初めの値。上から、文字、線の色、矢印、単位と桁、半径と角度、引出線の位置、累進寸法、寸法図形の順に並ぶ

寸法設定の窓には、上半分に寸法値の文字・線・矢印の項目、下半分に単位・桁・引出線の位置の項目が並びます。中身が「(略)」の項目は、この記事では働きを解説しません。

窓の上半分の項目と初めの値を、次の表に挙げます。

項目中身初めの値
文字種類寸法値の大きさを、文字種の番号で選ぶ2
フォント・斜体・太字寸法値の書体MS ゴシック・なし・なし
寸法線色/引出線色/矢印・点色寸法線・引出線・端部の線の色の番号1/1/1
寸法線と文字の間隔(略)0.5
矢印設定(長さ・角度・ソリッド)端部を矢印にしたときの矢印の形3・15・なし
引出線の突出寸法(略)0
逆矢印の寸法線突出寸法(略)5
文字方向無補正(略)なし
全角文字・( ,)をスペース・( ,)全角・( .)全角(略)どれもなし

下半分の項目と初めの値は、次の表のとおりです。

項目選べるもの・中身初めの値
寸法単位mm・mmm
寸法単位表示有・無(寸法値の後ろに単位を付けるか)無
寸法値の( ,)表示有・無(3桁ごとの「,」)有
小数点以下の0表示有・無無
小数点以下の表示桁数0桁・1桁・2桁・3桁2桁
表示桁以下四捨五入・切捨・切上四捨五入
半径(R)、直径(φ)前付・後付・無(R・φ の付け方)前付
角度単位度(゜)・度分秒度分秒
度(゜)単位追加・小数点以下桁数(略)無・4(どちらも薄字)
引出線位置・寸法線位置 指定[=(1)][=(2)]= (1)・= (2) で使う距離指定1 は5・10、指定2 は0・5
指示点からの引出線位置 指定[-](略)3
累進寸法(基点円・円半径・文字高位置中心)(略)なし・0.75・なし
寸法線と値を【寸法図形】にする…/寸法図形を複写・パラメトリック変形等で現寸法設定に変更(略)どちらもなし
作図した寸法線の角度を次回の作図に継続する・寸法をグループ化する(略)どちらもなし

半径・直径・角度・累進の寸法の書き方は「Jw_cadの寸法の種類」(準備中)、寸法図形の2つのチェックは「Jw_cadの寸法図形」(準備中)が扱います。

寸法の見た目が思ったとおりにならないとき

前の寸法は変わらない
上の水色の「3,640」は、設定を変える前に書いた寸法。設定を変えたあとも、前の見た目のまま

寸法の見た目で起きやすい症状は、次の2つです。

  • 設定を変えても前の寸法が変わらない
  • 寸法値に小数が出る

設定を変えても前の寸法が変わらない

新しい設定で書かれるのは、設定を変えたあとに書く寸法だけです。前の寸法も新しい見た目にしたいときは、その寸法を消して書き直しましょう。

寸法値に小数が出る

指示した点がずれると、長さに端数ができて、寸法値に小数が出ます。寸法設定の小数点以下の表示桁数が初めは2桁なので、そのずれが小数で見えます。

メニューバーの編集の戻るでその寸法を消し、点を右クリックで拾い直して書き直してください。

表示桁数を0桁にすると端数は見えなくなりますが、910.4 が 910 と書かれるように、実際の長さと書かれた値が合わなくなります。

寸法を書き始める前に、寸法設定で文字種類と色を決めよう

寸法を書いた部屋
寸法設定を変えたあとに書いた青い寸法と、端部・引出線の位置を変えて書いた寸法(部屋の中の重なった文字は、ほかの撮影で書いたもの)

寸法の見た目は、図面全体で決める項目を寸法設定で、書くたびに選ぶ項目をコントロールバーで決めます。この記事で解説したことは、次の6つです。

  • 寸法設定は、寸法コマンドのコントロールバーの「設定」で開く
  • 寸法設定の長さや間隔の欄には、紙の上のミリ(図寸)で数を入れる
  • 寸法値の大きさは「文字種類」、線の色は「寸法線色」「引出線色」「矢印・点色」で決める
  • 端部は「端部 ●」のボタンで、実点・矢印・逆矢印から選ぶ
  • 「= (1)」「= (2)」にすると、引出線と寸法線の位置が基準点からの距離で決まる
  • 設定を変えても、前に書いた寸法は変わらない

まずは寸法設定を開いて、文字種類と寸法線色の初めの値を確かめてみてください。

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