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  1. Blenderのシーンの単位とスケール|単位の設定とスケールの意味

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Blenderのシーンの単位とスケール|単位の設定とスケールの意味

編集部 読了 約10分

  • 単位を mm にしたい
  • 単位の倍率って何?
  • cm で作りたいときの設定は?

Blender(ブレンダー)の長さは、初期設定ではメートルで出ます。起動した直後の立方体の寸法は 2 m です。

しかし、建築の図面の寸法は mm で書くので、1200 mm の窓を作るたびに、1.2 m と直して打つのは手間です。

この記事では、長さの単位を mm にする手順と、単位の倍率(スケール)の意味を解説します。cm で作るときの設定と、寸法の表示がおかしいときの直し方も分かります。

画面:Blender 5.2.2 LTS(日本語の表示)

始める前に

正面から見た立方体とサイドバー
正面から見た立方体と、サイドバーの寸法(X・Y・Z どれも 2 m・左の赤い枠)。右の赤い枠はプロパティエディター

この記事の画像と同じ画面で試すときに済ませることは、次の3つです。

  • 起動した直後の画面にあるカメラとライトを、1つずつクリックで選んでXキー→削除で消す。残った立方体をクリックで選ぶ
  • 3Dビューポート(オブジェクトを置いて見る画面)にポインター(画面の矢印)を乗せ、テンキーの1で正面から見る。テンキーが無いときは、3Dビューポートのヘッダー(3Dビューポートの一番上の段)のビュー→視点から正面の視点を選ぶ
  • Nキーでサイドバー(位置や寸法の値が出る列)を出す。アイテムのタブに、位置・スケール・寸法の値が出る

シーンの単位とは

単位のパネル
プロパティエディターのシーンのタブにある単位のパネル(赤い枠)

シーンの単位は、長さなどの値を、画面でどの単位で出すかを決める設定です。シーン(オブジェクトやカメラなどをまとめた、作品の1場面)ごとに決めます。

設定する場所は、プロパティエディター(選んでいるものやシーンの設定を並べる画面。始める前にの画像の右の赤い枠)のシーンのタブの、単位のパネルです。

初期設定は単位系がメートル法、長さがメートル、単位の倍率が 1.000000 です。

長さの単位を mm にする

1200 mm と打った
長さを mm にして、位置の X に 1200 と打ったところ(赤い枠)。1200 mm で入る

長さを mm にするには、単位のパネルの長さをミリメートルにします。mm にして、図面の寸法の数 1200 を位置の X に打って確かめる手順は、次の5つです。

  1. プロパティエディターのシーンのタブを押す
  2. 単位のパネルが閉じていたら、見出しを押して開く
  3. 長さの欄を押す
  4. ミリメートルを押す
  5. サイドバーの位置の X の欄を押して1200と打ち、Enterキーを押す

シーンのタブを押す

プロパティエディターに縦に並ぶタブのうち、シーンのタブ(円すいと球の絵)を押します。

シーンのタブ
押すシーンのタブ(赤い枠)

シーンの設定が並び、単位のパネルが閉じた見出しで出ました。

単位のパネルを開く

単位のパネルが閉じているときは、見出しを押します。開いているときは、この手順は飛ばしてください。

単位の見出し
押す単位の見出し(赤い枠)

パネルが開き、単位系・単位の倍率・長さなどが並びました。

開いた単位のパネル
開いた単位のパネル(赤い枠)。長さはメートル

「長さ」の欄を押す

単位のパネルの、長さの欄を押します。

長さの欄
押す長さの欄(赤い枠)

適応・キロメートル・メートル・センチメートル・ミリメートル・マイクロメートルの一覧が開きました。

「ミリメートル」を押す

一覧のミリメートルを押します。

ミリメートルを押す
押すミリメートル(赤い枠)

サイドバーの寸法が、2 m から 2000 mm に変わりました。立方体の大きさは変わらず、出す単位だけが変わっています。

ミリメートルにした
寸法が 2000 mm になったサイドバー(赤い枠)

位置のXに1200と打つ

サイドバーの位置の X の欄を押して1200と打ち、Enterキーを押します。

位置の X が 1200 mm になり、立方体が右へ動きました。単位を付けずに打った数は、長さで選んだ mm で入ります。

1200と打った
位置の X 1200 mm(赤い枠)

これで、長さの単位を mm にして、図面の寸法の数をそのまま打てるようになりました。

この設定はファイルを保存すると残り、Blender を起動した直後の新しいファイルはメートルから始まります。cm で作るときは、手順4でセンチメートルを選びます。

cm のときも、単位の倍率は 1.000000 のままにしてください。

単位の倍率とは

単位の倍率を変えた
単位の倍率を 0.001 にしたところ(右の赤い枠)。左の赤い枠は上から位置の X 1.2 mm・スケール 1.000・寸法 2 mm

単位の倍率は、画面に出す値を何倍にするかを決める数です。長さを mm にしても 2 m と 2000 mm は同じ長さですが、単位の倍率を 0.001 にすると、同じ立方体が 2 mm という別の長さで出ます。

顕微鏡で見るような小さい物や、天体のような大きい物を作るときに変える設定で、オブジェクトの大きさは変わりません。0.001 にして試し、1 に戻す手順は次の2つです。

  1. 単位の倍率の欄を押して0.001と打ち、Enterキーを押す
  2. 単位の倍率の欄を押して1と打ち、Enterキーで戻す

単位の倍率を0.001にする

単位のパネルの単位の倍率の欄を押して0.001と打ち、Enterキーを押します。

単位の倍率の欄
押す単位の倍率の欄(右の赤い枠)。位置の X は 1200 mm(左の赤い枠)

寸法は 2000 mm から 2 mm に、位置の X は 1200 mm から 1.2 mm に変わりました。スケールは 1.000 のままで、立方体の大きさも変わっていません。

単位の倍率を変えた
単位の倍率 0.001(右の赤い枠)。左の赤い枠は上から位置の X 1.2 mm・スケール 1.000・寸法 2 mm

単位の倍率を1に戻す

単位の倍率の欄を押して1と打ち、Enterキーを押します。

寸法が 2000 mm に、位置の X が 1200 mm に戻りました。

単位の倍率を戻した
単位の倍率 1.000000(右の赤い枠)と、1200 mm に戻った位置・2000 mm に戻った寸法(左の赤い枠)

単位の倍率とオブジェクトのスケールの違いを並べると、次の表のとおりです。

項目単位の倍率オブジェクトのスケール
設定する場所シーンのタブの「単位」のパネルサイドバーの「アイテム」のタブの「スケール」
決める範囲シーン全体選んだオブジェクトだけ
変わるもの画面に出る値オブジェクトの大きさ

建築のモデルは家具や部屋の大きさなので、単位の倍率は 1.000000 のまま、長さだけをミリメートルにして作りましょう。

寸法の表示がおかしいとき

メートルのまま 1200 と打った
長さがメートルのまま位置の X に 1200 と打った画面。1200 m(赤い枠)になり、立方体は画面の外へ出た

寸法や位置の値がおかしいときの症状は、次の2つです。

  • 1200 と打つと 1200 m になる
  • 大きさを変えていないのに、寸法が 2 mm のように小さく出る

1200 と打つと 1200 m になる

1200 と打って 1200 m になるのは、長さがメートルのままのためです。単位を付けずに打った数は、長さで選んだ単位で入ります。

Ctrl+Zキーで打つ前に戻し、長さをミリメートルにしてから打ち直してください。

大きさを変えていないのに、寸法が 2 mm のように小さく出る

大きさを変えていないのに寸法が小さく出るのは、単位の倍率が 1 ではないためです。単位の倍率が 0.001 だと、2000 mm の立方体が 2 mm と出ます。

自分で作っているファイルなら、単位の倍率を 1.000000 に戻すと、寸法が 2000 mm のように正しく出ます。

受け取ったファイルで倍率が 1 でないときは、作った人がその倍率で寸法を見ながら作ったのかもしれません。戻すと値の見え方がすべて変わるので、作った人に確かめてから戻してください。

単位を mm にして、図面の寸法で作ろう

ミリメートルにした
長さを mm にして、寸法が 2000 mm と出たサイドバー

シーンの単位は、長さなどの値を画面でどの単位で出すかを決める設定です。この記事で解説したことは、次の3つです。

  • 長さの単位を mm にする:シーンのタブの単位のパネルで、長さをミリメートルにする。cm ならセンチメートル
  • 単位の倍率とは:画面に出る値を何倍にするかの数。オブジェクトの大きさは変わらない
  • 寸法の表示がおかしいとき:長さの単位と、単位の倍率が 1 かどうかを見る

まずは長さをミリメートルにして、図面の寸法の数を位置の欄に打ってみてください。

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この記事について

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