
Blenderの整列|位置と向きのそろえ方
- いくつかのオブジェクトの位置をそろえたい
- オブジェクトの端をそろえたい
- オブジェクトの向きをそろえたい
Blender(ブレンダー)でいくつかの家具を壁ぎわに並べるとき、1つずつ目で合わせると、奥の端が少しずつずれます。
「オブジェクトを整列」を使うと、選んだオブジェクト(3Dの空間に置く1つ1つのもの)の中心や端の座標を、決めた軸でそろえられます。
この記事で解説するのは、「オブジェクトを整列」で端や中心をそろえる方法と、その設定です。3Dカーソルの位置にそろえる方法と、向きをそろえる方法も分かります。
画面:Blender 5.2.2 LTS(日本語の表示)始める前に

この記事では、立方体を家具に見立てて、奥行きの違う3つを並べます。この記事の画像と同じ画面で試すときに済ませることは、次の7つです。
- 起動した直後の画面にあるカメラとライトを、1つずつクリックで選んでXキー→削除で消す。最初からある立方体(X 0 m・Y 0 m・奥行き 2 m)は残し、これを真ん中の立方体にする
- 3Dビューポート(オブジェクトを置いて見る画面)にポインター(画面の矢印)を乗せ、テンキーの7で真上から見る。テンキーが無いときは、3Dビューポートのヘッダー(3Dビューポートの一番上の段)のビュー→視点→トップ(上)を押す
- Nキーでサイドバー(位置や回転の値が出る列)を出し、サイドバーの右の端に縦に並ぶタブのビューを押す。3Dカーソル(追加するオブジェクトが出る位置などに使う、赤と白の輪の目印)の位置の X と Y の欄を押して、それぞれ4と2を打ちEnterキーを押す
- ヘッダーの追加→メッシュ→立方体で立方体を足し、Sキー、Yキーの順に押して0.5と打ち、Enterキーを押す(奥行き 1 m)
- 3Dカーソルの位置を X -4・Y -1 にして立方体を足し、Sキー、Yキーの順に押して1.5と打ち、Enterキーを押す(奥行き 3 m)
- 3Dカーソルの位置を X 0・Y 0 に戻し、サイドバーのタブのアイテムを押す
- 右の立方体をクリックし、Shiftキーを押しながら左の立方体、真ん中の立方体の順にクリックする。最後に選んだ真ん中の立方体が、アクティブ(最後に選んだもの)になる
「オブジェクトを整列」で端や中心をそろえる
整列の前
整列の後端や中心をそろえるときは、オブジェクトを整列を押し、出てきたパネルで軸とそろえる所を選びます。
パネルは、3Dビューポートの左下に出る「最後の操作を調整」のパネル(直前の操作の設定をあとから変える所)です。
左右の立方体の奥の端を、真ん中の立方体の奥の端にそろえる手順は次の4つです。
- ヘッダーのオブジェクト→トランスフォーム→オブジェクトを整列を押す
- 左下のオブジェクトを整列のパネルを押して開く
- 整列のYを押す
- 整列モードを正側にする
「オブジェクトを
ヘッダーのオブジェクトを押し、トランスフォームにポインターを乗せて、一番下のオブジェクトを整列を押します。

立方体はまだ動かず、3Dビューポートの左下にオブジェクトを整列のパネルが閉じた形で出ました。

左下の
左下のオブジェクトを整列のパネルを押して開きます。

高品質・整列モード・基準の対象・整列の4つの設定が出ました。最初は整列の X・Y・Z がどれも選ばれていないので、立方体は動いていません。
「整列」
整列のYを押します。
左右の立方体の中心の Y が、アクティブな真ん中の立方体の中心と同じ 0 m にそろいました。

整列モードを
整列モードの欄を押し、開いた一覧の正側を押します。

左右の立方体の奥の端(Y の正の側)が、真ん中の立方体の奥の端と同じ Y 1 m にそろいました。

これで、奥行きの違う3つの立方体の奥の端を、一直線にそろえられました。手前の端をそろえるときは負側を選びます。
整列の設定

オブジェクトを整列のパネルに並ぶ4つの設定と、それぞれが決めることは次の表のとおりです。
| 設定 | 選べるもの | 決めること |
|---|---|---|
| 高品質 | オン・オフ | 回したオブジェクトの端の位置を、より細かく計算する。オフだと、回したオブジェクトの端が正確にそろわないことがある。最初はオン |
| 整列モード | 負側・中心・正側 | オブジェクトのどこをそろえるか。中心はオブジェクトの中心、負側と正側は X・Y・Z の軸の負の側と正の側の端 |
| 基準の対象 | シーンの原点・3Dカーソル・選択・アクティブ | 何に合わせるか。シーンの原点は X・Y・Z が 0 の点、3Dカーソルはその位置、選択は選んだオブジェクト全体の中央、アクティブはアクティブなオブジェクト |
| 整列 | X・Y・Z | どの軸の座標をそろえるか |
整列に、等間隔に並べる働きはありません。等間隔に並べるのは、1つのオブジェクトを複製して並べる配列モディファイアー(形にあとから効果を足す機能)です。
3Dカーソルを基準にそろえる

壁の位置など、オブジェクトの無い所にそろえるときは、3Dカーソルをその位置に置き、基準の対象を3Dカーソルにします。3つの奥の端を Y 3 m にそろえる手順は、次の3つです。
- サイドバーのビューのタブで、3Dカーソルの位置の Y を3にする
- オブジェクトを整列をもう一度押し、パネルでYと正側を選ぶ
- 基準の対象を3Dカーソルにする
3Dカーソルの
サイドバーのタブのビューを押し、3Dカーソルの位置の Y の欄を押して3と打ち、Enterキーを押します。
3Dカーソルが Y 3 m の所へ動き、立方体の奥に来ました。ほかの操作をしたので、左下のオブジェクトを整列のパネルは消えています。

整列をもう
ヘッダーのオブジェクト→トランスフォーム→オブジェクトを整列をもう一度押し、左下のパネルを開きます。整列はYだけが青い状態にし、整列モードを正側にしてください。

立方体はすでにそろっているので動かず、3つの奥の端は真ん中の立方体の奥の端(Y 1 m)にそろったままです。
基準の
基準の対象の欄を押し、開いた一覧の3Dカーソルを押します。

3つの立方体の奥の端が、3Dカーソルのある Y 3 m にそろいました。

これで、3Dカーソルを置いた位置に、3つの奥の端をそろえられました。壁の面の位置に3Dカーソルを置けば、家具の奥を壁にそろえられます。
向きをそろえる

いくつかのオブジェクトの向きをそろえるときは、アクティブなオブジェクトの回転の値を右クリックし、すべてを選択にコピーを押します。
「オブジェクトを整列」がそろえるのは位置だけなので、向きにはこの方法を使ってください。回すと端の位置も変わるので、向きと端の両方をそろえるときは、先に向きをそろえてから整列します。
真ん中の立方体を回してほかの2つを同じ向きにそろえ、もう一度奥の端をそろえる手順は次の5つです。
- 真ん中の立方体だけを選び、Rキー、Zキーの順に押して30と打ち、Enterキーを押す
- ほかの2つも選び、真ん中の立方体をアクティブにする
- サイドバーのタブのアイテムを押す
- 回転の値を右クリックし、すべてを選択にコピーを押す
- オブジェクトを整列をもう一度押し、Y・正側・3Dカーソルを選ぶ
真ん中の
真ん中の立方体だけをクリックで選び、Rキー、Zキーの順に押して30と打ち、Enterキーを押します。
真ん中の立方体だけが、Z のまわりに 30° 回りました。回したので、真ん中の立方体の奥の端の位置も変わっています。
ほかの2つも選び、
Shiftキーを押しながら右の立方体と左の立方体をクリックし、最後にShiftキーを押しながら真ん中の立方体をクリックします。
3つとも選ばれ、最後に選んだ真ん中の立方体がアクティブになりました。
アイテムの
サイドバーのタブのアイテムを押します。
アクティブな真ん中の立方体の位置・回転などの値が出て、回転の Z は 30° です。

「すべてを選択に
回転の Z の値を右クリックし、開いた一覧のすべてを選択にコピーを押します。

選んだ3つの立方体の回転が、どれも Z 30° になりました。

もう
ヘッダーのオブジェクト→トランスフォーム→オブジェクトを整列を押してパネルを開き、整列はYだけが青い状態にして、整列モードの正側、基準の対象の3Dカーソルを選びます。
回した3つの立方体の、いちばん奥の角が、3Dカーソルの Y 3 m にそろいました。高品質がオンなので、回したオブジェクトの奥の角まで計算されています。

これで、3つの向きをそろえたうえで、奥の位置もそろえられました。すべてを選択にコピーは回転の X・Y・Z の3つを写し、同じ一覧の一つのみ選択にコピーは右クリックした1つ(この場合は Z)だけを写します。
整列で、家具の端をそろえよう

「オブジェクトを整列」は、選んだオブジェクトの中心や端の座標を、決めた軸でそろえる働きです。この記事で解説したことは、次の4つです。
- 端や中心をそろえる:オブジェクト→トランスフォーム→オブジェクトを整列で、軸と整列モードを選ぶ
- 整列の設定:整列モードでそろえる所を、基準の対象で合わせる先を決める
- 3Dカーソルを基準にそろえる:3Dカーソルを置き、基準の対象を3Dカーソルにする
- 向きをそろえる:回転の値の右クリック→すべてを選択にコピー
まずは奥行きの違う箱をいくつか置き、奥の端をそろえてみてください。
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