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  1. Blenderの整列|位置と向きのそろえ方

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Blenderの整列|位置と向きのそろえ方

編集部 読了 約14分

  • いくつかのオブジェクトの位置をそろえたい
  • オブジェクトの端をそろえたい
  • オブジェクトの向きをそろえたい

Blender(ブレンダー)でいくつかの家具を壁ぎわに並べるとき、1つずつ目で合わせると、奥の端が少しずつずれます。

「オブジェクトを整列」を使うと、選んだオブジェクト(3Dの空間に置く1つ1つのもの)の中心や端の座標を、決めた軸でそろえられます。

この記事で解説するのは、「オブジェクトを整列」で端や中心をそろえる方法と、その設定です。3Dカーソルの位置にそろえる方法と、向きをそろえる方法も分かります。

画面:Blender 5.2.2 LTS(日本語の表示)

始める前に

奥行きの違う3つの立方体
真上から見た、奥行き(Y の長さ)の違う3つの立方体。真ん中がアクティブ

この記事では、立方体を家具に見立てて、奥行きの違う3つを並べます。この記事の画像と同じ画面で試すときに済ませることは、次の7つです。

  • 起動した直後の画面にあるカメラとライトを、1つずつクリックで選んでXキー→削除で消す。最初からある立方体(X 0 m・Y 0 m・奥行き 2 m)は残し、これを真ん中の立方体にする
  • 3Dビューポート(オブジェクトを置いて見る画面)にポインター(画面の矢印)を乗せ、テンキーの7で真上から見る。テンキーが無いときは、3Dビューポートのヘッダー(3Dビューポートの一番上の段)のビュー→視点→トップ(上)を押す
  • Nキーでサイドバー(位置や回転の値が出る列)を出し、サイドバーの右の端に縦に並ぶタブのビューを押す。3Dカーソル(追加するオブジェクトが出る位置などに使う、赤と白の輪の目印)の位置の X と Y の欄を押して、それぞれ4と2を打ちEnterキーを押す
  • ヘッダーの追加→メッシュ→立方体で立方体を足し、Sキー、Yキーの順に押して0.5と打ち、Enterキーを押す(奥行き 1 m)
  • 3Dカーソルの位置を X -4・Y -1 にして立方体を足し、Sキー、Yキーの順に押して1.5と打ち、Enterキーを押す(奥行き 3 m)
  • 3Dカーソルの位置を X 0・Y 0 に戻し、サイドバーのタブのアイテムを押す
  • 右の立方体をクリックし、Shiftキーを押しながら左の立方体、真ん中の立方体の順にクリックする。最後に選んだ真ん中の立方体が、アクティブ(最後に選んだもの)になる

「オブジェクトを整列」で端や中心をそろえる

整列の前整列の前
整列の後整列の後
Y の正側でアクティブを基準にそろえると、3つの奥の端が一直線に並ぶ

端や中心をそろえるときは、オブジェクトを整列を押し、出てきたパネルで軸とそろえる所を選びます。

パネルは、3Dビューポートの左下に出る「最後の操作を調整」のパネル(直前の操作の設定をあとから変える所)です。

左右の立方体の奥の端を、真ん中の立方体の奥の端にそろえる手順は次の4つです。

  1. ヘッダーのオブジェクト→トランスフォーム→オブジェクトを整列を押す
  2. 左下のオブジェクトを整列のパネルを押して開く
  3. 整列のYを押す
  4. 整列モードを正側にする

「オブジェクトを整列」を押す

ヘッダーのオブジェクトを押し、トランスフォームにポインターを乗せて、一番下のオブジェクトを整列を押します。

オブジェクトを整列を押す
トランスフォーム(左の赤い枠)と、押すオブジェクトを整列(右の赤い枠)

立方体はまだ動かず、3Dビューポートの左下にオブジェクトを整列のパネルが閉じた形で出ました。

閉じたパネル
左下に出た、閉じたオブジェクトを整列のパネル(赤い枠)

左下のパネルを開く

左下のオブジェクトを整列のパネルを押して開きます。

開いたパネル
開いたオブジェクトを整列のパネル(赤い枠)。整列モードは中心、基準の対象はアクティブ

高品質・整列モード・基準の対象・整列の4つの設定が出ました。最初は整列の X・Y・Z がどれも選ばれていないので、立方体は動いていません。

「整列」のYを押す

整列のYを押します。

左右の立方体の中心の Y が、アクティブな真ん中の立方体の中心と同じ 0 m にそろいました。

Yを押した
押したY(赤い枠)と、中心の Y がそろった立方体

整列モードを正側にする

整列モードの欄を押し、開いた一覧の正側を押します。

正側を選ぶ
整列モードの一覧と、押す正側(赤い枠)

左右の立方体の奥の端(Y の正の側)が、真ん中の立方体の奥の端と同じ Y 1 m にそろいました。

正側でそろえた
正側になった整列モード(赤い枠)と、奥の端がそろった立方体

これで、奥行きの違う3つの立方体の奥の端を、一直線にそろえられました。手前の端をそろえるときは負側を選びます。

整列の設定

オブジェクトを整列のパネル
オブジェクトを整列のパネルの4つの設定(赤い枠)

オブジェクトを整列のパネルに並ぶ4つの設定と、それぞれが決めることは次の表のとおりです。

設定選べるもの決めること
高品質オン・オフ回したオブジェクトの端の位置を、より細かく計算する。オフだと、回したオブジェクトの端が正確にそろわないことがある。最初はオン
整列モード負側・中心・正側オブジェクトのどこをそろえるか。中心はオブジェクトの中心、負側と正側は X・Y・Z の軸の負の側と正の側の端
基準の対象シーンの原点・3Dカーソル・選択・アクティブ何に合わせるか。シーンの原点は X・Y・Z が 0 の点、3Dカーソルはその位置、選択は選んだオブジェクト全体の中央、アクティブはアクティブなオブジェクト
整列X・Y・Zどの軸の座標をそろえるか

整列に、等間隔に並べる働きはありません。等間隔に並べるのは、1つのオブジェクトを複製して並べる配列モディファイアー(形にあとから効果を足す機能)です。

3Dカーソルを基準にそろえる

3Dカーソルでそろえた
基準の対象を3Dカーソルにして(赤い枠)、奥の端を 3Dカーソルの Y 3 m にそろえた立方体

壁の位置など、オブジェクトの無い所にそろえるときは、3Dカーソルをその位置に置き、基準の対象を3Dカーソルにします。3つの奥の端を Y 3 m にそろえる手順は、次の3つです。

  1. サイドバーのビューのタブで、3Dカーソルの位置の Y を3にする
  2. オブジェクトを整列をもう一度押し、パネルでYと正側を選ぶ
  3. 基準の対象を3Dカーソルにする

3Dカーソルの位置のYを3にする

サイドバーのタブのビューを押し、3Dカーソルの位置の Y の欄を押して3と打ち、Enterキーを押します。

3Dカーソルが Y 3 m の所へ動き、立方体の奥に来ました。ほかの操作をしたので、左下のオブジェクトを整列のパネルは消えています。

3Dカーソルを置いた
Y 3 m に動いた3Dカーソル(左の赤い枠)と、位置の Y(右の赤い枠)

整列をもう一度押し、Yと正側を選ぶ

ヘッダーのオブジェクト→トランスフォーム→オブジェクトを整列をもう一度押し、左下のパネルを開きます。整列はYだけが青い状態にし、整列モードを正側にしてください。

もう一度開いたパネル
もう一度開いたパネル。最初の設定(中心・アクティブ・X・Y・Z どれも選ばれていない)に戻っている

立方体はすでにそろっているので動かず、3つの奥の端は真ん中の立方体の奥の端(Y 1 m)にそろったままです。

基準の対象を3Dカーソルにする

基準の対象の欄を押し、開いた一覧の3Dカーソルを押します。

基準の対象を選ぶ
基準の対象の一覧と、押す3Dカーソル(赤い枠)。一覧の場所を示すために、整列モードが中心で、3Dカーソルが原点にある画面で撮った

3つの立方体の奥の端が、3Dカーソルのある Y 3 m にそろいました。

3Dカーソルでそろえた
3Dカーソルになった基準の対象(赤い枠)と、奥の端が Y 3 m にそろった立方体

これで、3Dカーソルを置いた位置に、3つの奥の端をそろえられました。壁の面の位置に3Dカーソルを置けば、家具の奥を壁にそろえられます。

向きをそろえる

向きとそろえた奥
回転の値を写して3つとも同じ向きにし、もう一度整列して奥の角を Y 3 m にそろえた立方体

いくつかのオブジェクトの向きをそろえるときは、アクティブなオブジェクトの回転の値を右クリックし、すべてを選択にコピーを押します。

「オブジェクトを整列」がそろえるのは位置だけなので、向きにはこの方法を使ってください。回すと端の位置も変わるので、向きと端の両方をそろえるときは、先に向きをそろえてから整列します。

真ん中の立方体を回してほかの2つを同じ向きにそろえ、もう一度奥の端をそろえる手順は次の5つです。

  1. 真ん中の立方体だけを選び、Rキー、Zキーの順に押して30と打ち、Enterキーを押す
  2. ほかの2つも選び、真ん中の立方体をアクティブにする
  3. サイドバーのタブのアイテムを押す
  4. 回転の値を右クリックし、すべてを選択にコピーを押す
  5. オブジェクトを整列をもう一度押し、Y・正側・3Dカーソルを選ぶ

真ん中の立方体を30°回す

真ん中の立方体だけをクリックで選び、Rキー、Zキーの順に押して30と打ち、Enterキーを押します。

真ん中の立方体だけが、Z のまわりに 30° 回りました。回したので、真ん中の立方体の奥の端の位置も変わっています。

ほかの2つも選び、真ん中をアクティブにする

Shiftキーを押しながら右の立方体と左の立方体をクリックし、最後にShiftキーを押しながら真ん中の立方体をクリックします。

3つとも選ばれ、最後に選んだ真ん中の立方体がアクティブになりました。

アイテムのタブを押す

サイドバーのタブのアイテムを押します。

アクティブな真ん中の立方体の位置・回転などの値が出て、回転の Z は 30° です。

1つを回した
アクティブな真ん中の立方体の回転の Z 30°(赤い枠)

「すべてを選択にコピー」を押す

回転の Z の値を右クリックし、開いた一覧のすべてを選択にコピーを押します。

すべてを選択にコピーを押す
回転の値の右クリックの一覧と、押すすべてを選択にコピー(赤い枠)

選んだ3つの立方体の回転が、どれも Z 30° になりました。

向きをそろえた
同じ向きにそろった3つの立方体

もう一度整列して奥をそろえる

ヘッダーのオブジェクト→トランスフォーム→オブジェクトを整列を押してパネルを開き、整列はYだけが青い状態にして、整列モードの正側、基準の対象の3Dカーソルを選びます。

回した3つの立方体の、いちばん奥の角が、3Dカーソルの Y 3 m にそろいました。高品質がオンなので、回したオブジェクトの奥の角まで計算されています。

向きのあとに整列
Y・正側・3Dカーソルで整列し直したパネル(赤い枠)と、いちばん奥の角が Y 3 m にそろった立方体

これで、3つの向きをそろえたうえで、奥の位置もそろえられました。すべてを選択にコピーは回転の X・Y・Z の3つを写し、同じ一覧の一つのみ選択にコピーは右クリックした1つ(この場合は Z)だけを写します。

整列で、家具の端をそろえよう

整列の後
奥の端がそろった3つの立方体

「オブジェクトを整列」は、選んだオブジェクトの中心や端の座標を、決めた軸でそろえる働きです。この記事で解説したことは、次の4つです。

  • 端や中心をそろえる:オブジェクト→トランスフォーム→オブジェクトを整列で、軸と整列モードを選ぶ
  • 整列の設定:整列モードでそろえる所を、基準の対象で合わせる先を決める
  • 3Dカーソルを基準にそろえる:3Dカーソルを置き、基準の対象を3Dカーソルにする
  • 向きをそろえる:回転の値の右クリック→すべてを選択にコピー

まずは奥行きの違う箱をいくつか置き、奥の端をそろえてみてください。

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