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  1. 構造・設備の設計者との図面のやり取り|受け渡しのファイルの決まり

構造・設備の設計者との図面のやり取り|受け渡しのファイルの決まり

編集部 読了 約5分

  • 意匠設計と構造設計は、何が違うの?
  • DXF と DWG は、何が違うの?
  • 構造や設備の設計者と、図面をどうやり取りすればいいかを知りたい

建物の設計は意匠・構造・設備に分かれ、実施設計では、それぞれの設計者が協働して図面をつくります。

しかし、使う CAD が違うと、ファイルをそのまま開けないことがあります。たとえば AutoCAD の DWG は、Jw_cad ではそのままは開けない形式です。

図面を重ねると、梁と配管がぶつかる所(干渉)が見つかることもあります。

この記事で解説するのは、設計の分け方、木造住宅の構造計算を頼むときの図面のやり取り、受け渡すファイルの形式、干渉の見つけ方です。

意匠・構造・設備の設計とは

設計事務所の会議室で、意匠の設計者と構造の設計者と設備の設計者が、それぞれの図面を机に広げて話している場面
意匠・構造・設備の設計者が、それぞれの図面を持ち寄っている場面のイメージ

建物の設計は、意匠・構造・設備の3つに分かれます。意匠は間取りや外観など建物のデザインを、構造は柱や梁、基礎など建物を支える部分を受け持ちます。

設備が受け持つのは、電気・給排水衛生・空調換気・昇降機などです。

木造住宅の構造計算を頼むときの図面のやり取り

設計事務所の机で、若い設計者がノートパソコンから図面のデータを送り、隣のモニターに構造の図面が届いている場面
構造計算を頼む会社に、図面のデータを送っている場面のイメージ

木造住宅の構造計算を外の会社に頼む場面では、意匠の図面を送り、構造図と構造計算書を受け取ります。送るのは、配置図・平面図・立面図・断面図などの図面です。

ファイルは、PDF や JWW・DXF の形式で送ります。構造図と構造計算書は、PDF で受け取るのが基本です。

途中で仮の構造図が届き、意匠の側で確かめることもあります。

受け渡すファイルの形式

設計事務所の机で、若い設計者が2つのモニターに同じ建物の図面を開き、線や文字を見比べている場面
ちがう CAD で開いた同じ図面を見比べている場面のイメージ

ちがう CAD の間で図面を受け渡すときは、受け渡し用の中間の形式(DXF)がよく使われます。主なファイルの形式は、次の表のとおりです。

形式何の形式か
JWWJw_cad の図面の形式
DWGAutoCAD の図面の形式。Jw_cad では、そのままは開けない
DXFちがう CAD の間で図面を受け渡すための中間の形式
PDF機械や OS に左右されずに、文書をやり取りできる形式
SXF(P21)国の営繕の設計業務の電子納品で、原則として使う CAD の図面の形式
IFCBIM のデータを、ソフトの違いを越えて受け渡すための国際規格の形式

形式を変換すると、文字化けや、寸法・レイヤーの崩れが起きることがあります。そのため、受け取った図面では、文字・寸法・レイヤー・尺度を確かめます。

意匠・構造・設備の図面の干渉を見つける

設計事務所のモニターに、意匠と構造と設備の図面を色を変えて重ねた画面が映り、設計者が梁と配管がぶつかる所を指さしている場面
意匠・構造・設備の図面を重ねて、ぶつかる所を探している場面のイメージ

意匠・構造・設備の図面を重ねて見つけるのは、躯体と仕上げ、梁と設備の配管などのぶつかり(干渉)です。BIM で、工事の前に干渉を確かめる方法も使われます。

国の BIM のガイドラインが示すのは、実施設計の初めの段階で、構造と設備の設計者がそれぞれつくる BIM データを使い、干渉チェックや機能が合っているかの確かめをくり返して、設計の問題を解く進め方です。

受け渡す図面のファイルの形式を確かめよう

設計事務所の机で、若い設計者が2つのモニターに同じ建物の図面を開き、線や文字を見比べている場面
ちがう CAD で開いた同じ図面を見比べている場面のイメージ

木造住宅の構造計算を外の会社に頼むときは PDF や JWW・DXF で図面を送り、意匠・構造・設備の図面を重ねて干渉を見つけます。この記事で解説したのは、次の4つです。

  • 意匠・構造・設備の設計とは
  • 木造住宅の構造計算を頼むときの図面のやり取り
  • 受け渡すファイルの形式
  • 意匠・構造・設備の図面の干渉を見つける

手元の図面のファイルが、JWW・DWG・DXF・PDF のどの形式かを確かめてみてください。

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