建築図面の単位|mmで表し、単位を書かない決まり
*2026年9月29日に確認した内容です。国土交通省の「建築工事設計図書作成基準(令和2年改定)」と「建築設備工事設計図書作成基準(令和6年改定)」によります。どちらも国の建物の工事(官庁営繕)のための図面の決まりです。民間の図面では、書き方が違うことがあります。
建築図面を見ると、「1,260」「450」のように、寸法(長さを表す数字)に単位が付いていません。国の建物の図面では、寸法の単位はミリメートルで、単位記号(mm)を書かない決まりになっています。この記事では、その決まりと、ミリメートル以外の単位を使う場合の書き方、寸法の数字の書き方を、国土交通省の図面の基準をもとに載せています。
寸法の単位はミリメートルで、mm と書かない
国土交通省の「建築工事設計図書作成基準」は、国の建物の図面の書き方を定めた基準です。この基準の3.5(1)は、寸法などの単位をミリメートルとし、単位記号は省略するとしています。

図面に「1,260」と書いてあれば、1,260ミリメートルです。1,000ミリメートルは1メートルなので、1,260ミリメートルは1.26メートルです。「450」なら450ミリメートル(45センチメートル)、「5.5」なら5.5ミリメートルです。
ミリメートル以外は、単位記号を書く
同じ3.5(1)は、ミリメートル以外の単位を使う場合は、その単位記号を書くとしています。基準の例の「103.7m」は、103.7メートルです。数字の後ろに m(メートル)が付いているので、ミリメートルではないと分かります。
基準の2.1(4)は、図面に使う単位記号を、国際単位系(SI)によるとしています。国際単位系は、メートルやキログラムなど、世界で共通に使う単位の決まりです。
寸法の数字の書き方
3.5(2)は、寸法を寸法線(長さの範囲を示す線)に添えて横書きするとしています。基準の図には、次の書き方が並んでいます。
- 「1,000」「1,500」:基準の例では、3けたごとにコンマで区切っている
- 「3」:短い寸法の書き方の例
- 「r=1,000」「50r」:r は半径(円の中心から円周までの長さ)を表す。図では、半径1,000の円弧に「r=1,000」、角の丸みに「50r」と書いている

寸法線と、図の中の場所から文字へ引き出す線(引出線)の読み方は、「建築図面の寸法とは|寸法線・寸法値・引出線」の記事で解説します(準備中)。
設備の図面も同じ決まり
電気・空調・給排水などの設備の図面は、国土交通省の別の基準「建築設備工事設計図書作成基準」で描きます。この基準の3.5(1)も、単位をミリメートルとし単位記号を省略する、ミリメートル以外の場合はその単位記号を書く、としています。例も「1,260」「450」「5.5」「103.7m」で、建築の図面と同じです。
まとめ
国の建物の図面の寸法は、ミリメートルで表し、単位記号を書きません。「1,260」は1,260ミリメートルです。ミリメートル以外の単位を使う場合は、「103.7m」のように単位記号を書きます。寸法は寸法線に添えて横書きし、基準の例では3けたごとにコンマで区切っています。設備の図面も同じ決まりです。
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