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- 建具位置図(建具キープラン)とは|平面図の建具符号との関係
建具位置図(建具キープラン)とは|平面図の建具符号との関係

建具位置図(建具キープラン)とは|平面図の建具符号との関係
- 平面図を開いても、建具符号が見当たらない
- 建具キープランと建具位置図は、同じ図面なの?
- 建具表の建具が、建物のどこに付くのか知りたい
実務の図面一式では、建具符号を平面図に書かず、建具キープランという別の図にまとめていることがあります。この図の読み方は、学校の製図では習う機会が少なかったかもしれません。
この記事では、戸建て住宅の見本の建具キープランを使って、建具符号から建具表の列をたどる読み方と、平面図の建具符号との分担を解説します。
建具キープランは、建具の配置を建具符号で示す図です。国の工事の基準では、同じ図を建具位置図と呼びます。
建具キープランとは

建具キープランは、部屋の形を描いた上に、建具の配置を建具符号で示した図です。上の見本でも、窓と戸の横に円で囲んだ建具符号が並んでいます。
国の建物の工事で使う、国土交通省が決めた図面の基準があり、この記事では「国の工事の基準」と呼びます。この基準では同じ図を「建具位置図」と呼び、「建具キープラン」という名前は出てきません。
編集部が建具表の実物14件を集めたとき、同じ図面一式の中に建具キープランがあったのは3件でした。戸建て住宅の見本・共同住宅の改修工事・道の駅で、3件とも「建具キープラン」という名前です。
3件はどれも、部屋の形に開口ごとの建具符号と室名を書いた、縮尺1/100の図でした。2件は天井伏図や仕上表と同じ用紙に並べていたので、図面の一覧に名前が無いときは、ほかの用紙も見ます。
建具符号で建具表の列をたどる

建具表は、建具1つに縦の1列を使う表で、建具キープランと同じ符号の列を探すと、その建具の中身が分かります。読むのは、次の2つです。
- 円の上の番号と下の略号
- 建具表の同じ符号の列
円の上の番号と下の略号
建具符号は、円を横線で上下に分け、上に整理番号、下に建具略号を書いた記号です。見本で和室の窓に付いた符号は、上が2、下が AW なので、この記事では 2/AW と書きます。
建具略号は、頭の文字が材質を、終わりの D が戸を、W が窓を表します。見本の AD はアルミ製の戸、AW はアルミ製の窓、WD は木製の戸です。
見本の F はふすまの略号です。国の工事の基準の略号の表ではふすまを H と書くので、略号は図面ごとに凡例で確かめます。
建具表の同じ符号の列
建具表で 2/AW の列を探すと、アルミ製の引違い窓で、幅1690・高さ1170(単位は mm)と分かります。
姿図(建具を正面から見た図)の寸法からは、窓の下が床から900の高さにあることも読み取れます。
場所の欄は和室・洋室1・洋室2で、いちばん上の行の数量は「3ヶ所」です。和室は見本の1階にあり、洋室1・洋室2は1階の図に無い部屋なので、2階に付く窓だと読めます。
台所の勝手口の 2/AD なら、幅740・高さ2030のアルミ製片開きドアです。欄の読み方は、「建具表の読み方|形・寸法・材質・ガラス・金物・防火の別」で解説しています。
平面図の建具符号との分担

国の工事の基準は、建具キープランを作るかどうかで、平面図に建具符号が要るかどうかを分けています。この節で読むのは、次の4つです。
- 実施設計で平面図と同じ縮尺
- 建具キープランを作る場合
- 建具キープランを作らない場合
- どちらの場合も平面図に書くもの
実施設計で平面図と同じ縮尺
国の工事の基準では、建具位置図(建具キープラン)は実施設計で作り、縮尺は平面図と同じ1/100か1/200です。基準の図面の一覧では、建具位置図の行の○が、実施設計の欄にだけあります。

一覧の備考の欄には「平面図と組み合わせることができる」とあり、どう組み合わせるかは書かれていません。一覧では建具位置図のすぐ次が建具表で、建具表の縮尺は1/50か1/100です。
建具キープランを作る場合
建具キープランを作る場合、平面図の建具符号は要りません。国の工事の基準には、図面ごとに書く事項をまとめた資料が付いていて、その平面図の表の建具符号の行に「建具位置図を作成する場合は不要」とあります。

資料は「不要」と書いているだけで、平面図に建具符号を書くことを禁じてはいません。平面図に符号が無ければ、建具符号は建具キープランで探します。
資料には、建具位置図に何を書くかを決めた項がありません。実物の3件は、どれも部屋の形と建具符号と室名を書いていました。
建具キープランを作らない場合
建具キープランを作らない場合は、平面図に建具符号を書きます。上の分担の図の右のように、平面図の窓と戸の横に符号が並ぶ形です。
どちらの場合も平面図に書くもの
どちらの場合も、平面図には建具の位置と種別を書きます。防火戸の種別なども、資料が平面図に書くとしている事項です。
平面図で出入口と窓の種別を表す記号は、「平面図の出入口と窓の記号|開き戸・引き戸・引違い窓など」で解説しています。
建具キープランから建具表の列をたどってみよう

平面図に建具符号が無いときは、建具キープランで符号を見つけ、建具表の同じ符号の列で中身を読みます。この記事で解説したことは、次の6つです。
- 円の上の番号と下の略号
- 建具表の同じ符号の列
- 実施設計で平面図と同じ縮尺
- 建具キープランを作る場合
- 建具キープランを作らない場合
- どちらの場合も平面図に書くもの
見本の建具キープランから符号を1つ選び、上の建具表で同じ符号の列を探して、名称と寸法と場所を言ってみてください。
たとえば洗面・脱衣の窓の 4/AW は、幅780・高さ770の面格子付きの引違い窓で、トイレと洗面・脱衣の2か所に付きます。
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