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  1. ComfyUIの依存関係|PythonとPyTorchのパッケージ

ComfyUI

ComfyUIの依存関係|PythonとPyTorchのパッケージ

編集部 読了 約7分

*2026年9月29日に確認した内容です。ComfyUI の公式ドキュメント「依存関係」「カスタムノード」によります。パッケージの版は、編集部の PC(Windows 11)のポータブル版(Python ごと1つのフォルダに入った Windows 向けの ComfyUI。ComfyUI v0.37.0)で確かめました。

ComfyUI のワークフロー(ノードをつないだ処理の流れ)は、それだけでは動きません。入力の画像などのアセット、カスタムノード、Python のパッケージ、モデルがそろって、はじめて動きます。これらを依存関係と呼びます。ComfyUI 本体が使う Python のパッケージは requirements.txt のファイルに並んでいて、カスタムノードもそれぞれ自分のパッケージを使います。パッケージの版どうしがぶつかると、ComfyUI やほかのカスタムノードが動かなくなることがあります。

ワークフローが動くのに要るもの

公式ドキュメントによると、ほかの人から手に入れたワークフローのファイルは、読み込んでもそのまま動かないことがよくあります。ワークフローのファイルは、ワークフローのほかに、次のものに依存しているからです。

依存するもの公式ドキュメントの説明
アセット入力のデータになる、音声・動画・画像などのファイル
カスタムノードComfyUI の機能を広げるために、コミュニティが作って公開しているノード
Python の依存関係ComfyUI とカスタムノードが使う、Python のパッケージ(部品)
モデルStable Diffusion などの、画像を作るために学習した内容を入れたファイル

ComfyUIが使うPythonのパッケージ

ComfyUI は Python で書かれたプログラムです。公式ドキュメントでは、PC に入っているほかの Python と分けて、ComfyUI 用の Python の環境を作り、そこにパッケージを入れるとしています。ポータブル版では、ComfyUI のフォルダと並ぶ python_embeded のフォルダが、この Python です。編集部のポータブル版の Python は 3.13.14 でした。

ComfyUI 本体が使うパッケージは、ComfyUI のフォルダの中の requirements.txt に並んでいます。編集部のポータブル版(ComfyUI v0.37.0)の requirements.txt は、次のとおりでした。

comfyui-frontend-package==1.52.7
comfyui-workflow-templates==0.11.66
comfyui-embedded-docs==0.5.12
torch
torchsde
torchvision
torchaudio
numpy>=1.25.0
einops
transformers>=4.50.3
tokenizers>=0.13.3
sentencepiece
safetensors>=0.4.2
aiohttp>=3.11.8
yarl>=1.18.0
pyyaml
Pillow
scipy
tqdm
psutil
alembic
SQLAlchemy>=2.0.0
filelock
av>=17.0.0
comfy-kitchen==0.2.35
comfy-aimdo==0.5.5
requests
simpleeval>=1.0.0
blake3

#non essential dependencies:
kornia>=0.7.1
spandrel
pydantic~=2.0
pydantic-settings~=2.0
PyOpenGL>=3.1.8
comfy-angle

== は版をその番号に決めること、>= はその番号以上であることを表します。先頭の3つは、ComfyUI の画面(フロントエンド)・テンプレート・組み込みのノードの説明のパッケージです。torch・torchvision・torchaudio は PyTorch(AI の計算をする Python の部品)です。編集部のポータブル版には torch 2.13.0+cu130(CUDA 13.0 向け。CUDA は NVIDIA の GPU で計算するための仕組み)が入っていました。PyTorch の入れ方は、「ComfyUIの手動インストール|Windows・macOS・Linux」の記事で解説しています。

公式ドキュメントによると、ComfyUI の依存関係は、必要に応じて足されたり外されたりします。Git(プログラムの版を管理する道具)で ComfyUI を更新したときは、更新を取り込んだあとに、ComfyUI の Python の環境で次のコマンドを実行して、パッケージをそろえます。

pip install -r requirements.txt

ComfyUI の更新のしかたは、「ComfyUIの更新|更新の方法と変更履歴」の記事で解説しています。

カスタムノードのパッケージと、ぶつかったとき

公式ドキュメントによると、カスタムノードは、ふつうそれぞれに自分の requirements.txt を持っています。ComfyUI-Manager(カスタムノードを探して入れる道具)でカスタムノードを入れると、要るパッケージもふつう自動で入ります。手で入れるときは、ComfyUI の Python の環境で、そのカスタムノードのフォルダの requirements.txt に並ぶパッケージを入れます。入れ方は、「ComfyUIのカスタムノードの仕組みと入れ方|入れる前の注意」の記事で解説しています。

編集部がポータブル版で ComfyUI-GGUF(GGUF のモデルを読むカスタムノード)のパッケージを入れたとき、入れる前と後の Python のパッケージの一覧(pip freeze)を比べると、増えたのは gguf 0.19.0 と protobuf 7.36.2 の2つでした。

カスタムノードを入れたり更新したりしたあとに、前に入れたカスタムノードがノードの一覧から消えたり、エラーのお知らせが出たりすることがあります。公式ドキュメントによると、原因の1つは依存関係のぶつかりです。公式ドキュメントでは、ぶつかる原因と直し方を次の3つに分けています。

原因何が起きるか公式ドキュメントの直し方
カスタムノードが版を決めているあるカスタムノードが open_clip_torch==2.26.1 のように版を1つに決め、別のカスタムノードが open_clip_torch>=2.29.0 を求めると、両方を満たせない決めた版を open_clip_torch>=2.26.1 のような範囲に変えて、入れ直す
環境の汚れあとから入れたカスタムノードのパッケージが、ほかのカスタムノードが入れた版を上書きする。たとえば、複数のカスタムノードが別の CUDA 向けの PyTorch を求めると、あとのものが前の環境を壊すことがある決まった版を手で入れる。カスタムノードごとに別の Python の環境を作る。カスタムノードを1つずつ入れ、そのたびに ComfyUI を起動し直して、ぶつかるかを見る
ComfyUI の依存関係と合わないカスタムノードのパッケージの版が、ComfyUI 本体の版と合わないComfyUI の版を上げるか下げるか、カスタムノードの依存関係の版を変える

うまく動かなくなったカスタムノードを見つける手順は、「ComfyUIがうまく動かないときの切り分け|カスタムノードを外した確認」の記事で解説しています。

モデル・アセット・ソフトウェア

カスタムノードやワークフローの多くは、Stable Diffusion・Flux・LTXV など、決まったモデルのために作られています。モデルは、ふつう ComfyUI/models/ の下の種類ごとのフォルダに置きます。extra_model_paths.yaml を作ると、ほかのフォルダのモデルも ComfyUI に読ませられ、複数の ComfyUI で同じモデルを共有できます。モデルのフォルダは「ComfyUIのモデルの種類とフォルダ|checkpoints・diffusion_models・text_encoders・vae・loras」の記事で、extra_model_paths.yaml は「ComfyUIのモデルのダウンロードと置き場所|テンプレートからの取得・別のフォルダの指定」の記事で解説しています。

公式ドキュメントは、ComfyUI のワークフローを、元の動画のファイルへのつながりだけを持つ、動画の編集ソフトのプロジェクトのファイルにたとえています。ワークフローは、要るアセットが見つかって読み込めたときだけ動きます。

公式ドキュメントでは、ComfyUI を動かすのに要るプログラムとデータの部品を、ソフトウェアの依存関係と呼んでいます。カスタムノードもその1つで、ほかの依存関係がどれも前提にしているのが Python の環境です。決まった版の ComfyUI を動かすには、それに合う版の Python が要ります。

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この記事について

PERSC編集部が、建築の制作に関わる知識を実務目線で整理しています。内容は公開・更新日時点の情報にもとづきます。誤りや古い情報にお気づきの場合はお問い合わせよりご連絡ください。

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