
ComfyUIのアプリモード|入力と出力だけの表示
*2026年9月28日に確認した内容です。ComfyUI の公式ドキュメント「アプリモード」によります。画面は、編集部の PC(Windows 11・NVIDIA GeForce RTX 4060)のポータブル版(Python ごと1つのフォルダに入った Windows 向けの ComfyUI。ComfyUI v0.37.0・フロントエンド 1.52.7・画面の表示は日本語)で撮りました。例には、公式の例の文章から画像を作るワークフローを使っています。
アプリモードは、ComfyUI のワークフローのうち、入力の欄と出力の画像だけを並べて見せる表示です。ワークフローは、ノード(処理を1つずつ受け持つ部品)を線でつないだ処理の流れです。アプリビルダー(アプリに見せる入力と出力を選ぶ画面)で、見せる入力と出力を選んで保存すると、ノードに触れずに、入力を変えて実行するだけでワークフローを使えます。
アプリモードは入力と出力だけを並べる表示
ComfyUI のふだんの画面(ノードグラフ)では、ノードとその線がすべて見えます。アプリモードでは、ノードグラフを隠し、選んだ入力の欄を右に、実行した結果を中央に並べます。公式ドキュメントは、アプリモードを、ノードを編集せずにワークフローを使ったり渡したりしやすくする表示としています。
公式ドキュメントによると、アプリモードは ComfyUI のフロントエンド(ComfyUI の画面の部分)の版 1.41.13 から正式に使えます。それより前の版では、試しの段階です。画面の上の「アプリを作成」のボタンには「ベータ」の札が付いています(フロントエンド 1.52.7)。
アプリモードに入る
ノードグラフの画面の左上の、「グラフ」の左にある四角い印のボタン(アプリモードに入る)を押すと、アプリモードに入ります。ノードグラフに戻るときは、同じ場所の左端のボタン(ノードグラフに入る。Alt+M)を押します。まだアプリの設定をしていないワークフローでは、「アプリモードへようこそ」の画面が出ます。

公式ドキュメントは、画面の上のパンくず(ワークフローの名前の並び)のメニューからも入れるとしています。
アプリを組み立てる:入力・出力・プレビュー
「アプリを作成」を押すと、アプリビルダーが開きます。画面の上に「入力」「出力」「プレビュー」の3つの段が並び、下のボタンで段を進めます。編集部の PC では、アプリビルダーを開くと、ノードの表示が自動で Nodes 2.0(新しいノードの表示)に切り替わり、「Nodes 2.0 に切り替えました」と出ました。アプリを作ったあと、メインメニューの「Nodes 2.0」のスイッチで元の表示に戻せます。
1つ目の「入力」の段では、アプリの右に並べる入力の欄を選びます。ノードの中の欄の左にある四角に印を付けると、その欄が右の「入力」に加わります。編集部は、文章から画像を作るワークフローで、2つの欄を選びました。画像の中身を文章で書く欄(「CLIPテキストエンコード(プロンプト)」のテキスト)と、同じ設定でも絵柄を変える乱数の欄(画像を作る「Kサンプラー」のノードのシード)です。

2つ目の「出力」の段では、結果を見せるノードを押して選びます。右の欄には「出力ノードをクリックしてここに追加してください」と出ます。出力ノードは1つ以上が要ります。編集部は「画像を保存」のノードを選びました。
3つ目の「プレビュー」の段では、アプリの並びを確かめます。選んだ入力の欄が右に、出力の場所が中央に出ます。直すときは「戻る」で前の段に戻ります。
アプリを保存して既定の表示を決める
アプリビルダーの下の「名前を付けて保存」を押すと、保存の画面が出ます。ファイル名を入れ、このワークフローを開いたときに、アプリとノードグラフのどちらで開くかを選びます。

公式ドキュメントは、既定の表示を4つ目の段(Set a default view)で選ぶと説明しています。フロントエンド 1.52.7 の画面では、段は3つで、既定の表示は保存の画面で選びました。
保存したアプリは、画面の左のサイドバーの「アプリ」を押すと、一覧に並びます。一覧の名前を押すと、そのアプリが開きます。一覧の上の「作成」からも、アプリを作り始められます。

アプリモードで実行する
初めてアプリを開いたときは、「Appsへようこそ」の案内が出ます。「スキップ」で閉じるか、「チュートリアルを開始」で約1分の案内を見ます。
アプリモードでは、右の入力の欄を変えてから、右下の「実行する」を押します。実行した結果は、中央に大きく出ます。

結果の上には、「再実行」「パラメータを再利用」と、ダウンロードの印のボタンが並びます。作った画像は、ノードグラフで実行したときと同じく、ComfyUI の output のフォルダにも保存されます(編集部の PC では ComfyUI_00002_.png)。
公式ドキュメントによると、実行しているあいだは画面の上に「Cancel this run」(この実行を止める)が出て、止められます。アプリモードは、幅の狭い画面やスマートフォンでは、入力・結果・アセット(作った画像の一覧)をタブで切り替える並びになります。
アプリのワークフローを保存する・共有する
アプリにしたワークフローは、Ctrl+S で保存できます。保存したアプリは、上の節のとおり、左のサイドバーの「アプリ」の一覧から開きます。
アプリをほかの人に渡すときは、ワークフローのファイルを書き出して渡します。「アプリモードへようこそ」の画面には、次の説明があります。画面の上のワークフローのタブを右クリックしてエクスポート(ファイルに書き出す)し、受け取った人がそのファイルを開くと、アプリの表示で開きます。ワークフローの書き出しと読み込みは、「ComfyUIのワークフローの保存と読み込み|JSONと画像に入ったワークフロー」の記事で解説しています。
公式ドキュメントは、アプリモードの左のサイドバーの「Share」から、ワークフローを開けるリンクを作れるとしています。公式ドキュメントによると、このリンクは Comfy Cloud(ComfyUI の開発元が運営するクラウド)でだけ使えます。自分の PC のポータブル版の画面では、この共有のボタンは出ませんでした。Comfy Cloud は、「ComfyUIのPartner NodesとComfy Cloudとは|APIのモデルと公式のクラウド」の記事で解説します。
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この記事について
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