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  1. 芯々寸法と内法寸法の違い|図面の寸法と部屋の実際の幅

芯々寸法と内法寸法の違い|図面の寸法と部屋の実際の幅

編集部 読了 約4分

*2026年9月29日に確認した内容です。芯々寸法と内法寸法の説明は、有限会社大門建築の記事「「芯々寸法」と「内法寸法」」と「内法寸法」/」(2025年10月20日)によります。ほかは、「建築基準法施行令」「不動産登記規則」と、国土交通省の「建築工事設計図書作成基準(令和2年改定)」によります。

図面の寸法には、壁や柱の中心から測る寸法と、壁の表面から測る寸法の2つがあります。この記事では、芯々寸法と内法寸法の違いと、図面の基準線や床面積がどちらで測られているかを載せています。

芯々寸法は中心から中心、内法寸法は表面から表面

建築会社の大門建築は、柱の中心から中心までの寸法を「芯々寸法」、実際の仕上がった壁の面から反対側の壁の面までの寸法を「内法寸法」と呼ぶ、と説明しています。芯々は「しんしん」、内法は「うちのり」と読みます。仕上がった壁の面は、壁の表面の材料(壁紙など)まで張り終えた面のことです。

同じ部屋を、芯々寸法と内法寸法で表すと、次のようになります。

芯々寸法芯々寸法
内法寸法内法寸法
左は壁の中心から中心、右は壁の表面から表面を測った寸法。壁の厚さと数字は例。編集部が作成

大門建築の記事は、芯々寸法で1,820ミリメートルの部屋の幅が、柱や壁の下地(表面の材料を張るための、内側の板や骨組み)などの厚さの分だけ短くなり、内法寸法では1,645ミリメートルになる例を挙げています。

国の建物の図面の基準線は、柱の中心

国土交通省の「建築工事設計図書作成基準」は、国の建物の図面の書き方を定めた基準です。この基準の3.5(6)は、図面の位置の基準にする線(基準線)を、基準にする階の柱の中心(柱心)とし、一点鎖線(長い線と点を交互に並べた線)で描くとしています。この基準線は、通り芯とも呼ばれます。基準線と基準線の間の寸法は、柱の中心から柱の中心までの寸法、つまり芯々寸法です。

基準線の読み方は、「通り芯の読み方|柱列記号と通り芯の間の寸法」の記事で解説します(準備中)。

床面積も、壁の中心線で測る

建物の床の広さ(床面積)も、壁の中心で測ります。建築基準法施行令の第2条第1項第三号は、床面積を「建築物の各階又はその一部で壁その他の区画の中心線で囲まれた部分の水平投影面積」としています。水平投影面積は、真上から見たときの広さのことです。

建物の登記(土地や建物の広さや持ち主を国の帳簿に記録すること)でも、不動産登記規則の第115条は、建物の床面積を、各階ごとに壁その他の区画の中心線で囲まれた部分の水平投影面積で定めるとしています。

区分建物の登記の床面積は、内側線で測る

同じ不動産登記規則の第115条は、区分建物の床面積は、壁その他の区画の内側線で囲まれた部分で測るとしています。区分建物は、マンションの1戸のように、1つの建物の中で区切られて、それぞれが別の持ち主の物になる部分のことです。

区分建物の登記の床面積は、壁の内側で囲まれた部分なので、同じ部屋でも、壁の中心で測った床面積より小さくなります。

部屋の実際の幅は、芯々寸法より狭い

壁には厚さがあります。芯々寸法は壁の中心から測るので、部屋の中で実際に使える幅(内法寸法)は、芯々寸法から、両側の壁の厚さの半分ずつを引いた長さになります。

たとえば、芯々寸法が2,730ミリメートルの部屋で、壁の厚さが両側とも150ミリメートルなら、内法寸法は 2,730 − 75 − 75 = 2,580ミリメートルです(数字は例)。大門建築の記事も、図面に書かれた寸法は仕上がりの寸法ではなく、部屋の大きさは書かれた寸法より小さくなる、と説明しています。

まとめ

芯々寸法は柱や壁の中心から中心、内法寸法は仕上がった壁の表面から表面の寸法です。国の建物の図面の基準線は柱の中心に引き、建築基準法施行令と不動産登記規則は、床面積を壁などの中心線で測るとしています。区分建物の登記の床面積だけは、壁の内側線で測ります。部屋の実際の幅は、芯々寸法より壁の厚さの分だけ狭くなります。

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この記事について

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