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  1. 高さの寸法|階高・天井高・床高のよくある値

高さの寸法|階高・天井高・床高のよくある値

編集部 読了 約6分

  • 住宅の天井高は一般的にどのくらい?
  • 階高と天井高はそれぞれ何mmくらいが普通?
  • 1階の床の高さや窓の高さのよくある値を知りたい

断面図を開くと、天井高・階高・床の高さの寸法が並んでいます。しかし、その値が普通なのか、高いのか低いのかが分からないと、図面を見ても建物の高さを思い浮かべられません。

この記事で解説するのは、住宅の天井高・階高・1階の床の高さ・窓とドアの高さの、よくある値です。読むと、図面の高さの値が、多い範囲の中か外かを見当できます。

住宅の天井高は、2,400mm が多く使われる値です。

見本の家の高さ

見本の家の断面図。GLから1FLまで500、1FLから2FLまでの階高2,900、部屋の天井高2,400、1階の窓の上端2,000
見本の家(木造2階建て)の断面図。値は例。編集部が作図

この記事の図で使う見本の家は、編集部が作図した木造2階建ての住宅の例で、天井高 2,400・1階の階高 2,900・1階の床の高さ 500 です。この3つの値は、どれも集めた図面で多い範囲に入ります。

値を比べたのは、公開されている住宅の設計図と確認申請の図面の作成例などで、編集部が集めた12件です。図面によって書いてある高さが違うので、高さごとに、値が読めた図面の数で数えました。

天井高のよくある値

集めた住宅の図面11件の居室の天井高を並べた図。2,400が9件
公開されている住宅の設計図11件の居室の天井高を、編集部が数えた

天井高は部屋の使い方と大きさで違い、住宅では 2.4m 前後、事務室では 2.6m 前後、学校の教室では 3m が使われます。

集めた住宅の設計図11件では、9件が居室の天井高を 2,400 と書いていました。図面では天井高を CH と書き、「CH=2,400」の形が多く見られます。

トイレや洗面所などの水まわりは、居室と同じ 2,400 の図面が3件、2,100〜2,300 に下げる図面が3件でした。

玄関は、6件のうち4件が 2,500〜2,640 と居室より高い値でした。そのうち3件は、天井の位置は玄関ホールと同じで、土間の床が下がった分だけ天井高が大きくなる形です。

住宅以外の建物の図面では、6件のうち5件が居室の天井高を 2,700 と書いていました。

階高のよくある値

集めた住宅の図面7件の1階の階高を並べた図。2,700から3,000まで分かれ、2,850から2,940が4件
公開されている住宅の設計図7件の1階の階高を、編集部が数えた

住宅の1階の階高は、図面によって 2,700〜3,000 と分かれます。集めた7件では、2,850〜2,940 が4件で、2,700 が2件、3,000 が1件でした。

完成した2階建ての家の吹き抜けで、若い設計者が階段の途中から上の階の床の高さを見上げている場面
上の階の床の高さを見上げる場面のイメージ

階高と天井高の差に入るのは、天井の上の空間と上の階の床です。その中身は、「構造が決める寸法|スパン・階高・梁せい」の記事で解説します(準備中)。

鉄筋コンクリート造の集合住宅では、コンクリートの床の裏に直に仕上げをして天井にすることが多く、階高を低くおさえられます。

1階の床の高さのよくある値

集めた住宅の図面7件のGLから1FLまでの高さを並べた図。500から569が6件
公開されている住宅の設計図7件の、GL から1階の床までの高さを、編集部が数えた

集めた住宅の設計図7件のうち、6件が、地面(GL)から1階の床までを 500〜569 にしていました。

残りの1件は確認申請の図面の作成例で、法令の地盤面から測って 704(建物のまわりの地面からは 640)と書いていました。住宅以外の建物の図面の値は、450〜600 です。

窓とドアの高さのよくある値

窓とドアの高さを並べた図。窓の上端2,000、掃き出しのサッシの4つの高さ、玄関ドアの外法の高さ2,330
集めた図面の値と、サッシの標準の寸法をもとに、編集部が作図。値は例

窓とドアの高さには、集めた図面で多い値と、サッシの業界団体が決めた標準の寸法があります。見る所は、次の3つです。

  • 窓の上端の高さ
  • 掃き出しのサッシの高さ
  • 玄関ドアの高さ

窓の上端の高さ

集めた住宅の図面10件では、窓の上端(床から窓の内法の上まで)を 2,000 前後にする図面が5件ありました。ほかは 2,100 が2件、1,830〜1,850 が2件、2,400 が1件です。

窓の下端の高さは、750〜1,100 と図面によって分かれていました。

掃き出しのサッシの高さ

木造住宅の新築に使う掃き出しのサッシには、サッシの業界団体が決めた標準の寸法があります。内法(枠の内側)の高さで、2,000mm を基本に、1,800・2,200・2,400mm の4つです。

基本の 2,000mm は、室内ドアの高さを 2,000mm とした高規格住宅という住宅の基準に合わせた大きさです。

玄関ドアの高さ

玄関ドアは、集めた住宅の図面4件のうち2件が、高さを 2,330 と書いていました。サッシの業界団体の標準の寸法にも、玄関ドアの外法(枠の外側)の高さに 2,330mm があります。

よくある値を知って図面の高さを確かめよう

この記事のまとめの表。天井高2,400(11件中9件)、1階の階高2,850〜2,940(7件中4件)、1階の床の高さ500〜569(7件中6件)、窓の上端2,000前後(10件中5件)、玄関ドア2,330(4件中2件)
この記事のまとめ。値と件数は、集めた図面を編集部が数えたもの

住宅の天井高は 2,400 が11件中9件で、1階の階高は 2,850〜2,940 が7件中4件、1階の床の高さは 500〜569 が7件中6件でした。窓とドアの高さで見る所は、次の3つです。

  • 窓の上端の高さ
  • 掃き出しのサッシの高さ
  • 玄関ドアの高さ

断面図を開いたら、天井高・階高・床の高さ・窓の上端の値を、この記事の値と比べてみてください。

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