建築CAD・3DCGを学び始める前の準備|パソコンと無料で使えるソフト
- 建築CADや3DCGを始めるには、何を用意すればいい?
- 自分のパソコンでソフトが動くか分からない…
- 無料で使えるソフトを知りたい
手元のパソコンにソフトを入れれば、すぐに学び始められると思うかもしれません。しかし、ソフトが求めるパソコンの性能や、対応するOSは、ソフトによって違います。
この記事で解説するのは、学び始める前にそろえるもの・使うソフト・ソフトがパソコンで動くかの確かめ方です。無料で使えるソフトと、有料のソフトの例も分かります。
学び始める前の準備でそろえるのは、パソコンとソフトです。
学び始める前にそろえるもの

学び始める前に必ずそろえるものは、次の2つです。
- パソコン
- ソフト
CAD(コンピューターで設計と製図をするソフト)を学ぶなら、プリンターと練習図面も用意します。プリンターは、作図した図面を紙に印刷して、間違いがないかを確かめるのに使います。
練習図面は、CADの練習で見本に使う図面のことです。インターネットで探すと手に入り、無料で使えるものもあります。
そろえるときは、ソフトを先に決めます。パソコンに要る性能は、使うソフトで決まるからです。
無料で使えるソフトと有料のソフト

建築CAD・3DCGを学び始めるときに使うソフトの例を、何をするソフトか・費用・対応するOSで並べます。
| ソフト | 何をするソフトか | 費用 | 対応するOS |
|---|---|---|---|
| Jw_cad(ジェイダブリューキャド) | 2次元の図面を作図するCAD | 無料 | Windows 10・11 |
| Blender(ブレンダー) | 3DCGを作るソフト | 無料 | Windows・macOS・Linux |
| Vectorworks Architect(ベクターワークス アーキテクト) | BIMを学ぶときに使うソフト | 有料 | Windows 11・macOS 26/15/14(Vectorworks 2026) |
Jw_cadはフリーソフトウェアで、作者にお金を払う必要はありません。Blenderは、GNU GPLというライセンス(使い方の決まり)で配られているフリーソフトウェアで、どんな目的にも使えます。
BlenderをMacで使うときは、Appleシリコン(AppleがMacのために作るチップ。M1 や M2 などのMシリーズ)を積んだMacが対象になります。
Jw_cadが公式に対応するのはWindowsだけです。
BIMとは、コンピューターの上に、建物の立体の形と、部屋や材料などの情報をあわせて持つモデルをつくることです。
Vectorworks Architectは有料で、ずっと使える永続ライセンスと、期間を決めて使うサブスクリプション(年間・月間)があります。
ソフトの動作環境とは

動作環境とは、ソフトを動かすのに要るパソコンとOSの条件のことです。ソフトの提供元が、公式のページで示しています。
動作環境には、最低限の条件と、十分に使える条件(推奨)が分けて書かれていることが多くあります。最低限の条件を下回るパソコンでは、提供元はソフトが動くことを保証していません。
要る性能は、ソフトによって大きく違います。たとえばJw_cadの公式サイトは、OSしか書いていません。
一方で、3DCGのソフトの中には、メモリやGPU(画面に映す絵を作り、3Dの描画の計算をする部品)に高い性能を求めるものもあります。
WindowsとMacのどちらを使うかも、使うソフトが対応するOSで決まります。
動作環境の確かめ方

動作環境の確かめ方は、次の3つです。
- 使うソフトの公式のページで、動作環境の最低限の条件と推奨を見る
- 自分のパソコンのOS・プロセッサ(CPU。計算をする部品)・メモリを見る
- 2つを比べ、無料のソフトなら入れて動くかを試す
この記事では、OS・プロセッサ・メモリの見方までを取り上げます。GPUなどの細かい性能の見方と、足りる性能の目安は、パソコンを選ぶ記事で解説する予定です。
自分のパソコンの性能は、Windows 11なら[スタート]を右クリックし、[設定]→[システム]→[バージョン情報]で見られます。
[デバイスの仕様]にプロセッサの種類とRAM(メモリ)の量が、[Windows の仕様]にWindowsの版が出ます。
Macの場合に開くのは、アップルメニューの[このMacについて]です。ここに、チップとメモリ、macOSの版が出ます。
チップの欄に M1 や M2 のような名前が出ていれば、Appleシリコンを積んだMacです。
使うソフトを決めて、動作環境を確かめよう

準備は、使うソフトを決めるところから始まります。
この記事で解説したことは、次の4つです。
- そろえるのはパソコンとソフト。CADならプリンターと練習図面も
- Jw_cadとBlenderは無料、Vectorworks Architectは有料
- 動作環境は、ソフトを動かすのに要るパソコンとOSの条件
- 公式の動作環境と自分のパソコンを比べ、入れて動くかを試す
まずは、図面とパースのどちらから学ぶかを決めて、使うソフトの公式の動作環境のページを開いてみてください。
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