リフォームのCAD・3DCGとは|現況の図面化・提案・確認申請
- リフォームでは、どんな図面をつくるの?
- 家の図面がないとき、リフォームの図面はどうするの?
- リフォームで、CADやパースをどう使うのかを知りたい
リフォームの計画の図面は、今ある建物を表す図面をもとにつくります。
しかし、新築のときの図面が残っていない古い中古住宅は少なくなく、残っていても今の建物と合うとは限りません。そのため、リフォームの図面づくりの最初の仕事は、今の建物を測ることです。
この記事で解説するのは、リフォームで使う図面と3DCGの種類と、それぞれを仕事のどの場面で使うかです。現地調査、提案、確認申請の3つの場面を取り上げます。
リフォームで使う図面と3DCGとは

リフォームの図面と3DCGのうち、この記事で取り上げるのは、現況図・計画の図面・パースです。3つの違いを、次の表にまとめました。
| 図面と3DCG | 何を表すか |
|---|---|
| 現況図 | 今ある建物を測って、今の状態をかいた図面 |
| 計画の図面 | 現況図をもとにつくる、リフォームの計画を表す図面 |
| パース | 建物の外や中を、目で見たように立体的に表した絵 |
このうち現況図は、現地で測った寸法を CAD に入れてつくります。
パースは、リフォーム会社がリフォームしたあとの姿を施主に見せるための絵で、3DCGでつくったものを3DCGパースと言います。
リフォームで図面と3DCGを使う場面

リフォームの仕事で図面と3DCGを使う場面は、現地調査・提案・確認申請の3つです。場面ごとの使い方は、次の3つの見出しに分けました。
- 現地調査で採寸して現況図をつくる
- 計画の図面とパースでリフォーム後を見せる
- 確認申請が要るときは住宅全体を図面にする
現地調査で採寸して現況図をつくる
最初の場面は、現地調査です。リフォームの前に会社の担当者が家に行き、工事する所を採寸して写真を撮り、間取りや構造、設備を確かめます。
採寸で測るのは、平面の寸法と、天井高や建具・梁の高さです。マンションのリフォームの現地調査では、長い寸法をレーザー距離計で、細かい寸法をメジャーで測った例があります。
測った寸法から現況図をつくる手順と、スマホやタブレットで部屋をスキャンする方法は、次の記事で解説します。
» 「現況の採寸と図面化|メジャー・レーザー距離計・3Dスキャン」(準備中)
計画の図面とパースでリフォーム後を見せる
現況図ができたら、次の場面は、それをもとにした計画の図面づくりと、パースでの提案です。施主の多くは、図面だけでは完成の姿を思い描きにくいためです。
提案では、リフォーム前の写真とリフォーム後のパースを並べ、打合せで色や素材を決めながらパースを直していきます。リフォーム前とリフォーム後の見せ方は、次の記事で解説します。
» 「リフォーム前とリフォーム後のパース|現況と同じアングルでの見せ方」(準備中)
確認申請が要るときは住宅全体を図面にする
工事の前に確かめておきたいのが、確認申請が要るかどうかです。
2025年4月の建築基準法の改正で、それ以降に工事に着手する、2階建ての木造戸建てなどの大規模なリフォームが、確認申請の対象になりました。
大規模なリフォームとは、主要構造部(壁・柱・床・梁・屋根・階段。構造の上で大事でない間仕切壁などは除く)の1種類以上で、その半分を超えて行う修繕・模様替のことです。
木造戸建てで確認申請が要るときは、リフォームする部分だけでなく、住宅全体を図面にします。どんなリフォームに要るかの見分け方と、つくる図面は、次の記事で解説します。
» 「リフォームと確認申請|2025年4月からの大規模の修繕・模様替え」(準備中)
今の建物を測るところからリフォームの図面づくりを始めよう

リフォームの図面づくりの最初は、今ある建物を測ることです。図面と3DCGを使う場面は、次の3つです。
- 現地調査
- 提案
- 確認申請
リフォームの仕事に関わったら、図面がある家でも、まずは今の建物を測るところから始めてみてください。
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