リフォーム前とリフォーム後のパース|現況と同じアングルでの見せ方
- リフォームのパースって、何に使うの?
- リフォーム前の写真とパースは、どう並べて見せればいいの?
- 今の部屋と同じアングルで、リフォーム後の3Dパースをつくる方法を知りたい
施主の多くは、図面だけでは完成の姿を思い描きにくいものです。そのためリフォームの提案では、リフォーム前の写真とリフォーム後の3DCGパースを並べて見せます。
しかし、施工事例の写真では、前と後を違う向きから撮ると、どこが変わったのかが分かりにくいとされます。写真の世界では、前と後を同じアングルで撮るのが基本です。
この記事では、リフォーム前とリフォーム後を並べて見せる理由と、パースでも2つを同じアングルでそろえる方法を解説します。前と後に何を使い、どうアングルを合わせるかが分かります。
リフォームのパースとは

パースは、建物の外や中を、目で見たように立体的に表した絵です。リフォーム会社は、リフォームしたあとの姿をパースにして施主に見せます。
リフォーム前の写真とリフォーム後のパースを並べる

パースを見せるときは、リフォーム前の写真とリフォーム後のパースを並べます。今の部屋と、リフォームしたあとの部屋を、施主が見比べられるようにするためです。
並べたパースは、打合せのたびに直していくものです。施主と一緒にパースを見ながら、色や素材、建具、家具の配置を決め、決まるたびにパースを直します。
前と後を同じアングルでそろえる方法

並べるときに気をつけたいのが、前と後のアングルです。施工事例の写真では、リフォームの前と後を同じアングルで撮るのが基本とされています。
パースでも、リフォーム前とリフォーム後を同じアングルでそろえる方法があります。この記事で取り上げるのは、次の2つです。
- リフォーム前の写真に3DCGを合成する
- 今の部屋とリフォーム後を3Dで並べる
リフォーム前の写真に3DCGを合成する

1つ目は、今の部屋の写真に3DCGを合成して、リフォーム後の姿を見せる方法です。写真がリフォーム前で、合成した3DCGがリフォーム後の姿になります。
3DCGのアングルを、写真に合わせる機能を持つソフトもあります。たとえば SketchUp の「写真照合」は、モデルを見るカメラの向きを、取り込んだ写真に合わせる機能です。
写真照合に向くのは、直角を含む建物を、角から約45度の向きで撮った、消失点が2つある写真です。画像編集でゆがめた写真は向きません。
現場の写真に設備などの製品を合成して、リフォームの前と後を見比べられるアプリもあります。
今の部屋とリフォーム後を3Dで並べる

2つ目は、今の部屋とリフォーム後の部屋を3Dでつくり、同じアングルで並べる方法です。リフォーム用の3D CAD には、現況と計画のパースを同じアングルで並べられるものがあります。
その例が、福井コンピュータアーキテクトの ARCHITREND ZERO です。このソフトでの今の部屋の3Dのもとは、現地で測った現況図です。
ほかに、LiDAR(レーザーで距離を測る装置)を持つ iPhone や iPad で部屋をスキャンして、寸法を持つ3Dのモデルをつくるアプリもあります。
リフォーム前の空間を再現するための部品が入ったソフトもあり、メガソフトの「3D住宅リフォームデザイナー」の「ビフォーパーツ」がその例です。
リフォーム前とリフォーム後のパースで変わる所を見せよう

リフォームの提案では、リフォーム前の写真とリフォーム後のパースを並べて、変わる所を施主に見せます。この記事で解説したのは、次の4つです。
- リフォーム前の写真とリフォーム後のパースを並べる
- 前と後を同じアングルでそろえる方法
- リフォーム前の写真に3DCGを合成する
- 今の部屋とリフォーム後を3Dで並べる
自分の会社の施工事例やパースで、リフォーム前とリフォーム後がどのアングルで並んでいるかを見てみてください。
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