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  1. プレカットと図面|設計の図面とプレカット図の照らし合わせ

プレカットと図面|設計の図面とプレカット図の照らし合わせ

編集部 読了 約4分

  • プレカット図って、何の図面?
  • プレカット図は、設計の図面とどう照らして確かめるの?
  • プレカット図のチェックで、どこを見ればいいか知りたい

木造軸組の住宅では、柱や梁の加工を工場の機械でするプレカットが、新築の9割前後で使われています。プレカット図は、工場で加工するための図面です。

しかし、このプレカット図は、住宅会社ではなくプレカットの会社が作図します。加工に回す前に、設計の側や現場監督が設計の図面と照らして確かめます。

この記事で解説するのは、プレカット図が何の図面か、承認までの流れ、チェックで見る所です。設計図や構造図と照らして何を確かめるかが分かります。

プレカットとは

木材の工場で、機械で加工された柱や梁の木材が並び、若い社員が継手の形を手に取って見ている場面
工場で加工された木材を見ている場面のイメージ

プレカットは、大工が手工具でしていた柱や梁の継手・仕口の加工を、機械でする技術です。継手は部材を長さの方向につなぐ所、仕口は部材を直角かある角度でつなぐ所を言います。

プレカットが広まる前は、大工が板に柱や梁の位置を書き込んだ図面(板図・番付図など)で加工していました。いまは見かけなくなった図面です。

プレカットの流れ

住宅会社の事務所で、若い社員がプレカットの会社の担当と、パソコンの画面の伏図を見ながら電話で打ち合わせている場面
プレカットの会社と打ち合わせている場面のイメージ

住宅会社とプレカットの会社のやり取りは、次の表の順に進みます。

順誰がすること
1住宅会社平面図・立面図(多くは矩計図も)を渡し、樹種・組み方・材の寸法・上棟の日などを打ち合わせる
2プレカットの会社CAD でプレカット図を作図する
3確かめる人設計の図面と照らして確かめ、プレカットの会社に修正してもらう
4住宅会社(頼んだ側)署名か承認印の書面で、承認する
5プレカットの会社プレカット CAD のデータを加工機に送り、機械で加工する
6プレカットの会社上棟の日に合わせて出荷する

上棟は、柱や梁を組み立てて、その上に棟木を上げることです。

プレカット図とは

机に広げた伏図と軸組図を、若い社員が設計の図面と見比べている場面
プレカット図を設計の図面と見比べている場面のイメージ

プレカット図は、木造住宅の柱や梁などを、工場で機械で加工するための図面です。プレカット図には、伏図と軸組図があります。

伏図は、床や屋根の骨組みを上から見下ろした形で表した図です。軸組図は、柱・梁・耐力壁などの骨組みと金物の配置を、横から見た形で表した構造図を言います。

構造の骨組みについては、プレカット図が施工図の役目を負います。施工図は、工事のために細かく作図する図面です。

プレカット CAD は、意匠の CAD(設計の図面をつくる CAD)とデータの形式がそろっていないことが多くあります。そのため、プレカットの会社は設計の図面を見ながら、プレカット CAD に手で入力します。

プレカット図のチェック

机で、若い社員が設計の図面とプレカット図を並べ、赤ペンで梁の位置に印を付けている場面
設計の図面とプレカット図を並べて、赤ペンで確かめている場面のイメージ

プレカット図を確かめるのは、設計の側(設計事務所・設計者)や工務店の現場監督です。誰が確かめるかは、会社や現場で違います。

照らす相手は、設計図や構造図です。

チェックで見る所と、そこで確かめることは、次の表のとおりです。

見る所確かめること
梁梁の位置と梁せい(梁の高さ)
継手梁や土台の継手の位置
接合金物金物の位置と、ほかの金物やボルトとのぶつかり
設備の配管配管やダクトの通り道と、柱や梁とのぶつかり
窓窓・サッシ・まぐさと、構造材とのぶつかり
高さ部材を取り付ける高さが、設計の図面と合うか
アンカーボルトアンカーボルトの位置

プレカット図と設計の図面を並べて照らそう

机で、若い社員が設計の図面とプレカット図を並べ、赤ペンで梁の位置に印を付けている場面
設計の図面とプレカット図を並べて、赤ペンで確かめている場面のイメージ

プレカット図は、設計の図面と照らして確かめ、直してもらって書面で承認したあとに、加工に回ります。この記事で解説したのは、次の4つです。

  • プレカットとは
  • プレカットの流れ
  • プレカット図とは
  • プレカット図のチェック

プレカット図のチェックを手伝うときは、表の7つの所を1つずつ、設計の図面と照らしてみてください。

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この記事について

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