Lumionのレンダリング出力設定完全ガイド|静止画・動画・画質
Lumion(建築・土木向けのリアルタイムレンダリングソフト)で作った風景を、いざ書き出そうとしたら設定項目の多さに手が止まる。解像度も、画質の星も、フレームレートも、どれを選べば正解なのか分からない。しかも画質を上げると書き出しに何時間もかかってしまう。そんな迷いを持ったまま本番の書き出しを始めると、途中で「もっと低くて良かった」と後悔しがちです。
出力設定は、じつは「どこで見せるか」「どこまで滑らかにするか」を用途から決めれば、そう複雑ではありません。Lumionの出力設定は、解像度・画質(星)・フレームレート・書き出し形式という数種類の項目に整理できます。
この記事では、静止画と動画それぞれの解像度の段階、画質を決める星の意味、フレームレートの選び方、書き出し形式の使い分け、そして画質と書き出し時間のバランスの取り方までをまとめます。エフェクトの作り込みやレイトレーシングでの質感追い込み、書き出しの高速化テクニック、360°パノラマの作り方は扱わず、それぞれの専用記事へ案内します。
Lumionを触り始めて、はじめて本番の画像や動画を納品する段階の建築パース制作者を想定して書いています。数値や仕様はLumion公式サポート(support.lumion.com、2026年7月確認)を一次情報としています。
Lumionの出力は「静止画」「動画」「360°」の3つに分かれる
Lumionの書き出しは、Photo Mode(静止画)、Movie Mode(動画)、360 Panorama Mode(360°)の3つのモードに分かれます。設定できる解像度や画質の項目はモードごとに違うため、まず自分の作りたい成果物がどれかを決めると、以降の設定選びが一気に楽になります。この記事で主に扱うのは、静止画と動画の出力設定です。
3つの出力モードの違い
3つのモードは、成果物の形がそれぞれ違います。用途がはっきりすれば、どのモードを開けばよいかも自然に決まります。
Photo Modeは、1枚単位の静止画を書き出すモードです。プレゼン資料のメインビジュアルや、企画書に差し込む1枚絵を作るときに使います。もっとも手軽で、まず最初に触ることが多いモードです。
Movie Modeは、カメラの通り道(カメラパス)に沿って動く動画を書き出すモードです。建物の中を歩くウォークスルー動画や、外観をぐるりと回るフライスルー動画を作りたいときに選びます。
360 Panorama Modeは、その場に立って周囲を見回せる360°パノラマを書き出すモードです。VRゴーグルや専用ビューアで見せる用途に向いています。作り方には固有の設定があるため、Lumionの360°パノラマ書き出しの作り方で個別に解説しています。
モードによって選べる解像度や画質の項目が変わる点を、先に押さえておくと迷いません。静止画では8K相当の高解像度まで選べますが、動画では4Kが上限になる、といった違いがあります。
出力設定を決める前に確認する3項目
設定を触り始める前に、次の3つを確認しておくと、選択で迷わなくなります。この3つが決まれば、解像度も画質もほぼ自動的に絞り込めるからです。
1つ目は用途です。画面で見せるだけなのか、印刷までするのか、動画なのか。画面表示なら解像度は控えめで足り、印刷やパネルにするなら高解像度が必要になります。
2つ目は納品先の指定です。クライアントや掲載先から解像度・形式・尺(動画の長さ)の指定があれば、それが最優先になります。指定があるのに自己判断で設定すると、やり直しになりかねません。
3つ目は使えるPCと締め切りです。画質を上げるほど書き出し時間は伸びます。使っているPCの性能と残り時間から逆算して、どこまで画質に振れるかを先に見積もっておきましょう。
静止画(Photo Mode)の解像度は5段階から選ぶ
Photo Modeの解像度は、Email・Desktop・Quad・Print・Posterの5段階から選びます。基準はシンプルで、「どこで見せるか」で決めます。画面で見せるだけならDesktop(フルHD相当)、印刷やA2以上の大きなパネルにするならPrint(4K)以上、という具合です。
5段階の解像度と使い分け
5段階はそれぞれ最大解像度が決まっていて、上に行くほど精細になります。用途に合わない高解像度を選ぶと書き出しが重くなるだけなので、見せる場所に合わせるのが基本です。
| 段階 | 最大解像度 | 向いている用途 |
|---|---|---|
| 1280×720 | 社内共有・メール添付のラフ確認 | |
| Desktop | 1920×1080(フルHD) | 画面プレゼン・Web掲載の標準 |
| Quad | 2560×1440 | 大きめモニタ表示・高精細スライド |
| 3840×2160(4K) | A3〜A2程度の印刷・パネル | |
| Poster | 7680×4320(8K) | 大判ポスター・寄って細部を見せる用途 |
ソース: Lumion公式サポート(Aspect Ratios and Resolutions)(2026年7月確認)
迷ったときは、Desktopを基準に考えると外しません。Web掲載や画面プレゼンはこれで十分ですし、印刷が絡むと分かった時点でPrint以上に上げれば良いからです。EmailやDesktopは書き出しも速いので、確認用の試し書き出しにも向いています。
アスペクト比(縦横比)の選び方
解像度と一緒に決めるのが、アスペクト比(画面の縦横比)です。掲載先に合った比率を選ばないと、あとで左右や上下を切り落とすことになり、構図が崩れてしまいます。
Lumionは2023以降のバージョンで、Photo・Movie両モードとも11種類のアスペクト比に対応しています。16:9・9:16・1:1・3:2・2:3・5:4・4:5・1.91:1・1:1.91・1.41:1・1:1.41から選べます(出典: Lumion公式サポート、2026年7月確認)。
選び方の目安は、掲載先に合わせることです。横位置の建築外観なら16:9か3:2、SNSの縦位置投稿なら9:16、正方形のサムネイルなら1:1、といった具合に決めます。静止画は1枚ごとに違う比率を選べるので、同じシーンから横位置と縦位置を1枚ずつ書き出す、といった使い方もできます。
動画のカメラ位置を高画質な静止画として書き出す方法
動画用に組んだカメラパスから「決め画」だけを高画質な静止画で取り出したい、という場面があります。このときは、動画の全フレームを書き出さなくても、カメラのキーフレーム(動画の要所として指定した位置)だけを個別の静止画として書き出せます。
手順は、Movie ModeのRender Clip または Render Movieを開き、Image Sequence(連番画像)タブを選び、Frame RangeでKeyframesを指定します。こうするとカメラの各キーフレーム位置だけが1枚ずつの静止画になります。動画づくりの途中で「この角度は静止画としても使いたい」と思ったカットを、効率よく取り出せる方法です。
このとき、画質をPhoto Mode並みにそろえるため、Output Qualityは4 Starにすることが公式で推奨されています(出典: Lumion公式サポート(Render keyframes as Photos)、2026年7月確認)。画質の星については、後ほどの「画質を決める星(Output Quality)の意味」で整理します。
動画(Movie Mode)は解像度・フレームレート・尺で決まる
動画の書き出し時間は、解像度・フレームレート・画質・尺(長さ)の4つのかけ算で決まります。この4つがそのまま所要時間に効いてきます。動画は静止画と違って、何百枚から何千枚ものコマを連続で計算するため、設定の選び方が書き出し時間を大きく左右します。
動画の解像度5段階
動画の解像度もSmall・HD・Full HD・Quad HD・Ultra HDの5段階です。静止画と同じく上に行くほど精細ですが、動画は4Kが上限で、静止画のPoster(8K)に当たる段階はありません。
| 段階 | 最大解像度 | 向いている用途 |
|---|---|---|
| Small | 640×360 | テスト書き出し |
| HD | 1280×720 | 確認用・軽い共有 |
| Full HD | 1920×1080 | Web公開・プレゼンの標準 |
| Quad HD | 2560×1440 | 高精細表示 |
| Ultra HD(4K) | 3840×2160 | 動画の最高解像度 |
ソース: Lumion公式サポート(Aspect Ratios and Resolutions)(2026年7月確認)
動画は初期状態だと、おおむね720p・最高画質から始まります。ここでいきなり4Kにして書き出すと、失敗に気づいたときの手戻りが大きくなります。まずはSmallかHDで試写してカメラの動きや構図を確認し、問題がなくなってから本番の解像度に上げる流れが安全です。動画のアスペクト比は、最初のクリップの比率で全体が決まるため、先頭のクリップを狙いの比率にそろえておくと安全です。
フレームレート(fps)の決め方
フレームレート(fps、1秒あたりのコマ数)は、建築の動画なら30fpsが標準です。ほとんどの案件はこれで足ります。滑らかさが欲しいからと安易に上げると、書き出し時間だけが伸びてしまいます。
60fpsが必要になるのは、速いカメラ移動や、急な動きのある物体がある場合です。滑らかさは増しますが、コマ数が倍になるぶん書き出し時間もおおよそ倍になります。公式も「60fpsを30fpsにするだけで書き出し時間を半分に減らせる」と説明しています(出典: Lumion公式サポート(Reduce rendering times)、2026年7月確認)。
Lumionはフレームレートをクリップ単位で設定できます。動画全体を60fpsにするのではなく、速い動きのクリップだけ60fps、落ち着いたクリップは30fps、という配分が可能です。書き出し時間を抑えながら必要なところだけ滑らかにできるので、実務ではこの使い分けが効いてきます。
動画の尺(長さ)と書き出し時間の関係
動画の総コマ数は、フレームレート×秒数で決まります。同じ設定でも、尺が2倍になれば書き出しもおおよそ2倍かかります。解像度や画質を上げる前に、まず尺を固めることが時間短縮の第一歩です。
長い動画ほど、この積み重ねが効いてきます。先に解像度やフレームレートや画質を上げてしまうと、尺の調整をやり直すたびに重い書き出しを繰り返すことになります。順番としては、必要なカットと尺を先に確定させてから、画質系の設定を上げるのが鉄則です。
尺そのものやカメラパスの組み立て方は、この記事のスコープを超えます。動画の土台の作り方はLumionのムービー制作入門|キーフレームとクリップの基本で解説しています。
画質を決める「星(Output Quality)」の意味
Lumionの画質は、星の数(Output Quality)で決めます。星が増えるほどアンチエイリアス(輪郭のギザギザを滑らかにする処理)などが強くかかり、そのぶん書き出し時間が伸びます。星は「1枚あたりの計算をどれだけ丁寧に重ねるか」を決めるダイヤルだと考えると分かりやすいです。
星ごとの画質(Lumion 2023以降)
2023以降のバージョンでは、星は4段階です。それぞれアンチエイリアスの強さ(輪郭を滑らかにする処理の倍率)が変わります。
| 星 | 表示名 | アンチエイリアス | 実務での目安 |
|---|---|---|---|
| 1 Star | Draft | なし(全エフェクトはオン) | 試写・位置決め |
| 2 Stars | Good | 4倍 | 社内確認レベル |
| 3 Stars | Production | 8倍 | 動画納品の実用ライン |
| 4 Stars | Production | 16倍 | 静止画メイン・高精細動画 |
ソース: Lumion公式サポート(Output Quality)(2026年7月確認)
なお、星の段階の数え方はバージョンで異なります。Lumion 8〜11では5段階まで用意された別方式でしたが、2023以降は上の4段階に整理されています。古いバージョンの解説記事を見て「星が5つあるはず」と混乱しないよう、自分の使っているバージョンの表示を確認するのが確実です。
星が効く処理(何が滑らかになるのか)
星を上げると滑らかになるのは、アンチエイリアスだけではありません。影、被写界深度(ピントの外側のボケ)、モーションブラー(動きのブレ)、グローバルイルミネーション(間接光の回り込み)、ボリューム雲、木の葉、半透明のマテリアルなど、多くの処理の精度が星で変わります(出典: Lumion公式サポート(Output Quality)、2026年7月確認)。
つまり、エフェクトを盛り込んだ構図ほど、星を上げないとノイズやチラつきが目立ちやすくなります。逆に、シンプルな昼景の外観などは低めの星でもきれいに焼けます。「どんな絵か」で必要な星が変わる、と覚えておくと判断が速くなります。
エフェクトそのものの作り込みは、この記事では扱いません。演出や画づくりの仕上げはLumionのエフェクト(Styles)活用ガイドで、星だけでは足りない質感の追い込みはLumionのレイトレーシング設定でリアルな質感を出す方法で解説しています。この記事は「作り込んだ品質を、どの星で焼くか」に絞ります。
用途別の推奨星(実務の目安)
星の選び方は、用途から逆算するのが実務的です。試写・確認の段階では速さを優先して1〜2 Star、動画の一般的な納品なら画質と時間のバランスが取れる3 Star、静止画のメインビジュアルや寄って見せる4K動画なら4 Star、というのが目安になります。
進め方としては、まず低い星で全体を通して構図と動きを確認し、OKが出てから本番の星で焼き直す2段構えをおすすめします。最初から高い星で書き出すと、修正が入るたびに重い書き出しを繰り返すことになり、かえって時間がかかるからです。
出力形式(ファイル形式)の選び方
出力形式は、静止画ならJPG/PNG、動画なら動画ファイルか連番画像、という分かれ方が基本です。選ぶ基準はシンプルで、「そのまま渡すか、後工程で編集するか」で決めます。とくに動画は、この判断で最適な形式が変わります。
静止画の形式(JPG / PNG)
静止画はJPGとPNGのどちらかを選びます。この2つは、画質と用途の面で性格が違います。
JPGは、ファイルが軽く、資料への差し込みやWeb掲載、メール共有に向いています。多少の圧縮がかかりますが、通常の閲覧では気にならないレベルです。とにかく手軽に渡したいならJPGが便利です。
PNGは、圧縮による劣化がなく、背景の透過(背景を抜いた状態)を残せます。書き出したパースをPhotoshopなどで合成したり、人物や植栽を後から足したりする前提のときは、PNGを選んでおくと後工程が楽になります。迷ったら「そのまま見せるJPG、加工前提のPNG」で切り分けると失敗しません。
動画の形式(動画ファイル / 連番画像)
動画は、動画ファイルとして書き出すか、Image Sequence(連番画像)として書き出すかを選びます。この選択は、動画をそのまま完成品にするか、編集ソフトでつなぐかで変わります。
動画ファイルは、そのまま再生・共有できる完成形です。編集せずに単体で納品するなら、これを選びます。手間が少なく、渡してすぐ見てもらえるのが利点です。
Image Sequence(連番画像)は、1コマを1枚の画像として書き出す形式です。編集ソフトで色補正やテロップ、BGMを足す前提のときに向いています。連番なら、書き出しの途中でエラーが出ても、止まったコマから書き出しを再開しやすい利点もあります。長尺の動画で途中停止のリスクを避けたいときにも有効です。後工程で編集する案件は連番、そのまま渡す案件は動画ファイル、と用途で決めましょう。
納品時に確認すること
納品の直前には、指定と実物の確認を忘れないようにします。ここを飛ばすと、書き出しをやり直すことになりかねません。
まず最優先は、納品先の指定(解像度・形式・尺)です。指定があれば、設定はそれに合わせます。ストレージや転送の負担を考えると、指定より大きい形式でむやみに書き出すのも避けたいところです。
書き出したあとは、実際のサイズ・尺・音声の有無を再生して確かめてから納品します。設定は正しくても、書き出し中の中断やクリップの抜けで、意図と違う成果物になっていることがあるためです。手元で一度通して見る習慣をつけておくと、納品後のやり直しを防げます。
画質と書き出し時間のバランスの取り方
出力設定の最後の判断は、「どこまで画質を上げ、どこで時間を妥協するか」です。解像度・フレームレート・画質の星・尺の4つは、どれも書き出し時間を大きく左右します。締め切りから逆算して、どこに時間を使うかの優先順位を決めるのが実務の考え方です。
時間を決める4つの要素
書き出し時間は、解像度・フレームレート・画質(星)・尺の4つのかけ算で決まります。1つを1段上げると、その効果がほかの要素にも積み重なって効くため、上げすぎると時間が一気に膨らみます。
公式の説明でも、1280×720・3 Starの書き出しは、3840×2160・5 Starの書き出しよりはるかに速い、とされています(出典: Lumion公式サポート(Reduce rendering times)、2026年7月確認)。解像度と星を1段ずつ下げるだけで、書き出し時間は大きく短くなるということです。全部を最高設定にする必要が本当にあるのかを、書き出し前に一度立ち止まって考えると無駄が減ります。
まず試写、本番は最後に一度だけ
書き出しで時間を無駄にしないコツは、重い本番書き出しを最後の一度に絞ることです。修正が出やすい要素を先に固めておけば、重い書き出しを何度も回さずに済みます。
具体的には、低解像度・低星で全体を通し、構図・尺・カメラの動きを先に確定させます。これらは修正が入りやすい要素なので、軽い設定のうちに固め切ってしまうのが得策です。そのうえで、時間のかかる本番書き出しは最後に一度だけ回します。フレームレートや画質はクリップ単位で変えられるので、重いカットだけ画質を上げて、ほかは抑えるという配分も有効です。
さらに速くしたいときは高速化の専用記事へ
ここまでは「設定の選び方」で書き出し時間を調整する話でした。同じPCでも、設定を賢く選ぶだけで時間と画質のバランスはかなり取れます。
一方で、PCのスペックやグラフィックボードの見直し、シーンそのものの軽量化といった「書き出しの計算そのものを速くする」話は、この記事のスコープの外です。そうしたハードウェアやシーン最適化による高速化はLumionの書き出し高速化・パフォーマンス最適化ガイドで解説しています。この記事は、いま手元にあるPCで、設定の選び方だけで時間と画質のバランスを取るところまでを担当します。
Lumionの出力設定を編集部が使ってみました
出力設定の考え方を、編集部が実際の書き出し手順に当てはめて使ってみました。結論から言うと、迷いの大半は「試写と本番を分けていないこと」から来ていました。
たとえば住宅外観の30秒フライスルー動画を作る場面を考えます。最初からUltra HD(4K)・4 Star・30fpsで書き出そうとすると、カメラの動きに違和感が見つかった時点で、重い書き出しがまるごと無駄になります。ここでSmall・1 Starで一度通してみると、書き出しはごく短時間で終わり、カメラの引きが速すぎる、といった問題をその場で直せます。
構図と動きが固まってから、本番だけFull HDや4K・3 Starに上げて一度書き出す。この順番にするだけで、同じPCでも仕上げまでの合計時間が目に見えて減る、というのが公式の推奨(試写で固めてから本番を焼く)とも一致する実感でした。星や解像度を最初から最大にしないことが、結局いちばんの近道だと感じています。
これからの活用と次の一歩
出力設定を一度自分の型に落とし込めておくと、案件が変わっても応用が効きます。用途から解像度と星を決め、試写で固めてから本番を焼く。この流れさえ身につけば、今後4Kや高フレームレートが当たり前になっても、判断の軸は変わりません。
次の一歩としては、出力の前工程にあたる動画づくりそのものを固めるのがおすすめです。カメラパスやクリップの組み方が安定すると、試写の回数も減り、書き出し全体がさらに速くなります。動画そのものの組み立てはLumionのムービー制作入門|キーフレームとクリップの基本で、演出や質感の仕上げはLumionのエフェクト(Styles)活用ガイドで深掘りできます。Lumion全体の位置づけを先に押さえたいときはLumion完全ガイドから入ると、出力設定がワークフローのどこに当たるかが見えてきます。
まとめ:用途から逆算して出力設定を決める
Lumionの出力設定は項目が多く見えますが、判断する軸は4つだけです。「どこで見せるか(解像度)」「動きの速さ(フレームレート)」「どこまで滑らかにするか(星)」「編集するか(形式)」を用途から決めれば、迷いはほぼ消えます。
- 静止画は5段階(Email〜Poster/8K)、動画は5段階(Small〜4K)で解像度を選ぶ。4Kは動画の上限。
- フレームレートは30fpsが標準。速い動きのカットだけ60fpsに絞る。
- 画質は星で決める。試写は1〜2 Star、動画の一般納品は3 Star、静止画メインや高精細動画は4 Starが目安。
- 形式は「そのまま渡すか、編集するか」で選ぶ。静止画はJPG/PNG、動画は動画ファイル/連番画像。
- 書き出し時間は解像度・フレームレート・星・尺のかけ算。締め切りから逆算して優先順位を決める。
最後にひとつ、いちばん効くのは順番です。低い設定で試写して構図・尺・動きを固め、本番の書き出しは最後に一度だけ回す。この段取りが、結局いちばん速くきれいに仕上がる進め方になります。
建築知識の教科書