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  1. CUDA・OptiX・HIP・Metal|GPUでレンダリングするための方式

CUDA・OptiX・HIP・Metal|GPUでレンダリングするための方式

編集部 読了 約5分

  • CUDAとOptiX、どちらを選べばいいの?
  • HIPやMetalという名前も出てくるけれど、何が違うの?
  • 自分のGPUでレンダリングができるかを知りたい

BlenderのCyclesは、CPUでもGPUでもレンダリング(3Dのデータから、コンピューターの計算で画像を作ること)ができます。

GPUで計算するときは、CUDA・OptiX・HIP・oneAPI・Metalのどれかを選びます。

しかし、それぞれの違いを知らないと、自分のGPUでどれを選べばよいかは分かりません。

この記事では、GPUのメーカーごとの方式と、CUDAとOptiXの違いを解説します。ソフトが対応していないと、GPUで計算できないことも分かります。

BlenderのCyclesでGPUを使う方式とは、GPUで計算するための仕組みで、GPUのメーカーごとに別のものです。

方式とGPUのメーカー

形の違う3枚のグラフィックボードから、色の違う光の線が画面の建物の絵へ流れていく挿絵
BlenderのCyclesでは、GPUのメーカーごとに使う方式が違います

BlenderのCyclesでは、プリファレンス(設定)で方式を選び、シーンの設定で、計算のデバイスをCPUからGPUに変えます。

Blenderのマニュアル(5.2 LTS)が挙げる方式は、次の表のとおりです(2026年10月時点)。

方式GPUのメーカー使えるOS対応するGPU
CUDANVIDIAWindows・Linuxcompute capability 5.0以上
OptiXNVIDIAWindows・Linuxcompute capability 5.0以上(ドライバ575以上)
HIPAMDWindows・LinuxRDNA1以降(Radeon RX 5000・6000・7000・9000シリーズなど)
oneAPIIntelWindows・LinuxArc(AシリーズとBシリーズ)
MetalApplemacOSAppleシリコン(すべての機能にはmacOS 13以上)

NVIDIA以外のGPUでは、選べる方式は1つです。NVIDIAだけ、CUDAとOptiXの2つから選びます。

compute capabilityは、NVIDIAのGPUごとの数で、Blenderのマニュアルからたどれる一覧に載っています。

CUDAとOptiXの違い

グラフィックボードから光の線が画面の建物の絵へ流れ込み、線画から仕上がった絵に変わっていく挿絵
OptiXは、NVIDIAのGPUでレイトレーシング(光の計算)を速くする仕組みです

CUDAは、NVIDIAのGPUで計算するための仕組みです。OptiXは、NVIDIAのGPUでレイトレーシング(光の計算)を速くする仕組みで、RTXのGPUでは専用の回路を使います。

そのため、NVIDIAのRTXのGPUなら、OptiXのほうがCUDAよりレンダリングが速くなります。

OptiXは、compute capabilityが5.0以上で、ドライバが575以上なら、RTXでないNVIDIAのGPUでも使える方式です。

ソフトが対応していないとGPUで計算できない

画面の対応の表を指さして確かめている人の挿絵
ソフトやレンダラーが対応していないGPUでは、GPUで計算できません

ここまでの方式の表は、BlenderのCyclesの場合です。ほかのソフトやレンダラーでも、対応していないGPUでは、GPUで計算できません。

ソフトごとのGPUの条件の例(2026年10月時点)は、次のとおりです。

ソフト・レンダラーGPUの条件
D5 RenderDirectX Raytracingに対応するGPUが要る(GTX 1050・1650は対応外)
ArchicadのRedshiftNVIDIA(CUDA 7.0以上)か、AMDのNavi・Vega

条件はソフトごとに違うので、使うソフトの動作環境で確かめます。

自分のGPUのメーカーから、使う方式を確かめよう

グラフィックボードから分かれる矢印の図を画面で見ている人の挿絵
自分のGPUのメーカーから、使う方式を確かめます

BlenderのCyclesでは、GPUのメーカーごとに方式が違います。

この記事で見たことは、次の3つです。

  • 方式はGPUのメーカーごとに違い、NVIDIAだけCUDAとOptiXから選ぶ
  • NVIDIAのRTXのGPUなら、OptiXのほうがCUDAよりレンダリングが速い
  • ソフトが対応していないGPUでは、GPUで計算できない

使っているGPUのメーカーと型番を確かめ、Blenderの方式の表と、使うソフトの動作環境のGPUの条件に当てはまるかを見てください。

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