CUDA・OptiX・HIP・Metal|GPUでレンダリングするための方式
- CUDAとOptiX、どちらを選べばいいの?
- HIPやMetalという名前も出てくるけれど、何が違うの?
- 自分のGPUでレンダリングができるかを知りたい
BlenderのCyclesは、CPUでもGPUでもレンダリング(3Dのデータから、コンピューターの計算で画像を作ること)ができます。
GPUで計算するときは、CUDA・OptiX・HIP・oneAPI・Metalのどれかを選びます。
しかし、それぞれの違いを知らないと、自分のGPUでどれを選べばよいかは分かりません。
この記事では、GPUのメーカーごとの方式と、CUDAとOptiXの違いを解説します。ソフトが対応していないと、GPUで計算できないことも分かります。
BlenderのCyclesでGPUを使う方式とは、GPUで計算するための仕組みで、GPUのメーカーごとに別のものです。
方式とGPUのメーカー

BlenderのCyclesでは、プリファレンス(設定)で方式を選び、シーンの設定で、計算のデバイスをCPUからGPUに変えます。
Blenderのマニュアル(5.2 LTS)が挙げる方式は、次の表のとおりです(2026年10月時点)。
| 方式 | GPUのメーカー | 使えるOS | 対応するGPU |
|---|---|---|---|
| CUDA | NVIDIA | Windows・Linux | compute capability 5.0以上 |
| OptiX | NVIDIA | Windows・Linux | compute capability 5.0以上(ドライバ575以上) |
| HIP | AMD | Windows・Linux | RDNA1以降(Radeon RX 5000・6000・7000・9000シリーズなど) |
| oneAPI | Intel | Windows・Linux | Arc(AシリーズとBシリーズ) |
| Metal | Apple | macOS | Appleシリコン(すべての機能にはmacOS 13以上) |
NVIDIA以外のGPUでは、選べる方式は1つです。NVIDIAだけ、CUDAとOptiXの2つから選びます。
compute capabilityは、NVIDIAのGPUごとの数で、Blenderのマニュアルからたどれる一覧に載っています。
CUDAとOptiXの違い

CUDAは、NVIDIAのGPUで計算するための仕組みです。OptiXは、NVIDIAのGPUでレイトレーシング(光の計算)を速くする仕組みで、RTXのGPUでは専用の回路を使います。
そのため、NVIDIAのRTXのGPUなら、OptiXのほうがCUDAよりレンダリングが速くなります。
OptiXは、compute capabilityが5.0以上で、ドライバが575以上なら、RTXでないNVIDIAのGPUでも使える方式です。
ソフトが対応していないとGPUで計算できない

ここまでの方式の表は、BlenderのCyclesの場合です。ほかのソフトやレンダラーでも、対応していないGPUでは、GPUで計算できません。
ソフトごとのGPUの条件の例(2026年10月時点)は、次のとおりです。
| ソフト・レンダラー | GPUの条件 |
|---|---|
| D5 Render | DirectX Raytracingに対応するGPUが要る(GTX 1050・1650は対応外) |
| ArchicadのRedshift | NVIDIA(CUDA 7.0以上)か、AMDのNavi・Vega |
条件はソフトごとに違うので、使うソフトの動作環境で確かめます。
自分のGPUのメーカーから、使う方式を確かめよう

BlenderのCyclesでは、GPUのメーカーごとに方式が違います。
この記事で見たことは、次の3つです。
- 方式はGPUのメーカーごとに違い、NVIDIAだけCUDAとOptiXから選ぶ
- NVIDIAのRTXのGPUなら、OptiXのほうがCUDAよりレンダリングが速い
- ソフトが対応していないGPUでは、GPUで計算できない
使っているGPUのメーカーと型番を確かめ、Blenderの方式の表と、使うソフトの動作環境のGPUの条件に当てはまるかを見てください。
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