
Appleシリコン|Mシリーズのチップ
- AppleシリコンやMシリーズって何?
- MacのGPUやメモリを、WindowsのVRAMと同じように見ていいの?
- Macのメモリは、あとから足せるの?
Appleシリコンを搭載したMacは、グラフィックボードを積んだWindowsのパソコンとは、CPU・GPU・メモリの作りが違います。
しかし、その作りを知らないと、ソフトの動作環境のMacの欄をどう読めばよいかが分かりません。
この記事では、Appleシリコンの作りと、動作環境のMacの欄の読み方、メモリを決める時期と量の見方を解説します。BlenderのMac版と、Macで使えない機能やソフトも分かります。
Appleシリコンとは、AppleがMacのために作るチップで、CPUとGPUなどを1つにまとめたものです。
チップとメモリの作り

このチップでは、CPUとGPUが1つのメモリを分け合って使います。この作りを、ユニファイドメモリと呼びます。
そのため、GPU専用のメモリのVRAM(ビデオメモリ)は、AppleシリコンのMacには別にありません。
Macは、2020年のM1から、それまでのIntelのチップからAppleシリコンへ移り始めました。Vectorworks 2026の動作環境は、IntelのMacの欄をVRAMの量で書いています。
MシリーズのMacの欄はチップとメモリで読む

WindowsのVRAMの欄は、AppleシリコンのMacには、そのまま当てはまりません。MシリーズのMacのグラフィックスの欄を、チップの名前とメモリの量で書くソフトがあります。
Vectorworks 2026のグラフィックスの欄は、WindowsとIntelのMacではVRAMの量です(2026年10月時点)。
どちらも、エントリー・ミドル・ハイエンドの順に、2GB以上・4GB以上・8GB以上です。
MシリーズのMacでは、チップの名前とメモリの量で、「M1 16GB以上」「M1 Pro 16GB以上」「M1 Max 32GB以上」と書かれています。
グラフィックスの欄のほかに、メモリの欄も、WindowsとMacで値を分けて書くソフトがあります。
Vectorworks 2026のエントリーの段のメモリは、Windowsで8GB以上、MシリーズのMacで16GB以上です。
Twinmotionは、動作環境を小中規模と大きいプロジェクトの2段に分けています。メモリはWindowsで16GB以上と64GB以上、Macで32GB以上と64GB以上です(2026年10月時点)。
どちらのソフトも、下の段では、MシリーズのMacのメモリがWindowsより大きい値です。
MシリーズのMacは、一般の処理とグラフィックスの処理でメモリを共有します。そのためVectorworksの公式は、従来のパソコンよりメモリを大きくするよう勧めています。
メモリを足せない機種は買うときに決める

Mac miniと24インチのiMacのうち、Appleシリコンの機種は、メモリがチップのパッケージに統合されていて、あとから増やせません(Appleの公式)。
ほかのMacにも、メモリが基板に直付けで、あとから足せない機種があります。足せない機種では、メモリの量を買うときに、使うソフトの動作環境のMacの欄を見て決めます。
注意したいのは、メモリの量で使えるソフトが決まる場合があることです。
MacBook Neoのチップは、AシリーズのA18 Proで、メモリは8GBのユニファイドメモリです(2026年10月時点・Appleの公式)。
Vectorworks 2026は、このメモリの量を理由に、MacBook Neoを対応外としています。
BlenderのMac版とMetal

BlenderのCyclesは、MacでGPUを使ってレンダリングするときは、Metal(AppleのMacでGPUを使う仕組み)を使います。
Blenderのマニュアルによると、Metalを使ってGPUでレンダリングできるのはAppleシリコンのMacです。すべての機能を使うには、macOS 13以上が要ります。
Blender 5.0以降のMac版の対応は、AppleシリコンのMacだけです。IntelのチップのMacでは、4.5 LTSまでが使えます。
Macで使えない機能やソフト

Twinmotionは、macOSでは、Path tracer(パストレーサー)とVRのモードが使えません(2026年10月時点)。
TwinmotionのLumenというモードは、macOSでは光の計算のやり方が限られ、見た目の質に影響することがあります。
Jw_cad・D5 Render・Lumion 2026は、Windowsにだけ対応しています(2026年10月時点)。
使うソフトのMacの動作環境で、メモリを決めよう

Appleシリコンは、AppleがMacのために作るチップで、CPUとGPUなどを1つにまとめたものです。
この記事で見たことは、次の5つです。
- AppleシリコンのMacにはVRAMが別に無く、CPUとGPUが1つのメモリを分け合って使う
- MシリーズのMacの欄は、チップの名前とメモリの量で書かれることがあり、下の段ではメモリがWindowsより大きい値のことがある
- AppleシリコンのMac miniと24インチのiMacはメモリをあとから増やせないので、メモリの量は買うときに決める
- Blender 5.0以降のMac版は、AppleシリコンのMacだけに対応する
- Twinmotionのように、Macで使えない機能があるソフトや、Windowsだけのソフトがある
使うソフトの動作環境のMacの欄で、要るメモリを確かめてみてください。
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