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  1. 建築CAD・3DCGソフトの公式マニュアルの使い方|公式の情報と解説サイト・動画の違い

建築CAD・3DCGソフトの公式マニュアルの使い方|公式の情報と解説サイト・動画の違い

編集部 読了 約6分

  • 公式マニュアルって、どこにある?
  • 解説サイトや動画と公式マニュアル、どっちを見ればいいか分からない…
  • Blenderのマニュアルを日本語で読みたい

解説サイトや動画があれば、公式マニュアルは要らないと思うかもしれません。しかし、解説サイトや動画は、作ったときのソフトの版(バージョン)のままなので、自分の画面と違うことがあります。

この記事で解説するのは、公式の情報と解説サイト・動画の違いです。主なソフトの公式マニュアルがどこにあり、どう使うかも分かります。

公式マニュアルは、ソフトの提供元が出している使い方の説明書です。

公式マニュアルとは

机の上に開いた説明書と、同じような説明を映したノートパソコン
使い方の説明書。公式マニュアルは、ソフトの提供元が出している

公式マニュアルとは、ソフトを作って配っている提供元が出している、使い方の説明書です。形は、ウェブで読めるものや、ソフトといっしょに入っているものなどです。

提供元は、マニュアルのほかにも、ソフトの中の短い説明や、学ぶための講座を出しています。この記事では、提供元が出しているものをまとめて「公式の情報」と呼びます。

公式の情報と解説サイト・動画の違い

図面と画面を示して説明する人と、その説明をもとに動画を撮っている人
左はもとの情報を出す側、右はそれをもとに解説の動画を作る側

公式の情報と解説サイト・動画の違いは、誰が出し、何をもとにしているかです。解説サイト・動画は、もとの情報を、提供元以外の人が説明し直したものです。

2つの違いを、出す人・もとにするもの・版で並べます。

公式の情報解説サイト・動画
出す人ソフトの提供元提供元以外の人や会社
もとにするものソフトそのもの公式の情報や、書いた人の操作
版版ごとに出ていることが多い作ったときの版のまま

出どころに近いかどうかで、公式の情報を一次情報、それをもとにした解説を二次情報と呼ぶこともあります。

解説サイトや動画と自分の画面が違うときは、作ったときの版と、自分の版が違うのかもしれません。そのときに確かめる先が、公式の情報です。

主なソフトの公式マニュアル

画面に並んだいくつもの説明書から、1つを選んで開いている人
置き場所はソフトごとに違うので、使うソフトの公式マニュアルを探して開く

建築CAD・3DCGで使われる主なソフトは、公式マニュアルの置き場所がそれぞれ違います。この記事で取り上げるソフトは、次の3つです。

  • Blender
  • Jw_cad
  • Vectorworks

Blender

Blender(3DCGを作るソフト)の公式マニュアルは、ウェブで読めて、日本語のページもあります。

2026年10月の時点で、日本語のページは「Blender 5.2 LTS」(LTSは、長く使うための版)のマニュアルです。

ページにある言語のボタン(日本語のときは「ja」)で、ほかの言語にも切り替えられます。

日本語のページでも、一部の章は英語のままです。マニュアルは、ウェブのページの形と電子書籍の形でダウンロードしておけば、ネットにつながっていなくても読めます。

学ぶ場としてBlenderの公式のサポートのページが案内するのが、Blender Studioです。その入門の講座「Blender Fundamentals 4.5 LTS」は、英語です。

講座は会員向けですが、最初の章などには無料で見られる節があります。

マニュアルは 5.2、講座は 4.5 と、同じ公式の情報でも、どの版について書いたものかが違うので、自分の版に合うものを選んで読みます。

Jw_cad

Jw_cad(2次元の図面を作図するCAD)のヘルプは、Jw_cadのフォルダーに入っているヘルプのファイル(Jw_cad.chm)です。標準のインストール先に入れたなら、場所は C:\JWW の中です。

ただし、このヘルプは 10.02.1 までの内容で、2026年10月の時点で最新の 10.03.6 とは画面が違う所があります。版ごとの変更点は、公式サイトのバージョン情報のページで確かめられます。

Vectorworks

Vectorworksの公式のヘルプを開く場所は、ソフトのヘルプメニューです。2026年版のヘルプは、日本語で読めます。

学ぶための動画を見られるのは、開発元のVectorworks, Inc.が運営する「Vectorworks University」です。

よくある質問や不具合の情報は、日本の提供元のVectorworks Japanが「製品別Q&A」にまとめています。

公式マニュアルの使い方

ソフトの画面と、同じ版の説明を並べた2つの画面を見ている人
使っているソフトの画面と、同じ版の説明を並べて見る

公式マニュアルの使い方は、次の3つです。

  • 自分の版を確かめて、その版のマニュアルを開く(BlenderとJw_cadの例で説明します)
  • ソフトの中から、使っている機能の説明を開く
  • 解説サイトや動画で分からない所を、公式マニュアルで引いて確かめる

自分の版を確かめる場所は、ソフトの画面か、パソコンの設定です。たとえばBlenderなら、画面のいちばん下の段(ステータスバー)の右に版が出ます。

版が分かったら、Blenderのマニュアルのページにある版のボタン(今の版の「5.2」と出ます)で、自分の版に切り替えます。

4.5 LTS などの前の版を開く入口は、そこにある「Older Versions」です。4.5 LTS のマニュアルにも、日本語のページがあります。

Jw_cadの版は、Windows 11なら[設定]→[アプリ]→[インストールされているアプリ]で見られます。10.03.6 の場合の表示は、「Jw_cad バージョン 10.3.6.0」です。

Blenderでは、ソフトの中から説明を開くこともできます。ボタンにカーソルを少し置いたときに出る短い説明が、ツールチップです。

ボタンにカーソルを置いて F1 を押すと、その機能の公式マニュアルのページが開きます。ただし、マニュアルのページが用意されていないボタンもあります。

解説サイトや動画で分からない所があったら、同じ機能を公式マニュアルで引いてください。解説サイトや動画を自分の版のマニュアルと見比べると、画面が違うわけも分かります。

自分の版の公式マニュアルを開いてみよう

机の上に開いた説明書と、同じような説明を映したノートパソコン
使い方の説明書。公式マニュアルは、ソフトの提供元が出している

公式マニュアルは、提供元が版ごとに出している、使い方の説明書です。

この記事で解説したことは、次の4つです。

  • 公式の情報は提供元が出し、解説サイト・動画は提供元以外の人が説明し直したもの
  • 解説サイト・動画は、作ったときの版のまま
  • Blender・Jw_cad・Vectorworksは、公式マニュアルの置き場所が違う
  • 公式マニュアルは、自分の版を確かめてから開く

まずは、使っているソフトの版を確かめて、その版の公式マニュアルを開いてみてください。

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