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- フォトリアルとは|写真のように見える条件
フォトリアルとは|写真のように見える条件

フォトリアルとは|写真のように見える条件
- フォトリアルとは、どういう意味?
- 作ったパースが、なぜかCGっぽく見えてしまう
- 写真のように見えるパースに、何が要るのかを知りたい
3DCGで作ったパースは、どこかCGっぽく見えてしまうことがあります。写真のようには見えない原因は、1か所とは限らないものです。
この記事では、写真のように見えるかに関わる要素と、パースがCGっぽく見える主な原因を解説します。読むと分かるのは、自分のパースのどこを見直せば写真に近づくかです。
フォトリアルとは、写真のように写実的なこと、とくに3DCGが実写のように見えることです。
フォトリアルとは

3DCGのパースでフォトリアルと言うときに指すのは、作った画像が実写のように見えることです。フォトリアルなパースは、写真の代わりに、広告やカタログ、最終のプレゼンで使われます。
似た言葉の「フォトリアリズム」は、写真を手で細かく描き写す絵画や彫刻の傾向の名前です。3DCGのフォトリアルとは、意味が違います。
写真のように見える条件

写真のように見えるかは1つの要素では決まらず、影・表面・光・色などがそれぞれ効きます。人に見比べてもらって、写真に見えるかCGに見えるかを測った研究があるのです。
単純な物を並べた場面を、写真とCGの両方で用意した実験では、影のやわらかさと、表面のざらつきで、本物に見えるかどうかの答えに差が出ました。
影がやわらかい画像と、表面がざらついた画像のほうが、本物だと答えた人が多くいました。
影と表面の2つは、それぞれ別に効いていたという結果です。一方、物の数・物の形の種類・光源の数では、答えに差が出ていません。
いろいろな画像を集めた別の研究では、光や色が自然な画像ほど、本物らしいと答えられる傾向がありました。
CGっぽく見える主な原因

パースの解説の記事では、CGっぽく見える原因がいくつも挙がっています。主な原因を、工程ごとに並べると次の表のとおりです。
| 工程 | CGっぽく見える原因 |
|---|---|
| 形 | 角が鋭すぎる |
| 素材 | 色や反射がどこも同じ・同じ模様の繰り返し・大きさが合わない・きれいすぎる |
| 光 | 影の輪郭がくっきりしすぎる・全体が同じ明るさ |
| レンダリング | 画像にノイズが残る |
表の原因は、工程ごとに次の4つに分かれます。
- 角が鋭すぎる
- 素材が整いすぎている
- 影と明るさが不自然
- レンダリングのノイズが残る
角が鋭すぎる
形では、角が鋭すぎることがCGっぽさの原因によく挙げられます。研究で差が出なかった「物の形の種類」とは違い、ここで見るのは角の作り方です。
現実の物の角には、わずかな丸みがあります。角を少し丸めることが、面取りです。
面取りをすると、現実の物と同じように、角に光の反射が出やすくなります。
素材が整いすぎている
素材の原因は、表面の見え方が現実よりも整いすぎていることです。むらの無い白一色の壁や、どこも同じ反射の床は、CGっぽく見えます。
木目やタイルの画像(テクスチャ)の同じ模様が、規則正しく繰り返して見えるのも原因の1つです。木目が大きすぎたり、タイルの目地が太すぎたりと、素材の大きさが合っていないときも、CGっぽさが出ます。
汚れや傷、使った跡が無く、きれいすぎるのも原因です。現実の床や壁には、少しずつむらや傷があります。
影と明るさが不自然
光の原因は、影や明るさが不自然なことです。影の輪郭がくっきりしすぎていたり、部屋全体が同じ明るさだったりすると、CGっぽく見えます。
影のやわらかさは、先に見た実験でも、本物に見えるかどうかの答えに差が出た要素でした。
レンダリングのノイズが残る
レンダリング(画像を作る計算)のノイズが残っていると、画像の質が落ちます。ノイズは、画像に出るザラザラとした細かいむらのことです。
原因を1つずつ見直して写真に近づけよう

写真のように見えるかには、影・表面・光・色など、いくつもの要素がそれぞれ効きます。この記事で解説したCGっぽく見える原因は、次の4つです。
- 角が鋭すぎる
- 素材が整いすぎている
- 影と明るさが不自然
- レンダリングのノイズが残る
それぞれの直し方は、モデリング(準備中)・マテリアル・ライティング・レンダリングの記事で解説します。自分のパースと表を見比べ、当てはまる原因を書き出してみてください。
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