1. 建築知識
  2. 活用
  3. 工務店とハウスメーカーのCAD・3DCG
  4. 住宅の営業の提案|間取りのプランとパース

住宅の営業の提案|間取りのプランとパース

編集部 読了 約4分

  • 住宅の打合せで、間取りのプランはどう出していくの?
  • パースは、図面と一緒にどう見せればいいの?
  • パースと実物が違って揉めないために、何を伝えればいいか知りたい

工務店やハウスメーカーでは、営業の担当がヒアリングをして、設計の担当と協力してプランをつくります。プランは、間取り図と3DCGパースで見せることが多い提案の資料です。

しかし、パースの色や広さは、できあがった家と同じには見えないことがあります。パースを見せるときに何を伝えておくかも、知っておく必要があります。

この記事で解説するのは、提案の進め方、プランとパースの見せ方、パースと実物の違いと伝え方です。打合せで何を見せ、何を断っておくかが分かります。

住宅の提案の進め方

住宅会社の打合せの机で、営業の担当と設計の担当が、施主の夫婦の話を聞きながらメモを取っている場面
営業の担当と設計の担当が、施主の要望を聞いている場面のイメージ

住宅の提案では、ヒアリングから最初のプラン(ファーストプラン)を出し、修正をくり返して決めます。順に並べると、次のとおりです。

  • ヒアリング:施主の要望を聞く
  • 最初のプランを出す
  • 要望と予算に合わせて、修正をくり返す
  • プランを確定する

最初のプランはたたき台で、無料で出す会社もあります。

プランとパースの見せ方

打合せの机で、設計の担当がノートパソコンに映した外観のパースと、印刷した平面図を施主に見せている場面
平面図とパースを並べて、プランを見せている場面のイメージ

工務店や住宅会社では、最初のプランを、平面図と立面図にパース(3D の完成予想図)を添えて見せることが多くあります。図面だけでは分かりにくい施主がいるためです。

打合せの場で、パソコンで間取りやパースを見せ、その場で直すこともあります。

住宅の営業や設計で使う CAD の中には、間取りを入力すれば平面図・立面図・パースを出せ、建材のメーカーのデータも使えるものがあります。

ただし、パースは完成予想図です。工事は、設計の図面をもとに行います。

パースと実物の違い

外壁の小さなサンプルの板と、同じ色の外壁の家を、若い社員が見比べている場面
外壁のサンプルと、同じ色の家を見比べている場面のイメージ

パースと実物では、色や広さが違って見えることがあります。

パースを見せるときに伝えることは、次の表のとおりです。

違いどう違うか伝えること
色画面や印刷、光の当たり方で、見え方が変わる色と素材は、最後に実物のサンプルで決める
広さパースは、実際より広く見えることがある寸法は、平面図や立面図で確かめる
家具や小物雰囲気を出すために置いたもの(添景)採用するものとは限らない

パースを見せるときの伝え方と決め方

打合せの机で、設計の担当が施主に大きな外壁のサンプルを手渡し、机に図面と打合せの記録の紙を広げている場面
大きなサンプルを見せながら、決めたことを記録している場面のイメージ

パースと実物の違いで揉めないために、パースを見せるときにすることは、次の3つです。

  • 「あくまでイメージ」と断る
  • 色と素材は大きい実物のサンプルで決める
  • 決めたことは図面と記録に残す

「あくまでイメージ」と断る

パースは、「あくまでイメージ」と断って見せます。

色と素材は大きい実物のサンプルで決める

色や素材を最後に決めるのは、実物のサンプルを見てからです。サンプルは、できるだけ大きいものを見てもらいます。

小さいサンプルと壁一面とでは、同じ色でも見え方が違うためです(面積効果)。

決めたことは図面と記録に残す

決めたことは、図面や仕上表、打合せの記録に残します。パースは、決めたことを残すものではありません。

パースと実物の違いを表で確かめよう

外壁の小さなサンプルの板と、同じ色の外壁の家を、若い社員が見比べている場面
外壁のサンプルと、同じ色の家を見比べている場面のイメージ

住宅の提案では、プランを平面図・立面図とパースで見せ、パースと実物の違いを伝えます。この記事で解説したのは、次の4つです。

  • 住宅の提案の進め方
  • プランとパースの見せ方
  • パースと実物の違い
  • パースを見せるときの伝え方と決め方

手元にあるパースで、色と広さのうち、実物と違って見えそうな所を探してみてください。

あわせて読みたい

会員登録(無料)

記事やテーマのお気に入り・学習履歴・フォローが使えます。

この記事について

PERSC編集部が、建築の制作に関わる知識を実務目線で整理しています。内容は公開・更新日時点の情報にもとづきます。誤りや古い情報にお気づきの場合はお問い合わせよりご連絡ください。

PERSC では、記事の次の段としてオンライン講座とプラグインを用意しています。

あわせて読みたい