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メモリ(RAM)とは|容量と規格

メモリ(RAM)とは|容量と規格
- パソコンのメモリって、そもそも何をする部品なの?
- CADや3DCGには、メモリが何GBあればいいの?
- DDR4とDDR5、DIMMとSO-DIMMの違いを知りたい
CADや3DCGのソフトの動作環境(ソフトを動かすのに要るパソコンとOSの条件)には、メモリの量がGB(ギガバイト)の数で書かれています。
Blender 5.xなら、推奨は32GBです(2026年10月時点)。
しかし、メモリが足りないと何が起きるのかを知らなければ、その数をどこまで気にすればよいかは分かりません。
この記事では、メモリの役割、足りないときに起きること、ソフトが求める容量を解説します。足す前に確かめる規格(DDR4・DDR5、DIMM・SO-DIMM)も取り上げます。
メモリ(RAM)とは、CPUが直接、速く読み書きする、作業中のデータやプログラムの置き場所です。データを保存しておくストレージと違い、メモリは電源を切ると中身が消えます。
メモリ(RAM)とは

CADのソフトで開いた図面や、3DCGのソフトで開いたモデルも、作業中はメモリの上に置かれます。ソフトそのもののプログラムも、動いている間はメモリの上です。
図面を残すには、電源を切る前にストレージに保存します。
メモリが足りないと起きること

メモリが足りなくなると、パソコンはストレージの一部をメモリの代わりに使います。この仕組みが「仮想メモリ」です。
ストレージはメモリより読み書きが遅く、仮想メモリを使うと、パソコンの動きはかなり重くなります。固まって、操作を受け付けなくなることもあります。
メモリの容量の目安

動作環境の書き方で多いのは、最低と推奨を分けた形です。最低は下回ると動作を保証しない線で、推奨は十分に使える量です。
最低と推奨を、作業の中身や建物の規模に合わせて、何段かに分けて書くソフトもあります。
4つのソフトのWindows用のメモリの量(2026年10月時点)を並べると、次の表のとおりです。Macでは要る量が違うソフトもあるので、MacではMac用の量を見ます。
| ソフト | 区分 | メモリ |
|---|---|---|
| Blender 5.x | 最低 | 8GB |
| Blender 5.x | 推奨 | 32GB |
| Vectorworks 2026 | エントリー(2D図面・簡単な3D) | 8GB |
| Vectorworks 2026 | ミドル(詳細な3D・小中規模のBIM・レンダリング。推奨) | 16GB |
| Vectorworks 2026 | ハイエンド | 32GB |
| Archicad 29 | 最低 | 8GB |
| Archicad 29 | Entry(戸建て住宅の規模) | 16GB |
| Archicad 29 | Mid(集合住宅・事務所の規模) | 32GB |
| Archicad 29 | High(高層・病院の規模) | 64GB以上 |
| Twinmotion | 最低(形状とデータが1GB未満の小中規模) | 16GB以上 |
| Twinmotion | ハイエンド(1GBを超える大きい規模) | 64GB以上 |
同じソフトの中で、段によって要る量に大きな開きがあります。Archicad 29なら、最低の8GBから、高層や病院の規模の64GB以上までです。
段の分け方はソフトごとに違い、Vectorworksは作業の中身と規模で、Archicadは建物の規模で、Twinmotionはデータの大きさで分けています。
目安は、使うソフトの推奨の量か、自分の作業に合う段の量です。ただし推奨の量でも、データの規模や同時に使うソフトによっては足りないことがあります。
メモリを足す前に確かめること

パソコンによっては、あとからメモリを足せます。ただし、足せない機種があり、足せる機種でも規格が合わないと差し込めません。
メモリを足す前に確かめることは、次の3つです。
- ノートやMacには足せない機種がある
- DDR4 と DDR5 は差し込み口が違う
- DIMM と SO-DIMM は形が違う
ノートやMacには足せない機種がある
ノートパソコンやMacには、あとからメモリを足せない機種があります。足せないノートパソコンの例は、メモリがマザーボードに直接付いている機種です。
Appleシリコン(Mシリーズのチップ)を積んだMac miniや24インチのiMacは、メモリがチップのパッケージに統合されていて、あとから増やせません(Appleの公式)。
こうした機種を買うときは、使うソフトに要るメモリの量を先に決めておきます。
DDR4 と DDR5 は差し込み口が違う
DDR4とDDR5は、メモリの世代の規格で、差し込み口が違います。DDR4用の差し込み口にDDR5は差せず、逆も同じです。
DDR4は2014年、DDR5は2021年に出た規格で、DDR5のほうが新しい世代です。どちらが使えるかは、マザーボードとCPUが対応している規格で決まります。
DIMM と SO-DIMM は形が違う
DIMMとSO-DIMMは、メモリの基板の形の規格です。DIMMはデスクトップ用、SO-DIMMはDIMMを小さくしたノートパソコン用の形です。
形が違うので、互いの差し込み口には差せません。デスクトップや一体型のパソコンにも、SO-DIMMを使う機種があります。
使うソフトの推奨か段を目安に、メモリの量を決めよう

メモリは作業中のデータを置く場所で、足りないとパソコンの動きがかなり重くなります。
メモリを足す前に確かめることは、次の3つでした。
- ノートやMacには足せない機種がある
- DDR4 と DDR5 は差し込み口が違う
- DIMM と SO-DIMM は形が違う
使うソフトの動作環境を開き、推奨の量か、自分の作業に合う段の量を確かめてみてください。
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