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  1. ChatGPTでの図面と仕様書の食い違いの確かめ|チェックリストづくり

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ChatGPTでの図面と仕様書の食い違いの確かめ|チェックリストづくり

編集部 読了 約8分

  • ChatGPT で図面チェックはできるの?
  • 図面と仕様書の食い違いを、図面を出す前に見つけたい
  • AI で図面チェックをするやり方を知りたい

図面は互いに関係していて、1枚だけで判断すると、ほかの図面との食い違いや書き漏れに気づけません。図面どうしや図面と仕様書を照らし合わせて確かめるのは、そのためです。

この照らし合わせの下準備に、ChatGPT を使えます。しかし、ChatGPT は図面の画像の中の文字や線を読み違えることがあり、答えだけでは食い違いが無いとは言えません。

この記事では、ChatGPT に図面チェックのチェックリストを作らせ、食い違いの候補を挙げさせる方法を解説します。読むと、ChatGPT に任せる所と、人が確かめる所が分かります。

図面と仕様書の食い違いは、資料どうしで記載が合っていないことです。

ChatGPT の機能とプランは、2026年10月時点のものです。

図面と仕様書の食い違いとは

図面と仕様書の食い違いとは
設計図書の中で照らし合わせる、図面と仕様書

図面と仕様書の食い違いとは、設計図書の中で、同じ建具や同じ壁について、図面どうしや図面と仕様書の記載が合わないことです。たとえば、平面図に書いた建具の記号が建具表に無ければ、食い違いです。

国の工事で図面を作るときの基準も、図面のあいだで記載が食い違わないようにすることを求めています。

仕様書のうち、その工事に限った材料や工法の決まりを書いたものが、特記仕様書です。国の工事の基準では、図面と特記仕様書に書いていないことは、標準仕様書によります。

設計図書が食い違うときにどれを優先して読むかも、国の工事の基準は決めています。工事をするときに読む順で、特記仕様書は図面より先、標準仕様書は図面より後です。

図面チェックで照らし合わせる組

図面チェックで照らし合わせる組
この記事で例にする、照らし合わせる4つの組

図面チェックでは、同じ所を書いた2つの資料を組にして照らし合わせます。この記事で例にするのは、次の4つの組です。

  • 平面図と建具表
  • 立面図と仕上表
  • 平面図と立面図の窓
  • 図面と特記仕様書

平面図と建具表

平面図と建具表は、建具符号で照らし合わせる組です。建具符号は、平面図の建具と建具表を結ぶ記号で、国の工事の基準では、円の上に整理番号、下に建具の略号を書きます。

符号の書き方は、図面によって違うこともあります。見るのは、平面図にある建具符号が建具表にもあるかです。

立面図と仕上表

立面図と仕上表は、外壁の材料で照らし合わせる組です。立面図には外壁の材料が書かれ、どの面に何を使うかが分かります。

立面図に書いた外壁の材料が、仕上表の外部の仕上げと合うかを見ます。

平面図と立面図の窓

平面図と立面図は、窓の位置で照らし合わせる組です。窓の横の位置は平面図で、高さは立面図で見ます。

正確な位置は ChatGPT の画像の読み取りが苦手なものなので、この組は人が重点的に当てます。

図面と特記仕様書

図面と特記仕様書は、材料や工法の決まりで照らし合わせる組です。図面に書いた材料や工法が、特記仕様書の決まりと合うかを見ます。

図面の中の特記(表の欄に書いていない決まりをまとめた所)も、特記仕様書と照らします。

ChatGPTに図面チェックのチェックリストを作らせる

ChatGPTに図面チェックのチェックリストを作らせる
ChatGPT に作らせるチェックリストの表の例

チェックリストは、照らし合わせる組ごとに、見る所と確かめ方を並べた表です。ChatGPT には前の節の4つの組を伝え、見る所を挙げさせます。

チェックリストの作らせ方は、次の2つの手順です。

  1. 資料の組と見る所を書いて頼む
  2. 表の形にまとめさせる

資料の組と見る所を書いて頼む

ChatGPT の新しいチャットに、案件で作った資料の名前と、照らし合わせたい組を書いて送ります。【 】の所は、案件に合わせて書き換えてください。

【木造2階建ての住宅など】の図面一式を、出す前に確かめます。
資料は【平面図・立面図・仕上表・建具表・特記仕様書】です。
平面図と建具表、立面図と仕上表、平面図と立面図の窓、図面と特記仕様書の組ごとに、
食い違いを見る所を挙げてください。

表の形にまとめさせる

続けて、挙げた所を表にまとめさせます。結果の列は空けておき、確かめるときに書き込みます。

チェックリストを表にしてください。
列は、照らす資料・見る所・確かめ方・結果(空欄)です。

返ってきた表が、案件に合わせたチェックリストの下書きです。照らす組が足りているかは、図面一式の一覧と見比べて確かめます。

資料を読ませて食い違いの候補を挙げさせる

資料を読ませて食い違いの候補を挙げさせる
ChatGPT での、PDF と画像の読まれ方の違い

チェックリストができたら、図面と仕様書のファイルを付けて、食い違いの候補を挙げさせます。ファイルを付けると、その中身を ChatGPT が読んで答える仕組みです。

PDF と画像では、ChatGPT の読み方が違います。Enterprise 以外のプランでは、PDF に埋め込まれた画像は読まず、PDF の中の文字を取り出して読みます。

図面の PDF の線がどう読まれるかは、公式の説明に書かれていません。図の中を見せたいときは、見る所を画像にして付ける方法があります。

建具表や特記仕様書のように文字の入った PDF は、そのまま付けられます。スキャンした PDF は中身が画像なので、文字として読まれません。

画像を付けるときは、画像が何か・どこを見てほしいか・どんな結果がほしいかを文で書きます。文字は大きくすると読みやすくなりますが、大事な所は切り落とさないというのが公式の説明です。

ファイルは、無料の Free のプランでも付けられます。ただし Free の上限は1日3件で、4つの組の資料を1日で付けるには足りないことがあります。

候補の挙げさせ方は、次の2つの手順です。

  1. 図面と仕様書のファイルを付ける
  2. チェックリストで候補を挙げさせる

図面と仕様書のファイルを付ける

チェックリストを作ったチャットに、照らし合わせる組のファイルを付けます。施主の図面を付ける前には、ChatGPT の学習の設定とプランを確かめてください。

チェックリストで候補を挙げさせる

チェックリストの行ごとに照らし合わせ、食い違っていそうな所を表にするよう頼みます。

付けた平面図の画像と建具表の PDF を、チェックリストの1行目で照らしてください。
平面図の画像は、1階の平面図です。
食い違っていそうな所を、資料の名前・場所・どこがどう違うかの表にしてください。

2行目からは、行の番号と資料の名前を変えて、同じチャットで頼みます。返ってきた表が、人が図面で確かめる食い違いの候補の一覧です。

食い違いの候補を人が図面で確かめる

食い違いの候補を人が図面で確かめる
ChatGPT の候補を確かめてから直すまでの流れ

ChatGPT が挙げた食い違いは、候補です。元の図面と仕様書で確かめるまでは、図面を直しません。

最初の答えを下書きとして扱い、大事な数や名前を確かめることは、ChatGPT の公式の説明も勧めています。

候補が出なかった所も、食い違いが無いとは限りません。画像の読み取りに苦手なものがあるので、チェックリストの各行は人も図面で当てます。

どちらに合わせて直すかは、ChatGPT に決めさせません。図面を作った担当も自分だけで決めずに、設計者に確かめます。

ChatGPTのチェックリストで食い違いの候補を挙げ、図面で確かめよう

ChatGPTのチェックリストで食い違いの候補を挙げ、図面で確かめよう
ChatGPT での図面チェックのまとめ

ChatGPT での図面チェックは、チェックリストで食い違いの候補を挙げさせ、人が図面で確かめるまでがひと続きです。

この記事で解説した流れは、次の3つです。

  • ChatGPTに図面チェックのチェックリストを作らせる
  • 資料を読ませて食い違いの候補を挙げさせる
  • 食い違いの候補を人が図面で確かめる

次に図面一式を出す前に、まず平面図と建具表の組で、ChatGPT にチェックリストを作らせてみてください。

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この記事について

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