ChatGPTでの面積表と数量の表の集計|図面から読み取った数・CADとBIMから書き出した表
- ChatGPT で面積表を作れる?
- CAD や BIM から書き出した表を、ChatGPT で集計したい
- Excel の表を ChatGPT で集計する方法を知りたい
国の業務報酬基準は、戸建ての木造住宅の実施設計でつくる図書に、面積表を挙げています。面積や建具の数を表にまとめて足し合わせるのは、設計で毎回出てくる作業です。
その足し合わせは、表のファイルを付けて、何ごとに合計するかを文で書けば ChatGPT に頼めます。しかし、最初は意図と違う方法で計算することがある、というのが ChatGPT の公式の説明です。
この記事では、図面から読み取った数や CAD・BIM から書き出した表を、ChatGPT で集計する方法を解説します。読むと、表の整え方と、合計を確かめる所が分かります。
面積表は建築面積や延べ面積とその計算をまとめた表、数量の表は建具などを種類ごとに数えた表です。
ChatGPT の機能とプランは、2026年10月時点のものです。ChatGPTのデータ分析とは

ChatGPT のデータ分析とは、付けた表のファイルを分析して、表やグラフを作る機能です。計算のとき、ChatGPT は Python(プログラムの言語の1つ)のコードを書いて動かすことがあります。
付けられる表のファイルは XLSX・XLS・CSV・TSV で、大きさは約50MB までです。CSV は、表を文字だけで書いたファイルの形式です。
ファイルは Free のプラン(無料)でも付けられ、Free で付けられるのは1日3件までに限られます。
データ分析で使える機能は、プランや、会社などで管理者が決めるワークスペースの設定で変わることがあります。
集計する数の出どころは、次の2つです。
- 図面から読み取って、自分で表に打ち込んだ数
- CAD や BIM のソフトから書き出した表
この記事が扱うのは、数が表になったあとの集計です。
図面の画像や PDF から数を出させる方法は、「ChatGPTでの図面の読み取り|部屋と面積の一覧・気づきの整理・寸法は元の図で確認」(準備中)で解説します。
集計の前に表を整える3つのこと

ChatGPT に表を付ける前に、次の3つを整えます。
- 1行目に列の名前を書く
- 1行に1件(面積表なら1つの区画、数量の表なら1つの建具)を書く
- 列の名前を、分かる言葉で書く
この3つが、ChatGPT の公式の説明が勧める表の形です。反対に、1つのシートに関係の無い表を並べる・途中に空の行や列を入れる・数値を画像で貼る形は避けるよう書いています。
面積表の区画は、求積図で床面積を求めるために建物の形を分けた、一つ一つの形のことです。
部屋ごとの面積を足した値は、床面積と同じになるとは限りません。床面積は壁などの区画の中心線で囲んだ部分の面積なので、面積表には求積の区画の面積を使います。
編集部では、列ごとに単位をそろえ、その単位を列の名前に書くことも勧めます。1つの列に㎡と帖が混ざると、そのまま足しても意味のある合計にならないためです。
CAD や BIM から書き出した表も、開いて1行目が列の名前になっているかを見てください。なっていなければ、上の余分な行を消すか、列の名前の行を足してから付けます。
ChatGPTで面積表と数量の表を集計する

整えた表を付けたあとは、何ごとに合計するかを指定して集計させます。使う列・計算・まとめ方を指定して頼むのは、公式の説明も勧めるやり方です。
集計のさせ方は、次の3つの手順です。
- 表を付けて、列の意味を書く
- 何ごとに合計するかを指定する
- 読んだ行の数と、計算の前提を出させる
表を
ChatGPT の新しいチャットに、整えた表のファイルを付けて、次の文を送ります。【 】の所は、表に合わせて書き換えてください。
付けたのは、【住宅の床面積の求積で分けた区画ごとの面積】の表です。
列は、【階・区画の名前・面積(㎡)】です。
建具の数量の表なら、建具の一覧の表を付けて、次のように書きます。
付けたのは、建具の一覧の表です。
列は、【建具の符号・建具の種類・階】です。
何ごとに
続けて指定するのが、合計のしかたです。面積表なら、階ごとの床面積と、全体の延べ面積を出させます。
【階ごと】に面積を合計して各階の床面積とし、最後に全体の合計を出してください。
結果は、【階・区画の数・床面積(㎡)】の列の表にしてください。
小数点以下は【桁の数と、四捨五入か切り捨てか(事務所や提出先の決まりに合わせる)】で出してください。
建具の数量の表なら、種類ごとに数えさせます。
【建具の種類】ごとに数を数え、【階】ごとの内訳も付けた表にしてください。
読んだ行の
最後に、読んだ行の数と、どう計算したかを出させます。ChatGPT が書いたコードと前提を見直すことは、公式の説明も勧めています。
列の名前の行を除いて、表の何行を読んで集計したかを答えてください。
計算の前提(除いた行・丸め方・合計に入れた列)を、文で説明してください。
集計に使ったコードも見せてください。
返ってきた集計の表は、確かめる前の下書きです。
確かめた表は、コピーして事務所の面積表のファイルに貼れます。コードが読めなくても、文で説明させた前提を読めば、頼んだとおりに計算したかを確かめられます。
ファイルが大きい・こみいっている・形が整っていないときは、全部を分析できないこともあるので、シートや行を指定するか、ファイルを分けて付け直してください。
集計の結果を元の図面とデータで確かめる

ChatGPT の集計の結果は、元の表と図面で確かめてから使います。最初に見るのは、読んだ行の数です。
付けた表のデータの行の数は、Excel で開いた表の最後の行の番号から、列の名前の1行を引いた数です。
答えてきた行の数がこれと合わないときは、どの行を読まなかったか、どの行を余分に数えたかを聞き直してください。
次に見るのは、計算の前提です。除いた行・丸め方・合計に入れた列が、頼んだとおりかを、元の表と見比べて確かめます。
最後は、合計と元の図面との見比べです。面積は図面の求積表(面積を求めた式と結果の表)の合計と、建具の数は元の建具の一覧と平面図と照らします。
面積の種類と範囲は、建築図面の面積の種類|敷地面積・建築面積・延べ面積で解説しています。
ChatGPTで面積表と数量の表を集計し、元の図面とデータで確かめよう

ChatGPT での面積表と数量の表の集計は、整えた表を渡して合計のしかたを指定し、行の数と計算の前提を元の表と図面で確かめるまでがひと続きです。
この記事で解説した流れは、次の3つです。
- 集計の前に表を整える3つのこと
- ChatGPTで面積表と数量の表を集計する
- 集計の結果を元の図面とデータで確かめる
次に面積表を作るときは、求積で分けた区画の面積を1行に1件の表にして、ChatGPT に階ごとの合計を出させてみてください。
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