Blenderの書き出しの色|保存の画面のカラーマネジメント・OpenEXR
- 保存した画像の色が画面と違う
- 表示どおりの色で保存したい
- OpenEXRで保存したい
Blender(ブレンダー)で書き出した画像は、保存の形式によって、ファイルに入る色が変わります。
PNG は画面に出ている色のまま、OpenEXR はビュー変換をかける前の明るさのまま保存されるためです。
この記事では、保存の画面のカラーマネージメントで表示どおりの色で保存する手順と、OpenEXR(オープンイーエックスアール)で保存する手順を解説します。PNG と OpenEXR の違いも分かります。
画面:Blender 5.2.2 LTS(日本語の表示)始める前に

保存の画面は、レンダーの窓の画像のメニューの名前を付けて保存で開きます。レンダーの窓でShift+Alt+Sキーを押しても開きます。
ファイルにするのは、開いた保存の画面の右下の画像を別名保存のボタンです。①と②の欄は、ファイルの一覧の右側に並んでいます。
例は、起動した直後のシーンを、ビュー変換はAgX(最初の値)のままで書き出しました。
書き出しの色とは

書き出しの色は、保存したファイルに入る色で、保存の画面の①のファイルフォーマットと②のカラーマネージメントで決まります。
PNG に入るのは、最初のシーンに追従なら、レンダーのタブのカラーマネージメントで選んだビュー変換をかけた色です。
オーバーライドにすると、シーンのビュー変換はそのままで、保存するファイルだけを別のビュー変換にできます。シーンは AgX で見ながら、渡す PNG だけを標準にしたいときに使います。
例では、シーンを AgX のままにして、オーバーライドで標準にすると、保存した PNG だけが標準の色になりました。
前の版の Blender の保存の画面にあったレンダーとして保存(Save as Render)のチェックは、5.2.2 にはありません。
表示どおりの色で保存する

レンダーの窓に出ている色のまま保存するには、保存の画面のカラーマネージメントをシーンに追従にして、PNG で保存します。手順は、次の4つです。
- レンダーの窓でShift+Alt+Sキーを押す
- カラーマネージメントのパネルの名前を押す
- シーンに追従を押す
- 画像を別名保存のボタンを押す
レンダーの
F12キーで書き出したあと、ポインターをレンダーの窓に置いて、Shift+Alt+Sキーを押します。
保存の画面が開きました。ファイルフォーマットは、最初はPNG (.png)です。

「カラーマネージメント」
②のカラーマネージメントのパネルの名前を押します。

パネルが開き、シーンに追従とオーバーライドのボタンが出ました。
「シーンに
シーンに追従を押します。最初から選ばれていれば、押さなくてかまいません。

下の表示・ビュー・ルックの欄は灰色になり、シーンの値(例ではAgX)が出ています。
「画像を
ファイルの名前を決めて、右下の画像を別名保存のボタンを押します。

保存の画面が閉じ、画像が保存されました。
これで、表示どおりの色で保存できました。
PNG に入るのは、ビュー変換をかけた色です。そのため、レンダーのタブでビュー変換を替えると、同じ書き出しでも保存した色が変わります。
OpenEXRで保存する

コンポジットや画像の編集のソフトで、あとから明るさを直すために、明るさをそのまま残して保存するには、①のファイルフォーマットをOpenEXR (.exr)にして保存します。手順は、次の3つです。
- ファイルフォーマットの欄を押す
- 一覧のOpenEXR (.exr)を押す
- 画像を別名保存のボタンを押す
「ファイルフォーマット」
前の節の手順1と同じように保存の画面を開き、①のファイルフォーマットの欄(最初は PNG)を押します。カラーマネージメントはシーンに追従のままでかまいません。

保存の形式の一覧が開きました。
一覧の
一覧のOpenEXR (.exr)を押します。

ファイルフォーマットがOpenEXR (.exr)になりました。色深度はFloat(ハーフ)とFloat(フル)の2つになり、最初はFloat(フル)が選ばれています。コーデックはZIPです。
「画像を
ファイルの名前を決めて、画像を別名保存のボタンを押します。
保存の画面が閉じ、.exr のファイルが保存されました。
これで、OpenEXR で保存できました。
OpenEXR は、シーンに追従のままでも、ビュー変換をかけない明るさで保存されます。
明るさは、黒を 0、白を 1 とした数で表します。例では、白より明るい 1 を超える画素が、1 にそろわずに残りました。
PNGとOpenEXRの違い

PNG と OpenEXR の違いは、次の4つです。
| PNG | OpenEXR | |
|---|---|---|
| 保存される色 | ビュー変換をかけた色 | ビュー変換をかけない明るさ |
| 1 を超える明るさ | 残らない(1 まで) | そのまま残る |
| 色深度 | 8・16 | Float(ハーフ)・Float(フル) |
| 合う使い方 | 画面と同じ色で見せる・渡す | あとで明るさを直す・合成する |
例では、同じ書き出しを保存して明るさを測ると、PNG(AgX)はいちばん明るい所でも 1 に届かず、OpenEXR は 1 を超える画素が残りました。
保存の形式を選んで、画面と同じ色で書き出そう

書き出しの色は、保存の画面のカラーマネージメントとファイルフォーマットで決まります。この記事で解説したことは、次の3つです。
- 表示どおりの色で保存する:シーンに追従のまま PNG で保存する
- OpenEXRで保存する:ファイルフォーマットをOpenEXR (.exr)にする
- PNGとOpenEXRの違い:PNG はビュー変換をかけた色、OpenEXR はかけない明るさ
まずは同じ書き出しを、シーンに追従とオーバーライドで PNG に1枚ずつ保存して、色を見比べてみてください。
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