1. Blenderの書き出しの色|保存の画面のカラーマネジメント・OpenEXR

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Blenderの書き出しの色|保存の画面のカラーマネジメント・OpenEXR

編集部 読了 約9分

  • 保存した画像の色が画面と違う
  • 表示どおりの色で保存したい
  • OpenEXRで保存したい

Blender(ブレンダー)で書き出した画像は、保存の形式によって、ファイルに入る色が変わります。

PNG は画面に出ている色のまま、OpenEXR はビュー変換をかける前の明るさのまま保存されるためです。

この記事では、保存の画面のカラーマネージメントで表示どおりの色で保存する手順と、OpenEXR(オープンイーエックスアール)で保存する手順を解説します。PNG と OpenEXR の違いも分かります。

画面:Blender 5.2.2 LTS(日本語の表示)

始める前に

保存の画面の区画
保存の画面の右の欄。①ファイルフォーマットの欄 ②カラーマネージメントのパネル

保存の画面は、レンダーの窓の画像のメニューの名前を付けて保存で開きます。レンダーの窓でShift+Alt+Sキーを押しても開きます。

ファイルにするのは、開いた保存の画面の右下の画像を別名保存のボタンです。①と②の欄は、ファイルの一覧の右側に並んでいます。

例は、起動した直後のシーンを、ビュー変換はAgX(最初の値)のままで書き出しました。

書き出しの色とは

保存の色の比べ
同じ書き出しを PNG で保存した2枚。左はシーンに追従(AgX)、右はオーバーライドで標準にした

書き出しの色は、保存したファイルに入る色で、保存の画面の①のファイルフォーマットと②のカラーマネージメントで決まります。

PNG に入るのは、最初のシーンに追従なら、レンダーのタブのカラーマネージメントで選んだビュー変換をかけた色です。

オーバーライドにすると、シーンのビュー変換はそのままで、保存するファイルだけを別のビュー変換にできます。シーンは AgX で見ながら、渡す PNG だけを標準にしたいときに使います。

例では、シーンを AgX のままにして、オーバーライドで標準にすると、保存した PNG だけが標準の色になりました。

前の版の Blender の保存の画面にあったレンダーとして保存(Save as Render)のチェックは、5.2.2 にはありません。

表示どおりの色で保存する

シーンに追従
この節の手順で開いたカラーマネージメントのパネル。シーンに追従(赤い枠)が選ばれている

レンダーの窓に出ている色のまま保存するには、保存の画面のカラーマネージメントをシーンに追従にして、PNG で保存します。手順は、次の4つです。

  1. レンダーの窓でShift+Alt+Sキーを押す
  2. カラーマネージメントのパネルの名前を押す
  3. シーンに追従を押す
  4. 画像を別名保存のボタンを押す

レンダーの窓で「Shift」+「Alt」+「S」キーを押す

F12キーで書き出したあと、ポインターをレンダーの窓に置いて、Shift+Alt+Sキーを押します。

保存の画面が開きました。ファイルフォーマットは、最初はPNG (.png)です。

保存の画面の右の欄
保存の画面の右の欄。①ファイルフォーマット ②カラーマネージメント

「カラーマネージメント」のパネルの名前を押す

②のカラーマネージメントのパネルの名前を押します。

カラーマネージメントのパネル
カラーマネージメントのパネルの名前(赤い枠)

パネルが開き、シーンに追従とオーバーライドのボタンが出ました。

「シーンに追従」を押す

シーンに追従を押します。最初から選ばれていれば、押さなくてかまいません。

シーンに追従のボタン
シーンに追従のボタン(赤い枠)

下の表示・ビュー・ルックの欄は灰色になり、シーンの値(例ではAgX)が出ています。

「画像を別名保存」のボタンを押す

ファイルの名前を決めて、右下の画像を別名保存のボタンを押します。

画像を別名保存のボタン
画像を別名保存のボタン(赤い枠)

保存の画面が閉じ、画像が保存されました。

これで、表示どおりの色で保存できました。

PNG に入るのは、ビュー変換をかけた色です。そのため、レンダーのタブでビュー変換を替えると、同じ書き出しでも保存した色が変わります。

OpenEXRで保存する

OpenEXRにした
この節の手順で、ファイルフォーマットをOpenEXR (.exr)にした画面。色深度が Float に替わり、コーデックの欄が出た(赤い枠)

コンポジットや画像の編集のソフトで、あとから明るさを直すために、明るさをそのまま残して保存するには、①のファイルフォーマットをOpenEXR (.exr)にして保存します。手順は、次の3つです。

  1. ファイルフォーマットの欄を押す
  2. 一覧のOpenEXR (.exr)を押す
  3. 画像を別名保存のボタンを押す

「ファイルフォーマット」の欄を押す

前の節の手順1と同じように保存の画面を開き、①のファイルフォーマットの欄(最初は PNG)を押します。カラーマネージメントはシーンに追従のままでかまいません。

ファイルフォーマットの欄
ファイルフォーマットの欄(赤い枠)

保存の形式の一覧が開きました。

一覧の「OpenEXR (.exr)」を押す

一覧のOpenEXR (.exr)を押します。

OpenEXRの項目
一覧のOpenEXR (.exr)(赤い枠)

ファイルフォーマットがOpenEXR (.exr)になりました。色深度はFloat(ハーフ)とFloat(フル)の2つになり、最初はFloat(フル)が選ばれています。コーデックはZIPです。

「画像を別名保存」のボタンを押す

ファイルの名前を決めて、画像を別名保存のボタンを押します。

保存の画面が閉じ、.exr のファイルが保存されました。

これで、OpenEXR で保存できました。

OpenEXR は、シーンに追従のままでも、ビュー変換をかけない明るさで保存されます。

明るさは、黒を 0、白を 1 とした数で表します。例では、白より明るい 1 を超える画素が、1 にそろわずに残りました。

PNGとOpenEXRの違い

PNGとOpenEXR
ファイルフォーマットの一覧のOpenEXR (.exr)とPNG (.png)(赤い枠)

PNG と OpenEXR の違いは、次の4つです。

PNGOpenEXR
保存される色ビュー変換をかけた色ビュー変換をかけない明るさ
1 を超える明るさ残らない(1 まで)そのまま残る
色深度8・16Float(ハーフ)・Float(フル)
合う使い方画面と同じ色で見せる・渡すあとで明るさを直す・合成する

例では、同じ書き出しを保存して明るさを測ると、PNG(AgX)はいちばん明るい所でも 1 に届かず、OpenEXR は 1 を超える画素が残りました。

保存の形式を選んで、画面と同じ色で書き出そう

保存の色の比べ
シーンに追従(左)とオーバーライド(右)で保存した PNG

書き出しの色は、保存の画面のカラーマネージメントとファイルフォーマットで決まります。この記事で解説したことは、次の3つです。

  • 表示どおりの色で保存する:シーンに追従のまま PNG で保存する
  • OpenEXRで保存する:ファイルフォーマットをOpenEXR (.exr)にする
  • PNGとOpenEXRの違い:PNG はビュー変換をかけた色、OpenEXR はかけない明るさ

まずは同じ書き出しを、シーンに追従とオーバーライドで PNG に1枚ずつ保存して、色を見比べてみてください。

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