Blenderのカラーマネジメントのパネル|表示デバイス・ビュー変換・ルック・露出・ガンマ
- カラーマネジメントがどこか知りたい
- 設定で色がどう変わるか知りたい
- レンダリングが暗い・白っぽい
Blender(ブレンダー)で書き出した画像が暗いとき、ライトを強くしなくても、カラーマネジメントの露出で明るさを変えられます。
この記事で解説するのは、カラーマネージメント(カラーマネジメントの画面の名前)のパネルで、露出とガンマを変える手順です。表示・ビュー・ルックなど、パネルの項目の一覧も分かります。
画面:Blender 5.2.2 LTS(日本語の表示)始める前に

例の書き出しの条件は、次の3つです。
- 例の部屋は、4 m×4 m の部屋の中の台に、金属の球とガラスの箱を置いたシーン。Cycles(サイクルズ・光の跳ね返りまで計算するレンダーエンジン)で 960×540 に書き出した
- 明るさは、書き出した画像の画素の明るさの平均(0〜255)で比べた
- 画面は、起動した直後のシーンで撮った
カラーマネジメントとは

カラーマネジメントは、レンダリングで計算した光の明るさを、画面や画像の色の値(0〜255)に変える仕方を決める設定です。
計算した光の明るさには上限が無く、どこまでを白にするかや、暗い所の見せ方を、このパネルで決めます。シーンのライトやマテリアルは変わりません。
露出とガンマを変える

画像全体の明るさは、②のカラーマネージメントの露出の値を変えて決めます。1 にする手順は、次の3つです。
- カラーマネージメントのパネルを開く
- 露出の欄を押す
- 1 と打ってEnterキーを押す
「カラーマネージメント」
①のレンダーのタブで、②のカラーマネージメントの名前を押します。

カラーマネージメントのパネルが開き、表示・ビュー・ルック・露出・ガンマの欄が出ました。

「露出」
露出の欄(最初は 0.000)を押します。
欄の数字が 0.0 と出て、打ち替えられるようになりました。

1 と打って
1 と打ってEnterキーを押します。
欄が 1.000 になりました。

これで、露出を変えられました。F12キーで書き出し直して、明るさを見比べてください。
例の部屋では、明るさの平均が、露出 0 で 104、1 で 137、−1 で 74 になりました。もとに戻すときは、露出に 0 と打ちます。
露出は、光の明るさを 2 の何乗倍にするかの値です。1 で 2 倍、0.5 で約 1.4 倍、−1 で半分になります。
画像の明るさの平均は、2 倍にはなりません。画像の色の値(0〜255)は、光の明るさに比例しないためです。
露出を上げすぎると、窓のような強い光の所が真っ白になることがあります。ビューが最初のAgXなら、真っ白になりにくくなっています。
例の部屋でライトを 16 倍の明るさにしても、AgX では真っ白な画素(明るさ 250 以上)は 0% でした。ビューを標準にすると、73% が真っ白になりました。
ガンマは、色に変えたあとの、明るい所と暗い所の差を変える値です。1 より大きくすると、暗い所ほど明るくなります。露出と同じように、ガンマの欄(最初は 1.000)を押して値を打ちます。
例の部屋では、ガンマを 1.5 にすると平均は 139 になりました。明るい所は露出 1 とほぼ同じで、暗いほうから 5% の所の明るさは、露出 1 の 73 に対して 83 でした。
ガンマを上げると、露出より影が薄くなります。画像が暗いときは、影の濃さを残せる露出を先に変えてください。
画像が白っぽいときは、露出を −0.5 や −1 に下げます。例の部屋では、−1 で平均が 104 から 74 になりました。
明るさは合っているのに締まりが無いときは、ルックでコントラストを強くします。
パネルの項目の一覧

カラーマネージメントのパネルの項目は、次の7つです。ほかにワーキング空間と詳細設定の小さなパネルがありますが、この記事では触りません。
| 項目 | 最初の値 | 決めること |
|---|---|---|
| 表示(表示デバイス) | sRGB | 書き出した画像を見る画面の種類 |
| ビュー(ビュー変換) | AgX | 計算した明るさを、画面の色に変える仕方 |
| ルック | なし | 色の味付け(コントラストなど) |
| 露出 | 0.000 | 光の明るさを 2 の何乗倍にするか |
| ガンマ | 1.000 | 色に変えたあとの、明るい所と暗い所の差 |
| カーブ | チェックなし | 明るさを、曲線で細かく変える |
| ホワイトバランス | チェックなし | 白の基準の色温度を変える |
表示は、書き出した画像を見る画面の種類に合わせます。パソコンの画面やウェブで見る画像なら、最初のsRGBのままにしてください。
ビューとルックの選び方は、Blenderのビュー変換とルックの設定で解説しています。
カラーマネジメントで、画像の明るさと色を整えよう

カラーマネージメントを変えると、ライトやマテリアルを変えずに、画像の明るさと色の出方を整えられます。この記事で解説したことは、次の3つです。
- 露出:画像全体の明るさを変える。例の部屋では、1 で平均が 104 から 137 に、−1 で 74 に
- ガンマ:影まで薄くしたいときに使う。例の部屋では、1.5 で平均が 139 に
- パネルの項目:表示・ビュー・ルック・露出・ガンマ・カーブ・ホワイトバランス
まずは自分の画像で、露出を 1 にして書き出し、明るすぎたら 0.5 に下げて比べてみてください。
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