1. Blenderのカラーマネジメントのパネル|表示デバイス・ビュー変換・ルック・露出・ガンマ

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Blenderのカラーマネジメントのパネル|表示デバイス・ビュー変換・ルック・露出・ガンマ

編集部 読了 約7分

  • カラーマネジメントがどこか知りたい
  • 設定で色がどう変わるか知りたい
  • レンダリングが暗い・白っぽい

Blender(ブレンダー)で書き出した画像が暗いとき、ライトを強くしなくても、カラーマネジメントの露出で明るさを変えられます。

この記事で解説するのは、カラーマネージメント(カラーマネジメントの画面の名前)のパネルで、露出とガンマを変える手順です。表示・ビュー・ルックなど、パネルの項目の一覧も分かります。

画面:Blender 5.2.2 LTS(日本語の表示)

始める前に

画面の区画
カラーマネージメントのパネルを開いた画面。①プロパティエディター(設定の欄が並ぶ区画)のレンダーのタブ ②カラーマネージメントのパネル

例の書き出しの条件は、次の3つです。

  • 例の部屋は、4 m×4 m の部屋の中の台に、金属の球とガラスの箱を置いたシーン。Cycles(サイクルズ・光の跳ね返りまで計算するレンダーエンジン)で 960×540 に書き出した
  • 明るさは、書き出した画像の画素の明るさの平均(0〜255)で比べた
  • 画面は、起動した直後のシーンで撮った

カラーマネジメントとは

カラーマネージメントのパネル
カラーマネージメントのパネル(赤い枠は、表示からガンマまでの欄)

カラーマネジメントは、レンダリングで計算した光の明るさを、画面や画像の色の値(0〜255)に変える仕方を決める設定です。

計算した光の明るさには上限が無く、どこまでを白にするかや、暗い所の見せ方を、このパネルで決めます。シーンのライトやマテリアルは変わりません。

露出とガンマを変える

露出とガンマの比べ
同じ部屋を、露出とガンマだけを変えて書き出した画像

画像全体の明るさは、②のカラーマネージメントの露出の値を変えて決めます。1 にする手順は、次の3つです。

  1. カラーマネージメントのパネルを開く
  2. 露出の欄を押す
  3. 1 と打ってEnterキーを押す

「カラーマネージメント」のパネルを開く

①のレンダーのタブで、②のカラーマネージメントの名前を押します。

カラーマネージメントの名前
カラーマネージメントの名前(赤い枠)

カラーマネージメントのパネルが開き、表示・ビュー・ルック・露出・ガンマの欄が出ました。

開いたカラーマネージメントのパネル
開いたカラーマネージメントのパネル(赤い枠)

「露出」の欄を押す

露出の欄(最初は 0.000)を押します。

欄の数字が 0.0 と出て、打ち替えられるようになりました。

露出の欄
押したあとの露出の欄(赤い枠)

1 と打って「Enter」キーを押す

1 と打ってEnterキーを押します。

欄が 1.000 になりました。

露出を1にした
露出を 1.000 にした画面(赤い枠)

これで、露出を変えられました。F12キーで書き出し直して、明るさを見比べてください。

例の部屋では、明るさの平均が、露出 0 で 104、1 で 137、−1 で 74 になりました。もとに戻すときは、露出に 0 と打ちます。

露出は、光の明るさを 2 の何乗倍にするかの値です。1 で 2 倍、0.5 で約 1.4 倍、−1 で半分になります。

画像の明るさの平均は、2 倍にはなりません。画像の色の値(0〜255)は、光の明るさに比例しないためです。

露出を上げすぎると、窓のような強い光の所が真っ白になることがあります。ビューが最初のAgXなら、真っ白になりにくくなっています。

例の部屋でライトを 16 倍の明るさにしても、AgX では真っ白な画素(明るさ 250 以上)は 0% でした。ビューを標準にすると、73% が真っ白になりました。

ガンマは、色に変えたあとの、明るい所と暗い所の差を変える値です。1 より大きくすると、暗い所ほど明るくなります。露出と同じように、ガンマの欄(最初は 1.000)を押して値を打ちます。

例の部屋では、ガンマを 1.5 にすると平均は 139 になりました。明るい所は露出 1 とほぼ同じで、暗いほうから 5% の所の明るさは、露出 1 の 73 に対して 83 でした。

ガンマを上げると、露出より影が薄くなります。画像が暗いときは、影の濃さを残せる露出を先に変えてください。

画像が白っぽいときは、露出を −0.5 や −1 に下げます。例の部屋では、−1 で平均が 104 から 74 になりました。

明るさは合っているのに締まりが無いときは、ルックでコントラストを強くします。

パネルの項目の一覧

表示の一覧
表示の一覧(赤い枠)。画面の種類ごとの名前が並ぶ

カラーマネージメントのパネルの項目は、次の7つです。ほかにワーキング空間と詳細設定の小さなパネルがありますが、この記事では触りません。

項目最初の値決めること
表示(表示デバイス)sRGB書き出した画像を見る画面の種類
ビュー(ビュー変換)AgX計算した明るさを、画面の色に変える仕方
ルックなし色の味付け(コントラストなど)
露出0.000光の明るさを 2 の何乗倍にするか
ガンマ1.000色に変えたあとの、明るい所と暗い所の差
カーブチェックなし明るさを、曲線で細かく変える
ホワイトバランスチェックなし白の基準の色温度を変える

表示は、書き出した画像を見る画面の種類に合わせます。パソコンの画面やウェブで見る画像なら、最初のsRGBのままにしてください。

ビューとルックの選び方は、Blenderのビュー変換とルックの設定で解説しています。

カラーマネジメントで、画像の明るさと色を整えよう

露出とガンマの比べ
露出とガンマを変えて書き出した例の部屋

カラーマネージメントを変えると、ライトやマテリアルを変えずに、画像の明るさと色の出方を整えられます。この記事で解説したことは、次の3つです。

  • 露出:画像全体の明るさを変える。例の部屋では、1 で平均が 104 から 137 に、−1 で 74 に
  • ガンマ:影まで薄くしたいときに使う。例の部屋では、1.5 で平均が 139 に
  • パネルの項目:表示・ビュー・ルック・露出・ガンマ・カーブ・ホワイトバランス

まずは自分の画像で、露出を 1 にして書き出し、明るすぎたら 0.5 に下げて比べてみてください。

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この記事について

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