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  1. Blenderの複数カメラの切り替えとレンダリング|カメラごとのレンダリングの手順

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Blenderの複数カメラの切り替えとレンダリング|カメラごとのレンダリングの手順

編集部 読了 約10分

  • 複数のカメラを切り替えたい
  • カメラごとにレンダリングしたい
  • 複数のカメラの画像を一度に書き出したい

Blender(ブレンダー)で建物を何方向かから見せるときは、シーンにカメラを複数置き、カメラごとに画像を書き出します。

しかし、F12キーで画像になるのはアクティブカメラ(仕上がりの画像に使うカメラ)の1つだけで、ほかのカメラは置いただけでは画像になりません。

この記事では、アクティブカメラを切り替えてレンダリングする方法と、カメラごとの画像をまとめて書き出す方法を解説します。カメラが替わらないときの直し方も分かります。

画面:Blender 5.2.2 LTS(日本語の表示)

始める前に

画面の区画
カメラが2つあるシーン。①3Dビューポート ②アウトライナー(シーンの物の一覧)の2つのカメラ(赤い枠) ③タイムライン(コマを並べた帯)

手順を始める前に、写したい向きにカメラを2つ以上置いておいてください。画面の例は、起動した直後のシーンに、左前から写す「Camera.001」を足したシーンを使います。

最初からある「Camera」は右前から、足した「Camera.001」は左前から立方体を写します。

複数カメラとは

2つのカメラ
2つのカメラから書き出した画像。同じ立方体を、右前と左前から写している

複数カメラは、1つのシーンに置いた2つ以上のカメラのことです。レンダリングに使われるのは、その中のアクティブカメラの1つだけです。

カメラごとに画像にするには、アクティブカメラを切り替えてから書き出すか、タイムラインのマーカー(コマに付ける目印。コマは画面ではフレームと呼ぶ)でコマごとにカメラを替えて書き出します。

カメラを切り替えてレンダリングする

アクティブにしたカメラ
この節の手順で、Camera.001 をアクティブカメラにした画面。3Dビューポートの「Camera.001」の名前と、アウトライナーの緑のカメラの絵に付いた四角い枠(赤い枠)

1枚ずつ書き出すときは、書き出したいカメラを選び、アクティブカメラにしてからF12キーを押します。手順は、次の3つです。

  1. アウトライナーでカメラを選ぶ
  2. Ctrlキーを押しながらテンキーの0を押す
  3. F12キーを押す

アウトライナーでカメラを選ぶ

②のアウトライナーで、書き出したいカメラの名前(例では Camera.001)を押します。

カメラが選ばれ、アウトライナーの行が青くなりました。

Ctrlキーを押しながらテンキーの0を押す

①の3Dビューポートにポインターを乗せて、Ctrlキーを押しながらテンキーの0を押します。

選んだカメラがアクティブカメラになり、3Dビューポートがそのカメラから見た画面(カメラビュー)になりました。アウトライナーでは、そのカメラの緑のカメラの絵に四角い枠が付きます。

テンキーが無いときは、3Dビューポートのビュー > カメラ設定 > アクティブオブジェクトをカメラに設定を押してください。

F12キーを押す

F12キーを押します。

Camera.001で書き出した画像
Camera.001 から見た立方体が画像になったレンダーの窓

レンダーの窓(画像が出る別の窓)が開き、選んだカメラから見た画像ができました。

これで、カメラを切り替えてレンダリングできました。画像は、レンダーの窓の画像のメニューから保存してください。

カメラごとの画像をまとめて書き出す

書き出した2枚
この節の手順で、1回のアニメーションのレンダリングで書き出した2枚。1コマ目は Camera、2コマ目は Camera.001 から写っている

何枚もまとめて出したいときは、マーカーにカメラを結び付け、アニメーションとしてレンダリングします。

1コマ目は1つ目のカメラ、2コマ目は2つ目のカメラ、とコマごとにカメラが替わる仕組みです。コマごとに1枚ずつの画像(静止画)が保存されるので、1回で全部の画像を書き出せます。

書き出す前に、プロパティエディターの出力のタブ(プリンターの絵)にある出力のパスを、空いているフォルダーに変えておいてください。

出力のパスの最初の値の /tmp\ は、Windows では C ドライブの tmp のフォルダーを指し、同じ名前のファイルがあると上書きされます。

出力のパスの変え方は、Blenderの出力プロパティの記事で解説しています。まとめて書き出す手順は、次の7つです。

  1. アウトライナーで1つ目のカメラを選ぶ
  2. タイムラインでCtrl+Bキーを押す
  3. 今のコマを2にする
  4. アウトライナーで2つ目のカメラを選ぶ
  5. タイムラインでCtrl+Bキーを押す
  6. 終了をカメラの数にする
  7. アニメーションをレンダリングする

アウトライナーで1つ目のカメラを選ぶ

②のアウトライナーで、1コマ目に使うカメラ(例では Camera)の名前を押します。

カメラを選んだアウトライナー
アウトライナーで選んだ Camera(赤い枠)。どちらのカメラに四角い枠が付いていても、手順は同じ

Camera の行が青くなりました。

タイムラインでCtrl+Bキーを押す

③のタイムラインにポインターを乗せて、Ctrlキーを押しながらBキーを押します。

1つ目のマーカー
1コマ目にできた、Camera を結び付けたマーカー(赤い枠)

今のコマ(1)にマーカーができ、カメラの絵と Camera の名前が付きました。

今のコマを2にする

タイムラインの今のコマの欄(時計の絵の左にある、1 と出ている欄)を押して「2」と打ち、Enterキーを押します。

今のコマを2にした
今のコマの欄(赤い枠)が2になった

タイムラインの青い線が、2コマ目に動きました。

アウトライナーで2つ目のカメラを選ぶ

②のアウトライナーで、2コマ目に使うカメラ(例では Camera.001)の名前を押します。

Camera.001 の行が青くなりました。

タイムラインでもう一度Ctrl+Bキーを押す

ポインターを③のタイムラインに戻し、もう一度Ctrlキーを押しながらBキーを押します。

2つ目のマーカー
2コマ目にできた、Camera.001 を結び付けたマーカー(赤い枠)。1コマ目の Camera のマーカーは、Camera.001 の名前の下に重なっている(最後の節の画像で離して見られる)

2コマ目にもマーカーができ、Camera.001 の名前が付きました。

「終了」をカメラの数にする

タイムラインの終了の欄(最初は250)を押して「2」と打ち、Enterキーを押します。

終了を2にした
終了(赤い枠)が2になった

書き出すコマが、1コマ目と2コマ目の2つになりました。

アニメーションをレンダリングする

トップバー(いちばん上のメニューの帯)のレンダーのメニューのアニメーションレンダリングを押します。

レンダーのメニュー
レンダーのメニューのアニメーションレンダリング(赤い枠)。Ctrl+F12キーでも同じ

1コマずつレンダリングされ、出力のパスのフォルダーに 0001.png・0002.png の画像が保存されました。

これで、カメラごとの画像をまとめて書き出せました。カメラが3つ以上なら、Step 3〜5 をコマを1つずつ増やしてくり返し、終了をカメラの数にします。

マーカーでカメラが替わらないとき

2つのマーカー
タイムラインのビュー > シーン範囲をフレームインで1〜2コマを広げた画面。1コマ目に Camera、2コマ目に Camera.001 のマーカー(赤い枠)。2コマ目の名前は、タイムラインの端で切れて「Came」と出る

コマごとにカメラが替わらないときは、マーカーにカメラが結び付いているかを見てください。

タイムラインのビュー > シーン範囲をフレームイン(書き出すコマの範囲を、タイムラインの幅に広げて見せる)を押すと、マーカーが離れて見えます。

名前が無いマーカーは、カメラが結び付いていません。そのコマに今のコマを合わせ、アウトライナーでカメラを選んでから、タイムラインでCtrl+Bキーを押し直してください。

マーカーのメニュー
タイムラインのマーカーのメニュー。カメラをマーカーにバインドとマーカーを削除(赤い枠)

Ctrl+Bキーは、タイムラインのマーカーのメニューのカメラをマーカーにバインドと同じです。それでも替わらないときは、マーカーをマーカーを削除で消してから、まとめて書き出す手順をやり直してください。

カメラを切り替えて、構図ごとに書き出そう

Cameraの画像
マーカーでまとめて書き出した 0001.png(Camera から写した構図)

複数カメラは、1つのシーンに置いた2つ以上のカメラで、レンダリングに使われるのはアクティブカメラだけです。この記事で解説したことは、次の2つです。

  • 1枚ずつ:カメラを選んでCtrl+テンキーの0でアクティブカメラにし、F12キー
  • まとめて:コマごとにカメラを選んでCtrl+Bキーでマーカーに結び付け、終了をカメラの数にしてアニメーションレンダリング

まずはカメラを2つ置いて、マーカーで2枚をまとめて書き出してみてください。

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この記事について

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