Blenderの複数カメラの切り替えとレンダリング|カメラごとのレンダリングの手順
- 複数のカメラを切り替えたい
- カメラごとにレンダリングしたい
- 複数のカメラの画像を一度に書き出したい
Blender(ブレンダー)で建物を何方向かから見せるときは、シーンにカメラを複数置き、カメラごとに画像を書き出します。
しかし、F12キーで画像になるのはアクティブカメラ(仕上がりの画像に使うカメラ)の1つだけで、ほかのカメラは置いただけでは画像になりません。
この記事では、アクティブカメラを切り替えてレンダリングする方法と、カメラごとの画像をまとめて書き出す方法を解説します。カメラが替わらないときの直し方も分かります。
画面:Blender 5.2.2 LTS(日本語の表示)始める前に

手順を始める前に、写したい向きにカメラを2つ以上置いておいてください。画面の例は、起動した直後のシーンに、左前から写す「Camera.001」を足したシーンを使います。
最初からある「Camera」は右前から、足した「Camera.001」は左前から立方体を写します。
複数カメラとは

複数カメラは、1つのシーンに置いた2つ以上のカメラのことです。レンダリングに使われるのは、その中のアクティブカメラの1つだけです。
カメラごとに画像にするには、アクティブカメラを切り替えてから書き出すか、タイムラインのマーカー(コマに付ける目印。コマは画面ではフレームと呼ぶ)でコマごとにカメラを替えて書き出します。
カメラを切り替えてレンダリングする

1枚ずつ書き出すときは、書き出したいカメラを選び、アクティブカメラにしてからF12キーを押します。手順は、次の3つです。
- アウトライナーでカメラを選ぶ
- Ctrlキーを押しながらテンキーの0を押す
- F12キーを押す
アウトライナーで
②のアウトライナーで、書き出したいカメラの名前(例では Camera.001)を押します。
カメラが選ばれ、アウトライナーの行が青くなりました。
Ctrlキーを
①の3Dビューポートにポインターを乗せて、Ctrlキーを押しながらテンキーの0を押します。
選んだカメラがアクティブカメラになり、3Dビューポートがそのカメラから見た画面(カメラビュー)になりました。アウトライナーでは、そのカメラの緑のカメラの絵に四角い枠が付きます。
テンキーが無いときは、3Dビューポートのビュー > カメラ設定 > アクティブオブジェクトをカメラに設定を押してください。
F12キーを
F12キーを押します。

レンダーの窓(画像が出る別の窓)が開き、選んだカメラから見た画像ができました。
これで、カメラを切り替えてレンダリングできました。画像は、レンダーの窓の画像のメニューから保存してください。
カメラごとの画像をまとめて書き出す

何枚もまとめて出したいときは、マーカーにカメラを結び付け、アニメーションとしてレンダリングします。
1コマ目は1つ目のカメラ、2コマ目は2つ目のカメラ、とコマごとにカメラが替わる仕組みです。コマごとに1枚ずつの画像(静止画)が保存されるので、1回で全部の画像を書き出せます。
書き出す前に、プロパティエディターの出力のタブ(プリンターの絵)にある出力のパスを、空いているフォルダーに変えておいてください。
出力のパスの最初の値の /tmp\ は、Windows では C ドライブの tmp のフォルダーを指し、同じ名前のファイルがあると上書きされます。
出力のパスの変え方は、Blenderの出力プロパティの記事で解説しています。まとめて書き出す手順は、次の7つです。
- アウトライナーで1つ目のカメラを選ぶ
- タイムラインでCtrl+Bキーを押す
- 今のコマを2にする
- アウトライナーで2つ目のカメラを選ぶ
- タイムラインでCtrl+Bキーを押す
- 終了をカメラの数にする
- アニメーションをレンダリングする
アウトライナーで
②のアウトライナーで、1コマ目に使うカメラ(例では Camera)の名前を押します。

Camera の行が青くなりました。
タイムラインで
③のタイムラインにポインターを乗せて、Ctrlキーを押しながらBキーを押します。

今のコマ(1)にマーカーができ、カメラの絵と Camera の名前が付きました。
今の
タイムラインの今のコマの欄(時計の絵の左にある、1 と出ている欄)を押して「2」と打ち、Enterキーを押します。

タイムラインの青い線が、2コマ目に動きました。
アウトライナーで
②のアウトライナーで、2コマ目に使うカメラ(例では Camera.001)の名前を押します。
Camera.001 の行が青くなりました。
タイムラインでもう
ポインターを③のタイムラインに戻し、もう一度Ctrlキーを押しながらBキーを押します。

2コマ目にもマーカーができ、Camera.001 の名前が付きました。
「終了」
タイムラインの終了の欄(最初は250)を押して「2」と打ち、Enterキーを押します。

書き出すコマが、1コマ目と2コマ目の2つになりました。
アニメーションを
トップバー(いちばん上のメニューの帯)のレンダーのメニューのアニメーションレンダリングを押します。

1コマずつレンダリングされ、出力のパスのフォルダーに 0001.png・0002.png の画像が保存されました。
これで、カメラごとの画像をまとめて書き出せました。カメラが3つ以上なら、Step 3〜5 をコマを1つずつ増やしてくり返し、終了をカメラの数にします。
マーカーでカメラが替わらないとき

コマごとにカメラが替わらないときは、マーカーにカメラが結び付いているかを見てください。
タイムラインのビュー > シーン範囲をフレームイン(書き出すコマの範囲を、タイムラインの幅に広げて見せる)を押すと、マーカーが離れて見えます。
名前が無いマーカーは、カメラが結び付いていません。そのコマに今のコマを合わせ、アウトライナーでカメラを選んでから、タイムラインでCtrl+Bキーを押し直してください。

Ctrl+Bキーは、タイムラインのマーカーのメニューのカメラをマーカーにバインドと同じです。それでも替わらないときは、マーカーをマーカーを削除で消してから、まとめて書き出す手順をやり直してください。
カメラを切り替えて、構図ごとに書き出そう

複数カメラは、1つのシーンに置いた2つ以上のカメラで、レンダリングに使われるのはアクティブカメラだけです。この記事で解説したことは、次の2つです。
- 1枚ずつ:カメラを選んでCtrl+テンキーの0でアクティブカメラにし、F12キー
- まとめて:コマごとにカメラを選んでCtrl+Bキーでマーカーに結び付け、終了をカメラの数にしてアニメーションレンダリング
まずはカメラを2つ置いて、マーカーで2枚をまとめて書き出してみてください。
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