AutoCADのDWG/DXF互換ガイド|保存バージョン・変換・監査修復でつまずかないデータ受け渡し
AutoCADのDWG/DXF互換ガイド|保存バージョン・変換・監査修復でつまずかないデータ受け渡し
AutoCADで仕上げた図面を渡したら、相手から「開けない」「文字が化けている」「途中で壊れて表示できない」と返ってくる。設計の現場では、この受け渡しのつまずきが意外なほど多く起きます。原因の多くは、図面の中身ではなく「どの形式で・どのバージョンで・何を同梱して渡したか」にあります。
この記事では、DWG(AutoCAD標準の図面ファイル形式)とDXF(CAD間でデータをやり取りする交換形式)の互換をふまえて、相手が確実に開ける形でデータを受け渡す方法を解説します。
保存バージョンの選び方、図面一式のまとめ方、DXFでの書き出しと読み込み、Jw_cadなど他CADへ渡すときの注意点、そして開けない図面を復旧するAUDIT/RECOVERまでを、一連の作法としてまとめました。仕様は2026年7月時点のAutodesk公式ドキュメントで確認しています。
なぜ「開けない・化ける」が起きるのか
受け渡しトラブルの根っこは、たいてい「保存バージョンの差」と「文字コードの差」の2つに行き着きます。この2つを最初に押さえておくと、あとの手順が「なぜそうするのか」まで含めて理解できます。
図面が開けないときは、相手のソフトが古くてファイル形式に追いついていないケースがほとんどです。文字が化けるときは、文字の符号化(コンピュータが文字を数字におきかえる仕組み)が送り手と受け手でずれています。どちらも、渡す前のひと手間で避けられます。
DWGフォーマットは「2018版」で止まっている
「AutoCADは毎年バージョンが上がるから、ファイル形式も毎年変わる」と思われがちですが、これは誤解です。AutoCAD 2019から2026までの既定の保存形式は、いずれも「AutoCAD 2018 図面(*.dwg)」で、DWGフォーマット自体は2018を最後に更新されていません(Autodesk Support: Native File Format for saving drawing files、2026年7月時点)。
つまり2018以降の製品どうしなら、バージョンを意識せずそのまま開けます。逆に相手が2017以前の製品を使っていると、そのままでは開けません。自分のDWGがどの形式に当たるかは、次の対応表で判断できます。
| DWG保存フォーマット | 開けるAutoCADのリリース |
|---|---|
| 2018版 | 2018〜2026 |
| 2013版 | 2013〜2017 |
| 2010版 | 2010〜2012 |
| 2007版 | 2007〜2009 |
| 2004版 | 2004〜2006 |
| 2000版 | 2000〜2002 |
出典: Autodesk: AutoCAD drawing file format compatibility(2026年7月時点)
上位互換はできない、という原則
CADのファイル形式には「新しい形式は古いソフトでは開けない」という原則があります。新しい版で保存した図面を古い製品に持っていっても、読み込めないということです。だからこそ、渡す側が相手の環境に合わせて形式を落とす配慮が必要になります。
渡す前に、自分の図面がどの形式で保存されているかを確認しておくと安心です。保存時の「ファイルの種類」を見れば、いま何版で保存しようとしているかがわかります。相手の使っているAutoCADの発売年がわかれば、それに合わせて形式を選べます。
保存バージョンの選び方(DWG)
相手が確実に開ける形式で渡すには、1ファイルなら「SAVEAS」、複数ファイルなら「DWGCONVERT」を使い分けます。どちらもAutoCADの標準機能なので、追加のツールは要りません。
1ファイルは SAVEAS で形式を落とす
個別の図面を古い形式で渡すときは、SAVEAS(名前を付けて保存)を使います。コマンドを実行して「ファイルの種類」から目的のDWG形式(2013版・2010版・2007版など)を選ぶだけです。相手が2015を使っているなら、2013版で保存すれば開けます。
ひとつ注意したいのは、古い形式に落とすと図面が劣化する場合があることです。旧版に無い機能で作られたオブジェクトは、その形式で保存したときに分解されたり、簡略化されたりすることがあります(Autodesk Help: About Drawing (DWG) File Changes、2026年7月時点)。保存したあとは、必ず開き直して見た目が崩れていないか確認してください。
複数ファイルは DWGCONVERT で一括
案件フォルダごと、まとめて形式を変換したいときはDWGCONVERT(一括版変換)が向いています。複数の図面を選んで、まとめて過去のDWG形式へ一括変換できるコマンドで、AutoCAD・AutoCAD LT・DWG TrueViewのいずれでも使えます(Autodesk Help: DWGCONVERT、2026年7月時点)。
変換セットとして出力先とDWG形式をまとめて指定できるので、外注先や協力会社へ図面一式を渡す前の下処理に使えます。手元にAutoCAD本体が無くても、無償のビューアであるDWG TrueViewだけで形式変換は行えます。相手に渡す直前の最終調整として覚えておくと役立ちます。
図面一式を丸ごと渡す(eトランスミット)
DWGファイルだけを送っても、その図面が参照している外部ファイルは一緒には付いてきません。外部参照や画像、フォントが欠けたまま届くと、相手の画面で参照切れや別フォントへの置き換えが起きます。一式をまとめて渡すには、eトランスミット(ETRANSMIT)が確実です。
eトランスミットで参照ファイルごと渡す
ETRANSMIT(eトランスミット)は、図面とその依存ファイルを1つのフォルダまたはzip書庫にまとめてくれる機能です。まとめられるのは、外部参照(xref。別の図面を下敷きとして読み込む参照)、フォント、印刷スタイルテーブル、ラスタ画像などです。図面を選ぶと外部参照とフォントは自動で含まれ、フォントや印刷スタイルは同梱オプションで指定できます(Autodesk Help: ETRANSMIT (Command)、2026年7月時点)。
依存ファイルの入れ忘れは、相手側で参照が切れて図面が使えなくなる、受け渡しで最も多いトラブルのひとつです。たとえば通り芯や敷地図を外部参照で読み込んでいる意匠図をDWGだけ送ると、相手の画面では下敷きが真っ白になります。eトランスミットは依存ファイルを自動で同梱するので、この参照切れを未然に防げます。
外部参照を含む図面は、バインド(参照を図面本体に取り込んで1枚に固める操作)でまとめて渡す方法もあります。参照の付け外しや共有運用そのものを整理したい場合は、外部参照(xref)で図面を分担・重ね合わせるで詳しく解説しています。一式をそのまま手早く渡すなら、eトランスミットが便利です。
フォントが置き換わる・SHXが見つからない問題
図面が使っているフォントが相手のパソコンに無いと、開いたときにフォントが別のものへ置き換わります。AutoCAD独自のSHX(AutoCADで文字や線記号を描くためのフォント形式)が欠けていると、図面を開くときに「One or more SHX files are missing」というダイアログが表示されます。このとき文字は、既定でsimplex.shxという標準フォントに自動で置き換わります。原因は、フォントの同梱漏れや、ファイルの移動・改名です(Autodesk Support: One or more SHX files are missing、2026年7月時点)。
置き換わると文字の形や幅が変わるため、寸法や注記の見え方がずれてしまいます。回避するには、eトランスミットでフォントを同梱するか、はじめから標準フォントで作図しておくのが確実です。受け取った側で置換フォントを変えたいときは、FONTALT(代替フォントを指定するシステム変数)で指定でき、個別の読み替えは.fmp(フォントマッピングファイル)で管理できます(Autodesk Help: About Substitute Fonts、2026年7月時点)。
このフォント欠落は、このあと説明する「文字化け」とは原因が違う別問題です。こちらはフォントファイルが無いことが原因で、文字化けは文字コード(符号化の方式)の違いが原因です。両者を切り分けて考えると、対処を間違えずに済みます。
DXFで受け渡す(他CADに渡す標準手段)
DWGを直接読めない相手には、DXFで渡すのが標準的な手段です。DXFはAutoCADと他のCADソフトの間でデータをやり取りするための交換形式で、対応しているソフトが非常に広いのが強みです(Autodesk Help: About Importing and Exporting DXF Files、2026年7月時点)。書き出しと読み込みで押さえるべき設定を見ていきます。
書き出し(SAVEAS/DXFOUT)と形式・精度
DXFで書き出すには、SAVEASで「DXF(*.dxf)」を選ぶか、DXFOUTコマンドを使います。ここで意識したいのが、DXFにもDWGと同じように形式(版)があることです。相手のソフトが古い場合は、古い形式のDXFで書き出すと開ける確率が上がります。
もうひとつの設定が、座標の精度です。DXFでは小数点以下の精度を0〜16桁の範囲で指定でき、初期値は6桁です。敷地測量図のように座標の正確さが重要な図面では桁を上げ、それ以外は初期値のままでも実務上は問題ありません。精度を上げるほどファイルは大きくなるので、必要な図面だけ桁を増やすのがコツです。
ASCII か バイナリ か
DXFにはASCII形式とバイナリ形式の2種類があり、相手ソフトの対応が読めないときはASCIIを選ぶのが無難です。ASCIIはテキスト形式で、対応するソフトが最も広いためです。特に日本の現場で多いJw_cadはASCII形式のDXFしか扱えません(次のH2で詳しく説明します)。
| 項目 | ASCII形式 | バイナリ形式 |
|---|---|---|
| 中身 | テキストで人が読める | 機械向けで読めない |
| ファイルサイズ | 大きめ | 小さい |
| 読み書きの速さ | ふつう | 速い |
| 精度の保持 | サイズと精度がトレードオフ | 図面DBの精度をすべて保持 |
| 対応ソフトの広さ | 非常に広い | 対応は限られる |
出典: Autodesk Help: About Importing and Exporting DXF Files(2026年7月時点)
表のとおり、バイナリ形式はファイルが小さく、読み書きも速く、図面データベースの精度をすべて保持できます。AutoCAD系どうしでやり取りするなら有力な選択肢です。一方で対応ソフトは限られるため、相手が何を使っているか不明なときはASCIIを選んでおくと開けないリスクを避けられます。
読み込み(OPEN/DXFIN)
もらったDXFを取り込むのは簡単で、OPEN(ファイルを開く)でそのまま開けます。DXFINコマンドでも読み込めますし、バイナリ形式かASCII形式かはAutoCADが自動で判別してくれるので、意識する必要はありません。
開いたあとは、いったんDWGで保存し直すのがおすすめです。以降は通常のDWG図面として扱えるようになり、外部参照や印刷スタイルといったAutoCAD本来の機能をそのまま使えるからです。DXFのまま作業を続けると、往復のたびに情報が欠けるおそれがあるので、早めにDWGへ戻しておくと安心です。
Jw_cadなど他CADへ渡すときの注意点
日本の建築現場ではJw_cad(国産の無料2D-CAD)とのやり取りが多く、ここには特有の落とし穴があります。Jw_cadはDWGを直接読めず、DXFで渡す必要があり、しかも文字化けが起きやすいためです。回避策を押さえておけば、やり取りはぐっと楽になります。
なお、AutoCADとJw_cad、あるいはIJCAD・ZWCAD・BricsCADといった互換CADのどれが優れているかという機能や思想の比較は、この記事では扱いません。各CADの仕様や違いは、製品データベースのAutoCADの製品情報で確認できます。ここでは、あくまで「データを渡すときの注意点」に集中します。
DWGは直接読めない・DXFはASCIIで
Jw_cadは、AutoCADのDWGファイルを直接は読み込めません。そのため、DXF(またはJw_cad専用のJWW形式)へ変換してから渡すのが前提になります。渡す側のAutoCADでDXFに書き出す、というのが基本の流れです。
このとき必ずASCII形式のDXFで書き出してください。Jw_cadが扱えるのはASCII形式だけで、バイナリ形式のDXFを渡すと開けないからです。前のH2で「相手が不明ならASCII」と書いたのは、こうしたケースを想定してのことです。
文字化けを避ける(Shift-JIS と Unicode)
文字化けの正体は、送り手と受け手で文字コード(文字を数字で表す方式)が違うことです。Jw_cadはShift-JIS、AutoCADは2007以降がUnicodeを使っています。この違いのため、新しい形式のDXFで渡すとJw_cad側で日本語が化けやすくなります。
回避策は、書き出すDXFの版をできるだけ古いものにすることです。古い版のDXFはShift-JISを前提としているため、Jw_cad側でも文字が正しく表示されやすくなります。選べる版はAutoCADのバージョンによって変わるので、SAVEASの「ファイルの種類」に並ぶDXFのうち、最も古い版を選ぶのが確実です。丸数字や特殊なフォントの文字は変換で崩れやすいので、渡す前に一度、注記や寸法の文字を目で確認しておくと安心です。
ここでの文字化けは文字コードの問題で、フォントファイルが無くて別フォントに置き換わる「フォント欠落」(前のeトランスミットの項で説明)とは原因が異なります。
渡す前の下ごしらえ(PURGE)
DXFへ書き出す前に、PURGE(未使用の定義を削除するコマンド)で図面を整理しておくと、変換がスムーズになります。使っていない画層・ブロック・スタイルの定義を消しておくと、変換エラーが減り、相手側の読み込みも軽くなるためです。
もうひとつ意識したいのが、変換の回数です。DWGからDXF、DXFからまたDWG、というように往復変換を繰り返すと、そのたびに線種や寸法スタイルなどの情報が欠けていきます。変換は必要最小限にとどめ、変換したあとは必ず目で見て崩れがないか確かめる。この一手間があると、渡したあとに相手から線の重なりや文字化けを指摘される場面がほとんどなくなります。Jw_cad側の具体的な変換操作はJw_cadでDWG/DXFを変換する方法|AutoCADとのデータ交換手順で解説しています。
開けない・壊れた図面を復旧する(AUDIT/RECOVER)
受け取った図面が開けない、あるいは自分の図面が壊れてしまった。そんなときは、AUDIT(監査)とRECOVER(回復)で復旧を試みます。あわせて、渡す前のクリーンアップまでを一続きの流れにしておくと、そもそも壊れた図面を送ってしまう事態を避けられます。
| コマンド | 役割 |
|---|---|
| RECOVER | 破損した図面を開きながら監査・修復する |
| RECOVERALL | RECOVERに加え、ネストした外部参照もまとめて修復する |
| AUDIT | 開いている図面のエラーを検出・修正する |
| PURGE | 未使用の画層・ブロック・スタイル定義を削除して軽くする |
| OVERKILL | 重複・重なった線をまとめてクリーンアップする |
出典: Autodesk Help: About Repairing Damaged Drawing Files(2026年7月時点)
まず RECOVER、開けたら AUDIT
図面がそもそも開けないときは、RECOVERから始めます。RECOVERは破損した図面を開きながら監査・修復するコマンドで、通常のOPENでは開けない図面の受け皿になります。外部参照を含む図面なら、RECOVERALLを使うとネスト(入れ子)になった参照までまとめて修復できます。
すでに開けている図面の内部エラーを直したいときはAUDITです。AUDITは開いている図面のエラーを検出し、修正するかどうかを選べます。システム変数のAUDITCTLを1にしておくと、監査の結果がADTファイル(監査ログ)として残せます。RECOVERもAUDITも、アプリケーションボタンから「図面ユーティリティ」→「回復」の順にたどると実行できます。
クラッシュ後は Drawing Recovery Manager
保存する前にAutoCADが落ちてしまったときの受け皿が、Drawing Recovery Manager(図面回復マネージャー)です。DRAWINGRECOVERYコマンドで開くと、自動保存ファイル(.sv$)やバックアップファイル(.bak)から作業内容を復旧できます(Autodesk Help: Drawing Recovery Manager、2026年7月時点)。
自動保存の間隔は、オプションの「開く/保存」タブで調整できます。こまめに保存する設定にしておけば、万一のときに戻せる範囲が広がります。バックアップの.bakファイルは、拡張子を.dwgに変えれば直前の保存版として開けるので、いざというときの選択肢として覚えておきましょう。
渡す前に軽くきれいにする(PURGE/OVERKILL)
トラブルは、起きてから直すより、渡す前に防ぐほうがずっと楽です。そこで役立つのが、PURGEとOVERKILLの組み合わせです。PURGEで未使用の定義を削除し、OVERKILLで重複した線や重なり合った線を削除したり、部分的に重なる線分を1本に結合したりできます(Autodesk Support: Using OVERKILL、2026年7月時点)。
重なった線が残っていると、印刷したときに線が濃く出たり、面積計算が合わなかったりします。OVERKILLでそうした重複を整理しておけば、相手が受け取ったあとの手直しも減ります。受け渡し前に「監査して、いらないものを消して、重複を整理して、目的の形式で保存する」までを定型作業にすれば、相手の環境で図面が崩れる余地をあらかじめ潰せます。
受け渡しの段取りについての編集部の見解
数あるコマンドを場当たりに使うより、渡す前の手順を1本の流れに固定してしまうほうが、結果として事故が減ると編集部は考えています。公式ドキュメントを読み解くと、監査・整理・保存の各コマンドはそれぞれ独立していますが、実務では続けて回すことに意味があるためです。
おすすめの順番は「AUDITで整える→PURGEでいらない定義を消す→OVERKILLで重複線を整理する→相手に合わせた形式で保存する」の4段階です。この順で回すと、壊れかけの図面をきれいにしてから、軽く・開ける形にそろえて渡せます。他CAD向けならこの流れの最後をDXF書き出しに置き換え、AutoCAD系向けで参照ファイルが多いならeトランスミットでまとめる、と使い分けます。
はじめのうちは面倒に感じるかもしれませんが、この段取りが身につくと、相手からの「開けない」という連絡そのものが減っていきます。チームで共有するなら、この4段階を受け渡しの社内ルールとして決めておくのも有効です。データ連携全体の進め方はAutoCADのデータ連携・外部参照・協働完全ガイドでまとめています。
受け渡しの型が身についた先に変わること
データ受け渡しの型を身につけると、図面のやり取りで手が止まる時間が目に見えて減っていきます。開けない・化ける・壊れるといったトラブルは、多くが渡す前の段取りで防げるものだからです。ここが安定すると、設計そのものに使える時間が増えます。
たとえば、これまで外注先から「下敷きが表示されない」と連絡が来るたびに再送していた作業が、eトランスミットの一式送付でほぼ無くなります。Jw_cadを使う協力事務所へ図面を渡すときも、ASCIIのDXFを古い版で書き出す、という一手を知っているだけで、文字化けのやり直しが消えます。こうした小さな時短が積み重なると、案件を回す余力が生まれます。
受け渡しに強くなることは、そのままチームでの協働のしやすさにつながります。誰が渡しても同じ品質で図面が届くようになれば、レビューや現場確認のような次の工程へ迷いなく進めます。図面を持ち出して共有する方法まで広げたい場合は、AutoCAD Web/Mobileとクラウドで図面を持ち出し・共有・レビューするで、クラウドを使った渡し方を解説しています。
まとめ
AutoCADのデータ受け渡しでつまずかない要点を、あらためて整理します。DWGフォーマットは2018版で固定されているため、相手が2017以前ならSAVEASやDWGCONVERTで形式を落として渡します。外部参照やフォントごと一式で渡すならeトランスミットが確実で、フォントが別物へ置き換わる欠落は文字化けとは別問題として切り分けて対処します。
DWGを直接読めない他CADへはDXFで渡し、Jw_cadが相手ならASCII形式かつ古い版で書き出して文字化けを避けます。そして、開けない図面はRECOVER、渡す前はAUDIT・PURGE・OVERKILLで整える。この一連の作法を定型にすれば、相手が確実に開ける形でデータを届けられます。
AutoCADの全体像から確認したい方や、Jw_cadとの相互運用をより深く知りたい方は、下の記事もあわせて読んでみてください。
建築知識の教科書