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  1. CAD・3DCGソフトの動作環境の読み方|最低と推奨の違い

CAD・3DCGソフトの動作環境の読み方|最低と推奨の違い

編集部 読了 約6分

  • ソフトの動作環境のページを開いたけれど、どこを見ればいいか分からない
  • 最低と推奨、どちらに合わせればいいの?
  • ソフトによって、書いてある数がずいぶん違う

CADや3DCGのソフトの公式のサイトには、動かすのに要るパソコンとOSの条件が載っています。

しかし、動作環境の表で欄が何を表すかと、最低と推奨の違いを知らないと、自分のパソコンで足りるかは分かりません。

この記事では、動作環境の欄の読み方と、最低と推奨のどちらに合わせればよいかを解説します。データやプロジェクトの規模に合わせて条件を何段かに分けるソフトがあることと、ソフトごとの違いも分かります。

動作環境とは、ソフトを動かすのに要るパソコンとOSの条件です。

動作環境の欄の意味

画面の表の欄と、パソコンの中の部品が線で結ばれているのを見ている人の挿絵
動作環境は、OSの欄と部品ごとの欄に分かれています

CADや3DCGのソフトの動作環境は、OSの欄と、部品ごとの欄に分かれています。

主な欄は、次の5つです。

  • OS:パソコン全体を管理する基本のソフト(WindowsやmacOS)の欄。名前と版(Windows 11など)で書かれる
  • CPU:計算と制御をする部品の欄。コア数・クロック周波数・製品の名前や、その組み合わせで書かれる
  • メモリ:作業中のデータを置く所の欄。量がGBで書かれる
  • GPU・VRAM:GPU(画面に映す絵を作り、3Dの描画の計算をする部品)と、VRAM(ビデオメモリ。GPUが使う専用のメモリ)の欄。製品の名前やVRAMの量で書かれる。CPUとGPUの欄を、ベンチマークの点数で書くソフトもある
  • ストレージ:電源を切っても消えない保存の場所の、空き容量の欄。メモリと同じくGBで書かれる

メモリとストレージはどちらもGBなので、数だけでは見分けられません。見分ける手がかりは、欄の名前です。

最低と推奨の違い

画面の2つの列のうち、右の列を指さしている人の挿絵
動作環境は、最低と推奨に分けて書くことが多くあります

動作環境は、最低限の条件(最低・必須)と、十分に使える条件(推奨)に分けて書くことが多くあります。

最低は、それを下回ると動作を保証しない線で、推奨は、ソフトを十分に使える目安です。

たとえばBlender 5.xの公式は、メモリの欄を最低8GB、推奨32GBとしています(2026年10月時点)。

ただし推奨も目安で、データの規模や同時に使うソフトによっては足りないことがあります。

そのため編集部の勧めは、推奨を下限と見て、推奨より性能に余裕のあるパソコンを選ぶことです。Blenderなら、メモリは推奨の32GBを下限と見ます。

規模で段を分けるソフト

戸建て住宅の模型と、高層の建物の模型を並べて見比べている人の挿絵
データやプロジェクトの規模で、条件を段に分けるソフトがあります

Vectorworks・Archicad・Twinmotionは、データやプロジェクトの規模で、条件を何段かに分けています(2026年10月時点)。

Vectorworks 2026の段は、エントリー・ミドル・ハイエンドの3つで、推奨はミドルです。

Archicad 29の推奨の構成は3段です。戸建て住宅向けのEntry、集合住宅や事務所向けのMid、高層の建物や病院向けのHighがあります。

Twinmotionの段は、最低と上位の2つです。最低は形状とデータが1GB未満の小中規模のプロジェクト向け、上位は1GBを超える大きいプロジェクト向けです。

段を分けるソフトでは、自分の作業に合う段を選び、その値に余裕を持たせます。推奨の段があるソフト(Vectorworksならミドル)では、推奨を下回らないようにします。

ソフトによって要る性能は大きく違う

いくつものソフトの表が宙に並ぶ前で、指さして見比べている人の挿絵
ソフトによって、要る性能は大きく違います

9本のソフトの動作環境から、OS・メモリ・GPUの欄を抜き出すと、次の表のとおりです(2026年10月時点・各ソフトの公式)。

ソフトOSメモリGPU
Blender 5.xWindows・macOS(Appleシリコン)・Linux最低8GB・推奨32GB最低2GB・推奨8GB
Jw_cad 10.03.6Windows 10・11書いていない書いていない
Vectorworks 2026Windows 11・macOSエントリー8GB(Appleシリコンの Mac は16GB)・ミドル16GB・ハイエンド32GBエントリー2GB・ミドル4GB・ハイエンド8GB
Archicad 29Windows 11・macOS最低8GB・Entry 16GB・Mid 32GB・High 64GB以上Entry 4GB・Mid 6GB・High 8GB
SketchUp 2024〜2026Windows 11・macOS8GB以上8GB(Windows)
TwinmotionWindows 11・10・macOS最低16GB以上・上位64GB以上(Windows)最低6GB・上位12GB(Windows)
Lumion 2026Windowsだけこの記事では載せていない専用のGPUが要る
D5 RenderWindows 10(バージョン1809)以降推奨32GB最低GTX 1060・推奨RTX 3060
ArchiXブラウザで使うこの記事では載せていないこの記事では載せていない

※D5 Renderの公式のページには、日付が書かれていません。

SketchUpのように1つの値(メモリ8GB以上)だけを書くソフトでは、その値に余裕を持たせます。

使うソフトの動作環境を開いて、推奨と比べよう

画面の2つの表と、パソコンの部品を見比べている人の挿絵
使うソフトの動作環境を開いて、推奨と比べます

動作環境は、ソフトを動かすのに要るパソコンとOSの条件です。

この記事で見たことは、次の4つです。

  • 主な欄はOS・CPU・メモリ・GPU(VRAM)・ストレージで、メモリとストレージはどちらもGBで書かれる
  • 最低は下回ると動作を保証しない線で、推奨は十分に使える目安
  • 推奨も目安なので、推奨を下限と見て、余裕を持たせる
  • データやプロジェクトの規模で段を分けるソフトがあり、要る性能はソフトによって大きく違う

使うソフトの公式の動作環境を開いて、自分のパソコンの性能と推奨の欄を比べてみてください。

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この記事について

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