MCPとコネクタ|AIとほかのソフトをつなぐ仕組み
- MCPって何?
- MCPサーバーとは何で、AIとどうつながるの?
- BlenderのようなソフトをAIにつなぐ仕組みを知りたい
AIをほかのソフトにつなぐには、AIとソフトの組み合わせごとに、別のつなぎ方が要ると思うかもしれません。しかし、共通の規格で作れば、対応したいろいろなAIのアプリから同じものを使えるのです。
この記事では、MCPの仕組みと、Claudeでほかのアプリをつなぐ機能(コネクタ)との関係、建築や3DCGのソフトをつなぐ例を解説します。ソフトをAIにつなぐ前に、何を確かめればよいかも分かります。
MCPは、AIのアプリを、ほかのソフトやデータにつなぐための共通の規格です。
MCPとは

MCP(Model Context Protocol)とは、AIのアプリ(ClaudeやChatGPTのようなアプリ)を、外のシステム(データ・道具・作業の流れ)につなぐための共通の規格です。
MCPでつながる先は、手元のファイルやデータベースのようなデータと、検索エンジンや計算の道具のような道具です。作業の流れにもつながり、用途に合わせて前もって作った頼み方(プロンプト)を呼び出せます。
開発したのは、Claudeを提供する米国のAnthropicです。ChatGPTのようなほかのAIのアプリも、MCPに対応しています(2026年10月時点)。
プログラムを書くためのソフトの Visual Studio Code や Cursor なども、対応しているソフトの例です。
AIとつなぐものを作る側(ソフトの会社や開発者)にとってのよい所は、開発の時間と手間が減り、一度作れば対応したいろいろなAIのアプリにつなげることです。
使う側にとっては、AIのアプリにできることが増えます。
MCPのつなぎ方の仕組み

MCPでは、AIのアプリの側と、つなぐ先の側が、決まった形でやり取りします。やり取りする側は、次の2つです。
- MCPのクライアント
- MCPサーバー
MCPのクライアント
MCPのクライアントは、AIのアプリの中にあり、MCPサーバーに要求を送る部分です。AIのアプリが受けた頼みを、MCPの決まった形に直して送ります。
MCPサーバー
MCPサーバーは、つなぐ先の側のプログラムです。ここでのサーバーは、機械ではなく、頼まれた処理をするプログラムを指します。
受け取った要求を処理して、つなぐ先のデータや道具をAIが使えるようにするのが、MCPサーバーの役目です。
手元のパソコンで動くMCPサーバーもあれば、インターネットの先で動くものもあります(2026年10月時点)。
MCPサーバーは、つなぐ先のソフトやサービスごとに用意されるものです。BlenderやRevitのように、ソフトを作る側が用意しているものもあります。
コネクタとMCPの関係

コネクタは、Claudeでほかのアプリやサービスをつなぐ機能の、画面での名前です。Claudeのコネクタには、MCPで作られたものがあります。
たとえば、ClaudeのBlenderのコネクタが使うのは、Blenderの開発者が作った公式のBlender MCPです。
公式のBlender MCPは、OpenAIのCodex(プログラムを書くためのAI)のような、Claude以外のAIのアプリにも、つなぐ先として登録できます。
ほかのAIのサービスでは、つなぐ機能の名前が「コネクタ」とは限らない点に注意しましょう。
建築や3DCGのソフトをMCPでつなぐ例

建築や3DCGのソフトにも、MCPでAIにつなげるものがあります。ここで例にするのは、次の2つです。
- Blender
- Revit
Blender
Blender(無料の3DCGのソフト)は、公式のBlender MCPでAIにつなげます。
公式のBlender MCPを動かすのは、Blenderのアドオン(機能を足す追加のプログラム)と、MCPサーバーの2つです。
つないだAIのアプリからできることの例は、シーン(作品の1場面)にある物の一覧を出すことや、レンダリング(3Dのデータから画像を作ること)です(2026年10月時点)。
Python(プログラムの言語)のコードも、AIから動かせます。
Revit
Revit(Autodeskの建築の設計のソフト)をAIにつなぐのは、Revit 2027 から使えるRevitのMCPサーバーです。
AIのアプリからは、建物のモデルの壁や窓のような要素を探して数えたり、要素の値(パラメータ)をまとめて書き換えたりできます。
MCPでつなぐ前にできることを確かめよう

MCPは、AIのアプリを外のデータ・道具・作業の流れにつなぐための共通の規格で、Claudeのコネクタにも、MCPで作られたものがあります。MCPでやり取りする側は、次の2つです。
- MCPのクライアント
- MCPサーバー
ソフトをAIにつなぐ前に、つなぐMCPサーバーで何ができるかを確かめてみてください。
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