1. MCPとコネクタ|AIとほかのソフトをつなぐ仕組み

MCPとコネクタ|AIとほかのソフトをつなぐ仕組み

編集部 読了 約6分

  • MCPって何?
  • MCPサーバーとは何で、AIとどうつながるの?
  • BlenderのようなソフトをAIにつなぐ仕組みを知りたい

AIをほかのソフトにつなぐには、AIとソフトの組み合わせごとに、別のつなぎ方が要ると思うかもしれません。しかし、共通の規格で作れば、対応したいろいろなAIのアプリから同じものを使えるのです。

この記事では、MCPの仕組みと、Claudeでほかのアプリをつなぐ機能(コネクタ)との関係、建築や3DCGのソフトをつなぐ例を解説します。ソフトをAIにつなぐ前に、何を確かめればよいかも分かります。

MCPは、AIのアプリを、ほかのソフトやデータにつなぐための共通の規格です。

MCPとは

AIのアプリが、MCPでデータ・道具・作業の流れにつながる図
AIのアプリは、MCPでデータ・道具・作業の流れにつながる

MCP(Model Context Protocol)とは、AIのアプリ(ClaudeやChatGPTのようなアプリ)を、外のシステム(データ・道具・作業の流れ)につなぐための共通の規格です。

MCPでつながる先は、手元のファイルやデータベースのようなデータと、検索エンジンや計算の道具のような道具です。作業の流れにもつながり、用途に合わせて前もって作った頼み方(プロンプト)を呼び出せます。

開発したのは、Claudeを提供する米国のAnthropicです。ChatGPTのようなほかのAIのアプリも、MCPに対応しています(2026年10月時点)。

プログラムを書くためのソフトの Visual Studio Code や Cursor なども、対応しているソフトの例です。

AIとつなぐものを作る側(ソフトの会社や開発者)にとってのよい所は、開発の時間と手間が減り、一度作れば対応したいろいろなAIのアプリにつなげることです。

使う側にとっては、AIのアプリにできることが増えます。

MCPのつなぎ方の仕組み

AIのアプリの中のMCPのクライアントがMCPサーバーに要求を送り、MCPサーバーがソフトやデータを動かして結果を返す図
AIのアプリの中のクライアントが要求を送り、つなぐ先の側のMCPサーバーが処理する

MCPでは、AIのアプリの側と、つなぐ先の側が、決まった形でやり取りします。やり取りする側は、次の2つです。

  • MCPのクライアント
  • MCPサーバー

MCPのクライアント

MCPのクライアントは、AIのアプリの中にあり、MCPサーバーに要求を送る部分です。AIのアプリが受けた頼みを、MCPの決まった形に直して送ります。

MCPサーバー

MCPサーバーは、つなぐ先の側のプログラムです。ここでのサーバーは、機械ではなく、頼まれた処理をするプログラムを指します。

受け取った要求を処理して、つなぐ先のデータや道具をAIが使えるようにするのが、MCPサーバーの役目です。

手元のパソコンで動くMCPサーバーもあれば、インターネットの先で動くものもあります(2026年10月時点)。

MCPサーバーは、つなぐ先のソフトやサービスごとに用意されるものです。BlenderやRevitのように、ソフトを作る側が用意しているものもあります。

コネクタとMCPの関係

ClaudeのBlenderのコネクタが公式のBlender MCPを使い、同じBlender MCPをほかのAIのアプリにも登録できる関係の図
同じ公式のBlender MCPを、Claudeのコネクタからも、Claude以外のAIのアプリからも使える

コネクタは、Claudeでほかのアプリやサービスをつなぐ機能の、画面での名前です。Claudeのコネクタには、MCPで作られたものがあります。

たとえば、ClaudeのBlenderのコネクタが使うのは、Blenderの開発者が作った公式のBlender MCPです。

公式のBlender MCPは、OpenAIのCodex(プログラムを書くためのAI)のような、Claude以外のAIのアプリにも、つなぐ先として登録できます。

ほかのAIのサービスでは、つなぐ機能の名前が「コネクタ」とは限らない点に注意しましょう。

建築や3DCGのソフトをMCPでつなぐ例

BlenderとRevitが、それぞれのMCPサーバーでAIのアプリにつながる図
何ができるかは、つなぐMCPサーバーによって違う(2026年10月時点)

建築や3DCGのソフトにも、MCPでAIにつなげるものがあります。ここで例にするのは、次の2つです。

  • Blender
  • Revit

Blender

Blender(無料の3DCGのソフト)は、公式のBlender MCPでAIにつなげます。

公式のBlender MCPを動かすのは、Blenderのアドオン(機能を足す追加のプログラム)と、MCPサーバーの2つです。

つないだAIのアプリからできることの例は、シーン(作品の1場面)にある物の一覧を出すことや、レンダリング(3Dのデータから画像を作ること)です(2026年10月時点)。

Python(プログラムの言語)のコードも、AIから動かせます。

Revit

Revit(Autodeskの建築の設計のソフト)をAIにつなぐのは、Revit 2027 から使えるRevitのMCPサーバーです。

AIのアプリからは、建物のモデルの壁や窓のような要素を探して数えたり、要素の値(パラメータ)をまとめて書き換えたりできます。

MCPでつなぐ前にできることを確かめよう

MCPとは・クライアントとサーバー・コネクタとの関係・建築のソフトの例を並べた表
MCPの要点のまとめ

MCPは、AIのアプリを外のデータ・道具・作業の流れにつなぐための共通の規格で、Claudeのコネクタにも、MCPで作られたものがあります。MCPでやり取りする側は、次の2つです。

  • MCPのクライアント
  • MCPサーバー

ソフトをAIにつなぐ前に、つなぐMCPサーバーで何ができるかを確かめてみてください。

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