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  1. トークン|文章を数える単位

トークン|文章を数える単位

編集部 読了 約5分

  • AIのトークンって何?
  • 日本語では何文字で1トークンなのか知りたい
  • 料金や上限の説明に出てくるトークン数の意味が分からない

生成AIの料金や、一度に扱える長さの説明には、文字数ではなくトークンという単位が出てきます。文字数と同じものと思うかもしれませんが、トークンと文字数は別のものです。

この記事では、トークンが文字数と合わない理由と、日本語で多くなること、トークンで数える3つのものを解説します。日本語の文章のトークンの数を確かめる方法も分かります。

トークンは、AIが文章を区切って扱うときの単位です。

トークンとは

入力した文章をトークンに区切り、大規模言語モデルがトークンの並びとして計算して、答えもトークンで作る流れの図
文章はトークンに区切られて計算され、答えもトークンを1つずつ予測して作られる

トークンとは、大規模言語モデルが文章を扱う最小の単位です。大規模言語モデルは膨大な文章で学習した言語モデルで、ChatGPT・Claude・Gemini などの中で文章を作っています。

大規模言語モデルは、入力された文章をトークンに区切ってから計算し、答えも、次のトークンを1つずつ予測して作ります。この区切る処理が、トークン化です。

区切り方は、モデルと言語によって違います。同じ文章でも、使うモデルが違えばトークンの数が変わることがあります。

トークンと文字数の違い

1つのトークンが、語まるごと・語の一部・1文字・記号のどれにも当たることを並べた図
1つのトークンに当たるものは決まっていない

トークンが文字数と一致しないのは、1つのトークンに当たるものが決まっていないからです。語まるごとのことも、語の一部や1文字のことも、句読点のような記号のこともあります。

英語の目安は、ChatGPT を提供する OpenAI のモデルで、1トークンがおよそ4文字、語にするとおよそ4分の3語です(2026年10月時点)。

これは英語の文字(アルファベット)の目安で、ほかの言語では文字とトークンの関係が違うことがあります。

区切り方は、同じ会社のモデルでも変わることがあります。

Claude を提供する Anthropic では、Claude 4.7 以降のモデルで、同じ文章のトークンが前のモデルより約30%多くなりました(2026年10月時点)。

日本語のトークンの数

同じ内容の英語の文と日本語の文を並べ、日本語のほうがトークンの数が多くなることを示す図
同じ内容でも、一般に日本語のほうがトークンが多くなる(文の組は例。棒は数えた値ではない)

区切り方は言語によっても違い、日本語には英語と違う点があります。日本語のトークンの数について知っておくことは、次の2つです。

  • 英語より多くなる
  • 何文字で1トークンかは決まっていない

英語より多くなる

一般に、日本語の文章は、同じ内容の英語の文章よりトークンの数が多くなります。1文字が複数のトークンに分かれることがあるのも、日本語の特徴です。

何文字で1トークンかは決まっていない

日本語では、何文字で1トークンになるかの決まった数はありません。区切り方がモデルごとに違い、同じ会社のモデルでも版によって変わるためです。

文章のトークンの正確な数を知る方法は、使うモデルに合わせて数えることです。

OpenAI は文章の区切り方を見られる Tokenizer を用意し、Anthropic は API でモデルごとにトークンを数えられるようにしています(2026年10月時点)。

ただし、ふつうの文章で数えた数と、API で頼むときに実際に使うトークンの数は、一致しないことがあります。

トークンで数えるもの

一度に扱える長さ・出せる長さ・API の料金の3つが、トークンで数えられることを示す図
トークンで数える3つのもの。上限の大きさと値段はモデルによって違う

トークンの数は、AIに渡せる量と使った量にかかわります。大規模言語モデルでトークンで数えるものは、次の3つです。

  • 一度に扱える長さ
  • 出せる長さ
  • API の料金

一度に扱える長さ

大規模言語モデルが答えを作るときに参照できる文章の全部が、コンテキストウィンドウです。会話や読ませた資料、答えまで含めた全体をトークンで数え、その長さには上限があります。

出せる長さ

コンテキストウィンドウとは別に、1回の答えで出せる長さにも、トークンで数える上限があります。どちらの上限も、大きさはモデルによってさまざまです。

API の料金

API は、インターネット経由でほかのサービスの機能を呼び出す仕組みを言います。API で大規模言語モデルを使うときの料金の計算に使うのが、トークンの数です。

1トークンあたりの値段はモデルによって違い、入力(頼む文や読ませた資料)と出力(AIの答え)でも違うことがあります。

日本語はトークンが多いことを知って AI に渡す量を見込もう

トークンとは・文字数との違い・日本語・トークンで数えるもの、を並べた表
トークンの要点のまとめ

トークンは、大規模言語モデルが文章を扱う最小の単位で、文字数とは一致しません。トークンで数えるのは、次の3つです。

  • 一度に扱える長さ
  • 出せる長さ
  • API の料金

日本語の何文字で1トークンかの決まった数は無いので、長い資料を渡すときや API の料金を見込むときは、使うモデルで数えてみてください。

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この記事について

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