生成AIの種類|文章・画像・動画・音声・3Dを作るAI
- 生成AIには、どんな種類があるの?
- 文章を作るAIと画像を作るAIは、何が違うのか分からない
- 建築パースの仕事に関わる生成AIを知りたい
生成AIは、2022年に ChatGPT(文章で答える生成AI)が発表されたころから、文章で頼むだけで使えるAIとして注目されてきました。
ただ、文章を作るAIも画像を作るAIも、まとめて「生成AI」と呼ばれるため、何を作るAIなのかが見分けにくくなっています。
この記事では、生成AIを、作る物で5つに分けた種類と、それぞれでできることを解説します。3DCGで作る建築パースに関わるのは、そのうち3D・画像・動画を作る生成AIです。
生成AIとは

生成AIは、あらかじめ学習したデータをもとに、文章・画像・音楽などを新しく作るAIの総称です。
使うときは、作ってほしいものをふだんの言葉で頼みます。この頼む文が、プロンプトです。
画像を作る生成AIには、文と一緒に元になる画像を渡せるものもある、という点も覚えておきましょう。
生成AIの種類と特徴

生成AIを、作る物で分けると、主な種類は次の5つです。
- 文章を作る生成AI
- 画像を作る生成AI
- 動画を作る生成AI
- 音や声を作る生成AI
- 3Dを作る生成AI
文章を作る生成AI
質問に答えたり、文章を要約・言い換え・翻訳したりするのが、文章を作る生成AIです。人と話しているような言葉づかいで答えるので、対話型AIとも呼ばれます。
よく知られているのは ChatGPT です。プログラムを書く手伝いにも使われます。
画像を作る生成AI
画像を作る生成AIは、入力した言葉や文章に沿って、学習した大量の画像をもとに画像を作るAIです。画像生成AIとも呼ばれます。
代表的なものは、Stable Diffusion・Midjourney・Adobe Firefly などです。
ChatGPT のように、文章のAIの画面で画像も作れるサービスもあります。そのときは、何を作らせているかで種類を見ましょう。
新しい画像を作るほかに、画像の一部を直す、絵に自動で色を付ける、線画を取り出す、といった使い方もできます。
動画を作る生成AI
文章や1枚の画像から動く映像を作るのが、動画を作る生成AI(動画生成AI)です。画像を作る仕組みを時間の方向に広げ、前後のコマがつながるように作ります。
研究の例は、Stable Video Diffusion です。
長い動画では途中でつじつまが合わなくなることがあり、ガラスが割れるような物の動きを正しく作れないこともあると報告されています。
音や声を作る生成AI
音や声を作る生成AIは、音楽や効果音、歌声を作るAIです。ある人の声を別の声に変えたり、話す言語を変えたりする使い方もあり、MusicGen や Synthesizer V などがあります。
3Dを作る生成AI
3Dを作る生成AI(3D生成AI)は、画像や文章から3Dモデルを作るAIです。3Dモデルとは、コンピューターの中に作った立体の形のデータのことです。
形の表し方は、面の集まり(メッシュ)などAIによって違います。研究の例には、TRELLIS や Hunyuan3D があります。
建築パースに関わる生成AI

5つの種類のうち、CGパースの形と絵を作るのに関わるのは、3D生成AIと画像生成AIです。CGパースは、コンピューターの中の3Dの空間に建物を作り、それを画像にした建築パースだからです。
さらに、できたパースの静止画を動画にする所で、動画生成AIが関わります。関わり方は、作る順に次の3つです。
- 3D生成AIは3Dモデルを作る
- 画像生成AIはパースの絵を作る
- 動画生成AIは静止画を動かす
3D生成AIは3Dモデルを作る
3D生成AIを使うと、写真や文章から物の3Dモデルを作れます。作った3Dモデルは、建築パースの部屋に置き、ほかの物と一緒に画像にする形です。
ただ、作られた3Dモデルは、形の一部が欠けたり歪んだりすることがあり、面の数も道具や設定で大きく変わります。形と面の数を確かめてから置くのが安全です。
画像生成AIはパースの絵を作る
画像生成AIは、プロンプトだけからパースのような絵を作れます。3DCGのソフトで作った画像を下絵として渡し、それをもとに描き直させることも可能です。
建築では、設計の初めの段階で、建物のイメージを伝え合う手段として注目されています。ただし、寸法や窓の数が図面どおりになる保証は無いので、下絵を渡したときも、元の図面と見比べてください。

動画生成AIは静止画を動かす
動画生成AIの出番は、パースの静止画を動画にするときです。
たとえば、設計ソフトなどに組み込んで使う建築・インテリア向けのAIのソフト Veras は、3.0(2025年9月の発表)でレンダリングした静止画を動画にする機能を足しました。
その機能では、カメラを動かしたり、天気や時刻を変えたり、車や人を足したりできます。動画生成AIは長い動画でつじつまが合わなくなることがあるので、建物の形が途中で変わっていないかを見て確かめてください。
作る物で生成AIを見分けよう

生成AIは、学習したデータをもとに新しい物を作るAIで、作る物で文章・画像・動画・音や声・3Dの5つに分けられます。そのうち、3DCGで作る建築パースに関わるのは、3D・画像・動画を作る生成AIです。
生成AIの名前を見かけたら、まず何を作るAIなのかを確かめてみてください。
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