SketchUpの初期設定ガイド|建築向けテンプレート・単位(mm)・投影法の決め方
SketchUpをインストールして最初のモデルを開くと、寸法の単位がミリメートルではなかったり、画面が遠近のついた見え方だったりして、建築の感覚と少しずれていると感じることがあります。描き始める前に単位やテンプレートを整えておかないと、あとから寸法を打ち直したり、作りかけのモデルを作り直したりといった手戻りが起きがちです。
この記事では、SketchUpをインストールした直後に整えておきたい初期設定を、建築・内装の作業目線でまとめました。テンプレート・単位(ミリメートル)・投影法・保存の4点を最短で整える方法を扱います。最新のSketchUp Desktop 2026.0(2025年10月7日リリース)を含め、設定画面の位置は基本的に共通です(SketchUp 2026.0 リリースノート、2026年7月現在)。
画面の見方やカメラの動かし方、寸法どおりに線を引く操作そのものは扱いません。それらはSketchUpのカメラ操作と画面の見方入門やSketchUpで正確に作図する方法で解説しています。この記事は「描き始める前の下ごしらえ」に絞ります。
なぜ最初に初期設定を整えるのか
初期設定を後回しにすると、単位・投影・保存のどれかで必ず手戻りが起きます。最初の5分で整えておくと、あとの作業がずっとスムーズになります。
SketchUpは学習が容易で、すぐにモデリングを始められるソフトです。だからこそ設定を飛ばして描き始めてしまいがちですが、建築・内装では扱う寸法がミリメートル単位なので、初期設定を合わせておくかどうかで作業のしやすさが大きく変わります。
初期設定を飛ばすと起きるつまずき
設定を整えないまま始めると、初心者がとくにつまずきやすいポイントが3つあります。
1つ目は、単位のずれです。地域や選んだテンプレートによっては、既定の単位がインチ(約25.4ミリメートル)系になっていることがあります。建築図面はミリメートルが基準なので、単位が合っていないと数値を入れるたびに換算が必要になり、寸法の感覚もつかめません。
2つ目は、見え方のずれです。SketchUpの既定は透視投影(遠近のついた見え方)なので、平面図や立面図のように正確な形を確認しようとすると、線が消失点に向かって傾いて見えます。実寸で確認したいのに歪んで見えてしまい、正しく判断できません。
3つ目は、保存への不安です。保存やバックアップの仕組みを知らないままだと、SketchUpが落ちたときにどこに復旧できるデータがあるのかわからず、作業を安心して進められません。
この記事で整える4つの設定
整えるのは「テンプレート」「単位(ミリメートル)」「投影法の使い分け」「保存・自動保存・バックアップ」の4点です。どれもインストール直後に一度触っておけば十分なものばかりです。
画面の見方やオービット・パン・ズームといったカメラ操作、そして寸法どおりに線を引く数値入力の操作は、この記事では扱いません。前者はSketchUpのカメラ操作と画面の見方入門、後者はSketchUpで正確に作図する方法で解説しています。
記事の最後では、ここで整えた設定を毎回やり直さずに済ませるためのカスタムテンプレート保存まで案内します。設定を一度きりの作業にしてしまうのが、いちばん楽な進め方です。
建築・内装向けテンプレートを選ぶ
テンプレートは単位や表示の初期設定を一式まとめたものなので、建築・内装ならミリメートル系のテンプレートを選ぶのが出発点です。ここを合わせておくと、次の単位設定の手間もほとんど省けます。
| 作業の用途 | 選ぶテンプレートの系統 | 既定の単位 | 備考 |
|---|---|---|---|
| 建築モデリング全般 | 建築(Architectural)系のミリメートル | ミリメートル | 日本の建築図面と単位が合う |
| 内装・間取り・什器 | 建築(Architectural)系のミリメートル | ミリメートル | 什器寸法もミリメートルで扱える |
| 海外向け・図面共有 | 建築系のフィート・インチ | フィート・インチ | 相手先がインチ系のときのみ |
| とりあえず始める | シンプル(Simple)系のミリメートル | ミリメートル | 装飾の少ない素の状態から始めたいとき |
ソース: SketchUp Help: Setting Up Templates(2026年7月現在)
迷ったら、建築(Architectural)系でミリメートルが既定のものを選んでおけば間違いありません。テンプレート名は選ぶ画面や表示言語、バージョンで少し変わることがありますが、名前に「Millimeters(ミリメートル)」が付いたものを選ぶ、と覚えておけば大丈夫です。
テンプレートでできること
テンプレートは、新しいモデルを作るときの「出発点の設定一式」です。ここを選ぶだけで、単位設定の大部分が済んでしまいます。
具体的には、テンプレートにはModel Info(単位や地理的な位置など)・スタイル(線や背景の見た目)・影の設定・最初から置かれているジオメトリ(人物モデルなど)が保存されています(出典: SketchUp Help、2026年7月現在)。新規モデルを作ると、選んだテンプレートのこれらの設定がそのまま反映されます。
SketchUpには、建築・建設・都市計画・ランドスケープなど、用途別のテンプレートが最初から同梱されています。建築系のテンプレートは、メートル法(ミリメートルなど)かフィート・インチのどちらかが既定になっています。この中からミリメートル系を選べば、後述する単位変更をわざわざしなくても、最初からミリメートルで作業を始められます。
テンプレートは、SketchUpを起動したときのWelcome画面(Homeタブ)で選べます。一覧に使いたいものが見当たらないときは「More templates」を開くと、同梱されている全テンプレートが表示されます。
建築・内装ならミリメートル系を選ぶ
建築・内装の作業では、ミリメートル系のテンプレートを選んでおくのが基本です。図面がミリメートル基準で描かれるため、モデルも同じ単位にそろえておくと寸法の感覚がずれません。
たとえば、天井高を2,400ミリメートル、建具の開口を780ミリメートルといった具合に、実際の図面と同じ数字でそのまま入力できます。単位がインチのままだと、こうした数字を入れるたびに頭の中で換算しなければならず、集中が途切れてしまいます。内装の間取りや什器配置でも、家具の幅や奥行きはミリメートルで管理することがほとんどなので、同じくミリメートル系がなじみます。
テンプレートを選んだあとでも、単位はあとから変更できます(この方法は次のセクションで解説します)。ですから、最初にどれを選ぶかで迷いすぎる必要はありません。とりあえずミリメートル系を選んで進めてしまって問題ありません。
毎回選び直さずに済ませる(既定テンプレートの変更)
よく使うテンプレートは既定に設定しておくと、新規モデルを作るたびに選び直す手間がなくなります。設定は一度だけで済みます。
手順としては、Window > Preferences(MacではSketchUp > Preferences)> Template を開き、使いたいテンプレートを選んでOKを押します(出典: SketchUp Help、2026年7月現在)。これで、以後の新規モデルはすべてそのテンプレートで開くようになります。建築の仕事が中心なら、ミリメートル系を既定にしておくのが便利です。
なお、無料のWeb版とデスクトップ版では、テンプレートの扱いに少し違いがあります。どの版を使うか迷っている場合は、SketchUpのエディションの違いと商用利用の判断で違いを解説しています。
単位を mm(ミリメートル)に設定する
建築・内装なら、単位はDecimal(小数)+Millimeters(ミリメートル)にするのが基本です。テンプレートですでにミリメートルになっていれば確認だけで済みますが、そうでない場合はここで切り替えます。
| フォーマット | 表示の例 | 向いている用途 |
|---|---|---|
| Architectural | 2’ 6” | フィート・インチで図面を扱う海外案件 |
| Decimal(ミリメートル) | 2400 mm | 日本の建築・内装(おすすめ) |
| Engineering | 8.0’ | 土木・測量など小数のフィート表記 |
| Fractional | 2 1/2” | インチの分数表記 |
ソース: SketchUp Help: Managing Units of Measurement(2026年7月現在)
日本の建築・内装では、迷わずDecimal(小数)のMillimeters(ミリメートル)を選べば大丈夫です。ミリメートル単位で数値を入れられるようになり、寸法表示もミリメートルにそろいます。
単位設定を開いてミリメートルを選ぶ
単位は、Window > Model Info > Units(単位)から変更します。ここが単位まわりの設定をまとめて管理する場所です。
設定画面を開いたら、フォーマットをDecimal(小数)にして、LengthのドロップダウンからMillimeters(ミリメートル)を選びます(出典: SketchUp Help、2026年7月現在)。フォーマットにはほかにArchitectural・Engineering・Fractionalがありますが、日本の建築・内装ではDecimalのミリメートルが最も扱いやすい組み合わせです。面積や体積については、長さとは別に平方メートルや立方メートルといった単位を選ぶこともできます。
表示精度と長さスナップの考え方
Display Precision(表示精度)とEnable Length Snapping(長さスナップ)は、ミリメートルで作業するときに迷いやすい設定です。どちらも作業の正確さに関わるので、意味を押さえておくと安心です。
Display Precision(表示精度)は、寸法を小数第何位まで表示するかを決める設定です(出典: SketchUp Help、2026年7月現在)。建築のミリメートル作業では、小数を細かくしすぎると「2400.5 mm」のように扱いにくい数字が出てくるので、用途に合わせて桁を詰めすぎないのがコツです。整数のミリメートルで足りることがほとんどです。
Enable Length Snapping(長さスナップ)は、オンにすると入力した長さを指定した精度の最寄りの値に自動でそろえる機能です。便利に思えますが、精密に寸法を打ちたい場面では、意図しない丸めが起きて「入れたはずの数字とずれる」原因になることがあります。正確な寸法で作図したいときは、あえてオフにしておく判断もあります。寸法どおりに数値を打って線を引く操作そのものは、SketchUpで正確に作図する方法で解説しています。
既存モデルを開いたときの単位に注意
単位はモデルごとに保存されるため、他の人が作ったファイルを開くと、そのモデルの単位が優先されます。自分の設定が上書きされたわけではないので、あわてる必要はありません。
たとえば、取引先から受け取ったSketchUpファイルがフィート・インチで作られていれば、それを開いたときはフィート・インチで表示されます。自分の新規モデルをいつもミリメートルにしたい場合は、モデルごとに毎回設定するのではなく、テンプレート側にミリメートルを保存しておくのが確実です。その方法は、この記事の最後で解説します。
投影法(透視・平行)を使い分ける
投影法は「最初にどちらを既定にするか」で悩むものではなく、作業の目的に合わせて切り替えるものです。普段のモデリングは透視、図面のように正確に確認したいときは平行、と使い分けます。
| 投影法 | 見え方 | 実寸で見えるか | 向いている場面 |
|---|---|---|---|
| Perspective(透視・既定) | 遠近がつき奥ほど小さく見える | 見えない | 立体を直感的に把握しながらのモデリング |
| Parallel Projection(平行) | 線が平行のまま保たれる | 見える | 平面・立面の確認、CAD書き出し |
| Two-Point Perspective(2点透視) | 垂直の線が垂直のまま揃う | 見えない | 完成イメージの外観カット |
ソース: SketchUp Help: Viewing a Model(2026年7月現在)
この表の使い分けがわかっていれば、投影法で迷うことはなくなります。設定というより「今どの見え方で確認したいか」で選ぶもの、と考えると理解しやすくなります。
透視・平行・2点透視の違い
3つの投影法は、それぞれ見え方の性格がはっきり違います。何のために使うかを知っておくと、場面に応じて選べるようになります。
Perspective(透視投影)は既定の見え方で、遠近がついて奥にあるものほど小さく見えます(出典: SketchUp Help、2026年7月現在)。人が実際に空間を見るのに近い見え方なので立体を直感的に把握しやすい反面、線が消失点に向かうため実寸表示にはなりません。
Parallel Projection(平行投影)は、線が平行のまま保たれ、長さが画面上でもスケールどおりに見えます。歪みがないので、平面や立面を正確に確認したいときや、後述するCADへの書き出しに向いています。
Two-Point Perspective(2点透視)は、垂直方向の線が垂直のまま揃う見え方です。建物の外観を見せるカットで、柱や壁の縦線が倒れず自然に見えるため、完成イメージのプレゼンに向いています。
建築ではいつどれを使うか
建築の作業では、モデリング中は透視、正確な確認や書き出しは平行、外観の見せ場は2点透視、という切り替えが基本の型になります。
普段モデルを作っているときは、既定の透視投影のままで問題ありません。立体を回しながら形を把握するには、遠近のついた見え方がいちばん自然だからです。壁を立てたり建具を配置したりといった作業は、透視のまま進めて構いません。
平面図や立面図のように正確な形を確認したいとき、あるいはDWG/DXF(CADで使われる図面ファイル形式)に書き出すときは、平行投影に切り替えます。平行投影なら線が歪まないので、寸法どおりの形をそのまま確認できます。完成イメージを見せる外観カットを作るときは、2点透視にすると建物の縦線の倒れが抑えられ、きれいに見えます。
オービット・パン・ズームといった画面を動かす操作は、この記事では扱いません。画面を思いどおりに動かす方法はSketchUpのカメラ操作と画面の見方入門で解説しています。この記事では「どの投影法を選ぶか」までを押さえておけば十分です。
保存・自動保存・バックアップを確認する
自動保存とバックアップは、SketchUpでは最初から有効になっています。初期設定でやることは、それが効いているかを確認して、こまめな手動保存を習慣にすることです。
作りかけのモデルを失うのは、初心者にとっていちばん避けたい事故です。設定を確認しておくだけで、その不安をかなり減らせます。
自動保存とバックアップの既定を確認する
自動保存とバックアップの設定は、Window > Preferences(MacではSketchUp > Preferences)> General にあります。ここで、どちらも有効になっているかを確認しておきます。
自動保存は既定で有効になっており、間隔は5分です(出典: SketchUp Help、2026年7月現在)。この間隔は分単位で変更できます。指定した間隔ごとに、変更内容を一時ファイルへ保存する仕組みです。作業に集中して保存を忘れていても、直近の状態が一時ファイルに残るため、落ちたときの被害を小さくできます。
Create Backup(バックアップの作成)も既定で有効です。これは、保存するときに「1つ前の保存版」をバックアップとして残す機能です。2回目以降の保存で作られます。バックアップファイルは、Windowsでは拡張子が.skb、Macではファイル名の末尾に「~」が付く形で、元の.skpファイルと同じ場所に保存されます。うっかり上書きしてしまったときでも、1つ前の状態に戻せるので安心です。
自動保存を過信しない
自動保存は便利ですが、こまめな手動保存の代わりにはなりません。仕組みを正しく理解して、手動保存を習慣づけるのが確実です。
自動保存は一時ファイルへの保存であり、いま開いている元のファイルへの上書きではありません(出典: SketchUp Help、2026年7月現在)。つまり、自動保存が効いているからといって、元ファイルが常に最新に保たれているわけではないのです。ここを誤解すると、いざというときに「思っていたところまで戻れない」ことになりかねません。
対策はかんたんで、作業の区切りごとにCtrl+S(Macでは⌘S)で手動保存する癖をつけることです。壁を一面立て終えた、建具を配置し終えた、といった節目ごとに保存しておけば、まず困りません。なお、重いモデルで頻繁に落ちてしまう場合は保存だけでは解決しないので、SketchUpに必要なPCスペックと重い・落ちる対策を参照してください。
設定を毎回やらずに済ませる(カスタムテンプレート保存)
ここまで整えた設定は、1つのテンプレートとして保存できます。保存しておけば、次からは開くだけで整った状態から作業を始められ、毎回の設定作業がまるごと不要になります。
これが、初期設定を「一度きりの作業」にする最後の仕上げです。設定を仕組み化してしまえば、SketchUpを起動した瞬間からミリメートルで描き出せます。
整えた設定をテンプレートとして保存する
単位・スタイル・影などを整えた状態で、File > Save As Template を選び、名前を付けて保存します。これで自分専用のテンプレートが作られます。
保存したテンプレートには、Model Info(単位など)・スタイル・影・最初に置かれているジオメトリの設定が記録されます(出典: SketchUp Help、2026年7月現在)。たとえば、ミリメートル単位・見やすい線のスタイル・自分好みの影の向きをまとめて保存しておけば、その設定がそのまま次のモデルに引き継がれます。
さらに、Window > Preferences > Template で、作ったテンプレートを既定に指定しておきます。こうしておくと、以後は新規モデルを作るたびに設定をやり直す必要がなくなり、いつでもミリメートルの整った状態から始められます。設定に費やす時間がゼロになるので、その分をモデリングそのものに使えるようになります。
公式ドキュメントを読み解いた編集部の見解
SketchUpの初期設定でつまずく最大の原因は、設定項目が多いことではなく「どれを最初に触ればいいかがわかりにくい」ことにある、というのが公式ドキュメントを読み解いた編集部の見解です。
公式ヘルプを読むと、テンプレート・単位・投影法・保存の各設定はそれぞれ独立したページで丁寧に説明されています。ただ、初心者にとっては、その中から「建築ならまずどれを、どの順番で触ればいいか」を自分で組み立てるのが難しいのが実情です。設定の存在は知っていても、優先順位がわからないまま描き始めてしまい、あとで手戻りする、というのがよくあるパターンです。
コストや手間の面で見ると、この記事で挙げた4つの設定は、合わせても5分ほどで整います。しかも、最後にカスタムテンプレートとして保存してしまえば、この5分は最初の一度きりで済みます。一方で、設定を飛ばして描き始めると、単位の換算や投影の切り替え忘れで生じる細かなストレスが、作業のたびに積み重なっていきます。最初にまとめて整えておくほうが、長い目で見ればずっと楽です。
注意しておきたいのは、テンプレート名や設定画面の表示は、SketchUpのバージョンや表示言語によって少しずつ変わる点です。名称が記事と完全に一致しなくても、「ミリメートル」「Decimal」「Parallel Projection」といったキーワードを手がかりにすれば、迷わず目的の設定にたどり着けます。まずはこの記事の4点を一度自分の手で触ってみて、しっくりくる状態を作っておくのがおすすめです。
初期設定を整えた先に広がる作業
初期設定を整えた先には、寸法どおりに正確なモデルを、迷いなく作り続けられる作業環境が広がります。ここが整っているかどうかで、その後の学習の進み方が変わってきます。
初期設定を飛ばした人は、モデリングを覚える途中で「なぜか寸法が合わない」「確認しようとすると歪んで見える」といった、本質とは関係ないところでつまずき続けます。作業のたびに単位を直したり投影を切り替えたりと、余計な操作に気を取られてしまいます。一方、最初に設定を整えてカスタムテンプレート化した人は、SketchUpを起動した瞬間からミリメートルの整った状態で描き出せます。覚えるべきモデリング操作そのものに集中できるので、上達の速さが違ってきます。
設定という土台が整えば、次は実際に手を動かす段階です。壁や屋根、建具を描いて一棟のかたちを作るSketchUpの建築モデリング入門に進めば、ここで整えたミリメートル環境がそのまま活きてきます。単位が合っているからこそ、図面どおりの寸法で迷わずモデリングを進められます。設定を整えるひと手間が、そのあとの学習をずっとスムーズにしてくれるはずです。
まとめ
SketchUpの初期設定は、建築・内装なら「ミリメートル系テンプレートを選ぶ→単位をミリメートルにする→投影法は目的で切り替える→保存と自動保存を確認する」の順で整えるのが最短です。どれもインストール直後に一度触っておけば十分な設定です。
投影法だけは「既定を決めるもの」ではなく、モデリング中は透視、正確な確認やCAD書き出しは平行、外観の見せ場は2点透視、と目的に応じて切り替えるものだと覚えておいてください。そして、整えた設定はカスタムテンプレートとして保存し、既定に指定しておけば、次回からは開くだけで整った状態から始められます。
設定が済んだら、いよいよ実際に手を動かす段階です。ここで整えたミリメートル環境を土台に、モデリングやカメラ操作へと進んでいきましょう。
建築知識の教科書